奈良散策 第1033弾
奈良市にある漢國神社で12月29日午後から獅子神楽奉納がありました。その続きです。


演目の6番目は「抜身 荒神祓」です。これは獅子神楽の練習に使われるものだそうです。抜身というのは獅子頭などを付けないことで、口には紙をくわえ、激しい舞をしなければなりません。抜身なので手を抜くことができないし、紙をくわえているので口から息はできないし、唾液で濡らすこともできないしとなかなか厳しい練習です。



この演目も「抜身 中村」で若手が中心に舞いました。


これは「荒神祓崩し」。

これは「へべれけ」という演目です。獅子は舞台に上ってすぐに寝てしまいます。

そこにひょっとこが出てきて、観客に酒をつぎ始めます。

女性にばかりついでいるとひょっとこが怒られています。

それで、男性の方にもつぎました。

最後は獅子が酒を飲み干します。


これは「参神楽」という演目です。



そして、これは「太神楽」という演目で曲芸です。いろいろな演目があって楽しませてくれます。

これは「荒廻剣」で、こんな天狗が出てきます。


天狗は観客の頭を叩き回るのですが、最後に獅子の頭を叩きます。そうすると獅子が起きだします。



これは「四方鎮」という演目で、獅子は高く伸びあがったり、床に寝そべったりします。
これですべての演目が終わりで、全部で1時間40分ほどでした。終わってから、南京の入ったぜんざいのふるまいをいただきました。こんなに近くで獅子神楽を見るのは初めでした。先日は田楽も見ることができ、奈良に来てから伝統芸能を間近で見ることができ大変幸せです。
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