みなさん、こんにちわ!!
有楽町で露店をやってます、よっし~です
今日は、銀座を歩いていて感じた、ストレートな疑問を出してくれた若い男性のお客さんとのやりとりを書きたいと思います。聞いてくれた疑問は、
■『みんなが揃って、VUITTONのバックを持っているのはなんで?』
というもの。まさに、有楽町・銀座の街にピッタリの『市場』をテーマとしたお題、面白そうですね、早速その意識を探ってみましょう!!
ということで一緒に露店をやっていた店主さんが答えてくれました。
聞いてみたいなと思ってくれた方は、本文に行く前に今日も『ポチッ!』とお願いします。
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【1】まずはブランドが欲しいですか?という問いに対する実感から。お手伝いをしてくれていた女の子が話してくれました。
実感A:『みんなが持っているから欲しい!』
実感B:『一つぐらいは、高価な物を持っていたい!』
なるほど、ブランドが欲しいという意識はこのあたりから来るんですね。
【2】では、この意識の出どころを、更に社会の状況から考えてみましょう。
現在は、国家も家庭も学校も企業もガタガタ、閉塞感が高まる「収束不全」の時代。
→どうしたら良い??という「答え欠乏」がみんなの間に高まっています。
→しかし、「答えがない!!」
→だから「何でもいいから確かなものや、感覚を得たい!!」という思いになります。
①そこからまずは、実感A:『みんなが持っているから!』につながるんですね。
ポイントは、確かな感覚を得る為に、「みんながどう思っているか?」が羅針盤になっているということ。
みんなが持っているから自分も欲しい→持っていないと不安になる という構造なんです。
これは、一昔前の「人とは違う自分の象徴」としてブランドを身につけるという感覚とは、今や180度正反対の感覚になっているんですね!!
②更にもう一つ、実感B:『一つぐらいは高価なものを持っていたい!』という感覚につながる構造は?というと
確かなものを得たいという思いは、『なんであれ高価なものは、いいものだ』という旧い価値軸への目先収束を加速させるんです。(例えば、他にも婚姻制度はガタガタである現状を目の当たりにしても、結婚したいという若者は急増していたりというのも既存の価値軸・制度への目先収束の一事例ですね。)
というのが、『ブランド人気、なんで?』に対する答えです。
もっと知りたい方は、こちらも参考に読んでみてください!
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=85879(るいネット)
ブランドものとは何か?⑤~知らず知らずのうちの観念支配
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=85915(るいネット)
ブランドものとは何か?⑥~代償幻想物
そして最大のポイントは、
【3】いずれにせよ、この「収束不全」を突破する活力にはつながっていない!
ということです。やはり高まる「答え欠乏」と対峙して、時代に合わない旧い価値軸は捨てて、答えをつくり、供給していくことにこそ、次代のみんなの活力源はあるんです
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お題を聞いてくれたお客さんは、「ふと感じた疑問からここまで深い話が出来るとは思わなかった!!」と好評価をしてくれました!
なんで屋では、日常街を歩いていてその場で感じた疑問に対しても、このように全力で実感から組み立てて、答えを出していきます!なので、日々感じる「なんで?」を気軽にどんどんぶつけに来てください。街行くみなさんのご来店を、お待ちしています
有楽町で露店をやってます、よっし~です
今日は、銀座を歩いていて感じた、ストレートな疑問を出してくれた若い男性のお客さんとのやりとりを書きたいと思います。聞いてくれた疑問は、
■『みんなが揃って、VUITTONのバックを持っているのはなんで?』
というもの。まさに、有楽町・銀座の街にピッタリの『市場』をテーマとしたお題、面白そうですね、早速その意識を探ってみましょう!!
