サブカルチャーマシンガン

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Theピーズ「2017新春シリーズ」@千葉LOOK 17.1.8

2017-01-10 | LIVE
                                   
                                   2017年ライブ始めです!









今年は、ピーズの年でしょう。
高校生の鬱屈していた時期にひたすら「とどめをハデにくれ」を聴いていた俺としては、
武道館と聴いて全力でプッシュせざるを得ない、、、と思うと同時に、
ある意味ピーズが一番“似合う”であろう千葉ルックでその前に絶対観ておきたかったんです。

ピーズは、小ハコでもやるけど、チケットが取りづらくて
秋の横浜クラブリザード公演も折角休日開催だったのに売り切れで行けなかったんです
そういう意味では、ああいう巨大なハコでやる意義も大きいんじゃないかと思う
流石に武道館となるとソールドするかどうかは分かりませんが、
ただ普段の動員力が結構凄いんで、
面白い事になるかも分かりませんね
この日のチケットも早々と売り切れてしまって未だ衰えぬピーズの人気を実感しました。では以下。










この日は生憎の雨、しかも風も強い・・・けど、
近場だったんで「まあ、いいか。。」と(笑
新年一発目が千葉ルックとは幸先いいね!って感じで意気揚々と臨んだこの日のライブ、
まさに「バンドからのお年玉」の如く名曲大放出で、ここまでやっちゃって満足しちゃわないかな・・・と心配になるような笑
出し惜しみのない一夜に仕上がっていました。

この日演奏した曲は、コレクターズの「世界を止めて」のショートカバー(本当は「サイナラ」に食い込ませる予定だったらしい)、
あと「こんにちわ赤ちゃん」のカバーを含めるとなんと全39曲というにわかに信じ難い曲数でした
39曲・・・新年一発目、確かに目出度いステージではありましたが、それでも40曲近い曲数ですからねえ
なんかどのアルバムからも最低一曲は演ってた気はしますけど・・・
それほどまでの物凄い大判振る舞いでした。


はるさんが成田小学校の校歌から歌い始めて、その後「ドロ舟」でライブはスタート、
そのままアゲてくかと思いきや「ノロマが走って行く」といきなり沁みる流れで早くもグッと来る
そうやって緩急を付けつつ「とどめをハデにくれ」等キラーチューンてんこもりでアッパーに年明けのライブをこなしていくピーズ、
「デブジャージ」をあびさん(我孫子さん)が冒頭歌ったり、
しみじみと「絵描き」を響かせたりとライブ巧者らしい鉄板の流れが続く
しかし、勢いたっぷり若手らしい雰囲気も感じさせた「3度目のキネマ」と最近の曲でも余裕で沸かせるあたりが「現役バンド」の底力を感じさせてくれた
この曲は序盤の中でも特に格好良く仕上がっていて、武道館でもキーになりそうな一曲だと感じた。

個人的にメロディが大好きな「3連休」をオルタナティブに響かせ、
これまた大大大好きな「サイナラ」で涙線までも震わせる。
先述のように、
本来なら「世界を止めて」と絡ませる予定だったが、ミスがあってそのまんまフルで演奏してました
その後、ほぼ単品で「世界を止めて」のショートカバーを披露。。という有り得ない流れがらしくも笑えました(笑
「すれ違っていけ 死ぬまで」ってフレーズを生で聴けた事が凄く嬉しかった。
この曲、本当に大好きな一曲なので武道館でも是非聴けたらいいなあ。。今から、祈っています。


これまた淡々としたはるさんの歌が素敵だった「君は僕を好きかい」
解放的なムードが会場を一気に心地良くした「赤羽ドリーミン(まだ目は醒めた)」とまだまだ名曲の連発は続く、
要所要所で武道館のネタを挟み込む演出を含めてちょっと嬉しそうなはるさんやあびさんの姿がとても印象的でしたね。
「眠る前に一発」「脱線」と段々ギアが掛って来たところで「体にやさしいパンク」でスーパーモッシュが起こりました
まるでパンクバンドみたいなモッシュピットの様相にやや唖然としつつ、男女関係なく暴れ回る姿がなんだか健康的にも思えた
まるで体にやさしくない、パンクビートに乗せて叫び、お客さんをモッシュさせるバンドの姿はまだまだ「若さ」に満ち溢れていた

その後披露された「実験4号」がまた素晴らしかった!
定番曲であり代表曲の一つでもあるのに、やたらフレッシュな響き方をしていて
音源よりも更にヴィヴィッドに進化した「実験4号」が聴けて本当に嬉しかった
お客さんも相当盛り上がっていて、この2曲が前半のハイライトだった事は疑いようがないだろう。
本当に名曲だと深々と思える、歌にしっかりと芯が込められていたはるさんの相様にもグッと来てました。
改めて「君と最悪の人生を消したい」って凄く重くて凄く良いフレーズだな。って思いました。


