いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

鈴鹿鎌ヶ岳シャリガ谷

2013-06-24 | 鈴鹿
鈴鹿のマッタ―ホルン(と言うと言い過ぎか)鎌ヶ岳に行って来ました。

まずは宮妻渓谷へ行くのですが県道44号がわかりづらくてちょっと道迷いで30分のロス。

なんせナビ付いてないもんだから。(山屋は地図とコンパスだもの)

と言うより初めて行く場所に道路地図さえ持たずに行くのが間違いなんですが。


宮妻渓谷の駐車場には先客が1台だけでした。

まず林道を歩いてカズラ谷を過ぎて、シャリガ谷に到着。

シャリガ谷沿いには林道が入っており高度で約700mぐらいまで林道歩きをさせられます。

この辺りはところどころに堰堤が作られており、沢筋を歩く人はいないでしょう。

最後の堰堤を過ぎて沢筋に入ります。

小滝が表れてきますが、足回りは普通のトレッキングシューズです。無理に滝の直登はせずに、巻けるところは巻いて登ります。


いくつかの小滝を過ぎて、二股の滝は右の方から大きく巻いて右又を通過して、また左又の本流に降り立ちます。

さらに開けた岩石ばかりの涸沢を左に見て、本流を歩くと薄っすら暗い中に10mの滝が正面に表れました。

ここは左側から高巻くのが正しいと思いますが、なんか泥の斜面だし、滑り落ちたくもないので、先ほどの開けた涸沢まで戻りました。

そこから登って右にトラバースすれば本流に戻れるような気がしました。(が、実際には戻れませんでした)

上を見るとなんとなく稜線まで上部の岩壁をうまく避ければ、すぐに行けそうな気がしたので、このまま支流を詰めることにしました。

途中から左手の尾根に上がり、藪と岩場の急斜面を右に行ったり、左に行ったりと2時間ほどの奮闘でなんとか支尾根に達しました。

もう黄色いウェアーは草の緑で黄緑に染まって、両袖ともボロボロです。

昨日の雨露で全身ビショ濡れになりながらも、両側が落ちた支尾根の上の踏み跡を進むと、鎌尾根上の登山道にやっと出ました。

駐車場からここまで3時間半も掛かってしまいましたが、なかなか面白いルートでした。

少し歩くとWEBで見覚えのある鎖場が出てきて、鎌ヶ岳が近いことがわかります。


今日は昼から晴れ間も出るはずですが、鎌尾根は霧の中です。鎌ヶ岳も見えません。

おまけに本日はカメラの調子が悪くて、時々シャッターが押せません。途中の滝や岩壁の写真がほとんど撮影できませんでした。

岳峠を経て、鎌ヶ岳のルンゼを上がると山頂でした。

ガスっているのでなんにも見えません。

8名ほどの方が休憩しています。

少し早いですが昼食を取っていると次々に登山者が登ってきました。今日は湯の山方面からの人が多いようです。

昼食後は雲母峰を回るか迷いましたが、右足の外反母趾が痛みだした(本当になんとかせんといかんです)ので、雲母峰は次回の楽しみにしてカズラ谷を下山しました。


カズラ谷にある滝

ところで6月の鈴鹿はヒルが多いんですが、今回も6匹ほどに血のお世話をしました。

一匹はお腹にくっ付いていました。血じゃなくて脂肪を吸ってくれるならいくらでも吸わせてあげるんですが。

帰りに温泉で疲れを取るべく湯の山温泉の国民宿舎に寄りました。


そこで脱衣場にてさらに一匹発見。(ええ加減にせいよ!)
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夜叉ヶ池と三周ヶ岳

2013-06-20 | 岐阜、西濃の山
岐阜県と福井県の境にある夜叉ヶ池と三周ヶ岳に行ってきました。

池ノ又谷の登山口から出発するときは少し雨模様でしたが、少しずつ晴れ間が見えてきました。

この辺りは人工林が無くブナの茂る登山道は歩いていて気持ち良いところです。

登山口から1時間ほどで夜叉ヶ壁が見えてきました。

なかなかアルペン的な様相です。

ここを登るバリエーションルートもあるようですが。

ロープが張られている岩場を少し登るとひょっこり夜叉ヶ池に出ました。

3人が湖畔のベンチにいます。福井県側から登ってこられてようです。


よく見るとモリアオカエルの卵が池のほとりの木々の枝に泡となってついています。


少し休憩して三周ヶ岳へ向かいます。

夜叉ヶ池までは多くの登山者が上がってくるので、登山道は整備されていますが、ここからは踏み跡はしっかりしていますが、冬場の豪雪で笹や枝がつぶされて藪漕ぎが必要です。

両手を使って泳ぐように進んでいきます。

時折枝を掻い潜ったりして進みます。

30分で中間のピークに到着。そこからさらに30分で三周ヶ岳の山頂に立ちました。


山頂を示す看板もありません。

三周ヶ岳から夜叉ヶ池に戻ってくると池の周りには多くの登山者が休憩していました。

この池までは登山者だけでなく中にはまったく何の荷物も持たない観光客らしき人まで登ってきます。

ほんとうに水さえも持たずに登っている夫婦連れもいました。山頂付近で売店でもあると勘違いしているんじゃなかろうか?

登山口にそのこと書いておいたほうがよいのでは、と思うのは私だけ?



