『日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団 2011年度調査研究報告』
カナダで活用されている遺族支援アセスメントの日本語訳版の作成を報告。詳細のものは、今後学会等で発表されるとのこと。遺族支援のアセスメントツールは、未だ日本には存在していない。遺族支援のみならず、実践者たちが理解を深めるためにも、有効であろう。報告が待ち遠しい。
引用
・Stroebeらは、複雑化したグリーフを、それぞれの文化的背景から逸脱したひとつもしくは複数の症状が長期的に表出されること、と定義している。
・BRATでは、ビリーブメントリスクとして次の項目を抽出⇒
社会資源、過去の喪失体験、コーピングスタイル、精神疾患歴、認知・知的しょう害の有無、トラウマや暴力の有無、故人との関係性、死に対する意識
以前見学をさせていただいた米国のホスピスでも、遺族支援のアセスメントツールは当然の如く存在し、患者本人への支援と同等の扱いであった。
日本では特に、一般病院で亡くなった場合は、遺族となった家族の存在は忘れ去られてしまう。
遺族はそれから何年も、生きていかなくてはいけない。生きていくための支援をきちんと実践していくことが、今後の緩和ケアの課題の中心であろう。
カナダで活用されている遺族支援アセスメントの日本語訳版の作成を報告。詳細のものは、今後学会等で発表されるとのこと。遺族支援のアセスメントツールは、未だ日本には存在していない。遺族支援のみならず、実践者たちが理解を深めるためにも、有効であろう。報告が待ち遠しい。
引用
・Stroebeらは、複雑化したグリーフを、それぞれの文化的背景から逸脱したひとつもしくは複数の症状が長期的に表出されること、と定義している。
・BRATでは、ビリーブメントリスクとして次の項目を抽出⇒
社会資源、過去の喪失体験、コーピングスタイル、精神疾患歴、認知・知的しょう害の有無、トラウマや暴力の有無、故人との関係性、死に対する意識
以前見学をさせていただいた米国のホスピスでも、遺族支援のアセスメントツールは当然の如く存在し、患者本人への支援と同等の扱いであった。
日本では特に、一般病院で亡くなった場合は、遺族となった家族の存在は忘れ去られてしまう。
遺族はそれから何年も、生きていかなくてはいけない。生きていくための支援をきちんと実践していくことが、今後の緩和ケアの課題の中心であろう。