葉っぱのミカタ4

100均だって!素人だって!
葉っぱと仲良くお喋りすれば
観葉植物は育ちます♪

玉翁

2008-11-14 19:59:31 | 100均観葉図鑑「た」

一年前のさぼてんフィーバーの時に入荷した子です。

一年前、っていうのが、いかにも記事にする事がない、という代名詞です。

お店での愛称は「ご隠居」。

毎朝のごあいさつで、きちんと整列させながら、ぼやく七咲。

「ご隠居ー、今日もとげが痛いっすねー」

「何を言うとるか、このとげが痛い言うとるうちは、お前もまだまだじゃ!」

「へい、七咲はいつまでも末長く、「まだまだ」の塩梅が良いんでさぁ」

 

・・・とかいう会話も痛々しい朝のコミュニケーション。

 

 

 

■お店での様子■

 

タマオキナ、という名前が、縁側で茶をすすってるよーなイメージなので、

思わず、勝手に隠居させてしまいました。

オキナ、というと、剣客商売の秋山小兵衛。を思い出すので。

そりゃ隠居しちゃうでしょうよ!って事で。

(あ、テレビの方ではありません。あくまで小説の方の、小兵衛です。

いや、テレビのあの人は、どーしても主水さんだから。ムコ殿だから。)

 

…若い人には解らない話してすみません。

それくらい、この子について話すことがありませんです。

 

じゃあ載せるな、って話ですが、せっかく撮ったので…。

玉翁も、縁あって入荷したからには、日の目をみたいでしょうし…。

(七咲に隠居させられるわ、お蔵入りされちゃうわ、では目も当てられない)

 

まあ語ることがないくらい、翁、微動だにせず。 って感じでした。

(売れ行きも然り、体調管理もまた然り)

 

 

■七咲おすすめポイント■

 

ネットで調べると、「ご隠居」と呼ぶのがはばかられるくらい、

可愛いお花が咲いてました。

あたまのてっぺんに、ぐるりと蕾がある様は花冠の様。

あと、とげも、もっと白くてほわほわしている様な感じでした。

 

このご隠居も、ああなるとは想像し難い・・・。


ツルマサキ

2008-10-06 13:30:58 | 100均観葉図鑑「た」

まさかのまさき、つるとかめかみかむかむ。

何を言ってるんでしょうか。

お店での愛称は、「ツルマ」。

そこまで呼ぶなら、最後の「サキ」も一緒に呼んでやりなさいよ、という感じ。

 

 

■お店での様子■

 

このメーカーさんは大体2鉢づつ入荷したので(今は最低でも5鉢くる)

売り切るのに手こずる事はそうそうないです。

そうそうないだけに、あまり覚えてないんですけど。この子。

 

前回のマサキの仲間だと思っていました。

マサキは樹木、ツルマサキは多年草、と検索でヒットしたのですが

ここの写真で見る限り、こっちのツルマのほうが樹木っぽくて

前回のマサキが蔓性の草っぽいんですが・・・(ハツユキカズラっぽい)

まあ、当方の写真は何の当てにもならないですし・・・。

 

あ、どっちもエオニマス、って学名でした。

だからそれがどうした? と、いわれればそれまでなんですが

アディエマスみたいだな、と思ったら覚えてしまいました。

ただそれだけ。

 

・・・無駄にすぎる知識です。

こういう無駄知識で脳の空きを埋め尽くしていくから、

肝心のことは、「容量がイッパイです」とか言われるんじゃないだろうか。脳に。

 

それはともかく。

性質はマサキと同じく、直射日光、寒さに強い。暗さに弱く、葉水を嫌う。

という検索結果でした。

(いやもう、ホントになんの思いでも思い入れもなくてどうにもできない)

 

 

■七咲おすすめポイント■

 

思い入れもないだけに、何をオススメしようか、って話ですが。

まあ、前回のマサキに準じていただければ・・・。

(器で有効活用!貧乏性万歳!みたいな)

 

よそでは、「グランドカバーや、寄せ植えに最適!」とオススメされていました。

そうそうそう、それこそが「オススメ」という名に恥じないオススメですよ!

と、賞賛してすごすご帰ってまいりました。

 

しかし「オススメ度50%」、という記述も見てしまいました。

 

それは、勧めているのか、いないのか。

 

オススメはしないけど、勧められなくても買いたい、って人にオススメです!

