碧田直の いいじゃないか。

演劇ユニット、ミルクディッパー主宰の碧田直が、日々を過ごして、あれこれ思ったことを、自由気ままに綴ります。

無題そのひゃくさんじゅうさん

2016-08-29 14:59:25 | 日々
水曜に映画を観に行くことにした。話題になっている『シン・ゴジラ』である。ゴジラ映画を映画館で観るのは初めてではないはずだが、いつだったか覚えていない。八十四年の『ゴジラ』かもしれないが、それも定かではない。大人になってからの、いわゆる平成ゴジラは観ていない。とにかく、映画館でのゴジラは、それほど馴染みの存在ではなかった。

では、ゴジラ映画は観ていないのか、というと、昭和に限って言えば、おそらくほとんどを観ている。これは、同世代の男性だと、ほぼ同じようにゴジラ(あるいはガメラ)を観ているはずだ。なぜかというと、夏休みや正月休みなど、節目節目の休みにゴジラ映画はテレビで繰り返し放送されていたからである。

当時の放送コードにひっかかるのか、第一作目の『ゴジラ』は放送されていた記憶がないのだが、それ以外をテレビで観てしまったために、ゴジラはテレビで観るもの、という余計な刷り込みが出来上がってしまい、以来、映画館にまで足を運ぶことがなくなってしまった。惜しいことをしたと思っている。

ゴジラ映画がすべて傑作というわけではないと思う。が、怪獣映画は怪獣の巨大さを、おののきながら楽しむものだ。かつてのテレビサイズは、ストーリーを追うには適しているが、迫力という点では大きく劣った。音響効果もまるで違う。ゴジラ映画が傑作であれ、駄作であれ、映画の巨大スクリーンに映えることは間違いない。

また、ゴジラ映画は、ゴジラが登場するから、子供の観るもの、という思い込みは、自分の視野を狭めるだけだからやめたほうがいい。特撮だからこそ描ける世界観や、テーマを盛り込むことができると考えたら、こんなに自由な世界もない。ましてシン・ゴジラの監督は庵野秀明だ。よりこだわったゴジラ映画を作っているに違いない。

と、ここまで書いたが、もちろんまだ観てはいないので、期待感だけを膨らませて、映画に臨もうと思う。面白かったら、またブログに感想を。つまらなくても感想を書くつもりではあるけれど、面白いことを望む。
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