ネコオヤジのゆらりゆらゆら生活

これから数ヶ月のテーマは「ゆらりゆらゆら生活」です。私が興味を持っているもののまわりをゆらりゆらゆらして書いてみます。

タロットの魅力→私の夢

2006-10-09 23:00:35 | 私のすきなもの
 私実はタロットのセミプロで、私がひそかに大先生と尊敬してやまないプロの弟子なのです。その先生が主催する講習会にも行くのですが、そこに来ている人はほぼ全員プロのタロット師で、彼らと話していて、これくらいなら充分いけるなと思うので、勝手にセミプロと言ってます。
 始めた経緯を話すと長くなるのでまた今度にしますが、その先生から短期でタロットのエキスを注ぎ込んでもらって、すっかり畏敬の念を持つに至りました。
 ジャンルを占いにしましたが、あれは私の先生が言うように、占いではなく呪術に近いものだと思いますね。専門家に言わせれば違っているかもしれませんが、私には小さい頃遊び半分でやったこっくりさんみたいなもんで、何かが降りてきて、聞きたいことを一足先に現実よりも先にカード上に示して見せてくれます。先生の門を叩いたとき、ほとんど予備知識を持たず、単なるファッショナブルな占い、位にしか思っていなかった私ですが、数々の驚くような体験を経て、今は自然にこう思います。驚きとは、なぜここまでわかるのか、という驚きです。
 時間があれば、どんどん研鑽を積んでレベルを上げたいのですが、今は訓練をこめて自分を対象にしてやっているだけです。主に仕事上のことで、どうなっていくか、どういうことに留意すべきかを聞き、それを指針にしています。知識として覚えることがとても多く、おまけに類型的に決めるのではなく、充分に対象者の事情を知った上でのコンサルのように進めていくので、経験からくる熟練も必要です。

 私の老後の夢のひとつ、タロットと似顔絵を組みあせたタロットハウスを開くこと。対象者の似顔絵を即興でさらさらっと描いて、その同じ紙にタロットの答えの要点を書く、なんていうのはどうでしょうか?格好から入る方なので、それっぽい「芸名」を付け、コスチュームも考え、部屋に焚く香にも凝ったりして。

 それができるように、今はタロットも似顔絵もがんばって研鑽しているところです。今日はとりとめもない私の夢の話を聞いていただきました。

載せた絵は、2年ほど前に描いて友人にプレゼントした絵で手元にはないのですが、自分で描いた中では一番気に入っている絵の一つです。秋がだんだん深まってきて、雰囲気にあう季節になってきたので、ここにも載せたことありますが、再登場してもらいました。

「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」で体験した個人的センチメンタルジャーニー

2006-10-08 23:52:55 | アート
 世田谷美術美術館の「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」を見てきた。
 極めて個人的感慨であるが、大変楽しく自分の感性と語り合い、大いに触発された。ルソーは、そもそも昔から大好きで、この展覧会の内容もよく知らずに、ポスターになっているこの有名な絵やルソーの作品が見られるというだけで行くことに決めたのだったが、単なるルソーの回顧展でない内容で、大いに満足した。ルソーの作品のみならず、ルソーの初期の仲間たちの作品と、ルソーに影響を受けた日本人の作品を一緒に展示するという、ユニークな切り口の展示会であった。

