JR九州に最高賞
鉄道建築協会賞
日向市駅舎で受賞
2007年度(平成19年度)の「第52回鉄道建築協会賞」(作品部門)の授賞式が10月30日、東京都内で開かれ、JR九州の日豊線日向市駅舎が、最高賞に当たる国土交通省鉄道局長賞を受賞した。同社の同賞受賞は初めて。
同協会は毎年、前年度に竣工した鉄道関連施設を対象に、デザイン性や技術向上に貢献したものを表彰。今回16件が受賞し、日向市駅はホーム上屋などに地元産の杉材を使った点や、新工法を採用したことが高く評価された。
ほかの受賞件名は次の通り。
停車場建築賞=東急東横線元住吉駅(東京急行電鉄)▽入選=東京駅日本橋口ビル「サピアタワー」(JR東日本)、仙台空港アクセス線仙台空港駅(鉄道・運輸機構)、友部橋上本屋新築工事(JR東日本)、北陸線長浜駅橋上化(JR西日本)、東海道線藤枝駅(JR東海)▽佳作=仙台空港アクセス線杜せきのした駅・美田園駅(鉄道・運輸機構)、ジェクサーフィットネス&スパ上野新設(JR東日本)、九重駅待合所(同)、駒込駅改良(同)、さくら夙川駅(JR西日本)、串木野駅(JR九州)▽推薦=紀勢線滝原駅コンパクト化(JR東海)、山陽線岡山駅橋上化(JR西日本)、渋谷駅南口本屋旅客便所改修(JR東日本)
仙台空港駅
地元仙台地区から二つの駅が入賞したのはとても嬉しいです。最近は斬新なデザインの駅舎が多い中、こうやって選ばれる事は大変名誉な事だと思います。これからもデザイン的にも機能的にも優れた駅舎が増える事を願います。