先週までは(間接的に)いがみ合ってたのに・・・笑
リアルタイムで感想書けなかったんですけど、この話数もすこぶる面白かったので周回遅れですが書きます
このお話の主題としては「手段は違えど目的は同じ」という事に尽きると思います
要するに遠藤さんも下柳さんも結局は“良いアニメを作りたい”それが当初の目的だった筈なのに
いつの間にか自分と違うスタイルの相手を敵視するようになったり所謂「俺が俺が」の状態になりつつあった
でも、初心に帰れば道筋を振り返れば、本当は“対抗”ではなく“一丸”になる為にアニメーターを目指したはず
今みたいにやたら手段の違う相手に意識過剰になったり自分の能力を大手で振りかざす事が“目的”ではなかったはず
それぞれがそれぞれの役割を真剣にこなして苦しい時は支え合って、一つの大きな「何か」を作り上げるのが遠藤さん下柳さん
両者が本来目指していた地平のはずなのに、いつの間にかそこがブレてしまっていたんですよね
例えばバンドだってアイドルだって全員が全員同じ方向性を向いてるとは限らないからどうしても全員が同じ傘に入れるとは限らない
それこそ“対抗”が最終的な目的になってしまい辞めてしまって勢いが落ちるなんて事はザラにありますけど
でもその分“一丸”を目指す事が出来たなら、お互いのスタイルを認め合う事が出来たなら
きっと大きな「何か」を作りあげる事が出来る
それが集団作業というもの
だから、最終的には遠藤さんも下柳さんも自らのスタイルに意固地になり“対抗”が目的と化していた中
しっかりと初心に立ち返って自分の足りない部分を認めて、二人手を取り合って“一丸”になれたエンディングが素晴らしかったんだと思います
それは遠藤さんが結果的に8話の爆発シーンの作画を引き受けたって表面的な事じゃなくて
「よりクオリティの高いもの」を目指す為に遠藤さんは3Dを学ぶ事を決意し下柳さんは手描き作画のセンスを取り入れたいと願ったことです
遠藤さんは5話の感想でも書いた通り3D作画に対してモヤモヤした感情を抱いていて下柳さんは逆に3D作画を認めて欲しい、邪険にされる事を拒んでいた
でも、お互い「本当に良い物を作りたがっている」という“目的”は“手段”は違えど本当は一緒なんだよ。って事が身に沁みて分かった
そんな顛末が兎角素晴らしくてこの話数もまた見終えた後確かな充足感があったのでした
最後の二人の語らいが印象的ですよね
正(まさ)しく「対抗から一丸へ」、余計な荷物を捨てて素直にそれぞれの“手段”を認め合う潔さがあったと思います
なんちゅうか、ある種BLの素材にも使えそうな遠藤さんと下柳さんの笑顔がとっても素敵でしたね。
この「目的が手段になってしまう」という落とし穴は日々そこらじゅうに点在しています
どうしても自分を守る為に意固地になったり他人の手段の否定に溺れたり
でも、それは決して“目的”なんかじゃない
そういう風な事を示唆してくれるようなこれまた良い具合の傑作回だったと思います
5話での感想でも記述した通り、
遅かれ早かれ今回の衝突は100%必要な事だったと思います
単純に後か先か、その違いでしかない。むしろ高梨のやった事は結果的に見ればそんなに悪くなかった・・・っていうのが
ある種上手いなあ、と思うと同時にでもしばかれる必要性もあるなあ、とも思ったり(笑

高梨が有吉的な、明け透けな意見や見られ方をズバズバ言うタイプだとしたら
みゃーもりは正にムツゴロウタイプ、とにかく相手をナデナデしたり餌を与えて動かすタイプですね
それが証拠に遠藤さんの機嫌を直す為に初心に帰らす為にイデポン展のチケットを与えたり、
とにかく相手の元に出向いてフォローだったり謝罪だったりテキパキこなしている
そういうみゃーもりの“誠意”こそ彼女の一番の武器なんじゃないかと
この話数を観てしみじみと感じました
相変わらず面倒見もいいようだし、
彼女が卑下するほど彼女は何も持ってない人では決してない・・・とは思うんだけど
それを自分で気付くのは難しい なんせ人は比較されてなくても勝手に自分で比較する生き物だから
でも、いちファンとしてはそんなみゃーもりの一生懸命悩みながらも頑張ってる姿に感銘を受けるのでした
どんな職種でも、どんな部署でも、どんな“手段”でも矢野さん曰く「厳しさの種類が違うだけ」
そこに優劣は存在しない。ただ、そこに優劣がある、って考え自体が人の成長を妨げてるのかもしれないですね。
自分のやるべき事を、選んだ事を、しっかりと自分の手と足で。
これからもみゃーもりの奮闘に期待しています!
このお話は、スタイルは違えど、本来見据えてる場所は同じなんだ。っていう自分好みのテーマで随分面白く感じました
遠藤さんが3D作画をじっくり眺めるシーン、下柳さんがチケットを取るシーン等きっちり複線も効いててその意味でも脚本&演出のレベル高いですね
最終的には元気一杯、またみゃーもりらしい素敵な笑顔を見せてくれたみゃーもりもめちゃくちゃ可愛かったですし
またもや満足度の高い好シリーズに仕上がっていたかと。
監督もギリギリの中よく頑張ってました。