 まず、ここ2年くらいでやたら作る方のアートに目覚めちゃって、ここにも何十枚ものせたイラストを描き始めたり、最近は似顔絵にはまったり、α7デジタルを買ってからはデジタル一眼で花を撮るのに凝ったり、会社勤めをやりながら表現の世界にも足を突っ込んでいるんだけど、そういう自分を元祖世界的日曜画家のルソーに勝手に重ねちゃって、今までにない眼でルソーを見ている自分に気付いた。単なる仕事の合間の余暇という位置づけにしたくない、仕事もこっちも両方、自己表現という意味では同じだ、というスタンスで行こうと思っている私には、ルソーが偉大なベンチマークである。その彼の作品が間近に見られて、まずは大ハッピーだった。
 自分の画風という点ですごく触発されたのが、ルソーや彼の初期の仲間たち(素朴派ということを初めて知った)の作品である。こんなに遠近感なく感性を遊ばせるだけというような世界でもマジで取り組めばここまでの世界に到達できるんだ、ということを見せられ、そういう絵を描いてみたいと普段からぼんやり考えていた私に明確な指針が与えられた感じがする。大変大きな刺激を受けて、多分これから絵を堰を切ったように描くと思う。
 もう一つとっても楽しかったのは、私が今までいつくしんでやまなかった何人かの画家の作品が、ルソーに影響された画家という一つのまとまりで展示されていたこと。今までは私の中でバラバラで存在していた画家たちが、ルソーという一点で集合した。松本竣介、岡鹿之助、横尾忠則、藤田嗣冶。思い出してみれば、彼らの作品と共にいろんな思い出を作ってきた。一緒に展覧会に行った女性、画集をプレゼントした女性、その画家が挿絵を描いたという理由で読んだ小説、などなど、いろいろ思い出は尽きない。私にとって忘れられない画家たちの作品がルソーという共通項で一同に会し、それを見る私の心はまさにセンチメンタルジャーニーという感じだった。
 ポストカードは言うまでもなく、図版とか、クリアファイルとか、ルソーの絵が描かれた缶に入ったクッキー(!)まで買っちゃって、展覧会の売店でこんなに買い物をしたのは初めてだったけど、これって要するに、ルソーは間違いなく私のアイドルなんだなと納得したのだった。
 

上野蓬莱屋のとんかつの愉悦

2006-10-08 21:20:13 | グルメ&スポット
 発作的にアメ横に行きたくなり、あの独特のラビリンスを体感したあとで、上野でおいしいものが食べたくなった時に行く店の最右翼の一つであるとんかつの超名店の蓬莱屋さんに直行した。でも、行くのは1年ぶりぐらいだったが。
 18時前に入店しても、待ってる人がいた。私の前にひれかつ定食が置かれるまで30分以上はかかったろう。
 生ビール飲んでひれかつ食べたら4千円近く取られる店に並ぶ人が絶えない現実、これがこの店を雄弁に語ってる。
 学生時代から、とんかつの食べ歩きの年季が入っている私だが、やっぱりここは格別においしいと改めて思い知らされた。
 肉自体の味と心地よい弾力、衣の感触と香ばしい風味、そしてご飯のおいしさ。食べていてうれしくて浮き浮きしてくる味である。とんかつ食べてて浮き浮きしてくる店というのは、私には他にないみたい。
 これでは、他の店の2-3倍取られても、私はまた行くね。
 ひれかつでは、やはり大好きなのが横浜の勝烈庵で、ここもまたまことに捨てがたく、とくにあのソースとカツのアンサンブルが絶妙だが、味の品格というのかなあ、味のクラスが一つ蓬莱屋の方が上のような気がする。
 
 驚いたのは、接客の女子店員さんに若い中国人の女の子が何人もいたこと。明るくてはきはきして気持ちいいんだけど、声が大きすぎる。狭い店に甲高い声が響き渡って、耳栓がほしくなった。味と関係ないから、別にいいけどね。

 蓬莱屋さんを出て、これもまたお約束のコースでうさぎやのどら焼きを買いに行ったら、残念ながらお休みで買えず、がっくりした。

 私が評価する味って結局何なのかと自問してみると、やっぱり味のメリハリとコクだと思う。くどい味というのではないんだねこれが。むしろ、決してくどくはない味付けの中でメリハリとコクをどう出すかなんだと思う。味が立っているとでも言うのかなあ。私が格別おいしいと思う店はみんなこうだもんね。

 最近雑誌などで紹介される「おいしい店」に行くと、こういう味とは思えないことが多い。スマートで軽妙なんだけど、スカスカの味で心に素通りする。こういう店がほんとに多いと思う。特に港区方面とか都心に多い。味に背骨がないとでもいうのかなあ。若い人にはこういう味が珍重されるんだろうか?単に味のセンスがないだけのような気がするんだが。一方で、やたらくどい味というのも結構あるけど、味がくどいのと味にコクがあるのとは決して同じじゃないからね。

