サブカルチャーマシンガン

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2022年のベストアルバムTOP10!

2022-12-31 | 年間ベスト









もう既に辛いんですが(体力的に)、
やると決めたからには最後までやり通したいと思います。。押忍。








第10位Cとし生けるもの/リーガルリリー

今年の1月に出たアルバム
(もう数時間で「去年」になっちゃうんですね.....怖)。
リーガルリリーに関しては、めちゃくちゃ良いと思いますね
ボーカルのたかはしさんの声が独特で、チャットモンチーの橋本さんも幼い声だけど、
それよりも更に幼い感じの声でなんかスゴいですね・・・って感じなんですけど笑
それ故に、
シューゲイザーやオルタナティブ・ロックには物凄い合う声で、
あの声とバッキバキの尖った演奏が絡んで中々に恐ろしい事になってる作品だな、と。
やっぱりたかはしほのかさんのあの声の破壊力は素晴らしいものがあると思う
すっごくあったかい感じもするし、
どこか切ない感じもするし・・・時折、鬼のように轟音になるサウンドも非常にエゲつない印象でした。
個人的な推し曲は昨日も挙げた「セイントアンガー」で、聴いてると泣きそうになる一曲です。



第9位QUILT/Rei

4月に出たアルバム。
コラボレーションアルバムなんですけど、
ゲストが呂布カルマとか細野晴臣、CHAI、東京ゲゲゲイ、山崎まさよし・・・など、
あまりにも豪華過ぎるというか、正直歌ってる本人よりも知名度のある人がゲストに来ていて。
でも、、、
実力的には決して負けていない
聴いててビックリするぐらい粒ぞろいのロック・アルバムで、
正直この才能はもっと知られなきゃいかん。。とか思っちゃいました
全体的に本当に良い曲しか入っておらず、
「CRAZY!CRAZY!」「TAKE A BREAK」の様なバッキバキのロックナンバーから、
「CHOTTO CHOTTO」のようなアイドルちっくな楽曲、
「月とレター」「ぎゅ」みたいな王道のポップス、
そして藤原さくらとコラボしたアコースティック主体の爽やかな楽曲「smile!」など、
音楽的な幅の広さも面白くて楽しくて何度も聴けるクオリティのアルバムに仕上がってると思う。
ギタリストとしても著名で、実際にライブで奏でてたギターの音色はヤバかったですね。



第8位踊る様に/ポルカドットスティングレイ

9月に出たアルバム。
兎に角良い曲がいっぱい詰まっている。
花澤香菜に提供した「SHINOBI-NAI」のセルフカバーに始まり、
ギターロックからR&Bっぽい曲、ポップスもあるしポエトリーっぽい曲もあり、
昔の楽曲のリメイクもあったり英語のダンスナンバーもあったり・・・と全体的に多彩な印象。
つまりはこれ一枚で様々なジャンルの音楽を堪能出来る。という事なんですが、
それを可能にしてるのも雫さんのソングライティングのセンスと、
それに対応出来ているメンバーあってのものなんでしょう。
お洒落で格好良いナンバーは勿論、
ギャルの気持ちになって歌ったという発明的なキラーチューン「SURF」、
ポップで甘やかでありながら毒気たっぷりの世界観が魅力的な「トーキョーモーヴ」など、
要所要所で変わり種とも言える楽曲を配置して最後まで飽きさせないのも流石だと思う。
個人的には、
疾走感とサビの美メロが聴いてて最高に気持ちが良い「ダイバー」が特に好きで、
直接的に頑張れとは言わずとも聴き終えたらやる気が漲ってるような粋な歌詞がお気に入りです。



第7位Unleash/BAND-MAID

これも9月だったかな。
BAND-MAIDに関しては昔から名前だけは知ってたんですが、
楽曲は聴いた事なくて、たまたまいつも聴いてるラジオのゲストで出たので聴く機会があったんですけど、
超バッキバキのロックナンバーがガンガン流れていてかなり面食らった記憶がありますね
いや、
勿論メイドの格好でハードロックやってるのは知ってはいたものの、
自分の予想外に格好良くて尚且つボーカルの印象が凄くクールに感じたんですよ。
正直、
音だけ聴いてるとただただめちゃくちゃカッコいいロックバンドだな、、、とか思いました
個々の演奏の技量も半端無いのが楽曲から通して伝わってくるのも素晴らしく、
聴きながらここのドラム!ここのギター!とか、
激しい演奏そのものに感動してしまう事が多々あったのも想い出としてあります
昨日挙げなかった曲だと、サビのメロディが斬新に感じた切実さも光る「Sense」、
ラップも取り入れた迫力満点の承認欲求ソング「influencer」がお気に入り・・・っていうか、
ぶっちゃけ全曲良いですね。。
聴いていてスカッとする一枚だと思います。



第6位Chilli Beans./Chilli Beans.

