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サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

クイズマジックアカデミー(QMA)をやってみた。

2020-04-18 | レトロゲーム
この間デビューしました笑








緊急事態宣言が出された今、皆様お元気でしょうか
市原は人口27万人に対して現時点で10人だけ・・・とのことなので(新聞調べ)、
このまま仕事以外で県外とかに出なければちゃんと封殺出来るくらいは大丈夫な地域じゃないでしょうか
とはいっても、緊張感自体はめちゃくちゃあるので毎日自衛チェックが大変なのです
うがいと手洗いの頻度が尋常ないレヴェルになりましたし、
それに加えていちいち自分のものやよく触れる場所を除菌タオルで消毒するなど、
それなりに気を遣ってる方、、、だとは思います

でも、地元の経済に関してもそれなりに心配しなくちゃいけなくて、
先週の土日は自衛を意識した上でお気に入りのラーメン屋とよく練習するゲーセンに行きました
まあなんだかんだ逐一トイレに行ける環境なのもあって現状めちゃくちゃピンピンしてますね(笑
また元気な姿でライブハウスやゲーセンとか故郷とかに行きたいので、
今はとことんまで自衛にこだわってこの事態を自分なりに生き抜きたいですね。









で、QMA。
ラーメン屋は正直食い過ぎても苦しくなるだけなので別にラーメン2杯とかは出来ないんですが(笑
ゲーセンは今練習とかしてる格ゲーだけじゃそこまで売り上げに貢献出来ないかも?と思ったので、
なんとなく見渡して興味のありそうなゲームを探してました

この間、
TVで東大王のスペシャルを観て、
「クイズで対決するのも面白そう。。」とふと感じたので、
なんとな~くチャレンジしてみたんですが、思った以上に面白かったです
まず、200円で3回プレイ出来るのが初心者としては嬉しいです
しかも出来る種類も豊富で飽きさせない作りになってるな~、と
カードゲームみたいなのはあんまりルールを飲み込めなくてよく分からないままに終わっちゃったんですけど、
それ以外は初心者にも理解しやすいゲーム性で良かったんじゃないか・・・って思います
トーナメント?みたいなのもやったんですけど流石に時期が時期だけに自分以外CPUでした
でもなんだかんだ首位取れたんでちょっと嬉しかったですね(笑




このブログ的に絶対に外せない問題(笑



一番やったのは、
やっぱり独りでコツコツ出来るソロプレイ?みたいなやつですね
色々とお題を選べたんですけど邦楽がなくてそこだけはそれなりに自信があったんで「あれ?」と思いつつ(笑
ただ少年漫画/アニメソング/プロ野球の3つはそこそこ行けるんじゃないか、、、と感じたんで
それらばっかりやってました
ただ、
自分好きな作品の傾向が偏ってるんで
一応見習い向けの内容でしたが中々全問正解は出来ず悔しかったです
時間制限とかひっかけ問題とかもあるからただ答えるだけじゃなく技術も必要だな、と感じましたが・・・
正直ネットで記事とか読んで「勉強」も求められるな・・・!ってちょっと思いました(笑
良い成績を出すたびにランク?が上がっていく仕組みっぽいんで、
知識の上積みという意味合いでもモチベは保たれそうかな~、と。たぶん。







キャラはかなり沢山選べたんですが、
正解するとハイテンションで褒めてくれる~という理由でヴァ二ィにしました
ネットで調べてみると元々黒い衣装だったとか根は静かとか本名はヴァネッサだとか
色々と情報が出て来て素直に「ふむふむ。」と思いましたね
他にも、
結構気になるキャラは居たんですけど、
やっぱり性格が明るくてポジティブっぽかったので(笑
なんか一緒にクイズに答えてると元気が出て来るんで現時点ではとっても楽しいです
あと、見た目がかなり好きというのもあったんで、キャラによって性能が変わることもないとの事だったんで、
ここは素直に自分の趣向ど真ん中のキャラを選びましたね(笑)。