あと地味に好きなのがこのカット、
楽しそうなカップルが眼前を通り過ぎてみゃーもりが溜め息を付く完全なる腑抜けカット(笑
でもこういう「はあ~私なにやってんだろ。」ってカットこそ人間味の表現に繋がってて実に好きです。
余談ですが遠藤さんのマンションにみゃーもりみたいな若い子が来てたらちょっと疑われそう、とか思いました(懺悔)。
リアルタイムで感想書けなかったんですけど、この話数もすこぶる面白かったので周回遅れですが書きます
このお話の主題としては「手段は違えど目的は同じ」という事に尽きると思います
要するに遠藤さんも下柳さんも結局は“良いアニメを作りたい”それが当初の目的だった筈なのに
いつの間にか自分と違うスタイルの相手を敵視するようになったり所謂「俺が俺が」の状態になりつつあった
でも、初心に帰れば道筋を振り返れば、本当は“対抗”ではなく“一丸”になる為にアニメーターを目指したはず
今みたいにやたら手段の違う相手に意識過剰になったり自分の能力を大手で振りかざす事が“目的”ではなかったはず
それぞれがそれぞれの役割を真剣にこなして苦しい時は支え合って、一つの大きな「何か」を作り上げるのが遠藤さん下柳さん
両者が本来目指していた地平のはずなのに、いつの間にかそこがブレてしまっていたんですよね
例えばバンドだってアイドルだって全員が全員同じ方向性を向いてるとは限らないからどうしても全員が同じ傘に入れるとは限らない
それこそ“対抗”が最終的な目的になってしまい辞めてしまって勢いが落ちるなんて事はザラにありますけど
でもその分“一丸”を目指す事が出来たなら、お互いのスタイルを認め合う事が出来たなら
きっと大きな「何か」を作りあげる事が出来る
それが集団作業というもの
だから、最終的には遠藤さんも下柳さんも自らのスタイルに意固地になり“対抗”が目的と化していた中
しっかりと初心に立ち返って自分の足りない部分を認めて、二人手を取り合って“一丸”になれたエンディングが素晴らしかったんだと思います
それは遠藤さんが結果的に8話の爆発シーンの作画を引き受けたって表面的な事じゃなくて
「よりクオリティの高いもの」を目指す為に遠藤さんは3Dを学ぶ事を決意し下柳さんは手描き作画のセンスを取り入れたいと願ったことです
遠藤さんは5話の感想でも書いた通り3D作画に対してモヤモヤした感情を抱いていて下柳さんは逆に3D作画を認めて欲しい、邪険にされる事を拒んでいた
でも、お互い「本当に良い物を作りたがっている」という“目的”は“手段”は違えど本当は一緒なんだよ。って事が身に沁みて分かった
そんな顛末が兎角素晴らしくてこの話数もまた見終えた後確かな充足感があったのでした
最後の二人の語らいが印象的ですよね
正(まさ)しく「対抗から一丸へ」、余計な荷物を捨てて素直にそれぞれの“手段”を認め合う潔さがあったと思います
なんちゅうか、ある種BLの素材にも使えそうな遠藤さんと下柳さんの笑顔がとっても素敵でしたね。
この「目的が手段になってしまう」という落とし穴は日々そこらじゅうに点在しています
どうしても自分を守る為に意固地になったり他人の手段の否定に溺れたり
でも、それは決して“目的”なんかじゃない
そういう風な事を示唆してくれるようなこれまた良い具合の傑作回だったと思います
5話での感想でも記述した通り、
遅かれ早かれ今回の衝突は100%必要な事だったと思います
単純に後か先か、その違いでしかない。むしろ高梨のやった事は結果的に見ればそんなに悪くなかった・・・っていうのが
ある種上手いなあ、と思うと同時にでもしばかれる必要性もあるなあ、とも思ったり(笑

高梨が有吉的な、明け透けな意見や見られ方をズバズバ言うタイプだとしたら
みゃーもりは正にムツゴロウタイプ、とにかく相手をナデナデしたり餌を与えて動かすタイプですね
それが証拠に遠藤さんの機嫌を直す為に初心に帰らす為にイデポン展のチケットを与えたり、
とにかく相手の元に出向いてフォローだったり謝罪だったりテキパキこなしている
そういうみゃーもりの“誠意”こそ彼女の一番の武器なんじゃないかと
この話数を観てしみじみと感じました
相変わらず面倒見もいいようだし、
彼女が卑下するほど彼女は何も持ってない人では決してない・・・とは思うんだけど
それを自分で気付くのは難しい なんせ人は比較されてなくても勝手に自分で比較する生き物だから
でも、いちファンとしてはそんなみゃーもりの一生懸命悩みながらも頑張ってる姿に感銘を受けるのでした
どんな職種でも、どんな部署でも、どんな“手段”でも矢野さん曰く「厳しさの種類が違うだけ」
そこに優劣は存在しない。ただ、そこに優劣がある、って考え自体が人の成長を妨げてるのかもしれないですね。
自分のやるべき事を、選んだ事を、しっかりと自分の手と足で。
これからもみゃーもりの奮闘に期待しています!
このお話は、スタイルは違えど、本来見据えてる場所は同じなんだ。っていう自分好みのテーマで随分面白く感じました
遠藤さんが3D作画をじっくり眺めるシーン、下柳さんがチケットを取るシーン等きっちり複線も効いててその意味でも脚本&演出のレベル高いですね
最終的には元気一杯、またみゃーもりらしい素敵な笑顔を見せてくれたみゃーもりもめちゃくちゃ可愛かったですし
またもや満足度の高い好シリーズに仕上がっていたかと。
監督もギリギリの中よく頑張ってました。

あと地味に好きなのがこのカット、
楽しそうなカップルが眼前を通り過ぎてみゃーもりが溜め息を付く完全なる腑抜けカット(笑
でもこういう「はあ~私なにやってんだろ。」ってカットこそ人間味の表現に繋がってて実に好きです。
余談ですが遠藤さんのマンションにみゃーもりみたいな若い子が来てたらちょっと疑われそう、とか思いました(懺悔)。