初日映像を見て、セットもお衣装も随分変わってるみたいだな、と思いましたが、
御園座に行った娘が、歌詞とか場面とか演出とか凄く変わってて新作みたいだったと言っていたので、配信を見ました。
ちなみに、だいもん(望海風斗)や月組生たくさんと観劇被りしたそうです羨ましいな
改めまして、ひとこくん(永久輝せあ)、美咲ちゃん(星空美咲)トップコンビ就任おめでとうございます
ひとみさ渾身の舞台、観れて良かったです。素晴らしい作品に恵まれて、幸先いいスタートが切れたのではないでしょうか。
ネタバレ少しありますよ。
まあ大変な作品ですよね濃密で圧があって、滅茶苦茶エネルギーががいる。全員の集中力とパワーが必要な作品。
そして観る方も凄く疲れる作品だったのを思い出しました
でもそういう作品だからこそエリザなどと同じく、出演者全体のレベルがグッと底上げできる作品でもあるんだなと思いました。
初演から削られた場面と、書き込まれた新しい場面によって、より分かりやすく整理された感じがします。
初演のKAATからDCで変更になった子ども時代のエピソードは、
理由付けには弱くて中途半端で、いっそ無い方がいいのではと思ってましたが、バッサリ無くなってました。
悪行三昧のドン・ジュアンの生い立ちなんてどうでもいいんですよ。犯罪学のルポじゃないんですから。
ごく普通の善良な両親から、とんでもない悪鬼が生まれたり、同じ様な過酷な環境に育っても犯罪を犯す者と犯さない者がいるわけですから。
ドン・ジュアンの人間性を、観る側の想像に委ねる形になって良かったのではと思います。
ラファエルたちの部隊が全滅、の報が入ったのは、マリアの浮気感が薄まって良かったかもしれません
そして今回ラファエルとその周辺の書き込みがかなり増えてましたね。
一人だけ生き残って帰ってきた罪悪感と絶望が、ドン・ジュアンとの決闘に向かうのがわかりやすくなってました。
れいんくん(天城れいん)は歌はまだまだだなと思いましたが頑張ってね。
逆に配役を見て一番心配していたエルヴィラあわちゃん(美羽愛)は、歌が凄く良くなってて驚きました
そして希波くん(希波らいと)カルロは正直しどころが無いというか、埋没するんじゃないかと思ってたんですよね
咲ちゃん(彩風咲奈)の時は、もっと受け身に見えたので。
でも希波くんのはエルヴィラに対する責任感とか、男気を強めに出してる感じで、
ドン・ジュアンとの関係性も前回よりは対等に近くなってたと思います。
男役として歌もお芝居も凄く成長していて、いつの間にこんなイイ男にってなりましたわ
ホントこれだから下級生はコワイこれからが楽しみになりました。
専科の、じゅんこさん(英真なおき)と、美穂様(美穂圭子)が初演同様元気にしっかり締めて下さってるのがさすがでした。
ドン・ルイは前回よりドン・ジュアンに対する愛が強めになってたような。
家名を気にして嘆きつつも、息子への愛を失くしてはいないんだなと。
初演の方がもう少し冷たかったような気がしたんですが。
そして専科から花組に異動して副組長になった、ゆりちゃん(紫門ゆりあ)、まさかのアンダルシアの美女
素敵でしたが、ほっそいなぁ~元々男役としてスマートな、ゆりちゃんですが
脱いだらマジ内蔵どこにあるんですか?なくらい細くて薄くて。もうちょっとお肉付けてもいいのでは、と心配になりました