最高成績は、
プロ野球でB、
少年漫画でAまでは行きました
一応Sまでランクがあるっぽい?んで、
それ考えるとまだまだ・・・って感じなんですが、
先週の土曜に初めてやった時は全部オールCだったんですよね
その翌日の日曜にこれだったんで伸びしろはあるかも。。しれません(笑
勉強って言っても今から全部の作品とか観るのは時間的に厳しいもんがあるので、
何度も間違えたりネットで検索して覚えるしかないですね
ただ、
意外にもゆらぎ荘関連の質問が多かったんでそこは強かったです
あとロッテネタなら高確率で当てられるのでそこも強いんじゃないかと笑
アニメソングだけずっとCだったので是非リベンジしたい。。
対人戦もいつかはやりたいですね・・・せっかくeアミューズメントパスも買ったので。







こういう風に、
「新しいこと」にチャレンジしたり、
興味が少しでもあれば色々と頑張ってみたり、
そういう事でも自分の人生を自分で満たす事が出来ると思う
だから、
簡単に絶望したり、
過度に厭世的になることは(自分は)もう無い、って感じます

そう、思うと。
レビュアー歴14年の中で一歩一歩成長している・・・のかもしれません
ま、たまに下がるけどな!(笑
まあでもそれもまた自分らしい味かな、と。



スーパー桃鉄DX 99年プレイの雑感part2(5年ぶり2回目)

2020-01-06 | レトロゲーム
今回はこんな感じでした。









久々にスーファミの桃鉄DXを去年末やり込んでたんですが、
やっぱり良いですねえ・・・笑
一人の世界にじっくり籠れるというか、
時にはそういうのも大事っていうか(笑
今回は5年前と違って割と楽にトップになれたかな~、って思う
近年サボってたんでCPUに勝てない事も想定してたんですが、まだまだ技術は健在のようです
ちなみにこれが5年前の記事ね https://blog.goo.ne.jp/neverendingcult/e/ac5580d446d37ece3f48b1e36c4d56d9







5年前と比べると、
極端に貧乏神の悪行を許してない、
全然やってなかった割には結構冴えてたのかな、と思います
赤マスでも平気で止まる悪癖は治ってないので、銀次の数はナンバーワンですけど(笑
でも流石に途中からパトカード常時持つようになってからは安定しましたね。

今回の勝因はやはり九州の物件の臨時収入が大きかったですね
小倉、佐世保、宮崎、熊本、鹿児島・・・と一発出るだけで一気に物件漁りが進みますからね
お金が手に入ればカードも常に良いのを持てますし、最初の内は目的地や臨時収入のお金が大きかったです
でも今回も物件オール買い占めは出来なかったんで個人的には99年でもちょっと足りないかな(笑
初期は全然痛くない貧乏神の物件捨てが買い占めが見えてくる後期になってくると途端に痛くなってくる、という。
まあそれもトップが確定してる故の余裕ではありますが。。
CPU相手でもこんだけ大勝してると嬉しいんですよね
ささやかな俺TUEEEEEEを体験出来るんで何気におススメです(笑

ピンチは、
中盤くらいに、
ブロックカードが割れたタイミングで江戸っ子カード使われて一気に一文無しになったこと
それも春という最悪のタイミングだったんで、そこでマルサカードとか使われてたら正直負けてたと思います
かといってブロックカードに2枚割くのは中々厳しいんで運が悪かった、としか言いようも無かったです
でも無事に乗り切って借金して物件売りまくる事態は避けられたんでそこは良かったですね
こういう事態が有り得るんでブロックカードはやっぱマストだなあ、と
失ったら早めに手に入れる事を常に計算するべきですねえ。






