サブカルチャーマシンガン

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【アルバムレビュー】QUILT/Rei

2022-05-25 | アルバム感想











1.QUILT
2.CRAZY!CRAZY!
3.BPM
4.CHOTTO CHOTTO
5.Don't Mind Baby
6.Smile!
7.ぎゅ
8.STAY AWAKE
9.TAKE A BREAK
10.月とレター
11.CACTUS





人生はまるでQUILT 
繋ぎ合わす小さな今を
人生はまるでQUILT
一度きりを熱く生きろよ (QUILT)









先月に出たアルバム。
尚、今作で2022年のアルバムレビューは3作目です
上半期も来月で終わるのにたった3枚・・・我ながら情けない限りですが、
ただ、
例えスローペースでも、
取り敢えず「書いて行く」事が重要だし、
その内新しいペースが掴めるかもしれないので。
ま、
俗に言う「何もしないよりはマシ」って感じですかね。

いきなり脱線しました
本作は、
ストレートに格好良いです
Reiさんのアルバムを購入したのはこれが初めてですが、
コラボレーション作品という事で呂布カルマ、東京ゲゲゲイに始まり、
藤原さくら、細野晴臣、山崎まさよし、CHAIに至るまで物凄い濃い面子・・・
というかよくこんなに集められたな!というくらいに豪華なアルバムに仕上がってます。

ただ、
コラボメンバーが豪華だから~というよりは、
そもそもReiさんの作る楽曲自体がどれも最高に格好良くて、
そこに聴き応えのあるよりどりみどりの味付けがなされている、というイメージですね
 Reiさんね、
知ったきっかけは藤原さくらとコラボした「Smile!」で知ったんですけど、
あの曲は牧歌的なポップスに仕上がってて何となく柔らかい歌を歌う人なのかな?と思ってたら、
とんでもない!
本作はヒップホップ、クラブミュージック、ロック、ガーリーポップス、インストナンバー、
親しみやすい童謡のような楽曲、先述の牧歌的なポップス、から王道のJ-POP~まで
音楽的な幅がめちゃくちゃ広いというか、
それでいて、
聴いてて違和感のない作品に仕上がってる妙な統一感含めて素晴らしかったです
ホントこの人どんな曲でも歌えるんだな!っていう。
 そういう意味合いだと、
コラボレーションアルバムと銘打ちながらも、
実はReiさん自身が色々な方と絡んでも(どの曲を聴いても)芯がブレてないので、
必然的にReiさんとは何ぞや?が見えやすいアルバムにもなっているのかも、とも感じました
要するに「どんなジャンルの曲も歌いこなせるスペシャルなシンガー」って事ですね。
本作が初めて購入したアルバムなのにここまで断言しちゃってますが、
でも実際に聴いてると、
ヒップホップもロックもクラブミュージックも童謡も見事に歌いこなしてるしなあ、という笑
正に変幻自在という言葉が相応しい、音楽の楽しさが詰まってる名盤だと思えました。









生きたいわ 生きたいわ もっと生きたいわ
あなたがいるなら
生きてみたいわ CRAZYな世界の果てへ 
(CRAZY!CRAZY!)




個々の曲に触れると、
まずは当ブログ名物の推し曲に関してなんですが、
今回も案の定すげー迷いました
細野晴臣とデュエットした「ぎゅ」とか、
大御所が参加してるのに赤字にしないのは気が引けましたが、
それでも赤字にした楽曲に負けないくらいに胸がホッとする童謡っぽい曲調も可愛いナンバー
 同じく、
藤原さくらが参加してる「Smile!」もまた純度の高い牧歌的なポップ・ソングに仕上がっており、
情景が見えるような素敵なフレーズとお互いの透明感のある声の共演は何度聴いても素敵。
王道のJ-POPの匂いがする「月とレター」は、
タイトルでピンと来る方もいるかもしれませんが山崎まさよしが参加している楽曲
しかも、ドラムで(!)っていう、隅から隅まで良い曲が詰まってます。

CHAIと奏でている「CHOTTO CHOTTO」もガーリーな雰囲気も楽しいキュートなポップチューンだし、
最後がインストで終わる~というアイディアも面白い&且つ渋くてイイ、また、
3曲目の「BPM」が小気味良いロック・チューンになっててひたすらに気持ち良く・・・と
兎角、
俗に言う捨て曲なし、
聴いてて純粋に励まされる「Don't Mind Baby」も沁みる出来だし、
全体的に飽きずに聴けるクオリティの高いアルバムに仕上がってると思う
加えて、スパッと短くキレ良く終わる曲が多いので時間的にも聴きやすい作品かと
それでいて、
曲順に関しても音楽絵巻みたいに、
色々な曲がバランス良く配置されてるので、
そういう意味だと結構アルバムの流れで聴いても楽しい、
正にストレスフリーでアルバムと言うメディアを味わえる傑作になってると思いますね。。


その中でも、
敢えて3曲選ぶとしたら、
最後の畳みかけるラップの気持ち良さと「MADE IN TOKYO」ってフレーズが格好良い「QUILT」
そしてとっておきのダンスナンバー「CRAZY!CRAZY!」に関しては、
多分、
確信犯的に「イキたい」「生きたい」のダブルミーニングになってるであろうフレーズの連呼が気持ち良く、
その享楽的な作中観がとにかく快感で聴いててテンションが上がる最高のナンバーになってます
エロティックさとドラマティックさが共存している世界観は、
正に自分の理想的な歌詞の一つ、と言えます。
あと、
単純に「君ってクレイジー」ってフレーズが大好きなのもデカいですね笑

そして、
バッキバキのロックチューン「TAKE A BREAK」は兎角リズミカル&攻撃的で気持ち良い!
恐らく今作の中でも随一にロック魂を感じる渾身の一曲に仕上がってますが、
それでいてスタイリッシュでもあるのでそこまで暑苦しさが無いバランス感覚もまた素敵で、
聴いてると気持ち良くテンションが上がって来る大好きな楽曲。
扇情的な歌詞もまた聴き手の反骨精神を煽る印象でそういう部分もまた好みでした。。
 なお、今回赤字に挙げた曲は全体的にロック好きが好みそうな曲ばっか笑
なので、
今の気分で一応3曲赤字にはしましたが、
気分によっては他のポップな楽曲を好む日もきっとあるでしょう
そんな変幻自在でロック姉さんぶり(年下だけど笑)もギラギラに光っている野心的な一作
本当に「格好良い」も「可愛い」も「お洒落」も「騒がしい」も全部詰まったアルバムになってるので、
是非個人的に一度は聴いてみて欲しい隠れまくってる今年の名盤の一つ、です。












最後に、本作はジャケットがデカいです



比べて見ると、よく分かる。
昔のシングルレコード盤みたいな感じかな?






中身も、
凄くお洒落で格好良い、上に、
CDと映像のどっちがどっちなのかが親切に書いてあるのも素敵だ・・・笑
しかし、最近の歌手はホント歌が上手い人が多い。
個人的には音楽は進化を続けてると感じる。




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