小中学校も、もう春休みに入ります。
その前に、某中学である講習会があり、講師のアシスタントとして参加することになりました。
この講習は一昨年も行われた授業で、一般の授業とは離れた、地元のスペシャリストから何かを学び取ろう、というもので、この学校へは花のボランティアで毎週花を飾りに行っている、そんなご縁で生徒たちにも花の活け方を教えていただければ、とお声が掛かり、この講習会に花の先生と共に参加することになったものです。
流派など具体的には書きませんが、ここでは花を型で活けることを学ぶと言うより、その花の一番美しいところを見つける、とか、花の気持ちを考える、とか、花を使って一枚の絵を描くような気持ちで自由に活けてみる、と言うようなことを学んでいます。
あと、いつもどこかに花があるような暮らし、というのでしょうか。
簡単に言ってしまえば、
「花との触れ合いを楽しもう」
と言うようなことがテーマになっていて、そんなことが子供たちに伝われば、という内容の講習会になりました。
花瓶は自宅にあるものを持ち寄って、用意された色々な花から、好きなものを自由に選んでまずは活けてみよう、という感じで講習は進められていき、そんな先生のやり方に横から見ている私は、本当はある程度決まった組み合わせの花で、型も決められている方が、話も進めやすく生徒たちも戸惑いが少ないのではないか?という気持ちも無きにしも非ずでした。
勿論放ったらかしではなく、花を選ぶ時もどの花とどの枝が相性がいいか、などのアドバイスはします。
活けている途中にも簡単なアドバイスや手直しはして回るのですが、基本的には生徒たちが自ら楽しく綺麗に活けてみる、ということを尊重していて、見ているとそれなりにいい感じに花が活けられていくから、これが不思議。
案ずるより産むが安し、とでも言うのかな。
型にはめなくても、初めに書いたような、
「花の一番美しいところを・・・」
ということが生徒たちに伝わっているからか、それなりに工夫しみんな綺麗な花を活けることが出来たようでした。
全てを与えるのではなく、自分で考えて工夫してもらうこと、これって大事なことかもしれません。
「花と触れ合っていて楽しい気持ちになれたなら、今日だけでなくこれからも、小さくてもいいからいつもどこかに花を飾ろう、そんな気持ちになってくださいね」
講習の最後に言った先生の言葉が、伝えたかった心です。
そう、型でなく、心が伝えたかったのですね。
一昨年もそうだったのですが、初めの紹介のところで当然と言えば当然なのだけど、自分のことも「先生」と紹介され、勿論私は先生ではないし、本当にただのアシスタント兼カメラマンのつもりで参加しているものの、先生と紹介されている以上、生徒たちからはたまに自分にも質問が向けられる事があり・・・。
前回ほどではなかったものの、やはり質問を振られるととても緊張するもので、自分一人で静かに活けるならささっと花を挿すことが出来るのに、生徒を相手にするといきなりしどろもどろになってしまう。
ちょっと変?と思っても、全てを否定して花を抜いてしまうわけにもいかないし、さりとて、中には確かにそうしないとどうしようもない状態のものもあったりで、その辺の指導の仕方が、悲しいかな、今の私では出来ません。
いいところは褒めて、でも直すべきところは直す。
そんな微妙な指導が出来る、「先生」と名の付く人はやはり違うものだとあらためて感じてしまった日でもありました。
当然と言えば当然だけど。
講習が終わって、残った花材を使って学校に活けてきた花。
本当は講習の雰囲気がもっと伝わる写真をご紹介出来るといいのですが、生徒たちが写っているものを掲載することは出来ないので、花だけの写真になってしまいました。
講習風景は文章から読み取って、それぞれに想像していただけると幸いです。
その前に、某中学である講習会があり、講師のアシスタントとして参加することになりました。
この講習は一昨年も行われた授業で、一般の授業とは離れた、地元のスペシャリストから何かを学び取ろう、というもので、この学校へは花のボランティアで毎週花を飾りに行っている、そんなご縁で生徒たちにも花の活け方を教えていただければ、とお声が掛かり、この講習会に花の先生と共に参加することになったものです。