しかし、
CPUのベタ付け率と目的地に一発で入る能力、それからサイコロで極端に良い目を出す、など
今回は絶対にサイコロ操作してるだろ!と思う瞬間が多くてそれが腹立たしかったですね(笑
貧乏神のなすりつけも同じポジションからだと9割がた負けるので堪ったもんじゃないですよ
カードも必要以上に良いの引くし・・・まあ、
その代わり融通が利かない、という最大の弱点はありますけど
それにしたって理不尽だ、、、と感じる事が多かったです
CPUのヤマトザムライは自分の時とは違ってめっちゃ勝ちますからね(怒り
本当に1/5の勝率とは思えない
のに、こっちのRXはしょっちゅう負ける・・・っていう、そういう不条理との闘いでしたね笑

それと、
終盤になってくるとドジㇻが露骨に東京狙いになって来るのにも今回腹が立ちました
序盤狙ってた高額物件が少ない都市に全然来なくなってしたたかだなあ~と
でもモモトラマンが最後まで勝ってくれたんでそこは良かったですね
モモトラマンだけはガチというか、信頼出来る勝率な気がする

今回はいつも通りえんま(ゆりか)、あしゅら(あおい)で戦ったんで、
次はいぬやまとかかぐやと戦いたいですね
意外と強いですからね
ちなみにキャラ名はきんぎょ注意報!から拝借しました
やはりちとせがナンバーワンのお金持ちみたいです(笑




おまけ


こんなフルボッコな日本シリーズは嫌だ・・・笑
っていうかこの頃日ハムまだ東京だったから今考えたら異次元な日シリですね


壮絶なバカ試合の末に勝利
これは現実で起こったらある意味盛り上がりそう


選挙は2回中2回勝利で全勝でした
おざわあが来ないと勝率上がります





ちなみに前の記事で、サッカー全然勝てない~って書いてたんですが、
今回はむしろめっちゃ勝ってたんで単純に5年前のプレイは運悪かっただけかな、と。
そう、2014年後半の自分に言ってあげたいです(笑










スーパーマリオRPGが面白い。という話

2017-03-05 | レトロゲーム
                                         
                                        週末ずっとこれやってて・・・。












いや、実はその前にファミコンの「ワリオの森」に久々に夢中になっちゃって
仕事から帰って来たらすぐにファミコン点けてずっとワリ森プレイする日々が続いてました
そんで、ステージ100までぶっ通しでクリアしたら結構満足しちゃって、
次にこれを始めた訳ですけど・・・
これが実に面白い。
マリオのRPGという画期的なアイディアもさることながら、
ちゃんとアクションもレベルアップの楽しさもどっちも面白くプレイ出来る塩梅になっていて、
キャラの可愛さも手伝ってどんどんプレイしたい気持ちが湧いてきます。

独特の雰囲気も良いですよね。
マリオ等の可愛くてファンシーなキャラクターに見ほれつつ、
どこかダークで不気味な感触が要所要所で際立ってるのが尚更堪らない
ピーチ姫のお城が占拠されるパートなんかは元々が可愛い世界観だった分やたら悲壮感ありましたもんね
スーファミとは思えないグラフィックや、凝った演出、戦闘ギミックの面白さも手伝って完全に夢中になれるゲームに仕上がってますね。




ドソキーユングって・・・笑



でも、今更「マリオRPG、面白い!」ってドヤ顔で書くのってどうなんでしょうね?
今週末なんか「ワリオの森」と「マリオRPG」やってたり寝てるだけで休みが終わってしまった感ありますし、
ただ単に寝たりファンシーなもの見て癒されるだけのグダグダな休日になってしまった気がする
そもそもこれ、22年前のゲームですしね・・・最近の世代に伝わるのか、ってレベル。

でも、個人的には随分久々にプレイしたんですよ
その間に「マリオ3」とかは散々プレイして旧ブログで記事にもしたけど、
久々にこれやって「マリオがRPGになってるよ!」「RPGになってもちゃんと“マリオしてる”のが凄い!」って単純に思っちゃったんです
これは、一種の「感動」ですよね 
マリオでありながら、きっちりRPGだし、RPGだけど、マリオはいつものようにピョンピョン跳ねてるし・・・
幼児退行現象に陥ったかのようにただ純粋に「すげー!すげー!」と瞳を輝かせて夢中になってしまいました
でも、最終的に残るのってそういうものですよね すごく、浄化されたような気分になりましたね。





