X-Planeもいろいろアドオンを入れたり、シナリーを細かく表示したり、特にバーチャル・リアリティー(VR)を使うと格段に遅くなってフレーム・レートが下がり、実時間が1分でもX-Planeでは40秒しか進まなかったりと極端に遅くなることが珍しくありません。
対策としてはメモリーを増やし、CPUやGPUの性能を上げるのが一番ですが、それには限度があります。
X-Planeの設定にはグラフィックの設定画面があって、そこの設定をできるだけ軽くするとフレーム・レートが上がります。どこをどう動かせばどれぐらい早くなるかは実際にやってみるしかないですが、もっと簡単にかなり効果的にフレーム・レートを上げる方法があります。それはPCの画面の解像度を下げることです。
最近の画面は大型ですから、ヨコで1900ピクセル以上の解像度になっていることが少なくありません。これをPCの設定の変更でたとえば1024ぐらいに下げてみてください。さほどX-Planeの画面が荒くならないのに格段に早くなると思います。特にVRを使うと顕著に差がわかります。しかしタテ・ヨコ比が違うと画面がヨコに歪んでしまいます。また1240X768以下の解像度ではX-PlaneはWindowsモードにならずにFull Screenモードになってしまい、とても使いづらくなります。するとたとえば1360X768の解像度にすると、Windowsモードにすることができて、解像度も結構下がり、フレーム・レートは結構上がります。
先日ヘリで飛んだジャパン・シナリーですが、解像度下げて、シナリーのオブジェクトの数をマックスにしてもう一度飛んでみました。
VRを使った時の解像度の問題はフォーラムでも活発に意見交換されています。
(おわり)