奈良散策 第104弾
昨日の続きで、5月28日に家族と行った馬見丘陵公園の続きです。



北駐車場に車を止め、カフェレストランで昼食を取った後、菖蒲園に向かって歩きました。途中、シモツケが一面に咲いてきれいでした。


そして、菖蒲園に着きました。5月だったので、私は全く予期していなかったのですが、結構、いっぱい咲いていました。手入れをしている方によると、今年は3-4日早いとのことです。

菖蒲園とはいうものの、ショウブはショウブ科で全く別の植物です。Wikipediaによると、菖蒲園で咲いているのはアヤメ科のハナショウブ Iris ensata var. ensataというノハナショウブの園芸種で、戦国時代から江戸時代にかけて栽培され品種化されたそうです。江戸系、伊勢系、肥後系、長井古種の4つの系統があり、この花は伊勢系の「春の海」と書かれていました。

それから、また、キンシバイ。

小さな池でコシアキトンボが飛び回っていました。コシアキトンボはまだ撮影していなかったので、何度か飛翔中の個体の撮影を試みましたが、いずれも失敗。諦めかけていたら、家族が「そこに止まっているよ」と教えてくれました。確かに止まっています。これはチャンスだと思って撮りました。イトトンボの同定などをしていたら、これまでトンボを何種類撮ったのか分からなってしまいました。一度、まとめてみないといけません。

これも家族が見つけてくれました。ベニシジミ。

そして、これも。テングチョウ。どうやら、私より注意力旺盛のようです。

これは池の渕に咲いていたガクアジサイ。背景が池で何もないので、まるでスタジオで撮ったような写真になりました。


この日もナガレ山古墳に登りました。そして、そこから見た景色です。遠くの山は若草山から三輪山にかけての山並みだろうと思います。ナガレ山古墳は5世紀前半に築造されたと推定されていますが、被葬者は不明です。



最後は池の縁にあった木です。よく見ると、小さな花がいっぱい咲いています。これも家族が見つけました。家に戻って図鑑で調べてみると、葉の形や鋸歯の出具合、花の特徴からモチノキ科のナナミノキのようです。これは雌雄異株で、雄蕊が写っているので、雄株のようです。
雑談)記事にトンボのことを書きましたが、その後、クロイトトンボ、ショウジョウトンボ、ウチワヤンマが増え、また、辛うじて写っているギンヤンマとクロスジギンヤンマを入れると12種くらいになったのではないかと思います。大和郡山でもっとも優勢なのはコフキで、あちこちの養魚池の上を飛び回っています。養魚池の端や用水路にいるのがシオカラ、湿地帯でコフキと競っているのがハラビロ。木に覆われた用水路脇ではコシアキ。ショウジョウもいますが、数がかなり少なく、オオシオカラに至ってはまったく姿を見ていません。イトトンボでは圧倒的にアオモンイトトンボが多く、それに、ムスジとクロが僅かにいる程度です。チョウでは、モンシロがやたらに多く、次にモンキ、ヤマトシジミあたりが多い種です。キタキチョウはたまに見かける程度です。アゲハではナミアゲハが多く、そのほかはたまに見る程度。最近、ミスジチョウ、ホシミスジ、キタテハ、ルリシジミなどが増え、全部で18種になったのではないかと思います。都会のチョウであるツマグロヒョウモンが少なく、まだ、撮れていません。
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