キノコフスキー先生に認められた瞬間が、この一週間で最も報われた瞬間でした・・・笑



それにしても、マリオのモテモテっぷりは凄いですね~
老若男女問わず好かれてて憧れられてて気にされている、っていう
正にアイドルクラスのキャラクターですね
このゲームは、文字通りマリオになり切って冒険するゲームですけど
アクションのマリオだとセリフがあんまりないので、RPGの本作だと直接的に「かっくい~♡」だの「あなたがあのマリオさん!?」等
所かまわず途切れずヨイショされまくるわけ それがまた気持ち良いっていうか、
なんか自分がモテてる感覚にもなってくるというか・・・笑
当時はこんな事気にしてもなかったですけど、
今プレイするとその圧倒的なモテモテ力・尊敬のされっぷりに純粋にめちゃくちゃ気持ちが良いです
ドラクエの主人公なんて奴隷にされたりニセ王子扱いされて貶されまくるのに・・・笑
そこは、
何度もピーチを助けて誰からも認知されている(作中内の)「国民的ヒーロー」という設定が活きまくってる気がします
少なくとも、マリオファンは手を出すべき、いや、出さなくてもいいけど、出した方が面白いでしょうね。って作品かと
それと結構むつかしくて頭を使うのも良い意味で歯ごたえがあって面白いですね
一応ストーリーは難なく進められてるんですが、
全部の要素をまんべんなく拾えてる感覚はあんまりなくて
それもこれから要修行って感じですね 兎角、久々にやったら子供のころの感覚が蘇って来て超ワクワクしたって話と
マリオの世界観を壊さずちゃんと真面目にRPG出来てるセンスの高さは語り継がれるべきって話ですね。
あとマリオ自体がめっちゃ人気者なんで持ち上げられまくるのも存外に気分が良いです(笑
これからもコツコツプレイしてクリアまで頑張りたいですね










今は自分がどの時代を生きてるのかも分からないくらい曖昧で世間ズレしてしまった感覚「ばかり」が残ってて
それが若干辛くも感じられる今日この頃ですけど、やっぱり、なんだかんだで、「好きなものは好き」って事になっちゃうんでしょうか
それはそれで自分に素直に生きられてる気はしますけどね・・・。あと、マロちゃんが可愛すぎてたまらんです!(笑)。





「アイスクライマー」~あまり言及はしてないが「大好き」なものは山ほどある、という話

2016-11-06 | レトロゲーム







この2日間、ファミコンの「アイスクライマー」をよくやっていました
32面オールクリアーしたんですが、その間に何度もコンテニューを繰り返しとてもとても「上手い」とは言い難いボロボロの結果に終わりました
全面クリア出来た事自体は良かったんですが・・・

一度もコンテニューをせずに行ける範囲は精々10面前後でつまらない凡ミス等ですぐにゲームオーバーしてしまいます
恐らく、散々挑戦して砕けて思ったんですが「そこまで集中力が続かない」事が主な敗因な気はしました
どこかで慣性的になってしまうというか、「大丈夫だろ。」って根拠のない余裕で足元を掬われる、、、っていう
それ「いつもの俺じゃん。」って感じですが・・・笑


実は幼少の頃から「アイスクライマー」大好きで、
アラサーの今になるまでコンスタントに引っ張り出してはやり続けていて、
その度に「難しいなあ・・・。」と首を捻る行為を繰り返しています
いつか、ノーコンテニューで全面クリアするのが夢の一つ(笑)なんですけど、
正直センスに乏しいのは否めないんで、無理かも・・・とも思ってます
だけど、それでもやり続ける事にロマンがあって(関係ないけどロマンとかロマンスとかそういう言葉大好きです)、
正にそこに山があるから、、、って感じでこの先もずっと挑戦し続けていくのだと思います
そう考えると、ある意味人生のようなゲームですよね!(ドヤ顔)

