江南の塾【ネクサス】勉強のやり方専門塾:小中高生対象の個別+思考型指導のハイブリッド進学塾

【87.8%が偏差値10以上アップ】少人数クラスで「授業を受ける」→「問題を解く」→「間違いを直す」→「わけを説明」

高校の体験入学や学校説明会に4つも5つも行かないで

2023年08月12日 | ニュース・記事
言い忘れたんですが、

中学校の先生にそそのかされて

「高校の体験入学や学校説明会はなるべくたくさん行った方がいい」

って言葉にだまされないでください。

特に夏休みに集中する高校の体験入学や学校説明会に、

4校も、5校も行っている暇があったら、勉強した方が得ですよ。

中学校の先生は、自校から高校の体験入学に多くの生徒を送り込むといい顔ができるから言ってるだけで、深い意味はありません。

1校行くだけで半日仕事ですから、それを4校も5校も行ったら夏休みが数日潰れてしまいます。

たくさん行ったから受かるわけじゃありませんよ。

本命校と滑り止め校+気になる高校1校のせいぜい3校くらいにしておきましょう。


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小数点を「.」じゃなく読点「、」と書けといい加減なことを教える学校

2023年08月05日 | ニュース・記事
とりあえず画像をどうぞ。

小数点を「.」ではなく「、」と書きましょう(書かないと×)と指導している学校があって愕然としています。



「小数」の正しい表記はどれ?
ア 3、14
イ 3,14
ウ 3.14
エ 3.14

どこまで学校がダメになるのか、もはやギャグの世界となりつつあります。

確かに急いで書くと、小数点「.」が「、」となってしまいます。

しかし、だからといって「.」(小数点)を「、」(読点)と書けって、正気の沙汰とは思えない。

「.」を「、」と書いたらバツにするとか、そこまで徹底しろとは言いませんが、まずは「、」ではなく「.」と書くように指導するのが普通ですよね?

小数点は「.」を使いましょう。

ただし、「、」と書いてある場合、厳しい先生はバツにするだろうし、大目に見てくれる先生は丸にしてくれる。

ただそれだけの話なので、まあ、正直どっちでもいいかなと思います。

(国際的には、小数点を「.」ではなく「,」と表記するところもあるとかないとか)

だから、少なくともテストでは「.」と書きましょうと指導するのが普通だと思います。

ところが、「、」(読点)で書けって、何を根拠にそんな指導をしているんでしょうか?

恐らく、論理的な思考ができない人がやっているんでしょう。

数学で学ぶ論理命題の「逆」とか「否定」が必ず正しいと思っているんでしょうね。


小数点は「.」であって「、」ではない


そもそも論として、日本語の正しい表記は、「、。」書きです。

ところが、戦後に大きな転機を迎えます。

欧米に習い、横書きが増えたことです。

ご存じのように、英語では句読点ではなくコンマピリオド「,.」書きをします。

それに習ってか、戦後、公文書を中心に教科書や研究論文、専門書などでは、多くが「,.」書きで書かれてきました。

(コンマピリオド書きってところがミソです)

しかし、最近になって「,.」(コンマピリオド書き)が、「,。」(コンマ句点書き)へと変わっています。

さすがに、日本語の句点(。)をピリオド(.)で書くことに違和感があったんでしょう。

とはいえ、名残として今でも公文書を中心に、横書きの書類・書籍は「,。」(コンマ句点書き)が通例となっています。

試しに、国語以外の教科書を見てみましょう。

「,。」(コンマ句点書き)になっているはずです。

っで、肝心の小数点は「、」(読点)なのかと言われれば、算数でも数学でも「.」と点で書かれています。

そう、小数点は「.」であって「、」ではないのです。

ただ、学校の先生向けの指導マニュアルみたいなもの(=アンチョコ本)には、便宜上「、」としてもよいみたいなことが書かれているんですよね。

これ、あくまでも便宜上の話であって、小数点「.」を「、」と書きなさいって意味じゃないんです。

もう、そんなことすらわからない人が教壇に立っているのかと思うと、、、。

小論文で、9.11(アメリカ同時多発テロ)や3.11(東日本大震災)を、9、11とか3、11って書いたらもうわけわからないですよね。

これ、「令」などの漢字の字形でバツにされるのと同じで、教科書の表記だけが正しいと誤解を与える指導で、もっとも駄目な指導ですね。

「、。」と書くべき小論文や志望理由書で、「,。」と書いてバツにされたら、先生、責任取ってくれるんですか?