7月に出たアルバム。
最近では珍しくなった?洋楽からの影響を強く感じさせるバンド。
要所要所でオールディーズを思わせるフレーズが聴こえて来てそれが令和の今では新鮮に感じる。
特に、
「L.I.B」のギターリフなんかは良い意味で古臭くて素晴らしかったですね(笑
全体的に粒揃いで、
クールな印象の「This Way」「neck」から、
イントロの時点で気持ちがアガる「School」ポップな「マイボーイ」、
そして令和に於ける憂鬱な気持ちを吐き出したロックンロールになってる「blue berry」が素晴らしい。
かと思えば、踊れるタイプの「lemonade」「シェキララ」みたいな楽曲もあったり、
でも、
J-POP的だと言える「HAPPY END」があったりね、
なんか良い意味で自由というか、先が読めないアルバムになってるのが本当聴いてて楽しかったですね。
昔の洋楽からの影響はありつつ、それだけでもない感じが凄く良かったのかもしれない。





第5位Les Mise blue/syrup16g

5年ぶりのアルバム。
今回選んだアルバムの中では最も遅く11月の末に出ている。
本作を聴いて感じるのは、非常にシロップらしい質感とメロディが復活している~という事と
あと改めてsyrup16gの演奏や歌ってここでしか聴けない類のものなんだな。という事も強く感じました
具体的に書くと、あの浮遊感たっぷりのベースラインと乾いた質感のギターサウンド、
そしてドクドク鳴らす印象のドラミング・・・
多分分かると思いますが、
「これシロップっぽいね。」みたいな瞬間がいくつもあって、
最早それが伝統芸能のような域にまで入って来たような、、、とか書くと言いすぎですかね?
ただ、伸びやかなメロディと人生の酸いが詰まってる歌詞、そしてあの声・・・と
ここに来てシロップがシロップの強みに懸けている様な作品になっていて、
往年のファンならばきっと気に入る作品だと信じてるし、
逆に新規のファンには新鮮に聴こえる傑作になっていると思いましたね。
「Maybe Understood」でも顕著なように、これまでしんどい人生を過ごして来た人に向けての
応援歌・・・のような、或いは表題曲などでそれも人生。と認めてくれる様な、
そういう懐の広さは今のシロップならではだと感じました。



第4位NIA/中村佳穂

中村佳穂に関しては今年「さよならクレール」で知った。
中村さんの音楽は、
凄く自由で・・・それでいて、自由とは言っても、ちゃんとした音楽的素養の上に成り立ってるので、
だから聴いてて気持ち良いし、生活に根差してる感じもまた聴いてて素敵だと感じる部分なんでしょう。
何より、
めちゃくちゃ楽しそうに歌ってるな~というか、
純粋に音楽そのものを楽しんでる感じが聴き手に伝わってくるのが良いんだと思いますね
退廃的だけどポップにも響く「さよならクレール」を始め、
中盤のオルタナを感じさせる名曲群、
そして、
切実な想いが切実なアレンジで聴き手に伝わる「Hank」「MIU」、、、など、
兎に角聴きのがせない類の楽曲がいっぱい詰まっている才気に満ち溢れた傑作・・・ですね。
ラスト前の曲であるタイトル曲に辿り着いた解放感も凄くて通して聴く価値ある一枚です。



第3位Actor/緑黄色社会

このアルバムは凄いですね
兎に角、本当に良い曲しか入ってない。
俗に言う捨て曲みたいな曲が全く入ってない、
もう最初から最後まで全力投球!みたいな・・・このエネルギーは凄いですよ
ぶっちゃけ、
これ90年代に出てたら絶対100万枚突破してるだろ。っていうクオリティの作品です
バラッドは力強いし、ロックチューンの勢いもスゴいし、ポップな曲はよりポップだし、、、
手抜きが一切無い作品とはこういう事だと思う。
個人的には、
長屋晴子さんのボーカルに関してはエモの要素も多々感じたので、
そういう意味ではエモ好きにも聴いて欲しい一枚にも感じましたね。声もデカいしね。

