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存在の意義。/アクタージュ 第38話「開演」 感想(週刊少年ジャンプ2018年47号)

2018-10-22 | アクタージュ
                                
                                誰よりもダサく。








例えば、物語の登場人物が全員格好良くてヒーロー的な人ばっかりだったら、
ある意味その時点で「物語」として破綻すると思うんです
誰かを「格好良い」と思わせるには、
逆に「この人格好悪い。」と思わせる人がどうしても必要なんですよね
その役を買って出ているのが亀太郎くんなんでしょうね。







でも結局、
漫画とかでもそうですけど、
案外主人公のシーンとかよりも、
サブキャラのワンシーンの方が記憶に残ってたりしますもんね
やっぱり主人公ってのは「活躍してなんぼ」ですから、
安易に間抜けだったり良い意味で人間臭い滑稽なキャラにするのって難しい
そう考えると、
ある意味こういうサブキャラこそが物語の華なのかもしれないなあ・・・って思いました

そう言えば、数年前に「重版出来!」って面白いドラマがありましたけど、
あれも主人公よりムロツヨシがやってた脇役の方が記憶に残ってるんですよね
自分の与えられた役割を真剣に演じる事が出来れば、
そこに主演もサブも差異はない・・・
そんな事を感じさせてくれるお話でもありました
観客を全力で笑わせ、芝居に人間味を与える、、、それもまたプロのお仕事だなあ、と。
滑稽な役柄なら、誰よりも滑稽に突き抜けて演じる事を目指す。
それもある意味一つの道なのかもしれません。
イケメンでオーラがあるだけが正解じゃないっていう話ですね。これを受けて、アキラがどう出るか・・・にも注目です!











舞台の前に、
演出家が危篤・・・というのは確かにピンチですが、
SNS全盛のこの時代、逆にここで見事にやり切ればむしろ絶賛に転じる景色も期待出来るでしょう
「ハンデを背負った中、期待以上のものを見せた」とね。