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定期テストも宿題も廃止して改革を行った「麹町中」が以前の状態に逆戻り?

2023年08月05日 | ニュース・記事
定期テストも宿題も廃止して一躍脚光を浴びた、東京都千代田区麹町中が、一連の改革を白紙に戻す異例の事態に。

「定期試験なし」の千代田区・麴町中、改革転換を検討 保護者に波紋

まあ、正直、遅かれ早かれこうなるだろうとは思っていました。

理由はいろいろありますが、まずは記事の内容を(一部略)。

同校は、公立校教員などを経て2014年に就任した工藤勇一校長(現・横浜創英中学・高校校長)が「子どもの自主性を伸ばす」などとして、改革を実行。宿題や定期試験、固定した学級担任制などを廃止し、制服(標準服)や体操着も「着用自由」で一部私服も導入した。

だが、複数の関係者によると、同校は今年7月にあった区内の小学5、6年生と保護者向けの学校説明会で、「まだ決定ではない」としつつ、定期試験の実施、学級担任制の導入、指定の制服・体操着の着用などを進める方向で検討していることを明らかにした。

麴町中には、近年の改革に魅力を感じて子どもを通学させようと、区外から転居する家庭も少なくないという。

説明会の出席者によると、方針転換の理由は、生徒の学力向上や生活指導強化の必要性、地域からの要望など。「来春の新入生から適用」という説明もあったという。


--引用ここまで--

■麹町中の一連の改革の問題点
・定期テストを廃止して単元テストだけにすると学力は落ちる
・公立校なので異動で数年~十年もしたらほぼすべての教員が入れ替わる
・宿題廃止は、やる子とやらない子の格差を広げるだけ
・固定担任制の廃止は、責任の分散につながり、個々の教員が多忙化すると機能しなくなる
・制服等の自由化は学校の“治安”がよい時は上手く作用するが、一度、空回りし出すと負のスパイラルに

そもそも、一番の問題点は校長を主導としたトップダウンの改革は、その人がいなくなったら効き目がなくなることが多いのです。

工藤校長が公立学校の教員を辞め、私学の教員になったあたりでこのような結果は目に見えてました。

案の定というか、2021年に週刊ポストがこんな記事をあげています。

千代田区の名門公立中学校で通知表に「1」を連発した新校長の主張

「髪型も服装も自由」「宿題なし」「中間・期末テスト廃止」──こんな改革を行なう公立中学がある。都内の千代田区立麹町中学校だ。先進的な教育を行なう同校に、ある異変が起きている。

「これまでの通知表は『3』や『4』が並んでいたのに、校長が変わると『1』ばかりに……」

「ずっと『5』を取っていた科目が『2』になったので驚きました」

そう困惑するのは、3月まで麹町中に子供を通わせていた保護者たちだ。

永田町や霞が関に近い麹町中は古くから名門として知られ、麹町中から都立屈指の進学校・日比谷高校へと進むのが“エリートコース”とされていた。OBには岸田文雄・元外相やアナウンサーの露木茂氏などがいる。

そんな麹町中に革命をもたらしたのが、2014年に赴任した工藤勇一・前校長だ。

それまで都や区の教育委員会の職員だった工藤前校長は、赴任するや担任制度や宿題、定期テストを廃止。生徒の自主性を重んじる改革を断行し、一躍“教育界の風雲児”に。4冊の著書を出版したほか「教育再生実行会議」の有識者メンバーにも名を連ねている。

中でも注目されたのが、「単元テスト」の導入だ。

麹町中では宿題や定期テストの代わりに、授業の進捗ごとに単元テストと呼ばれる小テストを受ける。点数が低ければ、納得のいく点数に到達するまで何度でも再テストを受けることができる。

この方式は、「通知表の評価が上がりやすい」とある教育関係者が言う。

「ほかの公立中学は一発勝負の中間・期末テストの成績で判断されますが、麹町中は繰り返し再テストを受けて好成績を収めれば高評価が得やすい。

都の教育委員会は毎年、各公立中学の成績割合を公開しており、2019年の麹町中は生徒の45%が数学で『5』を、英語を除く他教科でも生徒の50%超が『4』以上を取っていた。工藤氏は雑誌のインタビューなどでも『生徒全員に5を付けて何が悪いのか』と公言しており、わざわざ住民票を学区内に移す“越境入学者”も絶えなかった」(同前)