今回、この記事を書いたのは
「アイスクライマー」に触れたかったのもありますが
それ以上に、「こんなに大好きなのに、全然言及出来てねえなあ。」ってプレイしてる最中感じたからなんですよ
正直な話、ブログに割ける時間には限度があるので、日々の生活の中で「めっちゃイイ!」とか「度々思い出して良い気分に浸ってます。」的な作品を
全部ことこまかに記事にしてアウトプット出来る訳じゃないんですよね
インプットはいくらでも出来るけど、アウトプット出来る量には限度があって
だから、必然的に「昔から大好きだった。」とか「今ハマってます」的なものでも言及出来てなかったりする
それに対して悔しいなあ、もっと時間があればなあ。ってよく思うんですけど、同時にあげていったらキリがないのもまた事実
でも、たまにはこんな風にルーツ的に語ってもいいなあ。。って強く感じているのもまたリアルな感情です


そういえば、仕事中に「カエルの為に鐘は鳴る」のエンディングを思い出しては泣きそうになる事だったり
ナンテンドーのイベントを思い出してはクスッとなる事も全然いつも言及出来てる訳ではありませんね
まあ、いつも言及出来なくてもいつも言及している作品と同じくらい愛してるのは不変なんで
それはそれでいいんですが(いいのかよ)、
それを認めつつ、
折角ブログをやってるんで時に時間を割いて敢えて言及していくのもイイんじゃないかな。と思いました
「好きなもの」がいっぱいいっぱいあるんで部屋がギチギチで堪らなかったりもするんですけど笑
それもまた俺らしさかな。と割り切りつつ
どうしても書きたかったので書いた記事でした。

そんな「カエル~」の考察記事も昔書いてるので是非・・・笑

いつも「カエルの為に鐘は鳴る」のEDで泣いてしまうPART2(リチャードの心情考察付き)





いつも「カエルの為に鐘は鳴る」のEDで泣いてしまうPART2(リチャードの心情考察付き)

2015-01-14 | レトロゲーム









先日、「カエルの為に鐘は鳴る」を去年の正月ぶりにプレイしていたら
またもエンディングで泣いてしまいました
正直な話、「今回は泣かないだろ」と思いながらプレイしてたのでそんな予想に反して大粒の涙を流してしまった自分に驚きました
そこで今回も改めてなぜそこまで自分はこの物語に感情移入してしまうのか、なぜ毎回泣いてしまうのかを探っていきたいと思います
ちなみに「今回も」というのは1年前も前身ブログで同じ内容の記事を書いているからです(笑
だから、より深く考えた上で結論を出したいなあ、と思います。

そもそも自分は多分そこまで泣く方ではなくて、事実年間作品を観ていても泣く回数は数えられる程だと思います
だから「泣いた」って事実は自分の中では結構デカくてその度に記しておきたくなってしまいます
そして2015年初泣きでした。23年前のゲームで!(笑












①そもそもリチャードは初めから・・・

このゲームはサブレ王子が活躍してサブレ王子が報われるゲームのはずなのに
一番オイシイ部分はリチャードが持って行ってしまう感がありますが(笑
でも実はサブレの成長物語であると同時に、
リチャードの成長物語であるとも個人的には思うのです
リチャードが自身の「負け」を認めてまた新しいステージに立つ為の物語でもあったんじゃないかと。

そもそも始まりの時点でナレーションでは「なぜか勝てない」という表現が使われています
「いつも」とか「かんじんなところで」とか「おしくも」とか劣等を記すような言葉ではなく「なぜか」です
その前に二人のステータス・・・というか実力は同程度と語られてるにも関わらず
対戦成績も56敗0勝とサブレ王子が大きく負け越しています

普通に考えたら、ここはベタな表現で56敗55勝とかになってても良い所だと思います
だって「実力は同程度」ならば「0勝」というのは少しおかしな表現だと思うから
ただ、ここで前述の「なぜか」が生きて来る。
その「なぜか」というのは・・・

