彼女も、「植物は言葉(心情)を理解する」というのを
七咲と同じくらい信じている人です。
しかし彼女は「きわものハンター(珍種・げてもの種専門)」なので、
彼女主導の、植物ひやかしに付き合うときは、こんな会話になります。
(何しろ奇天烈なやつとかぶさいやつとかしかいない)
「ぶさい」は、彼女なりの最大の褒め言葉ですが
初対面の植物たちには相当な痛手ではないか?と、我に返り
ついつい、口を滑らせた後に、二人してフォローに必死です。
これが七咲が主導の場合だと(普通の園芸店で)
「あー、この花さえなければ素晴らしい!花は無用!」
「確かに、この奇抜な葉っぱだけやったら買うなあ。なんで花が咲くかな」
「花が葉を押しのけてまで主役張らんでもええよなあ」
とか
「これ!この花は好き!!めっさ良い!惚れる!」
「え?でも、それ蕾ちゃうん。咲いたらこんな花になるで?」
「うわあ~、それあかん!地味!平凡!だったら咲くな、っつーんだよな!!」
とか
自己中心的な会話をしていて、ハッ、と我に返り(ここは花屋だ!)
やっぱり彼女と二人で、フォロー必至です。
花屋をめぐっての暴言の数々・・・。お詫びします。
自分の好みに正直すぎてスミマセン。(ついでに口が軽くてスミマセン)
こんなやつの戯言など聞き流して咲いてください。思う存分。