奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

久米寺の練供養見物2

2024-05-14 20:46:01 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第1158弾


5月3日、橿原市にある久米寺で練供養が開かれました。今回はその続きです。この行事はもともと當麻寺で開かれている「聖衆来迎練供養会式」がもとになっていると思われます。當麻寺の練供養は、奈良時代の貴族藤原豊成の子であった中将姫が継母に命を狙われながらも、最後には當麻寺の尼になり、生きたまま極楽浄土を見てみたいという願いを阿弥陀如来がかなえて、二十五菩薩を連れて迎えに来たという故事に基づいています。橿原市のホームページによると、奈良盆地では農村地帯で春の一日を農休みの日と決め、村で楽しむ風習があり、これを「レンゾ」と呼んでいたということです。このときに行われた祭典が「久米レンゾ」と呼ばれ、久米寺の練供養だったようです。レンゾは漢字では「連座」と書くみたいです。前回、久米寺の紹介を書いたので、今回は練供養についてです。



練供養は15時から始まるというので待っていると、15時ちょうどに本堂の方で太鼓の音が聞こえ、護国道場から掛け橋の上を幟を先頭に人が歩き始めました。





その後をさまざまな楽器を持った僧侶たちが続きます。



その次は赤い傘をさした住職さんらしき僧侶。



それから子供たちの行列です。



掛け橋の入り口付近で撮影していたら、行列は掛け橋の先の方に行ってしまいました。







二十五菩薩はどうなったのだろうと思いながら、掛け橋の下をくぐって行列を見てみると、中央付近で止まってお経をあげています。





ちょっと離れたところから撮ってみました。



途中で散華があり、見物客が競って拾い集めていました。





読経が終わると行列は本堂の方に向かって歩き始めました。



ふと、護国道場の方を見ると、菩薩がやってきています。





手には仏像のようなものを持って、一歩進んでは、仏像を差し出してしゃがみ、また進むという動作を繰り返しています。この菩薩は観世音菩薩で、手に持っているのが阿弥陀如来なのでしょう。



その後ろからは大勢至菩薩と普賢菩薩が続きます。









観世音菩薩は相変わらずゆっくりゆっくり進んでいます。



その後ろから、大勢至菩薩、普賢菩薩、薬王菩薩、薬上菩薩が続いています。



これは普賢菩薩と薬王菩薩です。



そして、薬上菩薩、陀羅尼菩薩、法自在菩薩、白象王菩薩です。



これは、薬王菩薩、薬上菩薩、陀羅尼菩薩です。



菩薩様の後ろ姿です。



琴を持っているのは金蔵菩薩。



月光菩薩。



大威徳菩薩。



そして、太鼓が続きます。



無邊身菩薩は少し変わった出で立ちでやってきました。



そして、最後は妙音菩薩でした。



行列の人たちと、二十五菩薩が本堂に入ったので、中は満杯の状態です。しばらくして、菩薩様が次々と掛け橋を戻ってきました。どうやらこれで終わりのようです。この後、餅撒きがあったようですが、我々はこれで帰ることにしました。

雑談)昨日は植物の記事を3件出した後、この練供養の記事を出そうとしたら、写真のアップロードが途中でできなくなってしまいました。どうやら1日写真100枚という制限があったようです。仕方なく、練供養の記事は翌日に出すことにしました。アップロードできる写真の枚数が決まっていることをまったく知りませんでした。ついでに、写真を入れるメモリー量にも制限があるかもと思って調べてみたら、無料だと3GBが限度で、既に2.6GBに達していました。ブログを出し続けると直ぐにいっぱいになりそうなので、有料バージョンにするか、別のIDでブログを出すか考えないといけないみたいです。


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