ということで一緒に露店をやっていた店主さんが答えてくれました。
聞いてみたいなと思ってくれた方は、本文に行く前に今日も『ポチッ!』とお願いします。
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【1】まずはブランドが欲しいですか?という問いに対する実感から。お手伝いをしてくれていた女の子が話してくれました。
実感A:『みんなが持っているから欲しい!』
実感B:『一つぐらいは、高価な物を持っていたい!』
なるほど、ブランドが欲しいという意識はこのあたりから来るんですね。
【2】では、この意識の出どころを、更に社会の状況から考えてみましょう。
現在は、国家も家庭も学校も企業もガタガタ、閉塞感が高まる「収束不全」の時代。
→どうしたら良い??という「答え欠乏」がみんなの間に高まっています。
→しかし、「答えがない!!」
→だから「何でもいいから確かなものや、感覚を得たい!!」という思いになります。
①そこからまずは、実感A:『みんなが持っているから!』につながるんですね。
ポイントは、確かな感覚を得る為に、「みんながどう思っているか?」が羅針盤になっているということ。
みんなが持っているから自分も欲しい→持っていないと不安になる という構造なんです。
これは、一昔前の「人とは違う自分の象徴」としてブランドを身につけるという感覚とは、今や180度正反対の感覚になっているんですね!!
②更にもう一つ、実感B:『一つぐらいは高価なものを持っていたい!』という感覚につながる構造は?というと
確かなものを得たいという思いは、『なんであれ高価なものは、いいものだ』という旧い価値軸への目先収束を加速させるんです。(例えば、他にも婚姻制度はガタガタである現状を目の当たりにしても、結婚したいという若者は急増していたりというのも既存の価値軸・制度への目先収束の一事例ですね。)
というのが、『ブランド人気、なんで?』に対する答えです。
もっと知りたい方は、こちらも参考に読んでみてください!
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=85879(るいネット)
ブランドものとは何か?⑤~知らず知らずのうちの観念支配
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=85915(るいネット)
ブランドものとは何か?⑥~代償幻想物
そして最大のポイントは、
【3】いずれにせよ、この「収束不全」を突破する活力にはつながっていない!
ということです。やはり高まる「答え欠乏」と対峙して、時代に合わない旧い価値軸は捨てて、答えをつくり、供給していくことにこそ、次代のみんなの活力源はあるんです
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お題を聞いてくれたお客さんは、「ふと感じた疑問からここまで深い話が出来るとは思わなかった!!」と好評価をしてくれました!
なんで屋では、日常街を歩いていてその場で感じた疑問に対しても、このように全力で実感から組み立てて、答えを出していきます!なので、日々感じる「なんで?」を気軽にどんどんぶつけに来てください。街行くみなさんのご来店を、お待ちしています
こうい目先の秩序収束って、他にも、やたらと資格志向が高まっている例とか、やたらと大学の授業の出席率が上がっているとか、家出娘が突然親孝行娘になって実家に帰る(親元収束)とか、色々ありますね。
・・・目先に過ぎないので結局活力衰弱するだけですが・・・
あと、最近は女の子なんかでもブランドなんて興味ない!って人も出てきていて、もはや目先の幻想に騙されず、本当に「必要か否か?」という真っ当な判断軸でものを考える人が出てきたってことだと思います。
(⇒るいネット『超国家超市場論24 必要か否かの『判断の土俵』が、国家と市場を呑み込み、解体し、再統合してゆく』参照)
「ミツグ」君なんてのも居たしね。
私は、20年前に現役(なんの?)だったんですが・・・
当時も収束不全や目先収束前夜って感覚でしょうか?
行き先が無くて、ボディコン、お立ち台ギャル、オタクと発散的にカリソメの収束先に取り合えず突っ走っていた感覚とでも言いましょうか?
そう言えば、その少し前(10年位前?)には「adidas」が流行ったりしていましたよ。
流行の裏にある意識潮流を分析するのも面白いかもしれませんね・・・
そんなにヴィトンが「かわいい」とは思えなかったし(←これは価値観ですが…)
みんなが持っているのかどうか?が重要なんですね!!
そういえば僕が小学生の時流行っていたファミコンもみんなが持ってるから欲しいって思ってたようなことを思い出しました。
今の子供たちが欲しがるものもみんな(中身があるなしに関らず)「みんなが持っている」というキーワードがありそうですね
書かれている理由以外にも、ブランドを買いたがる理由があると思うのですが、どうでしょう?