別にサブレ王子は手を抜いてた訳でもない、
遠慮してた訳でもない
ただ、「友人」という事実が“傷つけたくない”という気持ちを誘発させ「0勝」という悲惨な結果をもたらしていたんじゃないかと
この冒頭のシーンは単なる二人の関係性の紹介に留まらず実はエンディングに於ける立派な“複線”でもある、という話ですね


ここからはより個人的な考察になりますが、
リチャードは実は初めからそんな「事実」を自身で分かっていたんだと思います
サブレ王子が無自覚でそこまでリチャードと張り合わない(むしろ初めから一緒に協力しようとする)のと対照的に
リチャードのが実はサブレ王子と張り合わんとする行動や発言が多く、恐らくは内心では「悔しかった」んじゃないかと常に本気である自身とは対照的に持ち前の「優しさ」で本気を出せないサブレに対する燻ってるような想いは確実にあったと思います
だから敢えて憎まれ役を買って出てた節もあったんじゃないかと思う。だけど・・・

そんな自身を救ったのはサブレ王子の「優しさ」だった。
リチャードが「裏切られた」と勝手に信じ込んで一人ショックを受けていても
そんな自分をも大きな優しさと彼特有の器で救わんとしたサブレ王子の「優しさ」は何よりも強固で逞しいものだった
一人で勝手に突っ走って、一人で勝手にショックを受けていた自分よりもサブレのがよっぽど立派で人間的に上だという事実を認めざるを得なくなった
だから、エンディングでリチャードはああいう態度を取ったのではないか、、、なんて個人的に考えています
本当は自分だって姫とくっ付きたかっただろうに、
最後の最後まで自身の欲よりもリチャードに対する「優しさ」を優先させてしまった
そんなサブレ王子の呆れるくらいの“お人好しっぷり”にリチャードは結果的に負けてしまったし
本当は「どっちが国王に相応しいのか」なんてきっと勝負する前から分かってたんでしょうね。



②「負けを認める」、ということ

エンディングまでプレイして来た身としても、
ちょっとショックな事があっただけでイジけて殻にこもってしまうリチャードよりも
例えショックな事があっても諦めずに友情を貫こうと頑張ったサブレ王子のが断然立派で“強い”のは分かってると思います

だから、潔く、本当に潔く自身の「負け」を素直に認める事が“出来た”リチャードの姿に胸が熱くなって大粒の涙を流してしまったんだと思います
リチャードが自分の負けです、って自ら宣告したタイミングでグッと来てしまい
その後リチャードが自分の言葉で想いを語り出すシーンで涙線崩壊、
そして部下の「あの言葉」の場面で大粒の涙・・・
あそこは演出もめちゃくちゃ冴えていて個人的にあの場面よりも優れた演出は観た事がない、と思ってるくらいです
敢えてリチャード本人の姿を映さず、部下の言葉でその「事実」を伝える手法が最高にクールで想像するだけで泣けます。

負けを認める、というのはね、思ってる以上に辛い事です。
特に男はプライドが高いですから、本当は泣きたいくらいに悔しい事なんです。
それが沁み入るからこそ泣けたって部分も少なからずあると思います
しかもそれを自身から宣告するリチャードの「男らしさ」よ!
サブレ王子も確かに成長した、
でも冒頭の真意を知っておきながらサブレ王子が無自覚なのをいい事に威張り散らしていたリチャードはもういない。
本当に劣っているのは、負けているのは自分だと自覚出来た分、その分こそリチャードの「確かな成長」なのだと思います。
だから、「それから」のリチャードはきっと自惚れも過信もない、誠実で本当の意味で生真面目な王子になっていくんだと想像してます
主人公だけが主人公なのではなく、ある意味リチャードもまた裏の主人公として機能しているからこそ、
そしてあのエンディングがあるからこそ今作が名作だとプレイした方々から謳われている所以なのだと感じてます