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鷺山と百百ヶ峰

2013-06-11 | 岐阜、西濃の山
まずはメタボさんのリクエストに応えて朝一番に鷺山に行きました。


鷺山はメタボさん家の裏山です。(って関係者しかわかりませんが)


白山神社の駐車場に車を置いて、境内の階段を上がると、そこから山頂につながる道が・・・。

ありません。(普通あるんですけど)

ということでどこかに登山道があるはずなので、神社から南側に歩いて行くと心洞寺の入り口に山頂行きの看板を発見しました。


竹林の中の階段を登って行きます。


ところで鷺山はたった68mのほとんど丘なんですが、その昔は佐竹常陸介秀義が築城し斉藤道三も城主であった城跡です。


東屋もある山頂は木立に囲まれて見晴はあまりよくありませんが、隙間から金華山が望めました。


鷺山の後は百百ヶ峰に行きました。

今年はこれで3回目です。

正月の三田洞弘法からと3月の松籟団地から、そして今日は松尾池から登ります。


といっても松尾池からの南尾根ルートではなく、沢筋を登るつもりです。

松尾池は久しぶりです。30年前はここに来るまでの道も舗装もされておらず本当に林道で岐阜市にあって、本当に隔絶されたようなところでした。

今でもその雰囲気は残っていますが。

残念なことに岩船荘は休業中とか。 鯉の洗いとかおいしかったなあ。

松尾池の左端の南尾根に続く登山道に向かいます。

が登山道には入らずに、道から外れて沢沿いに歩き、小さな堰堤を2つ越します。

沢は少ししか水は流れていなくて、普通のシューズでも歩けます。

登山道ではありませんが、結構踏み跡はあるので相当数の人が入っているのでしょうか。


荒れた沢筋を詰めて行きましたが、途中から歩きやすい左側の尾根に逃げました。

この辺は藪はほとんどなく木立の間を普通に歩いて行けます。


やがて大きな岩場に出ました。どなたかのWEBで百百ヶ岩と名付けられていました。

その百百ヶ岩を右に見て、そのまま沢筋を詰めるのが本来のルートらしいのですが、私は岩場を右に高巻いて岩場の上部に回り込みました。

ここからは尾根の上に出て岩場歩きとなります。

クライミングというほどではありませんが、藪と岩場がまじりあってバリエーションの雰囲気があります。

しばらく岩尾根を登ると傾斜が落ちる代わりに藪漕ぎとなります。

メッシュのシャツが引っ掛かって糸が飛び出てきます(涙)

こんなところを登るときは仕事で使う作業服が一番いいのかも。

主稜線近くになって(たぶん)松籟団地から上がってくる登山道に出くわしました。

後は登山道を辿って山頂まではすぐでした。

南に金華山が見えます。

相変わらず百百ヶ峰は人気ですね。山頂には10名ほどの先客がいました。

トレランの人が走ってきて、山頂で全く休まずにすぐ下って行きました。

山頂近くを走る舗装路ではロードバイクの人もいます。

百百ヶ峰はハイカーだけでなくいろんな人がそれぞれの楽しみを得られるいい山です。

山頂からは一旦下ってから権現山へ向かいます。

そこからまた白山展望地(と言っても白山はかすんで見えませんでしたが)を経由して松尾池へと下って行きました。





コメント (3)
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霊仙山

2013-06-05 | 鈴鹿
霊仙山。昔一度登ったことがあります。

確かその時は醒ヶ井の養魚場あたりで所属していた山岳会のザイル祭りだったと記憶しています。

WEBでなにやら土砂くずれで谷山谷登山道が通れないことがわかりました。(実際には通れるんでしょうけど)

そこで通ったことのない柏原からの登山道を選びました。

養鶏場横から登山道が始まります。

最初は林道が続きます。

少しぬかるんだ谷筋の登山道を登って行くと1合目に到達。

そこで気づいたのですが脹脛あたりが何やらチクってします。

パンツの裾を上げてみるとやはりヒルでした。左足首に1匹。右脹脛に2匹です。

もうそろそろヒルが動き出す時期ですね。塩スプレーでも掛けてくれば良かったです。

まあ死ぬわけでもないので大したことではありませんが、ヒルに噛まれると血が止まらないのでパンツの内側に血が付くのがマジ嫌です。

帰りはこの道やめて別の道にしようか?


2合目以降は谷筋から尾根通しに変わるのでヒルの心配はしなくて済みます。


4合目にはコンテナの避難小屋があります。 とりあえずの風雨は凌げるようです。

7合目あたりから景色も良く見えて、と言いたいのですがあいにくガスって遠くが見えません。

しばらく歩くと急に視界が広ろがって、柏原避難小屋がみえました。


中を覗くと仮眠室もあるなかなか立派な避難小屋です。


石ころだらけの経塚山です。

霊仙山頂とは別に最高地点がすぐ南側に見えます。

今日は5名の方と山頂付近ですれ違いました。

霊仙山頂に立った後、最高地点のピークも踏んで、その後避難小屋で早めの昼食をとりました。


御池岳?

昼食後、下山となりましたが、2合目を過ぎて、どうやら1合目付近で獣道に入ってしまったようです。

踏み跡が明確でなくなったのですが、604m峰まで(たぶん)赤い杭につられて来てしまったようです。

そこからは道がわからなくなったのですが、ふかふかの落ち葉の尾根は歩きやすく、コンパスでまっすぐ北方向を外さないよう下れば絶対に国道21号には出るはずなので気にしません。

もっとも登りでヒルにかまれたので、どうも同じルート通りたくないのもありますが。

途中大きな鹿と遭遇しました。写真撮りたかったなあ

そして左右の谷に降りないように尾根を忠実に下ると舗装された林道に出くわしました。


上丹生柏原線です。

後はこの林道を下るだけですが、途中約15mに渡って山側が崩れて道路を完全に塞いでました。

車を駐車してある道の一本西の道路に林道は繋がっていました。

最後は国道を迂回するように回り込んで駐車してある場所へと向かいました。(後で近道あったのがわかったんですけど)





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