流派など具体的には書きませんが、ここでは花を型で活けることを学ぶと言うより、その花の一番美しいところを見つける、とか、花の気持ちを考える、とか、花を使って一枚の絵を描くような気持ちで自由に活けてみる、と言うようなことを学んでいます。
あと、いつもどこかに花があるような暮らし、というのでしょうか。
簡単に言ってしまえば、
「花との触れ合いを楽しもう」
と言うようなことがテーマになっていて、そんなことが子供たちに伝われば、という内容の講習会になりました。
花瓶は自宅にあるものを持ち寄って、用意された色々な花から、好きなものを自由に選んでまずは活けてみよう、という感じで講習は進められていき、そんな先生のやり方に横から見ている私は、本当はある程度決まった組み合わせの花で、型も決められている方が、話も進めやすく生徒たちも戸惑いが少ないのではないか?という気持ちも無きにしも非ずでした。
勿論放ったらかしではなく、花を選ぶ時もどの花とどの枝が相性がいいか、などのアドバイスはします。
活けている途中にも簡単なアドバイスや手直しはして回るのですが、基本的には生徒たちが自ら楽しく綺麗に活けてみる、ということを尊重していて、見ているとそれなりにいい感じに花が活けられていくから、これが不思議。
案ずるより産むが安し、とでも言うのかな。
型にはめなくても、初めに書いたような、
「花の一番美しいところを・・・」
ということが生徒たちに伝わっているからか、それなりに工夫しみんな綺麗な花を活けることが出来たようでした。
全てを与えるのではなく、自分で考えて工夫してもらうこと、これって大事なことかもしれません。
「花と触れ合っていて楽しい気持ちになれたなら、今日だけでなくこれからも、小さくてもいいからいつもどこかに花を飾ろう、そんな気持ちになってくださいね」
講習の最後に言った先生の言葉が、伝えたかった心です。
そう、型でなく、心が伝えたかったのですね。
一昨年もそうだったのですが、初めの紹介のところで当然と言えば当然なのだけど、自分のことも「先生」と紹介され、勿論私は先生ではないし、本当にただのアシスタント兼カメラマンのつもりで参加しているものの、先生と紹介されている以上、生徒たちからはたまに自分にも質問が向けられる事があり・・・。
前回ほどではなかったものの、やはり質問を振られるととても緊張するもので、自分一人で静かに活けるならささっと花を挿すことが出来るのに、生徒を相手にするといきなりしどろもどろになってしまう。
ちょっと変?と思っても、全てを否定して花を抜いてしまうわけにもいかないし、さりとて、中には確かにそうしないとどうしようもない状態のものもあったりで、その辺の指導の仕方が、悲しいかな、今の私では出来ません。
いいところは褒めて、でも直すべきところは直す。
そんな微妙な指導が出来る、「先生」と名の付く人はやはり違うものだとあらためて感じてしまった日でもありました。
当然と言えば当然だけど。
講習が終わって、残った花材を使って学校に活けてきた花。
本当は講習の雰囲気がもっと伝わる写真をご紹介出来るといいのですが、生徒たちが写っているものを掲載することは出来ないので、花だけの写真になってしまいました。
講習風景は文章から読み取って、それぞれに想像していただけると幸いです。
綺麗なお花が沢山。
これだけを見てても心が穏やかになりますよね。
生徒の皆さんは、どんな風に活けたんでしょう?
確かに、人に教えると言うのは難しいですよね。
全部、否定してもやる気を失くさせるし、
褒めすぎても、教えたいことが伝わらへんし・・・。
私の場合、まず褒める。
で、その後「ここをもうちょっとこうした方がええよ~」くらいの意見を言います。
でも2,3回同じ注意をすると、ちょと~って、気がしますが・・・。
さくらこさんは、優しい先生のような気がします。指導もご自分で思われてるよりは、立派なんじゃないですか?
