サブカルチャーマシンガン

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フレデリック「FREDERHYTHM TOUR 2022-2023」@NHKホール 23.3.29

2023-05-03 | LIVE












3月末にフレデリックのライブに行って来た。









今年出したミニアルバムを引っ提げて・・・いや、
ツアーの途中に出たのでそれまでは未知の新曲を披露するツアーだったっぽい。
ただ、
自分が参ったのはツアーファイナルだったので、
実質的にレコ発のようなものでした。

で、
NHKホール。
自分この会場が昔から大好きなので、
正直久方ぶりにここに来れて嬉しかった思い出がありますね(ニッコリ)。
具体的には音響が好みなのと、ここで観たライブはどれも素晴らしかったのと・・・
それと、
昔からNHK-FMにはお世話になってるし甲子園もよく観てるので、
NHKの名を関する場所で観れた~のもありましたね。
ホールのデザインも格好良くて、、、、、
兎角お気に入りのハコですね。

そう、
甲子園と言えば、
忘れもしないこの日は甲子園で千葉県代表の専大松戸が敗退して
ぶっちゃけかなりムシャクシャしてたんですよね...
なので、
実直にそんな気分をぶっ飛ばして欲しい!みたいなモードで臨んだ公演でした。
では、以下。














一曲目は「MYSTERY JOURNEY」で始まった。
堂々と鳴り響く90'S風味のギターリフに早速気持ち良さを感じ高揚する。
この曲のリフはちょっとTRICERATOPSっぽさも感じて余計に好きなんですよね。
そして、
やっぱりNHKホールの鳴りは良いな!とかつての記憶が正しかった事も再確認出来ました。
なんか一曲目からえらい恍惚的で満足度高かった気がします。
 そこから、
4人が集まって塊の様に鳴らす佇まいも格好良かった「KITAKU BEATS」、
性急なビートと刹那的なフレーズにこちらのテンションもより高まっていく。
昨年発表した新しい代表曲「ジャンキー」は、
ロックバンドらしく、
音源よりも(良い意味で)乱暴に唄っていたのが印象的でそれが非常に痛快でした。
承認欲求なんちゃらに縛られるのも結構だけど、それにコントロールはされたくないな。とも思う。
そんな感情を改めて想起させてくれた不敵な歌唱に胸が熱くもなりました。

シンガロングも巻き起こった「飄々とエモーション」、
そして、
憎しみと未練も感じさせる歌謡曲の要素も含む「名悪役」と近年の代表曲を惜しみなく注いでいく。
エキゾチックな「TOGENKYO」、
スパークルポップな「蜃気楼」と、
エモーショナルかつエキサイティングな歌と演奏を情熱的に届けて序盤は終了!
ある意味(振り返ると)「蜃気楼」が序盤のハイライトだったんだなあ。って感じますね。


低音のビートが心地良かった「midnight creative drive」、この曲はリズム隊の存在が光っていて、
ただアッパーな楽曲で踊らせるだけではないマニアックな魅力に満ちていて大変素晴らしかったですね。
加えて、
その流れに沿うように投入された「ナイトステップ」がこれまた親和性が高くて、
この曲もベースの音が最も際立ってるように感じられたんですけど、
まるでレイヴパーティに参加してるような雰囲気で、
率直に
「フレデリックってこういう事も出来るんだ!」的な・・・そういう良さも感じて最高の時間でした。
兎に角、この2曲は低音!低音!って感じでギターが引き立て役に徹してたのも面白かった。
この時の感動はいつも行ってる轟音のライブとはまた違うものがありましたね。
すげぇ格好良かったですよ。

初期のバラッド「峠の幽霊」をしんみりした歌唱で披露、
この物憂げな感じも趣があって素敵でした
そこから、
ビジョンで映像も流していた深淵なるバラッド「FEB」、
この曲はこの日最もディープで哀愁漂う仕上がりでその退廃的な雰囲気も聴いてて沁みましたね。
 一転して、
「熱帯夜」を皮切りに再びアッパーゾーンに突入!
この曲は去年聴いた時よりもサビの歌唱が脂が乗っててとっても良い気分で聴けました
良い意味で吐き捨てるように歌われてる「けったいな熱帯夜」というフレーズがスカッとする感じでした。
いつも通りダジャレみたいな歌詞なんだけど、どこか意味ありげなのが実にステキだと思う。
そして、
新譜の中でも特に大好きな「銀河の果てに連れてって!」は想像以上にトリップ感があって、
聴きながらヘドバンしたり本当に音で別の空間に行けてる印象でスゴかった
歌詞も反骨精神が滲んでいて、
それも加味してちょっとイッてるような気分で聴けて実にサイコーな瞬間でした...!!


いよいよライブもクライマックスへ。
去年代々木で聴いて❝本気で凄い曲だ。❞と感じた「YONA YONA DANCE」、
この日はこの曲でミラーボールも回り出してまるでディスコに居る様な感覚で聴けました
そしてそれが溶けるくらいに気持ち良かった。。
管理人はバブルは体験してませんけど、この曲で踊ってるとそういう気分に浸れるんですよね(笑
フレデリック流のひねくれポップ「スキライズム」も投下し、
そして、
想像以上に盛り上がった印象の「虜」と盤石のライブ巧者っぷりを披露して本編は終了。
この日は声出し解禁という事もあり周りのノリの良いお客さんと一緒にいっぱい声出し出来て楽しかった!
最後は三原兄のシャウトも飛び出し白熱のホール公演は終了。
ありがとうございました!!!!












MYSTERY JOURNEY
KITAKU BEATS
ジャンキー
飄々とエモーション
名悪役
TOGENKYO
蜃気楼
midnight creative drive
ナイトステップ
峠の幽霊
FEB
熱帯夜
銀河の果てに連れてって!
YONA YONA DANCE
スキライズム


オドループ
スパークルダンサー



フジファブリックからお花。







アンコールでは、
代名詞とも言える「オドループ」を披露
この曲はライブで聴くとより(良い意味で)イキれる感じがするというか、
それでいてとってもリズミカルだし一体感も凄いし伊達にこの曲で世に出ただけはあるな~と
ライブでは定番曲と言って良いのに何度聴いても超絶気持ち良いのも流石だと思う。
 ただ、
この日一番アガったのは最新のアンセム「スパークルダンサー」だった。
なんて書けば良いんだろう。
トリップ感もあったし、
ダンスチューンではあるんだけど、
まるでパンクバンドみたいに前のめりでガンガン行くぞ!みたいなニュアンスの楽曲で、、、
実際に生で大勢の観衆と共に聴いた~というのも加味されているんでしょうが、
聴いてて素直に感化されたというか、勇ましい気持ちになりました。
聴き手の背中をドンと押してくれる感じの曲でもあり、
最後に披露するにも相応しかったと思う。

自分はいつでも元気!という人間では無いんですが、でも、踏み出したいタイミングで、
きっとこの日のこの曲の事を思い出したりもするんだろうな。とも感じましたね
強気で無い人間が、ストレートに強気な気分になる事が出来た。
それもまた、音楽の魔法の様に思えた終幕でした。
またも最高地点を更新したフレデリック、
その「次」を目撃するのも今から実に楽しみなのです。サイコーにキモチいい夜でした!!



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