だが、冒頭の保護者のひとりは、「昨年3月に工藤先生が退任してから学校の印象は一変した」と話す。

--引用ここまで--

この問題の根深いところは、高校入試との整合性のなさです。

がんばって高評価をあげたいという先生の気持ちもわからなくはないですが、

・数学で『5』がついた子は45%
・他教科でも『4』以上を取っていた子が5割


つまり、入試で重要な位置を占める「内申」にバブルを引き起こしたのは問題です。

そりゃ不公平だろうってことになりますよね。

さらに、こうやって内申バブルで自分の実力以上の内申点をもらった子が、背伸びして自分の実力以上の進学校を受験して合格してしまったら、高校に入ってからついていけなくて大変になるのは目に見えています。

つまり、長い目で見れば、全然子どものためにならない。

成績につけ方についての理想は理想であって、現実は現実なんです。

私は、大学入試センター試験の数学が197/200点でしたが、中学校で数学で「5」の評定なんてなかなかとれませんでした。

がんばったら良い評価をあげるのと、甘ったれた評価をあげるのとは、別問題です。

そして、他にも問題なのは、恐らく「宿題廃止」の影響でしょう。

自主学習というと聞こえは良いですが、中学生がすべて自分で勉強の内容ややり方を管理して進められると思いますか?

そんなの成績上位5%の子だけですよ。

それだって、親のサポートがあってこそ。

ちょうどそれを裏づけるような本が(笑)。

■國立拓治著 指導歴25年超&“生の声”で実証! [中学生]成績トップの子の親がしていること


我らが國立先生の最新作です。

結局、塾に通っていない子の学力ががた落ちになったんだと思います。

似たような話、最近、どこかで耳にしましたよね?

そう、宿題を廃止した布袋中学校がその典型例でしょう。

実際、学力はがた落ち、宿題も廃止したはずなのに、今ではサイレント修正されて、ちゃーんと宿題らしきものを出されています。

もう、学校教育自体が塾なしでは成り立たなくなっているほど、教育力・指導力が低下していることの現れなのではないでしょうか。


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なぜ共通テスト対策で消去法と本文中の重要なところに線を引かない?

2023年08月03日 | 勉強のやり方
大学受験対策も進学校に任せておけば安心







って思ったら大まちがいですよ。

国語で消去法は常識ですが、英語でも消去法は常識です(もちろん消去法で解けない問題もあるが)。

そして、

・本文の重要なところに線を引く/丸で囲む
・設問と選択肢のキーワードに線を引く/丸で囲む
・(ついでに言えば、数学などで)数値を丸で囲む


のも常識です。

ところが、どうもこのやり方を教えてもらってない高校生が少なくない。

今日、見た子は本文も選択肢もほぼまっさら

国公立大を目指すのに、線一つ引いてない。

これは数学で言えば、全て暗算で解いているようなもの

そりゃミスりますよね?

本文や設問の重要なところに線を引いたり丸で囲ったりするのは、本文から目を離して設問や選択肢を見ている(目を切る)間に、本文のどこに重要な情報が書かれているかを見失ってしまうのを防ぐためです。

「本文のどこに書かれていたっけなー」

って探している間にも、数秒~十数秒が経ってしまいます。

これを試験中にやってたら、トータルで何分「ロス」すると思いますか?

