NPO法人 湘南鎌倉猫ほっとさぽーと 活動ブログ

鎌倉・逗子・葉山で飼主のいない猫の不妊去勢手術をサポートしています。

鎌倉市浄明寺 傷病猫

2017年07月10日 | 日記
2年ほど前にTNRを実施した鎌倉市浄明寺のお宅から「1頭の猫が体調を崩していて、歩き方がおかしい」という相談がありました。

捕獲に何日かかかってしまいましたが、捕まえて病院へ搬送したところ、尾の付け根に交通事故が原因らしい傷があり、全体的に弱っている様子なのでまず入院させることになりました。





ところが翌日に突然息を引き取りました。死因は不明。

骨折が無かったことは確認されていますが、傷口には膿がたまっており、膀胱が腫れていました。
また、血液検査の結果で気になる数値もありましたが・・・。



野良猫が外で無事に生きていくことは容易ではありません。交通事故等でケガをしてしまったり、寄生虫や感染症、その他さまざまな病気に罹患したりします。

そして暑い日も寒い日も自分だけでケガや病気と闘いながら生きていかなければなりません。


野生動物ではないペット種の生き物を人為的に無秩序に繁殖させる「不妊去勢手術をしない無責任な餌やリ行為」がどれほど残酷か、一人でも多くの方に知っていただきたいと思います。