アコースティックで聴いた「こんにちわ赤ちゃん」「氷屋マイド」「温霧島」もそれぞれどれも良かった
はるさん曰くアコースティックだと盛り下がる。もう止めよう。みたいな事も話してましたけど、
あれはあれで渋みがよく出てて雰囲気も相当心地良かったからまたやって欲しいですね
 そこからブチ上げるように真逆の「肉のうた」「バカになったのに」と初期の名曲を連発する流れがまた最高だった!
かと思えば、あびさんがギターソロでうねりを効かせた「トロピカル」の浮遊感とスパイシーさが融合した音像を繰り出したり一辺倒ではない構成もまた光る
投げやりのような歌詞と激しい演奏が感情を揺さぶる「オナニー禁止令」とそこからまた一転してエモーショナルな方向性を魅せたり、
かと思えばスローな「異国の扉」をじっくり聴かせたりと曲数は多いが決して飽きさせない流れに仕上がってたのが見事だった。

そう・・・今回のライブは曲数が物凄く多いライブだったんですが、
不思議と聴いてても飽きが来ずにボルテージがどんどん上がって行く類のライブだったなあ。って思うんです
曲名とは裏腹に、がなるような声で滾らせて歌われたボーカルが印象的だった「オナニー禁止令」は特に印象に残った
これまたモッシュナンバーでもある「焼きめし」、
そこからの「どこへも帰らない」「真空管」「生きのばし」の流れがこれまた凄かった
どこへも帰らない、でバンドの迫力を魅せつけ、真空管ではあびさんの強烈なギターソロでアグレッシヴさをアピール、
更に生きのばしのフィナーレ感、長丁場のライブの本編END楽曲としては最適でしょ!ってハマりの良さにも感動
はるさんの「精々 生き延びてくれ」の絶唱が聴けた時点で「ああ・・・いい正月だったな。」って思える様な、構成の面も含めて素晴らしいライブでした
どこを切ってもおいしいビートが飛んでくる、そんな凄まじいバンド、Theピーズの真骨頂発揮!な一夜に仕上がってて感動。
ありがとうございました。



ただ、アンコールで10曲も演奏したんですよねー
ある意味ピーズらしいっちゃあピーズらしいですが・・・
疲れなどまったく見せず久々だという「バカのしびれ」をサラッと聴かせた後、
グッドメロディが響き渡った(歌も良かった)「キャロ」、熟練のテイストが光る「日が暮れても彼女と歩いてた」と感傷に突き刺さる流れがこれまた堪らない
「しげき的な日々」「まったく楽しいぜGO GO」と純度の高いロックンロールの連発に聴いてるこっちのテンションもガンガン上がって行く
最後は「脳ミソ」で最高にブチ上がって、結果的には横綱相撲的な印象できっちり満足させて終了、
新年早々ここまで良いライブして大丈夫?って思ってしまったくらい全力を振り絞っていた公演でした・・・

と、思ったらダブルアンコールを間髪入れずに敢行、
あびさんその前に客席に何度もダイブかまして天井に足付けたり客に混じってギターガンガン弾いてたり(!)、
やりたい放題かつ信じられないくらいに観客をアゲ切って終わったのにまだまだやるかー!という感動がありました

しかも、これがまた蛇足になってなかったのがイイんですよね
具体的にダブルアンコ1発目の「何様ランド」がそれまでになかったピリピリした雰囲気をもって響かせていて
そのはるさんの怒濤の歌声に気が付けば固唾を飲んで聴き入ってしまってたのが印象的
あんだけ「これ以上はない。」ってくらい盛り上がったのに、
それとはまた違った類のカタルシスを用意してくる手腕が凄かった
オーラス感たっぷりで聴かせた「グライダー」もリリース時よりも今のピーズに似合ってるテーマの曲だと思えて感動、
そのまんましみじみ終わるか、、、と思いきや「Yeah」「Telしてこい」とむしろ最後までアッパーな調子で本当の本当に終了、
自棄的であり哀愁的でありロックンロールであり愛にも溢れている(と、思う)ピーズの音楽が最大限に響いた夜でした
シンイチロウさんの小気味良いドラミング、はるさんの躍動感あるベースと沁みる歌、あびさんの若手にも負けない勢いのあるギターと佇まい・・・と
武道館に対する期待も更に高まったし、単体でも想いの籠った良い夜だったと思います。
改めて、Theピーズって最高のバンドだな。って感じました。凄かった!











1.ドロ舟
2.ノロマが走って行く
3.底なし
4.とどめをハデにくれ
5.ブラボー
6.デブジャージ
7.絵描き
8.3度目のキネマ
9.3連休
10.サイナラ
11.世界を止めて(short)
12.君は僕を好きかい
13.赤羽ドリーミン(まだ目は醒めた)
14.眠る前に一発
15.脱線
16.体にやさしいパンク
17.実験4号
18.こんにちは赤ちゃん
19.氷屋マイド
20.温霧島
21.肉のうた
22.バカになったのに
23.トロピカル
24.オナニー禁止令
25.異国の扉
26.焼きめし
27.どこへも帰らない
28.真空管
29.生きのばし

30.バカのしびれ
31.キャロ
32.日が暮れても彼女と歩いてた
33.しげき的な日々
34.まったく楽しいぜGO GO
35.脳ミソ

36.何様ランド
37.グライダー
38.Yeah
39.Telしてこい










ところで、武道館では「シニタイヤツハシネ」を演奏するんでしょうか
もし演ったら号泣しちゃいそうですが・・・笑
武道館までの日々が、物凄く楽しみです!!




当ブログはTheピーズの武道館公演を全力で応援します!!
またレポ以外でも記事書きたい。





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