 比較するために、明日は勝烈庵に行ってみようかなあ。



世の管理職諸兄にささげる、休日一人ランチwithアルコールのススメ

2006-10-07 23:44:03 | 私のすきなもの
 私も実は企業の管理職のひとりなんですが、そういう私が自己をいやし、いろんなことを考え、いろんな作戦を練る、そんな時間を持つためにやっている方法について書きます。人によっていろんな方法をお持ちだと思いますが、私にはこの方法がとっても合っています。
 以前にここでも品川のオイスターバーのことを書き、自分ひとりの隠れ家みたいに使っているというようなことを書いたと思うのですが、要するにそういうことです。つまり、ひとりで、おちついてゆったりと遅めのランチができる場所に行き、ビールでもワインでも好きな酒をちびちびやりながらゆっくりと食事をし、そうしながらいろんなことを考えるのです。
 ポイントは、ひとりでゆったりできることと、おいしいものがあることと、おまけにおいしい酒があることでしょうか。
 この条件がそろうことによって、タイトな精神が癒されたり、結構冷静に自分と作戦会議したり、瞑想にふけったり、とっぴな想像力を羽ばたかせたり、そのときの自分の状況によっていろんなモードが出てきます。
 今日のランチタイムもそれをやりました。さるタイ料理のレストランでひとりで遅めのランチ。酒はシンハービールにしました。
 週末しかできないし、毎週やってるわけでもないんですが、これは私にはすごく貴重な時間です。精神がリフレッシュする、なんていうとすごくありふれた言い方でいやですが、まさにそういう実感をもてます。今日も仕事のアイデアが3つぐらい出ました。そういう時はすぐメモしますけど、そうでないと忘れるときもあるので。
 飲み過ぎないこともポイントでしょうね。一度オイスターバーで調子に乗ってワインを3杯くらい飲んだら、自己と対話するというよりただの酔っ払いになってしまいました。
 皆さんもだまされたと思って一度トライしてみてください。

自然教育園って行ったことあります?白金長者の夢のあとです。

2006-10-07 21:41:34 | グルメ&スポット
 休みの日に白金で2時間ほど時間をつぶす必要ができたので、庭園美術館で花の写真でも撮ろうと思って行ったら、咲いている花がほとんどなくがっかりして庭園を後にして歩いていると、その横に「自然教育園」というのがあり、中に入れるというではないですか。このあたり今まで数え切れないほど来ているのに、全く知りませんでした。
 早速入ってみて驚きましたが、まさに昔の武蔵野の自然がそのまま残されているんですね。あえて自然のまま残したいのでメンテナンスはするが人工的な手はあえて加えないようにしているとのことで、実際、歩いているすぐ前を小さなトカゲが横切ったりして、小さい頃蝶々を取りに駆け巡った京都・北山の野山を思い出しました。皇居の森以外で都心にこんなものがあるとは思いもしませんでした。
 お目当ての花は見ごろのものが余りなかったのですが、何枚かは撮りました。これもその一枚で、「たいあざみ」と札が立っていました。
 大昔は都心もみんなこうだったんですね。人が入れない皇居の森もこんな感じなんだろうなと思いました。
 説明を読んでみると、この自然教育園の歴史が非常に面白いです。縄文中期に人が住みつき、中世には「白金長者」と呼ばれる豪族が居を構え、その後は大名屋敷、軍の火薬庫、更には御料地となって、昭和24年に一般開放されるまではシモジモの立ち入りを拒んでいた都心の秘境だったんですね。
 こういう話を知って歩いているといろんなイメージがわいてきました。豪族「白金長者」が中世に築いた土塁が残っているのですが、この豪族たちに興味が深々とわいてきました。元祖シロガネーゼともいうべき美女たちもいっぱいいたんでしょうね。この豪族たちは地下深いところから今の白金をどう見ているのでしょうね。現代の「白金長者」たちが土塁ならぬハイテク高層マンションにこぞって居を構えていますが、その下には元祖白金長者たちが眠っているのですね。
 考えてみたら、現代の白金もずっと「秘境」でしたね。その状況が一変するのは地下鉄の開通です。地下鉄が通る前の、行きにくくて全貌がよくわからない白金のどこか神秘的なイメージがかえって懐かしいです。いまや、ベールに包まれていた神秘の美女がすっかり白日の下にさらされちゃって泣いてるみたいな感じです。昔から白金に住んでいる人たちもこんな風に思っているのではないかなあ。便利になったのはうれしいんだけどなあって。
 白金長者というこの豪族の名前、いつごろから使われていたのか知りたいなあ。ずっと後世になってつけられたのかなあ。会員制高級秘密交際クラブみたいで、かの「疑惑の銃弾」の三浦和義さんあたりが会長をやってそうなイメージですけど。
 それにしても、この自然教育園は、桜の頃や新緑、紅葉、雪景色など、四季折々さぞかし美しいでしょうね。ぜひまた行ってみよう。

