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死にゆく者の祈り 中山七里

2023-03-20 06:24:56 | 読んだ本の紹介

中山七里 死にゆく者の祈り





あらすじから





僧侶の高輪顕真は、東京拘置所に教誨師として派遣され、

講話をしている時に囚人である大学時代の同期である関根要一と出会います。

関根は自分の容姿を嗤われた事に腹を立てカップル二人を殺害し、死刑判決を受けていました。

顕真には大学時代、山岳サークルで登山していた際、関根に命を救われた過去があります。

顕真は関根の人間性から関根の犯した事件に違和感を持ち、再捜査にのりだします。



転載ここまで



教誨師という職業があるのはなんとなくは知っていましたが

宗教に興味がないので、死刑囚の心の平安を担う人くらいに

思ってました。まあ当たらずとも遠からずか。





教誨師の顕真が、命の恩人の関根の冤罪を晴らそうとするのですが

肝心の関根が罪を認め、刑を甘んじて受けようとします

顕真は、関根の言動に違和感を感じ無実を確信します

関根を死刑に追い込んだ刑事に冤罪を見逃すのかと訴え

再捜査を促すのですが

一旦判決が下りた事件を再捜査するのは容易ではないです

顕真と刑事はプライベートで事件を洗いなおします

すると意外な事実が浮かび上がってきました

真犯人は別にいる?!

しかし、法務大臣が変わり

死刑推進者の大臣は、関根の執行に決裁をおろしました

真犯人を上げるのが先か死刑が執行されてしまうのか?



とまあこんな感じですが

死刑については、先日13階段(高野和明)を読んだので

その仕組みについては、おおよその知識がありました。

13階段の緻密な、死刑制度の記載からすると

この小説は、甘いとこだらけで

そんなうまいこと話が進むかよって突っ込みたくなるシーンが多かった

最後の50ページは、時間との戦いで読ませますが

ラストがねえ

最後のどんでん返しが、なんとも言えない拙速感

んなわけないやろって言いたくなること必至w

まあ読まなくてもいいかも

30点













コメント
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