恐らく、数分~下手をすると10分以上ロスしてます。

ただでさえ時間が足りない共通テストで、こんな無駄なことをやっていたら時間が足りなくなるのは当たり前ですよね。

しかも、読解ミスやケアレスミスにもつながる。

時間的なロスを防ぐ意味でも、下線/丸囲みのテクニックは必須です。

そして、消去法が必須な理由は、その方が正答率が上がるからです。

確かに、消去法だけでは解けない問題もありますが、しかし、4択を3択、3択を2択と減らしていくことで、正答にたどり着く確率はぐーんとあがります。

英語でも、消去法は最低限、取り入れるべきテクニックなのです。

ここで少しやり方を紹介しましょう。

2023年の共通テストの英語、第1問ですが、まずは問1の設問を読みます。



after readingとあるので、このパンフレットを読んだ後、何をすべきかということを問われていることがわかります。

そこで、まず、選択肢の1を見るとComplete and hand in the bottom partとあります。

本文中にbottomなんて単語は出てきてませんから、なんとなく違うのではと思った人もいるかもしれません。

語彙力がないと

「これが正解かどうか」

が、よくわからないので、他の選択肢を検討して、結果、ドツボにはまります。

たとえば、4.に「名前を書く」とあるのでこの部分だけを読むと、なんとなく正解に思えます。

しかし、後半部分のexplain your choice(=選択した理由について説明する)は本文に書かれていないので、これは正解ではありません。

選択肢を最後まで読まず、消去法を徹底してない人の中で、4.と答えた人が少なくなかったはずです。

ここで、もう一度、1.を読んでみると「一番下の部分(の空欄)を埋めて(完成させて)提出」という意味なので、これが正解だとわかるはずです。

(本文の一番下を見ると、提出用のキリトリ部分があることがわかります)



本文中ではfill in the form below(すぐ下)とあるのに、選択肢ではbottom(一番下)と言いかえていますが、「本文中」か「設問」か基準となる場所が異なるので、言い方が変わるのは当たり前です。

これも、ちゃんと本文に書かれているところ(重要なところ)を見つけて、下線なり印なりをつけていた人は戸惑わなかったはずです。


次に問2ですが、bothとあるので、両方の劇場に共通している公演を選べばよいことがわかります。

まず、1.どちらも飲み物が買えないかどうかは、グランドシアターは軽食が買えるとあるので不適です。

同じように2.のTシャツがもらえるかどうかは、パレスシアターは「無料」でもらえるけれど、グランドシアターはsold(=売っている)と書かれてあるので不適です。

3.は、公演は同じ時間に終わるかですが、計算すればわかります(グランドシアターの15分休憩を勝手に引かないように)。

4.は、1~3までを確実に消せれば正解とわかりますが、念のため本文で確認すると、

actors available to talk

opportunity to greet the cast

とあることからも正解だとわかります。

軽食をlight refreshmentsと書いたり、performerをactorやcastと言いかえたりしているあたりが「いやらしい」ですが、選択肢も本文も「正確に読む」ということをしていれば、ひっかからないはずです。

このように、消去法と下線/囲みを利用することで、的確、かつ素早く正解にたどりつける可能性が上がるわけですから、これをやらない手はないわけです。

ところが、このような解き方を多くの高校で指導していない!

授業と受験指導はちがうと言われればそれまでですが、夏期講習をやっているこの時期ですら、教えてない高校があるのは非情に残念です。

受験生の根性や地頭に頼るようでは、これは受験指導とは言えません。

夏休み中は、時間を気にせずに、まずは

・本文や設問の重要な部分に下線や印をつける
・正確に消去法ができる

を徹底してやりましょう。

できれば、夏休み後半、遅くとも秋からは「時間制限」を設けて、素早く消去法ができるように練習すると良いでしょう。


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愛知が全国学力テストで2位!?管理教育の聖地が本気出してきた

2023年08月01日 | ニュース・記事
全国学力テストの結果が発表されました

都道府県別では、愛知の小学生は国語も算数も平均以下なのに、中学生は数学が3位、英語が2位

小学校はよくないのに、中学校がよいのは、もうこれは高校受験の影響でしょう



それも、名古屋市も同じように連動していることからもわかります

これまでも、愛知は小学校はふるわず、中学校は上位の結果を出してきましたが、

こぞってベスト3入りは初でしょう

上位の成績を残している秋田、福井、石川が

実は宿題大国だったことも影響していて、

各自治体が全国学力テストの順位を上げるために本気を出してきたと言えます

ただ、中でも気になるのが次の表です

「学習指導において、生徒一人一人に応じて、学習課題や活動を工夫しましたか」について「よくあてはまる」と答えた割合です



全般的にそれほど高くないですが、愛知も名古屋も2割以下しかなく、たぶん全国で最下位レベルです

これは一律に大量の宿題を出していることを裏づけていると思われます

学力上位の福井や石川であっても4割弱なので、全国的にも一律に課題を出すことを良しとする学校文化が、依然として根強いことを表しています


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