見境いなしにひたすら保身に走る細野議員。モナ嬢がかわいそうになった。

2006-10-07 00:41:07 | 政治&社会
民主・細野豪志議員、政調会長代理を辞職 女性問題報道(朝日新聞) - goo ニュース

 細野議員の「懺悔」ぶり、見境いなしである。彼のホームページの「お詫び」も読んだが、余りの見境いない保身ぶりにモナ嬢がかわいそうになってきた。
 ひたすら自分の「おごり」がそうさせたんだと。好きになったとか、魅力ある女性だったとか、一言も書いてない。モナ嬢は早く忘れたいだろうからこの文章を読むこともないかもしれないが、もし読んだらとても悲しくやりきれないきもちがするだろうな。ちょっと魔がさしておもちゃにしただけなんですって、こんなに公式に言いまわって、ひどすぎるって思うだろうな。
 彼女の報道に携わる者としての見識の低さは眼を覆うばかりだが、それはそういう人をキャスティングしたTBSの責任だと思う。自業自得といえばそれまでだが、今回のことで彼女はとっても傷ついたろう、そんな彼女にこの議員の発言はちょっとあんまりでは。男としての薄っぺらさが改めて透けて見えた。すでにそう思っていたけど、この政治家、絶対信用しません。
 とても魅力的な女性であり、真剣に好きだったから不倫関係を続けてしまったが、それが政治家として許されないことに気づいて、潔く関係を絶ち、お互いの再出発を図りたい。真剣に好きだったとは言え、許されない関係の引き金を引いてしまったのは自分の責任であり、彼女にもお詫びしたい・・・とか何とか言えば随分見え方が違ったのでは。モナ嬢だって、こう言ってもらえば少しは癒されたのでは。
 こんなこと言ったら、他人事だと思っていい加減なこというな、って言われるだろうか?私ももし当事者だったら議員のように見境いなく保身に走るのだろうか?
 そうなってみないとわからないんかなあ。自分ではそんなことないと思いたくて、こうなっちゃったら男としての美意識を放棄しちゃってるから、それはないと思いたいんだけどなあ。
 今日の写真は、京都の植物園で撮ったソライロアサガオだが、くだらない男と火遊びしてひどい眼にあっちゃった傷心のモナ嬢にプレゼントしよう。
 

アランパーカーという監督のこと、よく知りませんでしたが作品は観てました

2006-10-05 16:27:36 | 映画&テレビ
 彼が撮った作品で、高く評価しているのはいくつかあるのに、なぜかそれがアランパーカーという同一監督の作品であるという認識がありませんでした。
 なんだ、これも彼だったの、みたいな感じです。
 従って、今日現在も彼の経歴とかプロフィールとか何も知りません。
 
