動物、特に猫の多頭飼育崩壊が社会問題になっています。
今日は次のようなニュースがありました。
「ネコの共食いが起きて「ホッとした」 多頭飼育崩壊の壮絶現場」
記事概要:
埼玉県にある一軒家で不妊去勢手術をせずに猫の飼育が続けられ、爆発的に個体数が増えていた。
夫の事業がうまくいかなくなり、自宅を売り払ってペット禁止のアパートに引っ越すことになり、「にゃいるどはーと」(猫を救出したNPO法人)に助けをもとめた。
24頭の猫が保護されたが、「にゃいるどはーと」の代表は状況からみて数が少ないと感じた・・・
「ある日、生まれたばかりの子猫の頭が床にポロッと落ちていました。びっくりしましたけど、猫も動物だから、子猫を食べると聞きました。そのあと、実際に食べている瞬間も見かけました。もちろん、かわいそうと思いましたが、ホッとしました。私たちが飼い切れないから、代わりに殺してくれたんだって」(この家の主婦:A子さん)
崩壊するような多頭飼育は本質的に「動物虐待事件」である場合がほとんどです。
環境省のHPでは、虐待について次のように解説しています。
「動物虐待とは、動物を不必要に苦しめる行為のことをいい、正当な理由なく動物を殺したり傷つけたりする積極的な行為だけでなく、必要な世話を怠ったりケガや病気の治療をせずに放置したり、充分な餌や水を与えないなど、いわゆるネグレクトと呼ばれる行為も含まれます。」
記事にあるような劣悪なケースではネグレクトに該当する可能性が高いと考えられることから、行政も状況を確認して、動物愛護法違反に該当すると思われる場合には適切な措置を講ずる必要があると考えます。
動物愛護法違反事件は動物を意図的に殺したり傷つけたりする行為(ボウガンで撃ったり、熱湯をかけたりする行為)が対象となっているものが多く、不適切な多頭飼育によるネグレクトが動物愛護法違反に問われるケースは稀です。
多頭飼育崩壊の問題は野良猫問題に比べると小さいですが、動物にとってたいへん残酷な事態であることは間違いありません。
ネグレクトに対しても適切に法を適用することが、こうした事例に歯止めをかける上で何より重要だと思います。
今日は次のようなニュースがありました。
「ネコの共食いが起きて「ホッとした」 多頭飼育崩壊の壮絶現場」
記事概要:
埼玉県にある一軒家で不妊去勢手術をせずに猫の飼育が続けられ、爆発的に個体数が増えていた。
夫の事業がうまくいかなくなり、自宅を売り払ってペット禁止のアパートに引っ越すことになり、「にゃいるどはーと」(猫を救出したNPO法人)に助けをもとめた。
24頭の猫が保護されたが、「にゃいるどはーと」の代表は状況からみて数が少ないと感じた・・・
「ある日、生まれたばかりの子猫の頭が床にポロッと落ちていました。びっくりしましたけど、猫も動物だから、子猫を食べると聞きました。そのあと、実際に食べている瞬間も見かけました。もちろん、かわいそうと思いましたが、ホッとしました。私たちが飼い切れないから、代わりに殺してくれたんだって」(この家の主婦:A子さん)
崩壊するような多頭飼育は本質的に「動物虐待事件」である場合がほとんどです。
環境省のHPでは、虐待について次のように解説しています。
「動物虐待とは、動物を不必要に苦しめる行為のことをいい、正当な理由なく動物を殺したり傷つけたりする積極的な行為だけでなく、必要な世話を怠ったりケガや病気の治療をせずに放置したり、充分な餌や水を与えないなど、いわゆるネグレクトと呼ばれる行為も含まれます。」
記事にあるような劣悪なケースではネグレクトに該当する可能性が高いと考えられることから、行政も状況を確認して、動物愛護法違反に該当すると思われる場合には適切な措置を講ずる必要があると考えます。
動物愛護法違反事件は動物を意図的に殺したり傷つけたりする行為(ボウガンで撃ったり、熱湯をかけたりする行為)が対象となっているものが多く、不適切な多頭飼育によるネグレクトが動物愛護法違反に問われるケースは稀です。
多頭飼育崩壊の問題は野良猫問題に比べると小さいですが、動物にとってたいへん残酷な事態であることは間違いありません。
ネグレクトに対しても適切に法を適用することが、こうした事例に歯止めをかける上で何より重要だと思います。