楽曲としては、ダークな「揺れる」、悔しさと反骨精神が滲む「ずっとずっとずっと」、
あと讃美歌の要素の強い「キャラクター」は令和を代表する名曲だと思います。
「キャラクター」に関しては文字通り好きなキャラクターに対しての愛の歌としても聴けます。
音楽は自由ですから。



第2位Flos Ex Machina/Cö shu Nie

エネルギーという観点で言うと、この作品もスゴかった。
ジャンルとしてはロックは勿論、スチームパンク、ゴス、王道のバラッド、爽やかなギターポップ・・・等々、
多岐に渡る感じなんですが、そのどれもが高水準で中村未来さんの才能を感じさせました。
そしてCö shu Nieといえばブリブリのベースラインも忘れてはならない。
もっと分かりやすい言い方をすると、
凄く耽美で綺麗な音楽だと思いました
でも、
歌詞の中ではグロテスクだったり、足掻いてたりもするんですけど、それも含めて儚くて美しい。
Cö shu Nieは今回挙げた中では知名度で言えばそこまで無いかもしれないんですが、
それでも聴いていてハッとするような素晴らしい音楽を奏でてると思います。
ライブも2回ほど行きましたが、どっちもヤバかったですね。。
90年代V系好きにも聴いて欲しい一枚です。



第1位ima/眉村ちあき

色々と考えたんですが、
今回たくさんたくさん聴き直してきて、
今回は眉村ちあきさんのアルバムがベストだと思いました。
理由は・・・18曲も入ってるから!!!、、、というのは嘘ですけど(笑
いや、
半分は本当かな、
18曲も入ってるのにイマイチな曲が無い、っていう。そこがまずスゴいのと、
やっぱ単純に曲が良かった。結局、そこに尽きますね。眉村さんは一人で楽曲作ってるんですが、
よく次から次へと湯水みたいにここまでグッドメロディが出て来るもんだな。と思うし、
その中でも本作は最もハイクオリティなアルバムに感じられました。
 いやでも、
逆に考えれば、
同じ曲の別アレンジが入ってるとはいえ、
ここまで良い曲「しか」入ってない~と言う方がおかしいんですよ。
一曲ぐらいフツーの曲が入ってるのが普通だけど、個人的にはどの楽曲も意味のある曲に思える。
「Blaze of Glory」とかライブで聴いた覚えがないけど、めっちゃハッピーで踊れる曲だし、
「おもてなし子」もたまにしか歌わないけど心に沁みる良い曲だしな・・・。
そう、
残酷なまでに手抜きが出来ない、
本物のソングライターだからこそ創れた金字塔なのです。
中でも、❝個人❞である事の良さと辛さを両方歌ってみせた超プログレッシブな「Individual」は、
音楽好きなら一度は聴いてみて欲しい名曲に仕上がっています。最強の名盤だと思います。










ここまで読んで下さった皆様、
そしていつも読んで下さってる皆様、
本当にありがとうございました。
正直、
他の方の年間ベストを見ていて「あれ聴いてないな。」と思うものがいっぱいあったので、
自分はミュージックリスナーとしては残念ながら未熟であり、
まだまだ知識と言う観点からすれば脆弱そのものだと痛感しています。
けれど、
その中でも出会えた作品は今後も大切に聴いてゆきたいですし、10作以外にも大好きな盤はあります。
そして、来年はよりアンテナをしっかり拡げてもっともっとガンガン聴いてゆきたいです。
あと今年は新譜のレビューが数作程度に留まってしまったので、
来年は旧譜も含めてもうちょっと頻度増やしたい。
漫画のレビューももっとしたいですし、
アニメも!
特に、アクセスがあったものに関しては出来る限り続けたいと思ってます。

ホント、
まだまだまだまだの管理人ですが、
それでも自分の文章に付き合って下さっている皆様には感謝です。
そして、いつもリアクションボタンを押して下さるgooブロガーの方にも感謝!
それでは、2022年はありがとうございました。
そして、2023年にまたお会いしましょう。




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