これは考察とかじゃないんですが
部下が言った「あの言葉」の状態になったリチャードは、
きっと笑顔だったと思います
笑顔であの状態になってたんだと思います
負けを認めた悔しさと、それでも逞しくなった「友人」サブレに対する想いとで
そんな風になってたんじゃないかなあ・・・なんてあくまで個人的に想像しています
悲しくもあったけど、
本当は嬉しくもあったんじゃないかと。
まあ、その辺は受け手の自由って事で(笑)。
でも、最終的な勝者であるサブレの格好良さを描くと同時に敗者であるリチャードも格好良く描いて終わる、という
そういう作劇の格好良さと収まりの良さはプレイする度に痺れますし改めて名作だなあ、、、って今回も強く思えました。

ところで「あの言葉」を放った部下こそ実は最高の名脇役だったのでは・・・と思わんでもないです(笑
あの言葉とあの場面は子供の頃から大好きで、大人になった今プレイするとリチャードの気持ちが痛いくらいに分かっちゃうんですよね。
だから今回もポロポロみっともなく泣いちゃった訳ですけど、その分気持ちがシュッとしたなあ、とも思いました。
本当の“気高さ”とは意地や虚勢を張り続ける事ではなく
男らしく負けや相手を認める「潔さ」なんだと。
そんな事を教えてもらいました。



③(ついでに)ティラミス姫の真意の考察

ティラミス姫及びポルナレフはある意味このゲームの真の黒幕(?)なわけですが
ただ目的遂行、世界を救うために動いていたわけでもなく
真意はサブレ王子の“成長”を促す為・・・だったんじゃないかと思います
確かに「金」を使えばある程度の事は解決出来る、
だけど「金」がすべてではない。
サブレ王子は冒頭の時点で優しさや深い想い遣りの心に長けていたけれど、
その一方で「金」を「力」だと勘違いしている節があった
勿論スネークソードを探す人を~っていうのも本心ではあったんでしょうけど
恐らくは「金」に頼らずとも現状を切り開ける本当の意味での「力」を確認する為に、または得てもらう為・・・って目的もあったんじゃないかと

そう考えるとこの二人の行動はことごとく裏目に出ずに成功していたなあって深く思いますし
基本的にRPGでは単なる囚われ役に終始するお姫様が物凄くアクティブでちゃんとした意図のある人物だな、と
ある意味これからのあの世界は無敵状態に突入するかも分からんですね(笑
普通に頼まず、ああいう回りくどいやり方をしてた時点で、ね。
お陰で結果的には友情も深まりましたし、
最後のオチ以外は(笑)ホント万事OK!って感じでその美しいフォルムもまた自分がここまでこのゲームに陶酔してしまうポイントなんだと思います。
「金」だけが「力」でなくなったサブレ王子はきっとリチャードがすぐに自身の負けを認めるくらい強くなってたんでしょうね。













泣けた理由、だけを掘り下げている記事ですが
ゲームそのものも何度プレイしても飽きない細やかさがあったり(数々の小ネタや際立った演出の楽しさ)
絶妙なバランスの良さが光ってたり(そこそこ簡単でそこそこ難しくて満足感を得ながらサクサク進められる)、
本当に方々で書かれている通り「隠れた名作、傑作」の称号が相応しいオリジナリティ「だらけ」のゲームだと改めて感じました
まあとは言ってもゲーム自体はほぼリアルタイムでプレイしていて評判が高い事を知ったのは全然後でしたけれど(笑
やっぱり自分にとっては「心のゲーム」なんだなあ、と今回もまた深く。

これからも、プレイし続けます。



スーパー桃鉄DX 99年プレイの雑感

2014-09-16 | レトロゲーム
こういう状態(敵プレイヤーが借金で独り勝ち)になったのは90年を過ぎてから・・・という超遅咲きでした。








数年前、別館で桃鉄DXを賛辞する記事を書いたんですけど
ちょい久々に99年プレイをやり遂げたら
その時とはまた違った結果と内容になって「やっぱり桃鉄面白れーな。」となってしまったのでもう一度今回の内容を中心に書きたいと思います。

