沖縄塗装工業

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雨漏り診断士が行く・・・増築などでよくある漏水・・・

2022年09月01日 10時26分42秒 | 日記
 増築による雨漏りとして、増築部分と既設の建物の境目などがよくある雨漏りですが今回は設備の設置の不具合の例をご紹介いたします。
 原因が不明の雨漏りで業者さんもお手あげだったみたいでお声をかけて頂き、現地にて調査しました。
まずは、雨漏り箇所の確認・・・2階建ての増築された建物です。
階段の壁がふやけていました・・・そして、反対側も見ると・・・漏水A箇所
 こちらは、写真では、わかりにくいですがふやけています。漏水B箇所
窓のある壁は問題ないと思われました。
早速、天井裏を確認・・・屋上からの漏水も考えられるので屋根を確認しますが漏水の後は見受けられません。 となると、2階が原因の可能性が高いので2階の床下、浴室などを確認いたしますが、現在、2階は使用していないとのこと。 う~~ん、あれ、床が・・・
ん、ん、何故か、床がデコボコしている感じが・・・
よく見ると、床が暴れている(床下の湿気で木がひねっていること)で、外のベランダを確認・・・

 配管を埋めた後なども怪しいですが、壁際は黒ずみが多くあり床下に浸水している可能性があります。 また、少し水を変えると排水のつまりでベランダに水が溜まりました。 漏水箇所Aはこちらの可能性が高いのでまずはベランダの防水を提案いたしました。 そして、漏水箇所Bは反対側なので再度、調査続行・・・
階段の側の天井裏を確認・・・あれ・・・なんだろう・・・
 普通の天井裏ですが、ん、あれは、
 わかりにくいのでマークしています、アンテナの配線のオレンジカバーが外から階段の壁の中へ・・・その階段の壁は・・・
ちょうど、こちらの壁の中へ・・・・ちなみにこの壁の裏は・・・
普通のお部屋でクロスや窓からの漏水の後は見受けられません。
では先ほどのベランダから外をのぞくと・・・
 使用されていない配線が・・・増築されておりこのアンテナが既設のコンクリートの通気口を通していますが、恐らく通気口よりもこのアンテナの穴が上にある場合は雨が降るとこちらから水が浸入して1階へ影響を与えていると思われます。 これは、増築した際からの構造上の問題になります。 増築の当初は、防水処理しているので問題ないように見えますが、防水が切れると自然に水が入ってしまいます。 本来であれば、防水が切れても水が浸入しないようアンテナの配線であれば既設の通気口よりも下げて設置していれば例え、漏水しても中への侵入はある程度防げたと思われます。 
 雨漏り調査において、原因の特定が難しいと言う物件に関しては、構造上の問題である事が多いです。




コーキング劣化による雨漏れ

2022年09月01日 08時29分38秒 | 日記
今日はサッシ廻りや打ち継ぎ目地のコーキング劣化による雨漏れについて紹介していきます。




こちらはトップライトです。周りのコーキングが劣化しているのが見られます。
こちらの家の場合はトップライトから水が漏れているとのことで実際に上に上がって見るとこの状態でした。


次にサッシ廻りです。コーキングが劣化しているのがわかります。
雨の方向によっては亀裂から漏れてしまいます。