いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

水沢岳東尾根から鎌ヶ岳

2023-04-29 | 鈴鹿
最近ネットで面白そうなバリルートを見つけたので行ってきました。
鈴鹿の鎌ヶ岳鎌尾根上にある水沢岳東尾根に岩尾根があります。この岩尾根を登って水沢岳から鎌ヶ岳を周回してきました。


宮妻渓谷の駐車場からスタート。


水沢峠に向かう林道を進んでカズラ谷、ジャリガ谷を越えて中谷橋を渡ったところが水沢岳東尾根の末端です。


尾根尻に入るとすぐ杣道がありました。


レポに出てくる立派な石垣がありました。 その昔は鉱山があったようですね。


急登の尾根伝いに登ります。


もう脹脛がパンパン。 


本日歩く予定の国境稜線が見えました。


目指す東尾根の岩場が見えました。 


もう4足歩行です。


痩せ尾根の急登がまだまだ続きます。


岩場の末端へやっと到着しました。


どこから登ろうか? どこでも登れそうなので正規ルートがわかりません。


うろうろしながら適当に登っていくと短いロープが見えました。


そのロープから右にバンドを登っていくとフィックスロープがありました。

特に赤リボンなどの目印はルートにはありません。岩場の弱点を探すとそこにはフィックスロープがあるという具合です。
一か所2mぐらいの三角のスラブがありました。左足がどうしても上がらずフィックスロープにマッシャーをかませて誤魔化しました。そこを登って右に細いバンドを回り込むとルンゼにもロープが垂れていました。どうやら下からも回り込んで上がってこれるようです。


まだ続きます。


時々浮いている岩や体重をかけると崩れる岩もありますが快適なクライミングです。


途中のテラスから振り返ると。


これを上がると終了の様子。 もうちょっと続いてほしかった。


岩場が終わって緩い傾斜の場所に到着。 山頂はもう近い。


水沢岳到着。


ここから鎌尾根を通って鎌ヶ岳まで縦走します。


キノコ岩は左から回り込むように降りてきました。 花崗岩特有の景色ですね。


水沢岳東尾根の岩場が見えます。 ここから見ても結構ブッシュ多めですが。


この辺りは歩きやすい縦走路





衝立岩と鎌ヶ岳。 衝立岩から山頂手前の岳峠までは細かいアップダウンが続きます。


平日というのにさすが鎌ヶ岳山頂は多くのハイカーさんでいっぱいでした。


下山路の豪快なカズラ滝。


カズラ谷を渡ればもう林道はすぐのはず。

水沢岳東尾根は岩場が苦手でなければ特にロープやガチャは不要ですが私のように体が重くて股関節も硬いならルート次第でスリングの1,2本持っていかれるのがよいかと思います。そのうちメジャーなバリルートになりそうな予感。




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鈴鹿東近江市の東山から土倉岳を周回

2023-04-26 | 鈴鹿
東近江市の東山、キトラ、旭山、ヒキノを経て茶屋川で一泊、翌日三筋滝を登り土倉岳からT字尾根を下って御池川林道に降り立ち車道を歩いて道の駅奥永源寺渓流の里まで周回してきました。


道の駅奥永源寺渓流の里からスタートします。


ここが最初に登る東山の登山口。 ここに来るまでに道を間違えて反対側の日本コバの登山口の方へ歩いてしまい20分のロスタイム。


植林の間を抜けていきます。 踏み跡は明瞭でした。 でも急傾斜。



植生が自然林に変わってきます。下草は全くありません。


途中から左手に見えた日本コバと衣掛山。


最初の東山西峰に到着。 ということは東峰もあるわけね。


分岐点にザックを置いてキトラ山を往復します。


キトラ山に向かう途中に単独のハイカーさんとすれ違いました。 


20分ほどでキトラ山到着。特になんてこともなし。


キトラ山から戻って旭山に行く途中にある東山中峰。


そして東山東峰。


この辺りは緩い起伏が続きます。





旭山到着。











奥に見えるのがヒキノ。


ここも巡視路なんですが水が得られればいいテン場です。


銚子岳と静ヶ岳かな?