こう言う講習があると、自分も学べてええ事やと思います。
残り物とは思えない、すてきな作品ですよ。
春らしいぱっと華やぐような花たちですね。
我が家も卒業式にいただいた花束が、まだ綺麗に咲いています。
桜の枝もいただいたのですが、今満開でリビングを彩ってくれています。ハラハラとフローリングに落ちた花びらも可憐で春の香りがいっぱいです。
お花のある暮らし…いいですよね~。でも切花って結構高くて同じ値段なら観葉植物のほうが長く楽しめるかなぁ…なんて。なかなか自分でお花を買うってことができないでいます。
自分で種をまいて作るといいんでしょうけど…ね。^^
PC空いてなくて、お返事遅れてごめんなさい!
めるめるさんは教える立場に立ったことがあるの?
えっっ
もしかして先生
生徒たちは初め戸惑いながらも、思い思いに活けてましたよ。
「あんたのは旅館に飾ってありそうや」
と言い合ってたり、カラーの花の中に残りの小さな花の頭の部分だけ、切ってふざけて入れてたり。
中には短く切りすぎてどうしたらいいんだろう!という状態のもありました。
そのためにもちょっと余分に花が用意してあったんだけどね。
「まず褒める」
の段階で、あまりにも「ちょっと~」って感じだと、変なわざとらしい褒め方になっちゃうので、そういうところもっと大人にならねば、みたいな感じですね、私は・・。
本当に自分が学んでる、と思いました。
いい経験です。
残り花にも嬉しいお言葉ありがとう
中学生とのふれあい、大変でしたでしょうが楽しんで来れたようですね。
花があるだけで、気持ちも華やぎ嬉しくなりますね。中学生の皆さんも、華の流儀も少々覚え、楽しい授業だったでしょうね、これをきっかけに、家で生けるも子供たちもいるではないでしょうか。
家に花が生けてあると、家中が綺麗になるような、感じもして、心も豊かになり、気持ちがいいものですよね。また気持ちにもゆとりがないと飾ろうと思う気もなくなってしまいます。常にたった一厘でも花瓶に飾れるとちがいますよね。
我が家も今は劇団の公演も終わり、お花がまた、立派なお花ばかり沢山頂き、飾りきれずにお友達にあげたりとこの日だけは、毎年、生花だけに飾りきれず、嬉しいですがちょっと大変な思いをします。でもお陰様で、我が家も今は、お花いっぱいでとても綺麗です。
さくらこさんの家もいつもお花が飾ってあり、綺麗でしょうね!
卒業式でいただいた花がまだ綺麗に咲いてるんですか?
まだまだ気温が低いからでしょうか。
長持ちしてくれると嬉しいですね。
そう、切花って結構高いんですよね。
で、10日くらい持てばいい?って感じでしょ?
私も教室に定期的に行ってなかったらわざわざ自分ではなかなか買わないかも。
多分鉢植えか、切花でもスターチスとか日持ちするものを選ぶでしょうね。
観葉植物もいいんですよね。
部屋の空気を浄化してくれるとかって。
世話も楽だからいいですよね。
土が腐らないように、と言うところだけ、気をつけて。
何にしても生きてる植物って、一つあるだけで周りの雰囲気が変わるから、作り物とはやっぱり違う何かがあるんだろうな~と思います。
これからお花見の季節ですね。
赤ずきんさんもいろんな花を楽しんできてくださいね。
公演でお花をたくさんいただいたのですか?
