学ぶというコト。

昨日の夜、
アオイさんに、
ねっこり達の世界には、
試験ってないの？
と聞かれました。。。


ねっこり達にも、
試験はあります。

アオイさんは、
紙に黒い液でカリカリカリカリ、、、
っと書くことが試験だと、
思い込んでいたみたいです。


アオイさんは、
少し視野が狭いのではないですか、
と、聞き返してみたら、
アオイさんは、
本当に困った顔をしていました。

ワタクシ言い過ぎたみたいですね。


ワタクシは少し反省して、
ねっこりの世界の試験について、
教えてあげました。


ねっこり達は、
木に登らなくてはなりません。

木に生る果物を食べたいからです。


ねっこり達は、
網を編めなくてはなりません。

川えびを捕りたいからです。


ねっこり達は、
爪をとがなくてはなりません。

ちゆんを捕りたいからです。


ねっこり達には、
食べ物を捕るための試験が、
日常にあるわけです。


アオイさんのカリカリカリカリカリは、
できなくても、
お腹がへることはありませんが、
ねっこり達の試験は、
できないと、
お腹がへるのです。

ナカナカのモノ。

アオイさんが、
東京に帰ってきました。


もうひとつ、いいことがありました。


アオイさんは、
アオイさんの学校で、
ワタクシ達、ねっこりの、
普及に努めていてくれているようです。

なぜならば、
アオイさんは、
ホワイトボードに、
ワタクシ達をよく書いてくれているからです。



そして、
昨日ついに、
アオイさんの、
ご学友達が、
ねっこりの似顔絵を描いてくれたそうです。


ワタクシは、
ねっこり達はナカナカのモノだな、
と思いました。


でびゅう
する日も近いかもしれません。

雨というもの。

昨日の夜は、
たくさん雨でしたね。

たくさんの雨だと、
東京が、けぶりますね。

高いビルが消えてしまったよ。
と、
ちびちびねっこ達は慌てていました。



ねっこり村では、
東京のような、
ビシビシした雨は降りません。

ねっこり村では、
柔らかい霧雨しか降りません。


ねっこり達の毛の先についた、
霧雨は、
キラキラ光ってキレイだと思います。

アオイさんは。

アオイさんは、
困惑した顔で、
ワタクシの話を聞いていました。


どうやら、
ねっこり村の話ではなく、
ねっこり関の話で終わってしまうことを、
憂いていたようです。



アオイさんは、少々せっかちかもしれません。



ねっこり関を通ると、
あっさり、ねっこり村です。


ねっこり達の家や、
ねっこり達の集会所、
ねっこり達の公園、
ねっこり達の商店街、
ねっこり畑、
ねっこり池、
ねっこり川、
ねっこり山、
ねっこり谷、
ねっこり山脈、
ねっこり渓谷、
ねっこり海、
など、いろいろあります。


ねっこり村はとても広いのです。

ねっこり村のこと。

ねっこり村って、どんな感じなの？
と、アオイさんが聞くので、
少し説明しようと思います。


アオイさんは、おおきいので、
でかでかねっこを５匹積み上げたものより、
大きいので、
ねっこり村に入れないと、
思います。。。

かわいそうですね。



ねっこり村の入り口には、
ねっこり関があります。
いわゆる、
入国審査みたいなものですね。
成田というところにある、
飛行機の集合場所と同じではないでしょうか？


ワタクシは、
そこよりも、
ねっこり関の方が、
審査が厳重だと思います。


尻尾と、
三角の耳が、
必要だからです。


ノートを見せればいい、
そこよりも、
大変です。

耳と、
尻尾は、
売っていませんから。


この前、
寒かったので、
羊の毛でできた糸の帽子をかぶっていたねっこりは、
ねっこり関を通してもらえませんでした。


ねっこり関の、
関ねっこりは、
当番制です。

５年に一度くらい、回ってきます。

アオイさんに。

アオイさんに、
背景を変えてもらいました。



世間は、
ばれんたいん、
というもので、
あわただしそうですね。


ねっこり達の世界には、
ばれんたいん、
というものはありません。


ねっこり達は、
お世話になった、
大事なねっこりには、

自分の、
耳の後ろの、
ぽやぽやの、
極上の毛を、
集めて、
（抜いたり、切ったりするのではなく、
　ブラシについた抜け毛を集めるのです）
編んで、
リボンを作って、渡します。

ねこみるくというモノ。

お久しぶりです。
ねっこりです。

アオイさんが、心配しているようなので、
ねっこり村から、
また、ぼちぼち、
ねっこり達は、
東京に遊びに行くことにしました。


アオイさんは、
よっぽど、寂しかったのか、
ねこみるくを買ってくれました。

ねこみるくとはなにか知っていますか？


ワタクシは、
少しだけ何か知っています。

アオイさんがねこみるくをくれるときは、
きまって、
すたぁばっくす
という、
黒い飲み物の匂いがする、
建物の中に入っていきます。

黒い飲み物。。。
あれは、
きっと、
ガソリンの一種です。
あれを飲んで、
走るのです。。。


その中で、
アオイさんは、
間違えずに、
白い飲み物の、
ねこみるくを買ってきてくれます。

ねこみるくは、
甘くておいしいです。


ねこみるくは、
どうすれば、
ワタクシ一匹でも買いにゆけますか。
と、
アオイさんに、聞きましたら、
アオイさんは、
「スチームミルクにバニラシロップを入れてください、
　と、オーダーして、
　最後に蜂蜜をトッピングすればいいよ」
と言っていました。

ねこみるくは、
アオイさんに買ってきてもらうのが、
いいと思います。

　

緊急連絡

　初めまして。
　アオイさん、こと、葵です。
　
　【ねっこり達を知りませんか???】


　困ったことが起きてしまいました

　私、試験勉強が忙しくて、ねっこりたちと、
　あまり、遊んでいなかったのです

　そうしたら、
　部屋からねっこりが１匹残らずいなくなってしまいました。。。

　たぶん、拗ねてねっこり村に引きこもっているのだと思いますが・・・
　迷ってしまって、
　帰れなくなっている可能性もあります。。。

　先ほど、大通りの植え込みの枝に引っかかって動けなくなっている、
　ちびねっこを１匹見つけたので、
　不安です。

　もし、
　ねっこりをどこかで発見なさいましたら、
　助けてあげて、
　さらに、
　おうちに帰るように、
　説得してください。
　
　お願いいたします。