社会福祉士×ちょっと図書館司書の関心ごと~参考文献覚え書き

対人援助の実践、人材育成、図書館学を中心に気まぐれに書物をあさり、覚え書きをかねて投稿中~

「たましいのケア 病む人のかたわらに」藤井理恵、藤井美和 共著 (2000)

2016-01-29 08:01:44 | その他
 スピリチュアルケアについて、主に病院牧師の立場から説いている。

引用
・人生というのは案外、「自分のものだと思っていたのがそうではなく、神から預かっているものだということを知って、手放していく」という作業をするものなのかもしれない。
(p.106)。


 キリスト教者の持つ死生観を理解するために、本書を読んだ。
信仰を持つことで救われること。反対に、信仰を持つことで苦しめられること。その両者をうまく導いていくこともまた、信仰であることを知ることが出来きた。
 神から預かったものをお返ししていくプロセスが、死に往くプロセスにもなる。それが、キリスト教者の持つ死生観の一つなのかもしれない。と少し理解を深めることができたように思う。
 

たましいのケア―病む人のかたわらに
クリエーター情報なし
いのちのことば社
コメント
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