道東の旅最終日は、とうろの宿オーナーとカヌーで釧路川を散歩。
私たちは9時半ころにスタート。
少し前にスタートしたグループがいました。
スタートは塘路湖で、アレキナイ川から釧路川へとカヌーは進みます。
私、見てるだけ。
後ろではオーナーさんと旦那くんが頑張ってます。
「姫(姫だったか女王様だったか忘れちゃった)のしもべは頑張って漕ぎます」と
オーナー。
いやいや、私だってこぐってば~そのうち
鳥、寝てる?
釧路川から見えた景色を。
たぶん、ハンノキ。
オーナーが「今日はこの木がたくさんでてきます」と言っていた木。
ホントに風もなく穏やかな日で、ありがたいことに太陽も出ていなかったので、
暑くもなく寒くもなく、いい日でした。
山や、木々が湖面にキレイに映し出されていて、オーナーも「いい日だ~」と。
カモ?気持ちよさそうに泳いでます。
オーナーは釧路湿原の植物や鳥のことなど話してくれます。
途中で「オジロワシの巣があるよ」と指をさしてくれましたが、
まったくわかりません。
今年の物ではなく、昨年の物らしいのですが、残念。
するとオーナー「旦那さんちょっと頑張って、戻るから」と
下ってきた川を上りはじめました。
「姫のために頑張るしもべですから」
一生懸命川を上っていただいたのですが、やっぱりどれかわからなかった・・・。
そりゃあ、簡単にわかるように巣作りはしないよね、うん。
あーおだやか。
ホントキレイでした。
私たちがカヌー散歩したのが14日。
今までも書いてますが、北海道にいる間、天気が良くありませんでした。
釧路川の水量はオーナー夫人が言うには「絶賛増量中」
なので、水量の少ないとき、標準の時に比べれば木々や植物の見える位置が違いますし
もしかしたら流木も増えてるかもしれません。
私たちには初めての事だけど、オーナーは毎日ここで仕事してますから、
毎日変化を感じているそうです。
静かで、いい時間が流れます。
ヨシが少しの風に揺れています。
つい「ざわわ~」と歌っちゃいましたけど。
「違う植物じゃん」とオーナー。
「じゃあ、オーナー新しい曲作っちゃえ」
そんな話をしながらオーナーが
「ここはホントは普段入れないんだよ」と。
水量が多いからカヌーが入れるそうです。
めったに見られない景色をバッグに。
この後ちょっと休憩です。
コーヒーとオーナー夫人手作りのマフィン。
休憩しているとたくさんの虫たちがカヌーに上がってきます。
気が付くと旦那くんにもオーナーの体にもたくさん。
オーナー「ノアの箱舟なんだよ」
やっぱり水が増量しているから、虫たちも上がりたいみたいです。
虫、やっぱり嫌い。
それも蜘蛛はやっぱり駄目。
でも、彼らも生きています。生きようと必死なんですね。
ちょうど良いタイミングで釧路発のノロッコ号が通るスポットに到着。
カヌーは私たちだけでした。
ノロッコ号ではきっと「釧路川でカヌーを楽しんでいる方が見えますね」とか
アナウンスされているはずです。
ノロッコに乗っている方たちは手を振ってくれますから、こちらも振ります。
カヌーは私たちだけだったし、なんだかちょっといい気分♪
きっと誰かのツイッターとかブログとかに出てるんだろうな~。
ホントにいいカヌー日和。
もう間もなくゴールというところで、たぶんシカ。
写真は微妙だけど、もう少しちゃんと見えていました。
動物や鳥に会えるのは運、彼らのおうちにおじゃましているのだから。
そんな釧路川ですが、雨水と一緒にゴミもたくさん流れてきていました。
ペットボトルや発泡スチロールなど。
オーナーたちは、こういうゴミの回収もしているそうで、この時も拾える場所の
ペットボトルを拾いました。
湿原にキレイな黄色い花がたくさん咲いているなあと思ったらそれは、
特定外来種のオオハンゴンソウでした。
オオハンゴンソウは、根っこから抜いても、ちょっとだけでも残るとそこからまた
出てきてしまう、非常に生命力の強い植物だそうです。なので、ただ抜くだけでなく、
その周辺の土ごと除去する必要があり、根は焼却処分をするそうです。
とある北海道を舞台にしたドラマで、バラの代わりにオオハンゴンソウの花束で
プロポーズしたとかというシーンがあるそうなんですけど、(見たことないドラマなので
私は知りませんが)
それってどうなんでしょうね。そのドラマを作った時代にオオハンゴンソウが
特定外来種に指定されていたかどうかはわからないけど、
外来種でプロポーズって・・・微妙なドラマだな~。
そういう外来種の除去も行っているそうですが、なかなか減らないのが現状だそうです。
ゴールが見えました。
あっという間の3時間コースでした。
到着するとオーナー夫人が迎えにきてました。
ここから、車を停めたスタート地点に戻ります。
みんなで写真を撮って
ちょっとおしゃべりしてお別れです。
3時間のコースだけど、オーナー午後にはカヌーの予約が入っていなかったらしく、
時間に余裕があったらしく、私たちがそれほど急ぎではないので、のんびり釧路川を
散歩させてくれました。
オーナーは、実はとあるロックバンドのベーシストです。
今月13日、肉ロックフェスで1日だけ再結成される私たちの時代のロッカー。
できれば行きたかったけど、私は仕事だし、旦那くんは翌日から激務なので
残念だけど断念。1日だけの再結成なんだけど・・・。
ごめんなさいオーナーm(__)m
そんなオーナーとのカヌーとても楽しかったし、考えるものがありました。
オーナーは釧路川を知り尽くしています。
私、そんなことを知らずに予約したんですよ。
最初は釧路市内に宿泊している予定で、早朝カヌーをしたかったんです。
早朝って6時とか7時。
だけど、釧路市内から塘路や細岡まで、あまり早いと電車がありません。
だから迎えに来てくれるところを探して申し込んだのですが、
ちょっとカヌーに関しては申し込みが遅れてしまい、もうすでに満員でした。
そんな中、宿泊も含めて考えなおすことにし、とうろの宿を見つけました。
その時はロッカーだなんて知らなかったし、北海道認定アウトドア資格を
お持ちだとも知りませんでした。
少なくともカヌーをするのに、何かしらの資格は必要だと思っていましたが、
そういう資格をお持ちで、しっかり勉強をされているとのこと。
こういう方に湿原を案内していただけて良かったです。
また、季節を変えて行きたいと思います。
オーナー、奥様ありがとうございましたm(__)m
現在時刻は13時。
釧路空港に14時15分には着いていないとならないし、ガソリン入れて車返さなくちゃ。