良かったですね。
公演も大成功だったようですね。
花がたくさんあるのは嬉しいけれど、こんなにまとめて一時期に来なくても~!って感じですね。
出来るならぼちぼちと少しづついただけたら・・・って、贅沢なこと言ってるわ。
私は引越しの間際にたくさんいただいて、あの時、このまま綺麗に保存できるといいのに、と思ったことがあります。
ブリザードフラワーって言うのあるでしょ?
簡単に出来るのかな~・・。
中学一年生だから、生意気盛りの一歩手前?って感じでまだ良かった。
もう少し大きい子だと、これまた色々悩んでしまうこともあったかもしれません。
私なんかなめられちゃってないかな~と、そんな気がしてならんのですよ。
教える立場って、本当に難しいですね。
講習なんてすごいじゃないですか
>やはり質問を振られるととても緊張するもので、自分一人で静かに活けるならささっと花を挿すことが出来るのに、生徒を相手にするといきなりしどろもどろになってしまう。
これって、僕にも覚えがあります。あ、もちろん僕の場合は「お花」ではありません
仕事でね、事業の説明会(プレゼン)があって、そのときに。。自分の頭にはストーリーはしっかり出来上がってるんですけど、人様に「教える」っていうのはホント難しいですよねェ~
“花同士の相性”⇒これってやっぱりあるんですねェ~色とかそういうモンなんでしょうか?(すみませんくだらないこと聞いてるようで)
残った花材で活けたお花を拝見しましたが、見事なモンですね。って僕には「華ごころ」(って言葉があるかどうか分かりませんが)がないので、アレですけども。
でも、見てていいもんだなァ~っては思うなり
花って何か、心がなごみます。ありがとうございました
「御所様」ですけども。。
さくらこさん、ハズレじゃないですよ。むしろアタリですわ。。
幣ブログのコメント欄にも書きましたけども、「御所」ってことばはもともとは天皇の御座所を指してたようです。それが公卿(親王・大臣)、将軍の居所をも指すようになり、転じて天皇や親王、大臣、将軍のことを尊称する言葉となった模様。←だいたいこんな説明であたってるとは思います。
ですからね、さくらこさん♪
いいんですよ、「御所さま」で!!そう、三谷御所さまですゥ~
素敵なイベントですね。
以前さくらこさんブログで生け花がアップされていましたが、やはりお花にお詳しい先生だったのですね。
ご準備なさったお花も、可愛らしく親しみがあるものばかりです。お子さん達は、お気に入りのお花と出会い楽しい時間を過ごされたことでしょう。
白いカラーを発見しましたが、どのようにアレンジされたのでしょうね。子ども達の素晴らしい感性をチトのぞいて見たい気持ちにさせられました。
さくらこさんの温かな生け花作品
緑が美しく、可愛らしいチューリップもさくらこさんの手で気品のある雰囲気にまとまるのですね。
ちなみに、えんはお花を習ったこともありません。
穏やかな心でお花を活ける、さくらこさんが羨ましいな~・・・
人に教えてもらう時はそれほどにも思わないけれど、逆の立場になると、本当に慣れてないっていうか、緊張しますね。
社会ではプレゼンが上手く出来る人材、求められてるでしょう?
ただ頭がいいだけとか、こつこつ真面目に仕事が出来るだけではいけないって、でも、そんなに何もかも求められてもね、って思います。
人それぞれ、得手不得手だってあるんだから。
女性も男性同様に仕事している人はいるけれど、ま、それはさておいて、一般的に男性の皆さんは大変ですね。
劇団たぬきさんもがんばってくださりませ。
御所様でも間違ってなかったの?
あぁ、良かった~。
ほんと、やっちまった~って冷や汗ものだったんですけど、ひょっとして間違いでもなかったかな?と思いながら、何だかよく分らなくて。
>ですからね、さくらこさん♪
いいんですよ、「御所さま」で!!そう、三谷御所さまですゥ~
って言ってくれて、ありがとうね。
何だかすっきりしました~。
花のほうも、よく分らない世界でしょうけど、よく見てくださってどうもありがとう!