藤原岳? ちょっと自信なし。


明るいヒキノ山頂。


ノタノ坂という峠に向かいます。 この辺りは支尾根が多くて緩い起伏の場所が多くどこでも歩けそうなので慎重に赤リボンを探して進みました。


ノタノ坂から茨川という廃村のある茶屋川に向かいます。ここから300mぐらいの区間は急斜面の狭いトラバース道。





茶屋川の雰囲気。 今日は水量が少ないので助かりました。 なんせ防水性能のほとんどなくなったトレッキングシューズなので水につかることは厳禁ですから。


蛇谷との分岐に藤原岳に登る西尾根の登山口がありました。

本日は西尾根取りつきから少し進んだところの川床から一段上がったところにあった炭焼き跡にツエルトを張りました。


炭焼き跡の中には大量の落ち葉がクッションとなって居心地のいいテン場でした。


水量もだいぶ減りました。


善右エ門谷との出会い。 これを詰めても藤原岳に上がれそうだが。


豪快に落ちる三筋滝。 雨後は滝が三本に増えるのでしょうか?


三筋滝の右岸にある高巻きルート。 実際は画像より急斜面です。 ロープが設置されているのでそれを使えば登れるのですがロープ終了点の手前で右に走るバンドを進めば滝の落ち口に出れます。 しかし終了点のさらに上に進んでしまって嫌なトラバースと急斜面の下降を余儀なくされて30分以上ロスしてしまいました。


三筋滝の上流は真ノ谷となります。


ここまでずっとチャラ瀬でしたが少しずつ渓相もよくなってきました。


この尾根は間違って上がりかけた急斜面の尾根。 ひとつ手前の土倉谷出会いから登路が送電線に沿って上がってました。


どこでも歩ける雰囲気のいい尾根。





P944の鉄塔広場。


鉄塔広場にはなんとヘリポートがありました。


土倉岳に向かうブナの尾根。


土倉岳到着。


木立の向こうに見える奥の平。


実際はもっと見上げるような奥の平。 写真だとどうも角度が出せない。単に下手なのかも。


奥の平の頂上直下はバイケイソウの群生。


奥の平その1。 庭園風の佇まい。


奥の平その2。 こちらはカレンフェルトの庭。


奥の平からはT字尾根を下降します。 P918手前はシャクナゲが多いと聞いてましたが、果たしてその通り。


シャクナゲが美しく咲いていました。


いいですね。


疲れた身体が癒されます。 しばらく見ていたい。


そしてP918に到着。


同じくT字尾根のP878。





やっと車道に降り立ちました。 ここから君ヶ畑まで車道を1時間歩きます。


バス停のある君ヶ畑に到着。しかしバスの時間までまだ2時間半あります。 バス待ちはやめてそのままあと6キロほど歩いて駐車してある道の駅まで戻りました。
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天吉寺山

2023-04-15 | 滋賀県の山
滋賀県長浜市の天吉寺山に行ってきました。


大吉寺駐車場。 ここまでの集落の間の道は狭かった。ハスラー君は軽だから問題ないけど大型3ナンバーだと躊躇しますね。


車道を少し登ります。


大吉寺跡案内図。 結構広そうですね。


山門を潜ります。


石段を登って登山道に入ります。


左の斜面の上は車道の工事をしていてこの辺りはずっと頭上注意の看板が並んでいます。


植林は終わって自然林に変わってきました。


いい雰囲気。


手水鉢。


三重の塔跡。


鐘楼跡。


本堂跡。


閼伽池。


大吉寺跡を後にして山頂に向かいます。


それにしてもこんな山奥にどのようにして建立したのでしょうね。木材以外の資材は下の町から担ぎ上げたのでしょうか。
山寺跡を見るといつも思います。


新緑に癒されながら歩きます。


登る前は勝手に寺院跡と植林の山のイメージ持ってましたがどうしてなかなか自然林のいい山です。


稜線に上がってきました。





明るい稜線歩き。


この辺りのシロモジはまだ芽が出ていません。


明るく広い山頂。


木立の向こうにはブンゲン。


白い大きな🍄サルノコシカケ


下山路は山頂から少し戻って往路ではなく西尾根に取ります。


こちらの尾根も素晴らしい。 歩きやすい落ち葉の尾根。 紅葉の時期もいいと思います。
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高屹山、桧ヶ尾山