桃鉄は自分なりの戦略を練れば練るほど勝ち抜けるゲームだと思ってるんですが
よく言われるのは貧乏神をとことん遠ざけること(ゴールが目的じゃなくてもいい)とカードの使い方次第・・・の二つですよね
ただ、今回そこに終始してしまった為むしろいつもよりも早い段階で独り勝ち状態になれずに90年目でようやく、って感じになってしまい
別館で上げた記事以下の結果になってしまったんですよね。

反省点としてはもっと貧乏神を「なすりつける」事に尽力する年数があっても良かったかなあ、ということ
もうそろそろゲームも終盤って時にそれに気づいたので完全に後の祭りでした
キングボンビー対策のRXは極端に負ける確率が低いので一体でも手に入れられると中々崩せず・・・
 90年付近の時に目的地が一番入りやすい青森でずっと争ってたあしゅら(いぬぶろ)が一番遠い位置、かつ自分にキングボンビーが付いてたので
「これはチャンスだ」と新幹線カードを使って強引に目的地にin、そこでようやくあしゅらのRXが負けて壊れてくれて勝利を確実なものに出来ました

ちょっと有り体の攻略法を意識し過ぎたせいで今までよりも多少結果的に劣ってしまった今回の99年でした。


それから、ある程度RXが手に入ったらもう先に物件漁りに行った方が良いかも分かんないですね
あまりに貧乏神に付かれないことを意識し過ぎると積極的に物件を漁れなくなるので先に買われてしまう事が多かった
別館の記事の結果はちゃんと自分なりのやり方でやり切った末の結果なので今度またプレイする時はそっちも意識しようかな、と
そんな風に失敗から色々学べた今回の99年プレイでした。

桃鉄はDXのバランスやシステムが自分的に大のお気に入りで、何度やっても同じようなプレイにならないので
やっぱり一生やり続けられるゲームだなあ、とまた再確認したのでした。



今回思ったのは、
佐世保、小倉のゴールドラッシュが凄く
割と九州地方の農林物件が挙げられてますけど
体感的にはそれ以上の収益をもたらしてくれて独り勝ちで無い時に凄く心強かったですね
それと甲府や佐渡の金山、名古屋広島の車イベントもおいしくてそこまで九州の農林物件にこだわることもないかな、と
勿論おいしいっちゃあおいしいので押さえておくに越したことはないですけど。

後は沖縄の破壊力が凄まじいですね
実は途中まで負けてたんですけど沖縄をリニアカード使って買い占めたら一気に巻き返す事が出来ました
ある意味沖縄をいつ買うかが勝負の分かれ目かもしれません 油田も心強い。

それと埋蔵金カードを手に入れた次のターンで埋蔵金が出る、という珍事がありました
特急カードで「3」が出たのは敵2回自分1回で計3回もありましたね(笑
貧乏神の子会社は敵が一回当たって、
選挙はHP30、こうげき30、まもり39、はやさ1にしたら1回だけ勝つ事が出来ました
サッカーは一応契約しますけどほぼ負けっぱなしで御利益全然ですね(笑)。日本シリーズは結構勝てるのになあ。


それから関東周辺の物件を90年台にしてようやくほぼ買い占め完了出来たのは嬉しかったですね
横浜が一回ドジラにやられましたが何と99年の年に買いなおした挙句ドジラにリベンジ出来たのも嬉しかった
桃太郎ランドを一度も買えなかったことは心残りでしたが、まあその分思い出には残ったかなと。
途中で敵プレイヤー達がリニアカード引きまくって一発ゴール合戦になってたのも面白かったかな(笑)。


99年もやってりゃ割と奇跡も起きるのでその点でも99年プレイを推しますね。
やりこめばやりこむほど奥深いゲームの一つです。もはや人生の友レベル。






途中まで関東と中国がどうしても青く出来なかった。


物凄いフォーク。


パトカードはやっぱ怖いので常備必須ですね。ある程度溜まったら。
赤マスはあんまり気にもせず普通に止まってしまうな。

ちなみになぱたって名前のがえんま、いぬぶろって名前のがあしゅらです。あしゅらのが普通に強いですね。毎回。