◆サッカー・2014 FIFAワールドカップブラジル大会アジア3次予選 第3節(2011年10月11日)
・C組
日本 8(4-0)0 タジキスタン (@大阪・長居陸上競技場)
得点者:日本)11分&47分 ハーフナー・マイク、19分&74分 岡崎慎司、35分 駒野友一、
41分&68分 香川真司、56分 中村憲剛
北朝鮮 0(0-1)1 ウズベキスタン
▼3次予選のその他の試合結果 (左側のチームがホーム)
・A組
中国 0(0-1)1 イラク
シンガポール 0(0-1)3 ヨルダン
・B組
韓国 2(0-0)1 UAE
レバノン 2(1-0)2 クウェート
・D組
豪州 3(1-0)0 オマーン
タイ 0(0-0)0 サウジアラビア
・E組
イラン 6(3-0)0 バーレーン
インドネシア 2(2-2)3 カタール
アジアサッカー連盟の今大会の関連ページ
日本サッカー協会の今大会の関連ページ
今大会の日本代表23名(日本サッカー協会HPより)
今大会のタジキスタン代表17名(日本サッカー協会HPより)
〔写真はGetty Imagesより〕
* * * * *
本来なら、日本は今回の第3節ではシリアと対戦する予定でした。しかし、既報の通り、シリアは7月に行われたW杯2次予選のタジキスタン戦で無資格選手の起用が発覚した為、失格処分を受けて今予選から除外されました。代替国として、シリアに敗れたタジキスタンが繰り上がりました(→詳細はこちら)。
第2節終了時点で、FIFAランキング15位の日本は1勝1分の勝ち点4に対し、124位のタジキスタンは2戦とも0-1で敗れて勝ち点は0のまま。これまでの2試合は、日本は勝ち点獲得の計算の上ではほぼ予定通りですが、主力選手の不在が相次いだ影響で各試合とも1点しか取れませんでした。更には、4日前に神戸で行われたベトナムとの親善試合も1-0で終わったこともあり、やや得点力不足が懸念されてました。日本と首位を並走するウズベキスタンが、日本の試合の直前に平壌で行われた北朝鮮戦を1-0で勝利した為、この時点で勝ち点を7に伸ばしてました。日本としては、C組の中で最も力が劣ると思われるタジキスタンをホームに迎えた今回の試合では、ただ勝つだけではなく、なるべく多くの得点を奪いたいところでした。
今回の日本は得意の「4-2-3-1」の布陣で臨みました。1トップにはベトナム戦で得点を挙げた李忠成の代わりに、今予選の2試合をいずれも途中出場したハーフナー・マイクを先発に起用。更には、負傷した本田圭佑の代わりに、トップ下には中村憲剛を先発で起用させます。長友佑都も負傷から復帰し、今予選に初めて出場しました。試合は立ち上がりから一方的な日本ペース。タジキスタンは自陣ペナルティエリア内に釘付けにされ、まるでハンドボールのような試合展開に。前半11分、DF駒野友一からの右からのクロスをハーフナーが打点の高いヘディングを決めて早々と先制点を奪い、日本は前半だけで4得点を奪うゴールラッシュ。なお、3点目を決めた駒野は、代表通算65試合目の出場にして初得点でした。
後半も駒野のクロスからハーフナーの頭での得点を皮切りに、後半11分に中村憲、後半23分に香川真司、後半29分に岡崎慎司が次々と相手のゴールネットを揺らし、前半と同様に4得点を奪います。久々に快勝を収めた日本がW杯予選では歴代3番目となる8-0で大勝。日本はウズベキスタンと勝ち点7で並びますが、得失点差で圧倒的に上回り、単独でC組の首位に立ちました。たしかに、タジキスタンは実力的にかなり見劣りする相手なので、この試合だけで日本の現在の実力を評価をするのは難しいです。しかし、これまでの予選2戦では、トップ下に起用された選手が不本意な出来だったので、本田の代役に起用された中村憲の働きは見事でした。また、今季やや不調の香川が2得点を奪ったのも、代表チームだけでなく、本人にとっても好材料です。
