C5644号機を修繕
大井川鉄道10月に復活運転へ
大井川鉄道の榊原昌夫社長は2月27日、新金谷駅前の同社プラザロコで記者会果し、ボイラーの老朽化などにより現在は運転を休止している蒸気機関車C5644号機を修繕し、今年10月から復活運転することを表明した。
同機関車は、1936年(昭和11年)製。北海道などを走った後、太平洋戦争中の41年にタイへ渡り、戦後はタイの復興に活躍した。その後、スクラップにされるところを79年に日本へ里帰りし、整備を行って翌80年1月から同社で営業運転に使用されていたが、機器の老朽化により2003年(平成15年)12月からは休車扱いになっている。
復活させることになったのは、今年が日タイ修好120周年に当たり、静岡県で実施される記念イベントの一環として、さらには沿線地域の活性化に活用することになったため。約2600万円の修繕費が見込まれているが、その一部は沿線の島田市、川根町、川根本町が補助する。
修繕では、主にボイラーの取り換え、ATSの設置などを実施する。また、外観や塗装もタイ国鉄で活躍していた当時の姿を再現する。
復活予定は今年10月上旬。静岡市で開催される「日タイ友好長政まつり」に合わせ、営業運転を再開する計画。
大井川鉄道のC56が最近見ないなあと思ったらそんなことになってたのね。でも運よく復活できそうで良かった。けど、タイで走ってた頃の姿って一体どうだったんだろう・・・私としてはオリジナルの姿の方が好きなんだけどなあ。2600万円の修繕費ってめちゃ安なような気もするわね。JR九州の8620型が2億5千万もかかるって言うのに、一体この差はなんなんでしょうね。