 ちょっとしたきっかけで、彼を意識することとなり、彼の作品群を再認識しました。

 彼の作品の中では、ミシシッピバーニングがすごいと思っていました。昨日改めて見たのですが、やっぱり面白いね。ただ面白いじゃすまない重さがあるけれど、監督の力量炸裂という感じ。ジーンハックマンとウィレムダフォーの掛け合いも最高。初めて観た時に、ドキュメンタリータッチの乾いた映像に強いショックを受けたことを鮮明に覚えています。
 エンゼルハートも好きですね。話とか何とかより、映像で表現されたあの空気感が好きです。これも南部が舞台ですね。
 いまいちピンと来てないのがエビータです。先日とっても期待して初めて観たのですが、作品の世界に入り込めず、あまり感動しませんでした。マドンナも、極上の濃いシャンペンの気の抜けたやつみたいな感じを受けました。マドンナ大好きだし、こういう感想をもつのが自分でも意外なんですけど。彼女がこの役にどれだけのめりこんだかとか、大統領に面会した話とか知っているのに。もう一回観たらまた違うかなあ。

 彼の作品で、他にオススメのってありますか?
 
 
 

小沢さんとの党首討論が、安倍総理の大きな試金石ですね

2006-10-05 13:38:34 | 政治&社会
小沢民主党代表が退院 「完全復活」アピール(朝日新聞) - goo ニュース

 これに圧勝するくらいでないと、台頭しつつある安部さん大丈夫なのかな論を払拭することはできないでしょう。
 もしそれができたら、安部さんの力量を示せるだけでなく、民主党への強烈な引導になりますね。
 安部さんの政治家としての歴史の中で「天王山」のひとつと位置付けれる討論になるのではないでしょうか。
 もしうまくいかなかったら、気の早い人からは安倍おろし論が早くもでてきたりして。
 今回は、小泉さんや森さんに相談しても最終的には自分だけが頼りですから、シビアですね。まさに真価が問われます。
 組閣の時にも思ったけど、意外に大衆向けにサプライズを作るのがうまそうで実はそうでもなさそうなのが気になる。拉致問題でのウルトラCとか、サプライズを用意してほしいなあ。側近がうまくアドバイスしてあげればいいのに。
 民主党もこれはこれで背水の陣ですよね。若手のオコチャマ議員の幼稚さばかりが際立つ中、党勢は明らかにジリ貧でしょ。そういう中、やっぱり小沢さんはプロの政治家で安倍さんとは格が違う、というような話にならないと、正直ツライでしょ。
 ということで、両者負けられない大勝負ですね。楽しみにしています。

 討論直後、どっちが勝ったかのアンケートとかテレビ局でやったりしないかなあ。
 ずばり、皆さんどう思います。何対何でどっちが勝つか、コメントいただけませんか?
 私は、55対45で小沢さんかな。気持ち的には安部さんを応援してるのだけど。

イタリアがなんだかとっても好きになってきた!

2006-10-05 00:53:30 | 海外&外国語
 仕事上の必要から去年の12月にイタリア語を始めて、先月からイタリア人に個人レッスンを受け始めて、多少会話が成立するようになった。
 3月には、オリンピック直後のトリノとミラノにイタリアへの初の旅行として行った。
 NHKのテレビイタリア語講座をHDレコーダーに録画して時間がある時に見るのだが、その中で数ヶ月に分けて放送していた「ボローニャ特集」でボローニャの魅力に惹かれた。(10月から再放送するそうで、イタリア好きな人は必見ですよ)
 というわけで、今まで余り縁がなかったイタリアが随分なじみになっちゃったら、その魅力にだんだんとりつかれてきた。なんだかキャラ的に私と合うみたい。

 そもそも、出張中にあったトリノとミラノの人々がみんな素敵であった。タクシーの運転手さんたちも、片言のイタリア語で話しかけたら、ちょっと話せるとわかっただけで堰を切ったようにドバーっと話してくれる。イタリアが好きかと聞くと、全員が(といっても3-4人だけど)大好きだと答えた。景色がきれいだとか、食べ物がおいしいとか、何日イタリアにいるのか、短時間では魅力がわからないから時間を作ってもっと南も回れとか・・・
 この陽気さ、人懐っこさもいいし、これだけ自分の国をあっけらかんと好きだといえるイタリアって国に対する驚き。
 
