サブカルチャーマシンガン

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文字通り失望してる時に聴く曲~DIR EN GREY「CLEVER SLEAZOID」

2016-02-19 | お気に入りの楽曲








先週の土日に寝込むほど落ち込んでたんですけど、
その時に聴いてた一曲を紹介しようと思います。










まず、前提として「上手くは行かない」「思ったほどではない」って現状があって
なんというか・・・「このまま(どんなに頑張ったとしても)報われないんじゃないか」って気持ちになってたんですよね
無気力でダラーっとしてて何もないなら「当然だよね。」って思えるけど
そうじゃないと、、、色々クるものもあるじゃないですか笑
まあ、ふと空しくなったり、
文字通り「望み」を「失った」気持ちになったり
挙句の果てにそんな気持ちが悔しさと憎悪の気持ちに変わったり・・・
何か知らなきゃ良かったって事もやたら多くて、(自分の価値観から見て)違和感を拭えない事も多々あったりもする訳です
そういう時に力になってくれた楽曲の一つがこの曲でした。


この曲はシングルでもあるんですが、
個人的にはアルバムバージョンのが好きで
いつも聴くのもアルバムバージョンの方ですね
最初から最後まで猿が喚き続けているようなやかましさ、
更に歌詞の内容もすこぶる攻撃的で直情的な激昂をどストレートに放出しているナンバーに仕上がってます
その獰猛な感じ、キッズ魂をくすぐる凄まじい勢いも大好きなんですが
意外とサビはキャッチーだったりもする塩梅もまた好みで
繰り返し聴ける奥深さも内包している楽曲かと

で、そんな「CLEVER SLEAZOID」のどこにそこまで救われたかと言うと
大サビで「YOU CAN'T SAVE YOURSELF」って歌詞があるんですよね
直訳すれば「お前は自分を救えない」って内容になるんですけど
その、救いも何も無い感じ・・・
ただただ失望してる感じが凄く良かったというか
個人的には落ち込んでる時、最低の気分の時はとにかくダークで沈んでいくような曲を進んで聴きたくなるんですよ
悲しい気分の時には、悲しい曲を聴かないと気が済まないというか・・・。

絶対的な絶望と、
もう二度と報われなさそう、という失望
それに準ずる嘆き/戸惑い/行き場をなくした憤り(のようなもの)を表現している一曲、としては
中々これに勝るインパクトはないんじゃないか、ってくらい秀逸で、ある種極めちゃってるような楽曲ですね
正直「歌」としての体裁を保ってる部分が全体の3割くらいしかないんですけど(笑
それでも、聴いてて気分がスカッとする曲であると同時に
胸の内で燻っている想いをきれいになぞってくれる曲でもあるので自分は大好きです
こんなにも・・・
こんなにも「届かない」そして「遠い」のか、と
そんなモヤモヤとした気持ちを抱えてる方には響くんじゃないじゃないでしょうか

他にも「考えろバカ野郎」とか「自殺しろ」とか「お前の親を犯してやる」だとか物騒極まりないフレーズが並んでるのも素晴らしい楽曲ですが(笑
基本的に「お前が大嫌いだ」とか「嘘つき野郎め」だとか、「誰がお前の事を信じるかよクソ」みたいな、
端的に書けば疑心暗鬼になった時に聴くのに適している楽曲かと思います
或いは無性に無性に寂しくて堪らなくて破裂しそうな時にどうぞ。









声も出ないくらいに・・・そんな今に一人と気付く

全編英語詞、、、と思わせて不意にこんなツボなフレーズが出て来るのも好みの要因です
このフレーズはアルバムバージョンオンリーなので、それもアルバムバージョンのが好きな理由ですね。
結局どこまで行っても孤独感は拭い切れないけど、だからこそ、「自分」なんだとも思います。




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