ブログお休み中に、とても大きな動きがあった「風林火山」でしたね。
戦に負けることが怖く、おかしな方向に進んでしまっていた晴信。
ついに村上義清と対戦することに。
お館さまの心のままに、という風に、戦を止めることもしなかった勘助の態度に甘利は怒りを覚えます。
勘助は勘助なりに、負ける確立が高いであろうこの戦が、晴信のためになることもあるのでは、と思っていたのでしょう。
そんな考え方をする勘助に欠けているのは、長い浪人生活の上で、自分だけが大事、守るべきものが何もない、というところだと甘利が指摘しました。
戦に対しての根本的な心掛けが違う。
だから、甘利は勘助を嫌っていたのですね。
天分17年(1548)2月、上田原にてついに武田村上の戦が始まります。
何でこんな寒い時期に戦なんでしょうね~。
甘利はそれより以前から密かに村上に会い、寝返ろうとしている振りをして、実は村上の首を狙っていたようでした。
板垣もいつも以上の覚悟でこの戦に臨んでいるようでした。
戦の前には晴信に、もっと自分に自信を持つようにと声を掛けていました。
甘利と板垣の最期は、悲しく辛い場面、と言うだけでなく、二人が武田にとってどれだけ大きな存在だったかが、とても伝わってくるものでした。
信虎の最後の場面同様、この二人の役者に対して敬意を払っているかのような、そんな印象も受けました。
板垣の槍をくるくる回している所は、ついつい由布姫と勘助の運命の出会いの時の、くるくる(この時は侍女から奪ったなぎなただったかな?)を思い出し、決して笑う場面ではないのですが、ついつい思い出し笑い・・ごめんなさい。
両雄にスポットが当てられた話の中で、キラリと光っていたと言うのか驚かされたのが、晴信の影武者と言う大役を見事にこなしていた伝兵衛、そして、村上を襲おうとしていた甘利に気付き、見事に弓を射抜き阻止した平蔵でした。
軍師に大抜擢、と言う勘助のようないきなり大きな出世ではありませんが、着実にこの二人も真の武士になっているんだなあ、とその成長振りは、心が熱くなってくるような、そして二人の人柄からか、微笑ましいような気がします。
武田に反旗を翻そうとする、小笠原&高遠。
彼らはギャグ担当ってポジションで決定なんでしょうか。
戦の最中だと言うのに、熱いからと鎧兜を脱いでしまったり、その他諸々台詞とか表情とか、どれをとっても面白いですね。
当然負けてるし。
今後の彼らの出番はどんな風なんでしょう。
なんだか楽しみです。
派手なアクションの戦死のシーンが最後かと思いきや、蜻蛉の姿でもう一度晴信の目の前に現れた板垣の魂。
人は石垣
人は城
情けは味方
仇は敵なり
と唄いながら舞を披露してくださいました。
甲斐に城は建てない、「人こそが城」なのだから、と言う晴信の思いが込められた歌(詩?)ですね。
お北様の言っていた言葉も合わせて思い出しました。
「強いそなたを信ずるのではなく、そなたの信ずるものを皆も信じたいのです。」
今回のことで得たものも多くありましたが、やはり失ったものの方が大きかった晴信。
板垣の死をとても悲しんでいましたが、甘利のことも同じように叫んで悲しんでほしかったかな。
甘利の魂はお北様のところに現れて、「いつまでも心配してなくていいから」と言われて、それでお終いになってしまいましたからね。
30回にて、とうとう長尾景虎本格的な登場となり、出番もかなり多くなりました。
長い髪のまま、そしてあの赤い衣装のせいで、勿論あの容姿のせいもあって、めちゃくちゃ浮世離れした武将という感じ・・そうそう、彼は武将なんですよね~。
全然そうは見えませんね。
私欲で生きている周りの者たちを嘆き悲しみ許せないと言う潔癖さからすると、この雰囲気もありなのかな、うーん・・・。
兄に代わり正式に家督を継いだとは言え、越後の国はまだ統一されていない状態のようです。
北条が関東管領・上杉と戦を始めようとしている、そして上杉が長尾家に援軍を要請しようとしているらしいこと。
鉄砲100丁を買い上げ、その輸送のために港が必要なため、今川義元に港の借用願いに行った勘助が思わず耳にした情報。
今、義元は西の織田信長(ついにこの人の名前が登場ですか)に目を向けているものの、長尾景虎のことは気になる存在のようでした。
北条氏康も然り。
勘助は、鉄砲商人に扮して、越後に向かうことにしました。
その目で景虎を見ようと言うのです。
勘助、やっと以前のように和やかに晴信と会話が出来るようになりましたね。
晴信もやっと落ち着いたと言うか・・・壊れちゃってた頃は、歌舞伎過ぎて、頭に血が上って倒れちゃうんじゃないかと真剣に心配になるような時もありましたよね。
いつか越後の海と駿河の海を貫くような、大国を手に入れたい、これが二人の大望のようです。
それにしても鉄砲製造してる寺、鉄砲の指南も出来ちゃう僧・・根来寺って凄いですね。
今回もみんなの影にいるようで、行く行くは武田の皆に鉄砲の指南をするという、とてつもないポジションに位置することになるという伝兵衛に驚かされました。
あ、平蔵はとうとうヒサと夫婦になるのかな?
良かったね~、末永くお幸せに。
なんか忘れてないかい?
いや~、忘れているわけではないのですが、どこに書いたらいいのかタイミングを逃しちゃって。
小山田様と美瑠姫、晴信&由布姫に比べて、ずいぶんあっという間に良い仲になってしまったようですね。
こちらがあっという間に、と言うより、やはり由布姫がだだこね期間が長すぎたのでは、と言うような気もいたします。
それまでずっと子が出来なかった美瑠姫だったのですが、これまたあっという間に出産してしまいました。
なんだか小山田様も、以前より穏やかになって棘が無くなってしまったような気がします。(これはちょっと寂しいかも)
お休み中のレビューはスパッとお休み~、ということで、少しだけ簡単に書こう、と思っていたのに、文字を打ち始めるとついついある程度打たずにはいられなくなるみたいです。
実は今回の話、録画したものをまだこれから見るところです。
31話のレビューは、明日書くことにします。
ではまた~。
もしも間違えてこちらにTB送ってしまった方がいたとしたら、紛らわしいことをしてごめんなさい。
でも、なんとなく嬉しいような気もいたします。
ではまた明日!
ご参考にどうぞ。
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