鉄道車両アラカルト

今まで全国鉄道の旅をして、いろんな車輌を見ました。そんな車輌たちをまとめてみました。

JR東日本 中越沖地震の鉄道被害

2007年07月19日 | JR東日本

中越沖地震の鉄道の被害状況

 新潟県中越沖地震で、同県柏崎市内では最初の情報ではJRの列車が2カ所で脱線。上越新幹線が約11時間にわたって越後湯沢以北の区間で運転を見合わせるなど、交通網が大きな打撃を受けた。

 JR各社によると、越後線は柏崎駅ホームで始発下り普通電車(2両編成)が停車中、前の車両が脱線。けが人はなかったが、運転再開のめどは立っていない。信越線でも米山~笠島間のトンネルで、走行中の貨物列車(17両編成)の電気機関車が脱線。運転士1人が乗っていたが、脱出し無事だった。

 同線では、青海川駅(柏崎市)西側でがけ崩れも発生、線路が完全に埋まり、東三条~長野間が不通になった。土砂崩れで線路が埋まったJR信越線の青海川駅は土砂が数十メートルにわたって小高い丘のように線路を覆った上、駅の下の海の方になだれ込み、崩れた山は地肌がむきだしになっていた。

 国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は、2件の脱線事故で、調査官各2人を現地に派遣した。17日に現場を調査した鉄道事故調査委員会は、「脱線事故は発生していないことが判明した」と訂正した。

 同省は16日、運行するJR貨物からの連絡を受け、貨物列車が新潟県柏崎市の第1米山トンネル内で脱線したと発表。同省航空・鉄道事故調査委員会は調査官2人を現地に派遣した。

 しかし、調査官やJR貨物関係者が列車を確認したところ、脱線は起きていなかったことが判明。ただし、トンネル内にはコンクリート片の落下がみられ、詳細な状況を調べている。

 JR貨物によると、運転士は(地震で)強い衝撃を感じ非常停止させたが、機関車を降りる時に地面の位置を近く感じ、脱線したと誤解、トンネル内から避難する前に脱輪しているかは確認していなかったという。

この地震では奇跡的に鉄道では人的被害はありませんでした。でも今後同じような地震がいつどこであるかわかりません。その時も人的被害は皆無と言う事にはならないと思います。地震は不可抗力な災害ですけど、これからも災害に強い鉄道作り、人命を第一に考えた災害マニュアルを徹底させて、安全輸送に努めてもらいたいと思います。