日頃のあれこれ

日頃の思いやマンション管理について書いてみます もうすぐ禁煙も11年を迎えます。

「マンションに住む」ということ。

2005年06月23日 | マンション管理
昔書いた文章が出てきたので、載せてみる事にしました。

 「マンション」、本来の意味はともかくとして、一戸建ての集合体とお考えの方もたくさんられるのではないかと思います。自分の占有住戸をきちんと管理していればあとは管理会社がやってくれるはずという風に、、、、しかし、ちょっと待ってください。一戸建てとはまったく異なる部分があるのです。それが「共有部分」です。
日本でいうところのマンションは「中高層共同住宅」であり、それは、皆様のお住まいである「占有部分」と廊下や前庭、駐車場など全員で使用する「共有部分」で成り立っています。そして、「占有部分」の住み心地を決める大きな要素のひとつに「共有部分」があるのだということが重要なことなのです。マンションの「共有部分」については、その管理責任が所有者全員で構成される「管理組合」にあり、マンションを販売した販売会社や、マンション管理会社にあるわけではないのです。これはとても大切なことです。

というわけで、マンションの住み心地は「共有部分」の管理が大きく影響し、それはほかの誰でもなく住民全員で構成される「管理組合」が管理しなくてはいけないものなのだということになります。一戸建てには、共有部分はなく、「マンションに住む」ということの最大のポイントは共有部分の管理をしなくてはいけないという点にあると考えます。

作業は管理会社に委託できても、責任まで委託はできません。どうか、住民全員の管理だということをご理解いただいて、総会や、理事会などに関心を持っていただきたいと思います。良い管理は住民の手で良い住環境を生み出すものだとお考えいただきたいと思います。

いまもこう考えていることは変わりません。一人一人が自分のできることをマンションために提供していただければ住みよいマンションになるはずなのです。