ぶろぐ猫の目

笑う門には福来る・・
実験中

なぜか・・カナブン

2005-04-17 22:58:13 | どうでもいい話
なぜなんだ!
まりなちゃん?




僕が育ったのは千里ニュータウンです。
1970年の万国博覧会に間に合うように竹林を
造成して作ったまさにニュータウンです。いや、でした。(過去形)



僕らがあそんだ1970年代にはまだそこかしこに
自然が残ってたんだな。
よく虫を捕まえにいったもんです。


さすがにカブトが取れるほど田舎じゃなかったんですが
カナブンなんかいっぱいいたな。
ミドリの金ぴかのカナブンなんかいっぱいいて
全然価値ないの。それに、捕まえると変なにおいするし。


ただ、カナブンでも粉吹きカナブンってのがいて
カナブンなんだけど、甲羅に産毛が生えてるんだ。
こいつは、価値があったね。



ある日、俺たちがカナブン採りに興じていると、近所の兄ちゃんが
声をかけてきたんだ。
その兄ちゃんは、結構年上で僕らが小学2年くらいのときの話、
6年くらいだったな。


「おい、粉吹きとれるとこ連れて行ってやろか」


「おお~!!」嫌もおうもありません。



粉吹きが手に入るんです。行きますわな。




どこ行くのかなと思ったら、近所の裏山。
しかし、通常僕らが入るのは平地から10mくらいまで
けもの道のできてるとこまでが境界線。



でも、その兄ちゃんはその境界線を越えて
ずんずん入っていくんだな。
けもの道のないところは、うるしが生えていたり、
木々が茂っていたして、足を踏み入れるとろくなことが
ないんだな。



でも、粉吹きを得るという欲が知性を上回る
やつがいるんだな。




こいつも、欲が知性と理性を上回ったんだ。




兄ちゃんは生茂る木を掻き分けずんずん奥へ入っていく。
僕たちは、なかなか入っていけないんだ。
兄ちゃんはどんどんいちゃって、もう見えないの。




どうする?


どうしよ?

僕ら、がきんちょは立ち往生してたの。
僕たちどうなるんだろ?
ふと、不安に駆られたその瞬間








うぎゃ~!!!







という叫び声とともに
兄ちゃんが林の中から飛び出してきた。

いったい何があったのか?


「どうしたん!」
僕らが一斉に聞くと。

兄ちゃんが、足元を指差すんですわ。
兄ちゃんの足元をみると・・・


兄ちゃんのむこうずねにでっかい木の破片が



ずっぷり刺さってました。





痛そ~!!!



まあ、破片の長さ10cmはあったな。
5cmはむこうずねに刺さってたな。


ほんと痛そう。
僕らがきんちょは、あまりの衝撃に言葉が無かった。





ただ、兄ちゃんの手にはミドリのカナブンが握られていた。

カナブン握ると臭いんだよな・・






兄ちゃんは、ちょっとていうか、号泣してた。





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なぜか・・カマキリ

2005-04-17 11:04:11 | どうでもいい話
青木さやか・・
調子乗りすぎ・・・




秋になるとススキの季節。
ススキの葉っぱを掻き分けるといるんだな
こいつが。

研ぎ澄まされた鎌を持ち、逆三角形のシャープな顔
透き通る目。
無駄の無い流線型のフォルム。
僕たちがきんちょには、めっちゃスタイリッシュに見えた。

そう、カマキリさ。


ススキの葉っぱってしってる?
細くて長いの。
ある種類の葉っぱは、両端にこまかな棘があってさ、
うかつに触ると手が切れることもあったな。
かすり傷を負いながらも、カマをとるのが僕たちの宿命なのさ。



カマキリをゲットすると、次には、必ずバッタ、それもおんぶバッタ
を捕まえるんだ。
おんぶバッタってしってる?
オスが小さくって、メスが大きいの。
そんでオスが常にメスの上に乗ってるんだ。

こいつを捕まえて、カマの餌にするんだ。

バッタをカマの前に持っていくと、すごいスピードで
カマでバッタを挟み込むんだ。それを口のところへ持っていき
ハーモニカでも吹くようにむしゃむしゃ食うんだな。


今から考えるとずいぶん残酷なことをしたもんだ。


かまきりって交尾したあと、オスを食っちゃうんだよね、メスが。
まあ、人間も似たようなもんか?
東京かまきり婦人って言う映画あったな・・



あと、腹太カマキリってのがいて、これが又腹がでかいんだよ。
こいつの腹を破るとさ、針金みたいのが出てくるの知ってる?


だいぶ前、探偵ナイトスクープでやってたんだけど、腹太カマキリの
腹の中にはハリガネムシが寄生してるんだって。
それで、カマキリが水辺にくると、自分からカマキリのお尻から
出てくるんだぜ。すごいね、自然って。






僕チンも小学生にありがちの探求熱心。
学研の科学と学習の科学の付録についていた
プラスチックでできた昆虫観察用の水槽に
ススキのはっぱとカマをいれて、しばらく飼ってたんだ。



その日は、おんぶバッタ捕まらなかったの。
しかし、カマにえさやらなくちゃいけないし、
なにかいいもの無いかな?
って物色してたの。

すると、いるんだな、どこにでもいる奴。

そう、コオロギです。
あのピノッキオにも出てくる有名人。

こいつなら、いいだろ。

2~3匹捕まえて、水槽の中へ放り込んどいた。
後は、カマに任せればお食事タイム。



そのまま、僕チン寝たのね。
朝おきたんだ。ふと水槽をチェックすると・・・・

カマがいないの・・

どこへ行ったか?

コオロギはちゃんと3匹いるんだわ。
さては、逃げたかな?でもコオロギはいるしな?

ススキの葉っぱをのけてみると・・・


隊長!!
カマちゃんの足発見しました!
な、なに~







どうも、コオロギに食われたようです。






な、な、なに~





俺知らなかった。コオロギが肉食って・・・






カマちゃん・・・合掌








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