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奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

尾張徳川家の雛まつり

2025-03-22 21:26:05 | ちょっと足を伸ばして
名古屋にある徳川美術館で「尾張徳川家の雛まつり」という展示が開かれていたので、3月18日に見に行きました。その続きです。



展示室の入り口です。入ったところに雛人形が飾られているのかなと思っていたのですが、





中に入ってみると、こんな甲冑が飾られていました。説明によると、これは大名道具だそうです。毎年正月11日に書院で甲冑を飾り、旗や幟を立てて祝う大名家の年中行事を再現したものだそうです。



これは「葵門蒔絵細太刀拵」と書かれていました。高位な人物の豪奢で美麗な飾太刀を簡易にした細太刀拵だそうです。



これは紙雛図で、江戸時代後期のやまと絵派の画家田中訥言(とつげん)の作とされています。



これは茶室の復元です。





そして、これは二の丸御殿「広間」の「上段の間」を復元したものだそうです。



それから、やはり二の丸御殿に付属した能舞台の復元です。



そのうち、蓬左(ほうさ)文庫に入りました。これは徳川美術館の隣にある図書館です。建物が続いていたようです。



これは中庭です。



展示室がたくさんあったのですが、なかなか雛人形が出てきません。ひょっとして入り口にあった雛飾りがそれだったのかと疑い始めたころに雛人形の展示室になりました。ここが第九展示室だったかな。



これは尾張徳川家14代慶勝の正室貞徳院矩姫(かねひめ)の有職雛(ゆうそくびな)です。有職雛というのは公家の着る装束を正しく考証して作られた雛人形を指しています。





これは尾張徳川家19代義親夫人、20代義知夫人、21代義宣夫人の三世代の雛段飾りだそうです。向かって左が19代、中程が20代、右が21代になって、明治、大正、昭和の人形の変遷が伺われるとのことでした。







これは合貝(あわせがい)です。尾張徳川家初代の義直の生母相応院所要のもので、17世紀のものだそうです。貝の内側に細かい絵が描かれています。



これは犬張子(いぬはりこ)で、尾張徳川家菩提寺建中寺に伝えられたものだそうです。







最後は故・林駒夫氏ゆかりの雛人形だそうです。林駒夫氏は人形作家で人間国宝になられていた方のようです。

この後、徳川園に行ったのですが、次回に回します。


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