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旧syrup16g全曲レビューその5「My Love’s Sold」

2021-01-15 | 旧syrup16g全曲レビュー
                    








愛されたいなんて言う名の
幻想を消去して
沈むよ嵐の船






ぶっちゃけると、
最近は「全部が」他人とは違うな。って深く痛感していました
それは勿論100%“悪い意味で”です
他人が当たり前に持ってる「何か」を自分は持ってないし、
(これが重要なんですが)持とうとしても持てない人間なんだな。って事に気付いてしまった
いや、
気付いてしまったっていうよりも、
そう思わざるを得ない現状が続いてるので、
そういう自棄的な感情から逃れられないっていうのが本音ですかね。

もっと本音を言うと、
みっともなく足掻いてるよりも、
上記の歌詞のような事を考えてる方が「楽」っていうか・・・
まあ子供の頃からそうなんですが、結局マイワールドに籠りたくなってしまう人間なんでしょう
白状すると、
名前をまるっきり変えて、
ブログもまたまっさらなブログを開設して、
ツイッターとかSNSも全部消して、
孤独な場所でゆっくりやりたい~ってモードになりかけていました
そういう時にこの曲を聴いてて気持ち救われた気分になってたんですけど、
まあ一種の現実逃避だと思う
思うけど、
そういうのも個人的には必要だな、とも感じますね
少なくとも、期待値をゼロにしてる分、むしろ精神的に安定作用のある楽曲とも云える
自分は所謂そういう類の薬を使用した事は人生に於いて一度も無いんですが、
逆に言えばこういう音楽だったりの表現がそれの代わりだったのかな?とは感じますね。
 ああ、ちなみに、
なんだかんだ2006年に自分で決めたこの名前も、
12年間頑張って続けているgooブログも、
ツイッターも消す予定はありません
現実逃避はしますけど、
現実逃避は所詮現実逃避でしかない
もっと言えば現実逃避しつつきちんと努力を続ける事で、
「現実逃避って大事なんだよ。」っていうのを伝えたいとすら思ってます
最早何の話か分からなくなって来ましたけど・・・(笑)。



だってさ信じていないもん
本当の自分なんてもんをねぇ


好きなようにやるだけです



自分はダメだ。と思う事は
一見後ろ向きな行為にも思えるけど、
しかし裏を返せば「ちゃんと現実を見ている」「しっかりと諦める事が出来ている。」とも言えます
そんで、
全部の無駄な期待値を破棄してるからこそ、
もう残った感情は好きにやるだけ。っていう・・・
この曲はね、
雰囲気は暗いし、
歌詞も全然ポジティブな事歌ってないけど、
精神的挫折を味わった人間が何とか生きていく方法というか気の持ちようを歌ってるんですよ
そういう意味では、逆説的に前向きな応援歌とすら思えて来るのが不思議です

っていうか、
syrup16gはあまりにも憂鬱な人が憂鬱な気分に浸る音楽~って捉えられすぎです!
個人的な感覚ですが、そんな音楽だったら正直この年まで聴いてない
ハッキリ言えば、
こういうのがロックンロールだと思いますね
「あとは何か適当さ」ってフレーズの妙とか、
みんなが何を求めるか分からない
だから、
好きにやる事で何とか意味を持って生きて行こう~っていう・・・。
うん、
つまりは自分自身の本音と趣向に素直になる事で、
自分自身で自分自身を助けながら生きていく。
そういう歌だと思いますし、
「生きていたい」ってフレーズがある時点で物凄い切実な希望の歌、だとも感じますね



改めて振り返ると、
やっぱり非常にタフな歌だと思います
サウンドも重厚感ある上に、
メロディも全体的にダークそのもの、
ああ、ダークな感じもあるけど、シリアスとか言ってもいいのかな。
でも、
この曲は明らかに「何か」を捨ててる気がする
そして、「何か」を捨てたからこそ得られる確かな想い・・・が込められてる気がしますね
そういう意味合いではむしろ絶望を感じつつもしがみついてでも生きたい、生きる、という
syrup16gの“根性”が沁み込んでいる渾身のアンセムだと個人的には思ってます。
引用させてもらった冒頭のフレーズにしたって、
捉え方次第で印象は変わる、
ある意味、変な足枷を取ってくれたイメージすら(自分の中では)あったりもする
それでちょっとでも気持ちが楽になるのなら、それ以上素晴らしい事もないですよね。


ああ、ちなみに、
2021年初めに聴いた曲で、
個人的に今年のテーマソングに(勝手に)した曲でもあります
年初めに聴くにはあまりにもヘヴィで泥臭い曲ですけど、
でも、
それが自分には似合うよな。とも。





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