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大切なもの。/ノケモノたちの夜 第74夜「はみ出しものの矜持」

2021-03-31 | ノケモノたちの夜









無駄なものなど一つもない・・・か。
確かに、
自分も(かなり)未練がましい性格なんで、昔の友達の事など、
未だに「会いたいな。」とか思い出にしがみついてたりするんですけど。
ただ、
思いを繋ぐ・・・って意味合いでは、
そこでなあなあになってしまった“悔い”が自分を突き動かしてるような、そんな気はします
それに、
記憶の中で、
嬉しかったこと
楽しかったこと
報われたこと
支えられたと感じたこと・・・っていうのは、
未だに自分が生きる上での糧になってたりもするんで。
そう考えると、
マルバスの言ってる事もよく理解出来る・・・気がする
言ってる事がやたら人間的なのも、元人間って事で説得力を孕んでる気もするし・・・笑
ま、その辺シトリは子供の考え方で、マルバスは大人の考え方なのかもしれない
でも、「大人の考え方」っていうのも案外刺激的でいいもんですよ(笑
シトリの圧倒的な孤独感は理解出来るトコロもあるし、
理解出来るって言っちゃいけないトコロもある
だって、
俺、
人間だし。







ただ、
シトリのこの考えは、
正直共感出来る部分もあるかな笑
昔から日本人っていうのは
謙遜する事
お前だけが辛いんじゃない~と思う事
この2つが絶対的なマナーとして存在してるじゃないですか
でも、
前者は押し付けだし、
後者は相対的な考えでしかないと思うんですよね
自分よりもよっぽど辛い人が居る~という事実で頑張らなきゃ!って思考にはなりにくい
何故なら(幸不幸の度合いを)相対的に見るのは他人だけで自分自身が自分自身の事を相対的に見る事はほぼないので。
そう思うと、
シトリの自分自身の満たされなさに浸り嘆く思想、
というかこのセリフっていうのはある意味正しいとも思っちゃうんですよね
自分で自分のことを「可哀想」って思っても良いと思う。
そういう意味だと沁みるセリフでもあるし、実際可哀想なヤツなのかな。とも思う
だからこそまた深い眠りについて自身を甘やかすんでしょうけど、
それはそれで「良い逃げ」だとも感じます
まあ、
シトリには延々と逃げても許されるだけの「時間」があるんで笑
また夢から醒めた時に見る世界で彼の成長・・・というか一歩が踏み出せればいいな、とか。








ところで、兄さん呼びはちょっとグッと来ました
冒頭でシトリは「絆」って言葉を否定してたけど、
この呼び方と最後の選択、そして情報の提供に確かに「絆」があったんじゃないでしょうか。
という、持論。
ラストページのセリフも、
悪態めいた言葉とは裏腹に、本心では全く逆の事を思ってるんじゃないか、
本当は信じてみたいんじゃないか?
なんて感じたりもしました。
そして、そんな“元家族”たちがこれからどういう道のりを歩むかも楽しみです♬

今はお互い悪魔同士だけど、元々は家族、出来れば仲良くして欲しいなあ・・・ダメですか?笑




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