東スポWeb
2014年07月01日16時00分
女子高生心霊パニックに専門家「敏感な女子生徒はすぐ伝染」
東京・新宿で女子大生がバタバタ倒れたと思ったら、今度は九州・福岡で女子高生が!!「今15人以上バタバタ倒れとる」と生徒がツイートしたのは、福岡県柳川市の私立柳川高校。30日午前の授業中、1年から3年までの女子生徒計26人が、相次いで体調を崩した。叫び声を上げた生徒もおり、同校は「集団的パニック状態」になった可能性があるとみているが、複数の生徒が「霊に取り憑(つ)かれた」とツイッターに書き込んだ。このため同校は、同日と7月1日を臨時休校とした。
授業中の高校の教室で異変が起きた。同校によると、午前10時前に1年の女子生徒1人が、突然叫び声を上げてうずくまり、動けなくなった。同じクラスの2人も相次いでうずくまり、その後、様子を見に来たほかのクラスの生徒らも同じような症状になったという。顔が青ざめていた生徒もいた。
体調の悪くなった生徒は保護者に付き添われ全員帰宅したといい、同校は1日以降、容体を確認する。この日午後1時すぎに臨時休校とし、大事をとり1日も休校に。森繁光副校長は「原因は不明だが、学校としてきちんとケアをしなければならない。今後、生徒から話を聞いていきたい」としている。
柳川高校生徒のツイッターには「ウチの学校。この前山登りから帰った時に霊をもってきたらしく今15人以上バタバタ倒れとる」「柳川高校女子生徒20人ぐらい霊にとりつかれて暴れだした」「英彦山で“自殺者”の霊がいて、それがついて来て、いろんな人に取り憑いて、取り憑かれた人ゎ“死にたい!”“殺して!”って叫んですっごい暴れてたって」などの書き込みがなされた。
同校生徒が先日、福岡県と大分県にまたがる英彦山に宿泊研修に行き、誰かに霊が憑依(ひょうい)したという話になり、学校でパニックが広がったようだ。英彦山とは日本三大修験山の一つとして知られている。
一方で、近くの油木ダムは心霊スポットとして有名。修験山→霊験→霊という混同が起こり、生徒たちに霊の話が広まったと考えられる。
学生の集団パニックについて、精神科医の香山リカさんは「多感な時期は、オカルト的な話題などを発端に、過度な緊張や不安が伝染しやすい」と指摘し「発端となった話題や人物から距離を置くしかないが、現代はツイッターなどでうわさが拡散してパニックが強まりやすくなっている」。
霊の存在はともかく、修学旅行などの団体行動で、女子生徒が集団パニックを起こしてしまうケースは少なくない。
都内の私立高校男性教諭は「修学旅行先というのは歴史のある土地だから、どこでも心霊スポットと重なる。特に戦争の舞台で多数の戦死者が出ただけに沖縄は他の場所とは桁違い。私もすごく嫌です」と語る。
もちろん、教諭としての立場上、態度には出さないが、それでも女子高生たちは敏感なようだ。
「1人が何かの拍子に泣き崩れるだけで、女子全員に伝染し、ちょっとのことで集団パニックになる。それでケガでもされたら大問題なので、心霊スポットへの修学旅行は行く前から緊張します」と語る。
あるカウンセラーのもとに、某女子高教諭がこう相談してきたという。
「心霊スポットとして有名な観光地に行くと、必ずおかしくなる生徒が出る。帰りのバスで、具合が悪くなったり、奇声を発したり、パニックになるんですよ。『先生、あそこに女の人がいる!』とか叫ばれても、自分たちには分からない。どうすればいいんでしょうか?」
この悩みについて、カウンセラーは「バスで見学先に着いたときに『ここは怖いから行きたくない』って言うコがいたら、そのコをまずバスから降ろさない。置いとくしかない」と指摘する。
しかし、行く前は何もなくても、後で影響が出る場合もあるだろう。
「後でおかしくなったコがいたら、先生たちの部屋に呼んで、他の生徒から隔離しろと。集団ヒステリーになっちゃうから。とにかく落ち着かせ、眠くなる効果がある酔い止めでも飲ませて寝かしちゃうのがいいですね」(同カウンセラー)
ヒステリーを起こす可能性のある生徒を隔離するしかないわけだ。