2023-04-12 | 飛騨の山
昨日に引き続き飛騨久々野の高屹山と桧ヶ尾山に行ってきました。

久々野の民宿でゆっくり朝食をとってから飛騨川対岸の林道に入ります。


高屹山の登山者駐車場に駐車。 2キロ先の登山口にも車は駐車できるそうですがここから歩きます。


朝の林道をぶらぶら。


登山口の案内板。


このホルダーを買おうと思ってましたが山頂では完全に忘れてました。涙


沢沿いに登っていきます。


ここで右に折れるから「右折れ岩」


登山道にはずっとロープが設置されています。 初心者や子供がたくさん登る山なんでしょうね。


頭上に大岩が出てきました。


ゴジラの背


それはこの岩です。


山頂まじかの様子。


山頂ではなく手前のふれあい広場。 ほぼ360度見渡せます。


これは黒部五郎岳、薬師岳も小さく見えます。


槍、穂高連峰。


乗鞍岳。


御岳山。


白山と別山。


広場から少し歩くと本当の高屹山山頂。


下山路にあったキンサンアカマツ、ギンサンカラマツ。


下山路の方が足に優しい落ち葉の道。 単純に往復するならこちらの道の方が楽かな。

次に向かうは桧ヶ尾山。
久々野小坊の集落から林道を進みます。
最初は舗装路でしたがダートに変わって少し進んだところに林道の分岐がありました。


分岐に車を置いてこの地形図にない新しい林道を進みます。


200mほど歩くと山頂方向に笹薮ではない岩がゴロゴロしたところがありました。


笹薮は昨日の黒手山で十分満足したのでこの斜面を登ります。


わりとどこでも歩けます。


大きな岩が出てきたので右から乗越ます。


その岩の上は笹の尾根になってました。


昨日に比べれば大したことはありません。


そして山頂到着。 一般的なコース取りではなかったですが藪漕ぎも少しだけで助かりました。


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日ノ観ヶ岳、黒手山、大沢山

2023-04-11 | 飛騨の山
飛騨久々野周辺の続岐阜100山の5座を1泊で回ってきました。
初日は日ノ観ヶ岳、黒手山、大沢山の三座です。

国道361号の朝日町小谷の公園に駐車。

日ノ観ヶ岳に通じる林道に入ります。


獣除けのゲートを開けて先に進みます。


朝の気持ちのいい時間帯。


さすがは飛騨地方。4月というのに昨夜は雪が降りました。


登山口にはたくさんの杖が用意されていました。 それにしても普通は適当な枝で作った杖なんですがここのはひとつ欲しくなるような綺麗に加工された杖でした。


笹の上に雪がまだ積もっています。 雨具で完全武装して登りました。


登ってきた尾根を振り返えります。


山頂に近くなると岩場が現れました。


山頂に祭られていた阿弥陀仏。


山頂から見えた朝日町の町並み。

日ノ観岳の次は黒手山に向かいます。 朝日町から久々野に抜ける舗装林道は入り口で通行止めの看板がありましたが地元の方が峠までは行けると教えていただいたので看板を無視して進みました。


黒手山の登山口は峠にあります。 舗装林道の路肩に駐車してダートの林道に入ります。 


地形図にない新しい林道が黒手山の山頂方向に続いてました。 多くのレポは新しい林道は通らずにすぐ尾根に取りついていますがとりあえずは新し林道を進みました。 黒手山直下ぐらいの位置で尾根尻に取りつきました。


まったくかすかな踏み跡もない笹薮の尾根です。


久しぶりの激藪です。 


尾根まで上がると標石や境界杭がありました。 尾根上は若干ですが薄っすら踏み跡っぽいところもありました。


山頂ひとつ手前のピークからは放牧地跡の鉄杭が山頂まで続きます。 


山頂らしき場所。HYCの緑のプレートが切り株に掛けてありました。 間違いなくGPSでも確認して山頂のはずなんですが三角点が発見できませんでした。 落ち葉の中か?


木立の間から見えた北アルプス。


三角点見つけられなかったのでなんかすっきりしないけど戻ります。


まだ昼過ぎなのでアルコピアスキー場近くの大沢山に向かいます。

駐車場から少し林道に入ったところで適当に山頂方向に向かいます。


100mほど登るといったん林道に出ます。 これは林道をショートカットしただけですね。


ちょっとした岩場の横を通過して。


疎林なんですが棘の植物が多くて難儀します。


鉄塔に出てきました。 最初から巡視路を探して登ればもっと簡単にここまでこれたかも。


北アルプスもよく見えます。


山頂はこの笹薮の先。 山頂まで150mほどの藪漕ぎです。 黒手山に比べれば楽勝です。


山頂到着。


ここではちゃんと三角点ゲット。

この日は久々野の民宿に泊まりました。 明日は黒屹山と檜ヶ尾山に登ります。


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