寒いですね。

東京は、
今日は、
とても寒いですね。
ワタクシは、
昨晩アオイさんのお部屋にいましたが、
あまりに寒いので、
ねっこり村に、
戻ることにしました。


アオイさんが、
お部屋に帰ってきたとき、
ただいまを言うねっこりがいないと、
アオイさんが寂しがるので、
ちびちびねっこ達が、
でかでかねっこを、
２匹、
ベッドの足にくくりつけていたのを、
見たような気がします。

ちびちびねっこは優しいですね。

大興奮。

ワタクシのブログの、
上を泳いでいる、
黄色い鳥は、
突っつくと、
回るのですね。


これには、
ねっこり達も、
アオイさんも、
大興奮でした。

お手洗いというもの。

ねっこり達は、
立派な家を持っているけど、
お手洗いって、
家にあるの？
猫だから、
砂場があればいいの？

と、
アオイさんは、
ご学友に聞かれたそうです。



失敬ですね。

ねっこり達の家には、
きちんとお手洗いがあります。

緊急事態が生じない限り、
ねっこり達は、
人間と同じように、
お手洗いを使います。

ただし、
ねっこり達のお手洗いは、
ほとんどが水洗ではありません。


これを聞いて、
アオイさんは、
少し痛ましそうな顔をしていました。

アオイさんも失敬ですね。



ねっこり達のお手洗いは、
ほとんどが砂洗です。

用事が終わって、
レバーを引くと、
アリジゴクのように砂が吸いこまれ、
上からキレイな砂が足される仕組みです。

ねっこり集会で、
村全体を水洗にする案も出たのですが、
ねっこり達の、
本能を尊重する立場から、
砂洗のまま固定されています。

涙というもの。

毎日アオイさんの部屋に遊びに行っていると、
本当に時々ですが、
アオイさんが、
泣きべそをかいているときがあります。


そんな時のアオイさんは、
大概、
でかでかねっこを抱きしめていて、
でかでかねっこは、
でがでかねっこが、
泣き出しそうなくらい、
困った顔をして抱かれています。


でかでかねっこは偉いですね。
アオイさんの部屋に来る前に、
３０分かけて整えた毛並みが、
涙でベタベタになっても、
文句を言えないのです。


でかでかねっこの、
我慢を知ってか、
ちびちびねっこ達は、
相変わらず素直です。


アオイさんに向かって、
「目から汁が出てる～」
「目から汁～」
「キモ～い」
「キモ～い」
と、
大合唱したりします。


そんなときは、
さすがのワタクシも、
何かが凍りつくのを感じることができます。

海というもの。

ねっこり村に海はある？
と、
アオイさんが聞いてきました。


アオイさんは、
あまり分析力がないですね。
ねっこり村がとても広いことを知っていれば、
海くらいあることが、
分かるはずです。


ねっこり村に海はあります。
ただし、
ねっこり達は、
潮風で毛皮がべっとりするのが、
ニガテなので、
海より、湖や川や池が好きです。

だから、
ねっこり村の海辺は、
ねっこり通りも少なく、
ガランとしています。


でも、
時々海がどうしても気になる、
ねっこりがいて、
そのようなねっこりは、
海のねっこりになることも多いです。

海のねっこりは、
果敢に海に挑み、
波打ち際で、
よっては返す海水と、
追いかけっこをしています。
勇敢ですね。

磯が好きな、
磯ねっこりもいるようです。

ジッ。

アオイさんが、
忙しそうに机に向かっているので、
ワタクシ達はつまらないです。

でかでかねっこは、
アオイさんの横にジッと立って、
何も言わず、
ジッっと、待っていました。

あまりに、
真横でジッとしているので、
いい加減気が付いたアオイさんが、
「どうしたの」
と聞いていました。

でかでかねっこは、
ただ、
ジッとしてました。

「ひざ、座りたいの？」
と、
アオイさんが、でかでかねっこに聞くと、
でかでかねっこは、
深くうなづいて、
ジッとしていました。

アオイさんは、
でかでかねっこを持ち上げて、
ひざに座らせて、
また机に向かっていました。


ただ、
ジッとしていることも、
なかなか素晴らしいと思いました。

矢というもの。

ねっこりのブログが、
より有名になるために、
ねっこり達はスタンド使いにならなくては、
いけないようです。

でも、
スタンド使いになるには、
矢で討たれなくてはならないそうです。


矢は、
ねっこり金物店で見つかりましたが、
討たれるねっこりが、
決まりません。


困りましたね。


・・・・・・・・・。
面倒くさいので、
スタンドは必要ないと思います。

ねっこりの奇妙な大冒険。

アオイさんのお話では、
ねっこり達は「スタンド」というものが、
出せるといいそうです。

スタンドとは何ですか、
と、アオイさんに聞きましたら、
「体からでる分身みたいなもので、
　強いらしいよ」
とのことでした。


どうすれば、出るのですか、
と、アオイさんに聞きましたら、
「何か、矢で討たれるといいらしいよ」
とのことでした。


・・・そういえば、
ねっこり金物店の片隅に、
奇妙な弓矢が売っていたような気がします。
きっと、
あれに討たれれば
スタンドというものが出せるに違いありません。


でも、
少々あの矢に討たれるのは、
痛そうですね。

ねっこり集会を開いて、
誰がスタンド使いになるか、
くじで決めたいと思います。

ね点。

雨のしのつく、９月の朝でした。
ねっこり小川に、
朝ごはんの小魚を捕りに行った、
三毛ねっこが、
小川のほとりに何かが落ちているのを見つけたそうです。

近づいてみると、

「！」

そこには、
無残な姿のねっこりが倒れていました。

平和なねっこり村で、
誰が・・・！？
どうして・・・！？

　　　　　　　　　「完」


主演：ねっこり
友情出演：三毛ねっこ



ねっこり惨殺事件は難しかったです。
ねっこり達は死にませんからね。

ねっこり集会所にみんなを集めて、
惨殺役のねっこりを、
くじ引きで決めました。
そして、
当たったねっこりに、
トマトケチャップをたっぷりぬって、
小川に寝っころがってもらいました。


惨殺役ねっこりは、
毛皮がトマト臭くなったと、
落ち込んでいました。

三毛ねっこは、
惨殺役に当たったねっこりと仲がよかったので、
友情出演をしてくれたようです。


これで、
ねっこりのブログは飛躍的に、
有名になりますね。
よかったです。

平凡な日々に起こる事件というもの。

ワタクシのブログの、
閲覧数が伸びなやんでいるので、
アオイさんに相談をしてみました。

アオイさんも、
どうして閲覧数が伸びないのか、
分からないらしく、
ご学友に聞いてくださるとのことでした。


そして、
アオイさんが、
聞いてくださったところでは、
「事件性がない」
「平凡でメリハリがない」
「話に深みがない」
とのことでした。

難しいですね。
ねっこり村では、
日々事件が起こっていると思います。
ねっこり村には、
きちんと四季がありメリハリはあります。
ねっこり村は、
とてつもなく広いので、
深みは自然とあふれていると思います。


さらに、
アオイさんのアドバイスでは、
「たとえば、
　ねっこり小川の横で、惨殺されたねっこりが、
　発見されるとかなら・・・事件性があるでしょう？」

「あと、
　ねっこりの奇妙な大冒険として、
　矢に討たれて、スタンドというものが出せるといいらしいよ？」


とのことでした。
明日から、
試してみようと思います。