2014年07月01日16時00分
女子高生心霊パニックに専門家「敏感な女子生徒はすぐ伝染」
東京・新宿で女子大生がバタバタ倒れたと思ったら、今度は九州・福岡で女子高生が!!「今15人以上バタバタ倒れとる」と生徒がツイートしたのは、福岡県柳川市の私立柳川高校。30日午前の授業中、1年から3年までの女子生徒計26人が、相次いで体調を崩した。叫び声を上げた生徒もおり、同校は「集団的パニック状態」になった可能性があるとみているが、複数の生徒が「霊に取り憑(つ)かれた」とツイッターに書き込んだ。このため同校は、同日と7月1日を臨時休校とした。
授業中の高校の教室で異変が起きた。同校によると、午前10時前に1年の女子生徒1人が、突然叫び声を上げてうずくまり、動けなくなった。同じクラスの2人も相次いでうずくまり、その後、様子を見に来たほかのクラスの生徒らも同じような症状になったという。顔が青ざめていた生徒もいた。
体調の悪くなった生徒は保護者に付き添われ全員帰宅したといい、同校は1日以降、容体を確認する。この日午後1時すぎに臨時休校とし、大事をとり1日も休校に。森繁光副校長は「原因は不明だが、学校としてきちんとケアをしなければならない。今後、生徒から話を聞いていきたい」としている。
柳川高校生徒のツイッターには「ウチの学校。この前山登りから帰った時に霊をもってきたらしく今15人以上バタバタ倒れとる」「柳川高校女子生徒20人ぐらい霊にとりつかれて暴れだした」「英彦山で“自殺者”の霊がいて、それがついて来て、いろんな人に取り憑いて、取り憑かれた人ゎ“死にたい!”“殺して!”って叫んですっごい暴れてたって」などの書き込みがなされた。
同校生徒が先日、福岡県と大分県にまたがる英彦山に宿泊研修に行き、誰かに霊が憑依(ひょうい)したという話になり、学校でパニックが広がったようだ。英彦山とは日本三大修験山の一つとして知られている。
一方で、近くの油木ダムは心霊スポットとして有名。修験山→霊験→霊という混同が起こり、生徒たちに霊の話が広まったと考えられる。
学生の集団パニックについて、精神科医の香山リカさんは「多感な時期は、オカルト的な話題などを発端に、過度な緊張や不安が伝染しやすい」と指摘し「発端となった話題や人物から距離を置くしかないが、現代はツイッターなどでうわさが拡散してパニックが強まりやすくなっている」。
霊の存在はともかく、修学旅行などの団体行動で、女子生徒が集団パニックを起こしてしまうケースは少なくない。
都内の私立高校男性教諭は「修学旅行先というのは歴史のある土地だから、どこでも心霊スポットと重なる。特に戦争の舞台で多数の戦死者が出ただけに沖縄は他の場所とは桁違い。私もすごく嫌です」と語る。
もちろん、教諭としての立場上、態度には出さないが、それでも女子高生たちは敏感なようだ。
「1人が何かの拍子に泣き崩れるだけで、女子全員に伝染し、ちょっとのことで集団パニックになる。それでケガでもされたら大問題なので、心霊スポットへの修学旅行は行く前から緊張します」と語る。
あるカウンセラーのもとに、某女子高教諭がこう相談してきたという。
「心霊スポットとして有名な観光地に行くと、必ずおかしくなる生徒が出る。帰りのバスで、具合が悪くなったり、奇声を発したり、パニックになるんですよ。『先生、あそこに女の人がいる!』とか叫ばれても、自分たちには分からない。どうすればいいんでしょうか?」
この悩みについて、カウンセラーは「バスで見学先に着いたときに『ここは怖いから行きたくない』って言うコがいたら、そのコをまずバスから降ろさない。置いとくしかない」と指摘する。
しかし、行く前は何もなくても、後で影響が出る場合もあるだろう。
「後でおかしくなったコがいたら、先生たちの部屋に呼んで、他の生徒から隔離しろと。集団ヒステリーになっちゃうから。とにかく落ち着かせ、眠くなる効果がある酔い止めでも飲ませて寝かしちゃうのがいいですね」(同カウンセラー)
ヒステリーを起こす可能性のある生徒を隔離するしかないわけだ。