「何をすれば、私は嬉しい(楽しい)でしょうか?」
「~は私に合っていますか?」
というのが多いのですが、いつも聞くたびに「自分の感情や感覚なのに・・人に決めてもらうの?」と思っていました。
「あなたは、どうしたい(どう思う)ですか?」と聞くと、とても自信なさそうに答えるか、分かっているのに「分かりません」と声にできない・・。だから
>「何でも良いから確かなものや、感覚を得たい!」
という感覚・・納得です。
その感覚を得るために、周囲の目を羅針盤にしてしまっている・・。その結果、自分の持ち物・自分の気持ち・・・自分で考える事が出来なくなって、目先収束してしまう→充たされない→新しく目先収束 というスパイラルになっていくんですね。
確かにこれでは、いつまで経っても充たされないですね・・・。
とっても大きな気づきでした☆
しませんけど…ね?
ただ、現地イタリアでは、鞄屋サンの職人の技が
伝統としてある中で、このヴィトンの鞄も位置して
いるという事実はあると思う。
日本人が一番購入するってんで、現地でも有名らしい
のデスガ。ただ、職人サンに言わせると、鞄を買う
日本人観光客は、ヴィトンそのもに対してはあまり
敬意を払ってないように見受けられるようです。
まあ、売れることに対しては歓迎したいのですが、
無分別な購入っぷりに躊躇も隠せないというのが、
本音のようですね。
「そんな若さで購入できる代物じゃないのになあ」
と不思議に思うそうな。
この時のお客さんの好評価、本当に嬉しかったです。そして、なんで屋さんの答えは深いです!すごいです
何度か友達と、今回のお題「ブランドってなに?」に近いことを話したことがあります。
「ふと感じた疑問」って、実は疑問に思っている人が多いと思います
>でも、VITTONが流行ったのはかなり前から、20年くらい前のバブルの頃からって聞いたことありますが、その頃から収束不全や目先収束だったのですか?
(チバさん)
>>当時も収束不全や目先収束前夜って感覚でしょうか?(クリリンさん)
そうですね、『収束不全⇒目先の秩序収束』が顕在化したのは、2002年ごろからです。なので20年前は、クリリンさんがおっしゃるように目先収束前夜で本文でも少し触れましたが、「人とは違う自分の象徴」としてのバブルとともに膨らんだ幻想価値への収束が色濃かったのだと思います。
>目先の幻想に騙されず、本当に「必要か否か?」という真っ当な判断軸でものを考える人が出てきたってことだと思います。(Genさん)
次代の活力源を生み出す評価軸は、ここにあるんですね。同感です!!
>今の子供たちが欲しがるものもみんな(中身があるなしに関らず)「みんなが持っている」というキーワードがありそうですね。(社会人♂さん)
そうですね、持っていることを自慢したいのではなく、仲間はずれにされたくないという感覚なんですよね。
このようなケースの場合も、ガタガタの閉塞した社会での『収束不全状態』という根本は同じで、日々充足感が得られないがゆえに、衝動買いというストレス発散で自我充足に走ってしまうということではないでしょうか?
>周囲の目を羅針盤にしてしまっている・・。その結果、自分の持ち物・自分の気持ち・・・自分で考える事が出来なくなって、目先収束してしまう→充たされない→新しく目先収束 というスパイラルになっていくんですね。(ともこさん)
この収束不全の時代において、『みんなを羅針盤にする』というのは、答えへの第一歩なのだと思います。
むしろ、みんなへ向かったときに、その意識が周囲の目を気にしすぎるというところどまりになってしまっているところが自分スパイラルにはまり込む原因だということですよね。みんなに向かうということは、「みんなどうなの?」というところから「みんなはどうしてほしいのか?」という期待を捉えそこに全力で応えていき、評価を受けとめるということを繰り返すことだと思います。それがおっしゃられている判断する力や自信を形成するのだと思うので入り口としては良いと思うのですが、どうでしょうか??
>ただ、現地イタリアでは、鞄屋サンの職人の技が
伝統としてある中で、このヴィトンの鞄も位置して
いるという事実はあると思う。(ヤマダイさん)
こういった史実や事例も重ねながら、このお題の答えの核心にどんどん迫っていきたいですね!
>「ふと感じた疑問」って、実は疑問に思っている人が多いと思います(さちさん)
そこにみんなで気付いていけることが、まさに路上空間、そしてネット空間の可能性ですよね!!なのでこういう場でどんどん開き出していきましょう