今回の結果、今節と場所を入れ替えて行われる第4節で日本とウズベキスタンがともに勝てば、お互いに勝ち点が10にまで上積みされ、現在勝ち点3の3位北朝鮮との勝ち点差が7にまで広がります。なので、日本とウズベキスタンの両国がC組2位以内が確定し、2試合を残して早々と最終予選進出が決まります。日本の次戦はアウェーでのタジキスタン戦です。たしかに、同国は高地でピッチコンディションも悪いので多少手こずる可能性はあるけど、実力差が明確にあるので敗れるとはさすがに考えられず、勝利する可能性が高いです。仮に、第5節のアウェーでの北朝鮮戦にまで縺れ込んでも、同国との勝ち点差を考慮すると、日本は引き分けでも最終予選進出が濃厚です。目標である年内での最終予選進出を早めに果たして、残り試合で控え選手のテストや「3-4-3」システムのテストに使うのが理想ですね。
・関連記事
シリアに比べてアウェーでの負担が多少は軽減されるタジキスタン戦
☆日本vsタジキスタンのダイジェスト
☆北朝鮮vsウズベキスタンのダイジェスト
なお、試合会場は22年前に日本がイタリアW杯アジア1次予選で戦った羊角島競技場です(→詳細はこちら)
☆中国vsイラクのダイジェスト
ジーコ監督率いるイラクが退場者を1人出しながらも、敵地で中国に勝利してA組2位に浮上
・C組
日本 8(4-0)0 タジキスタン (@大阪・長居陸上競技場)
得点者:日本)11分&47分 ハーフナー・マイク、19分&74分 岡崎慎司、35分 駒野友一、
41分&68分 香川真司、56分 中村憲剛
北朝鮮 0(0-1)1 ウズベキスタン
▼3次予選のその他の試合結果 (左側のチームがホーム)
・A組
中国 0(0-1)1 イラク
シンガポール 0(0-1)3 ヨルダン
・B組
韓国 2(0-0)1 UAE
レバノン 2(1-0)2 クウェート
・D組
豪州 3(1-0)0 オマーン
タイ 0(0-0)0 サウジアラビア
・E組
イラン 6(3-0)0 バーレーン
インドネシア 2(2-2)3 カタール
アジアサッカー連盟の今大会の関連ページ
日本サッカー協会の今大会の関連ページ
今大会の日本代表23名(日本サッカー協会HPより)
今大会のタジキスタン代表17名(日本サッカー協会HPより)
〔写真はGetty Imagesより〕
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本来なら、日本は今回の第3節ではシリアと対戦する予定でした。しかし、既報の通り、シリアは7月に行われたW杯2次予選のタジキスタン戦で無資格選手の起用が発覚した為、失格処分を受けて今予選から除外されました。代替国として、シリアに敗れたタジキスタンが繰り上がりました(→詳細はこちら)。
第2節終了時点で、FIFAランキング15位の日本は1勝1分の勝ち点4に対し、124位のタジキスタンは2戦とも0-1で敗れて勝ち点は0のまま。これまでの2試合は、日本は勝ち点獲得の計算の上ではほぼ予定通りですが、主力選手の不在が相次いだ影響で各試合とも1点しか取れませんでした。更には、4日前に神戸で行われたベトナムとの親善試合も1-0で終わったこともあり、やや得点力不足が懸念されてました。日本と首位を並走するウズベキスタンが、日本の試合の直前に平壌で行われた北朝鮮戦を1-0で勝利した為、この時点で勝ち点を7に伸ばしてました。日本としては、C組の中で最も力が劣ると思われるタジキスタンをホームに迎えた今回の試合では、ただ勝つだけではなく、なるべく多くの得点を奪いたいところでした。