 英語、フランス語、中国語、韓国語といろんな言葉を学んできて、簡単な日常会話には不自由しないが、こんなに学習が無理なく続けられる言葉は初めてだ。毎日イタリア語を聞かないとなんだかさびしい気持ちになったりする。女性がイタリア語を話すのを聞くのは、もともと大好きなんだ。強烈な体験があって、20年ほど前、初めてパリに行った時、その頃好きだったトラサルディーのブティックに行ったら、そこで大変に美しいイタリア人の店員同士が仕事そっちのけで楽しげにおしゃべりをしていて、そのイタリア語の美しさに衝撃を受けたのだった。意味はもちろん全くわからなかったけど。その時には20年後にイタリア語を学び始めるとは夢にも思わなかったが。

 こういうのって、やっぱりイタリアが好きだってことだよねえ。まだまだほとんど何も知らないんだけどね。乱暴だけど簡単に言っちゃうと、おいしいものが好きで、美しいものが好き、そういう国でしょ。フランスもそうだと思うけど、フランスに比べると敷居が低い感じがする。パリも異常に大好きなんだが、ちょっと違うキャラだね。

 なんだかどんどんはまっていきそうなんですよ。イタリアの会社に転職したりして。イタリアをこれからの一つのライフワークにするつもり。何回も行きたいし。

 とりあえず次はナポリだな。ミラノの郊外のアウトレットに視察に行った時に、ナポリのアパレルブランドが店を出していて、これがイタリアのおしゃれ心かと改めて驚いて、ジャケットを買ったりしたのだが、その店のテイストが店員によればとってもナポリっぽいと、しかも彼女もこれまたナポリをうんと自慢するもんだから、自分の中でナポリのイメージがどんどん膨らんでしまった。私にとって「黄金の国・ジパング」状態ですね。最もイタリアっぽい街という人もいるみたいだけど。男はみんな(ナポリ出身の)ジローラモ氏みたいなのばっかりなのだろうか?それもちょっと・・・
 パレルモなんかもしびれるなあ。映画のゴッドファーザーが大好きで、いまだにたまに見てるほどで、いつかはシシリーのドンの故郷を訪ねたいと思ってたんだけど、パレルモのいろんな文化のモザイク状態の歴史もぜひ見てみたい。

 世界で大好きな都市といえば、日本では京都と東京、海外ではパリ、ニューヨーク、シカゴ、ソウル、大連とくるが、ここにはまだイタリアの都市が入ってこない。ここに挙げた街は自分と波長がぴったり合って、居心地がいいということなんだけど、イタリアでも早くそういう街を見つけたい。ボローニャなんかそうかも。ナポリは、素敵だけど明るすぎる、なんて思うのだろうか?

 なんだかだらだら書いてしまいましたが、要するにいま、イタリアにずっぽりはまろうとしているのです。


 
 

山本モナ嬢休養、TBSってだめですね、これ最悪の展開と思います。

2006-10-04 11:49:02 | 映画&テレビ
不倫の山本モナアナが休養、降板か(日刊スポーツ) - goo ニュース

 局として最悪の危機管理だと思う。起こっちゃったことは仕方ないんだから、潔く非を認めて、きっちりけじめをつけて再出発するのがベストだと思う。問題の所在や、それに対する報道機関としての見解も明らかにせず、このままなし崩し的に「体調が原因による本人の自発的降板」ですか?それって、誰のメリットにもならない最悪の仕切りだと思うけどなあ。モナ嬢の今後のタレント活動にも影響するだろう。
 モナ嬢も、路上でディープキスしたり、自宅にお泊りさせるおじさんを友人のひとりとか言わず、潔く不倫関係でしたって認めて、懺悔するなら懺悔する、好きなら好き、って堂々と言えばよかったのに。平気でウソつく人のレポートなんか信じられないじゃないですか。そうした方が再出発が容易だったと思う。
 この問題、不倫問題の先輩である自民党の佐藤ゆかり議員のコメントが聞きたいなあ。
かわいそうだったわね、私の場合は過去のことだったからまだ逃げ切れたわよね、ってか。
 ただ、ゆかりたんの場合と違うのは、問題が報道の公正、中立、不偏不党というテーマに関わることだ。今回のケースは、報道機関として絶対に踏んではいけない地雷だったと思うのに、そういう意識がTBSに感じられないことに問題のコアがあるのでは。