創造的深化

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資本主義の限界 ①

2015-11-26 16:31:10 | 経済
資本主義の限界 ①
 今や、日本はまさに資本主義の限界にきている。まさか、と思われるかもしれない。しかし、資本主義の限界点は拡大再生産がストップし、利益を生み出す市場が限界を迎え、資本の実物投資や新規設備投資が不可能になる事態を指している。つまり、内部留保を吐き出す投資先を失ったその時点で、資本主義は下降し終焉に向かっていることになる。
しかし、当の資本主義を支えてきている経団連に名を連ねる企業は、その自覚などない。政治資金供与でつながる政権政治政党と癒着し、露骨に政治権力を利用し、自己の延命のための実現を図ろうとやっきになる。政治的反動化もその一環として現れるし、公的資金を食い物として企業投資先を見出すために海外インフラ等の獲得から、国内需要の拡大のためには今まで禁じ手であった軍事産業の参入、拡大や空母、駆逐艦などの造船、戦闘機やミサイルといった陸海空軍の兵器産業へも、見境なく手を出すしかなくなる。それには日本の場合は、憲法第9条が阻害要因となる。そこで解釈改憲や憲法改正により、国民を犠牲にして活路を見出していく。その企業圧力が社会保障財源等の削減であり、原発再稼働やオリンピックの競技場建設や新種の公共事業として国民のプライバシーを侵害してでも実現するマイナンバー制度でもある。 

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