今回の日本は得意の「4-2-3-1」の布陣で臨みました。1トップにはベトナム戦で得点を挙げた李忠成の代わりに、今予選の2試合をいずれも途中出場したハーフナー・マイクを先発に起用。更には、負傷した本田圭佑の代わりに、トップ下には中村憲剛を先発で起用させます。長友佑都も負傷から復帰し、今予選に初めて出場しました。試合は立ち上がりから一方的な日本ペース。タジキスタンは自陣ペナルティエリア内に釘付けにされ、まるでハンドボールのような試合展開に。前半11分、DF駒野友一からの右からのクロスをハーフナーが打点の高いヘディングを決めて早々と先制点を奪い、日本は前半だけで4得点を奪うゴールラッシュ。なお、3点目を決めた駒野は、代表通算65試合目の出場にして初得点でした。
後半も駒野のクロスからハーフナーの頭での得点を皮切りに、後半11分に中村憲、後半23分に香川真司、後半29分に岡崎慎司が次々と相手のゴールネットを揺らし、前半と同様に4得点を奪います。久々に快勝を収めた日本がW杯予選では歴代3番目となる8-0で大勝。日本はウズベキスタンと勝ち点7で並びますが、得失点差で圧倒的に上回り、単独でC組の首位に立ちました。たしかに、タジキスタンは実力的にかなり見劣りする相手なので、この試合だけで日本の現在の実力を評価をするのは難しいです。しかし、これまでの予選2戦では、トップ下に起用された選手が不本意な出来だったので、本田の代役に起用された中村憲の働きは見事でした。また、今季やや不調の香川が2得点を奪ったのも、代表チームだけでなく、本人にとっても好材料です。
今回の結果、今節と場所を入れ替えて行われる第4節で日本とウズベキスタンがともに勝てば、お互いに勝ち点が10にまで上積みされ、現在勝ち点3の3位北朝鮮との勝ち点差が7にまで広がります。なので、日本とウズベキスタンの両国がC組2位以内が確定し、2試合を残して早々と最終予選進出が決まります。日本の次戦はアウェーでのタジキスタン戦です。たしかに、同国は高地でピッチコンディションも悪いので多少手こずる可能性はあるけど、実力差が明確にあるので敗れるとはさすがに考えられず、勝利する可能性が高いです。仮に、第5節のアウェーでの北朝鮮戦にまで縺れ込んでも、同国との勝ち点差を考慮すると、日本は引き分けでも最終予選進出が濃厚です。目標である年内での最終予選進出を早めに果たして、残り試合で控え選手のテストや「3-4-3」システムのテストに使うのが理想ですね。
・関連記事
シリアに比べてアウェーでの負担が多少は軽減されるタジキスタン戦
☆日本vsタジキスタンのダイジェスト
☆北朝鮮vsウズベキスタンのダイジェスト
なお、試合会場は22年前に日本がイタリアW杯アジア1次予選で戦った羊角島競技場です(→詳細はこちら)
☆中国vsイラクのダイジェスト
ジーコ監督率いるイラクが退場者を1人出しながらも、敵地で中国に勝利してA組2位に浮上
本田圭佑のバックアップが課題になってましたので、これでまた1つオプションが増えた形になります。
日本のメディアは香川をトップ下で起用する事に拘ってましたけど、中村がここでプレーできれば更に戦術の幅が広がるという事でしょうか。
戦いぶりから開始早々からシュートをガンガン打ちまくったのが、効いた形になったかもしれませんね。
アウェーで同じスコアで勝つというのは現実的ではないでしょうけど、少なくとも勝ち点3を
積み上げる可能性は高くなっているでしょうから次戦で突破をほぼ決めて欲しいものですね。
たしかに、タジキスタンは自陣でベッタリ引き過ぎており、ボールを持った日本選手に対するプレッシャーは緩いこともありましたが、本田の代役となってタクトを振るった中村憲剛の活躍はとてもよかったです。
彼はボランチも出来るので、ザッケローニ監督にとっては使い勝手がよい選手ですね。
あとは、遠藤と長谷部が不在時のオプションが必要なので、細貝あたりの選手の活躍が期待されます。
早目に予選突破を決めて、公式戦においてバックアップメンバーの養成をしたいですね。