ってことか。

 

その数値に微妙に突っ込む己の狭量さが、いかんともし難い。

・・・ああ、秋だなあ。


トックリラン

2008-06-30 18:27:01 | 100均観葉図鑑「た」

過去に書いたトックリラン(別名ノリナ)の写真が

あまりにも、あんまりだったのですが

最近入荷した子は、まだしもトックリランの特性を伝えられるかもしれない?

と語尾上がり的に思い、撮影してきました。

売場での愛称は「トックリ」。

味もそっけもないですが、これくらいが丁度良い。

それくらい、売場でも味もそっけも人気もない子です。

 

*トックリラン 育て方*

明るさ

強い(夏でも直射日光OK!)

暗さ

弱い(何が何でも明るい場所へ)

寒さ

強い(5度まで下がっても大丈夫)

水やり

乾燥(土が乾いてから2~3日程)

葉水

嫌う(葉っぱが落ちます注意★)

 

■お店での様子■

 

過去から何ら変わりなく人気のないトックリラン。(過去記事はコチラ

時の流れに翻弄されず、不滅のものって素晴らしい。

 

とか言ってる場合では当然なく

 

少しは翻弄されてビッグに売れる子になって欲しいものです。

植物界の流行がよく解らないのですが、トックリランの流行がきたら

すかさずそのチャンスをものにしたいと思います。

売れないアイドルの営業をしているマネージャーのような気持ちです。

 

さて、そんなトックリランの幹の部分の写真です。

ウチに来る子は、大体土の中に埋まっていて解りにくいのですが、

まあ、こんな感じで膨らんでくると思っていただいていいかと思います。

 

いや、思っていただくより、大きく成長した画像が載っているサイト様で

ご確認いただくのがいいかと・・・。

 

当ブログの売りは、しょぼい!へぼい!ちんまい!でございます。

ちんまい子たちを見て、成長した姿を見、感動していただくのも一興。

また、成長した子のちんまかった頃の姿を、在りし日の姿を

しみじみ懐かしんでいただくのも、これまた一興。

どっちのベクトルでも、ちょっとした、感慨に浸れると自負しております。

(・・・というか、そこしかないというか・・・)

 

 

■七咲おすすめポイント■

 

膨らむんです。どうですか?買いたくなりますか?

正直、私はあんまり・・・膨らむくらいじゃ購買意欲はそそらないだろう、と

思ってはいるのですが、

 

まあ、これでトックリに対する義理は果たした。(自己満足)

 

と、勝手に解決しておいて。

 

最近入荷してくるトックリにかんしては、幹よりも気になっている事があります。

 

 

過去に入荷していたトックリは、こんな感じで

 

「長髪が気障にたなびくニクイヤツ」。

 

だったのですが、今の子は、上の写真の通り、短髪です。

あれはフレームいっぱいで切れているのではありません。

たまにそういう写真も撮ってしまう人が何をいわんや、って感じですが(笑)

 

 

こんな感じで、ぱっつんぱっつんにされています。

 

なぜ?どうして?長髪を短髪にする必要が、どこにあるのか?

出荷の際に、あまりに長すぎて、並んで絡まってうっとうしいのか?

いや、それをいうならワイヤープランツだって解けないくらい絡んでいる。解くけど。

 

ここまで短髪にされては、お店でこれ以上短髪にできない!!って話ですよ。

 

と、内心ビビったので

トックリランの管理を「乾燥」から「普通」レベルに切り替えました。

トックリは乾燥好きということなので、あまり水をやらなかったのですが

居残れば居残るほど、葉っぱが枯れて、切って、枯れて、切って、

を、こ れ で も か と繰り返します。

 

乾燥好きじゃないんかい!

 

と叫んでしまいそうなほど、乾燥に弱いので、最近は水をやるようにしています。

他の乾燥好きの子も、気をつけて乾かしすぎないように

目を光らせるようになりました。

どうも、この赤チャンたちは、まだ「乾燥」というものが

 

自分の好きな環境なんだ~♪

 

と理解してないような気がします。それくらい、枯れます。

 

今回の子たちも、とりあえず「普通」レベルで水をやっています。

土が乾いたら、鉢底から流れ出すくらいたっぷりと。

これが当店の「普通」レベルです。

個々の様子にもよりますが、まあ2~3日に1回くらいのペースで

状態を保てるようになりました。

乾燥の場合は土が乾いてからさらに長々様子を見るので、

月に1~2回くらいの割合になります。 そこまで居残られると悲しいですが。

 

しかし、この短髪も、メーカーさんが

 

「枯れて~切って~、また枯れて~♪ あ!どした!(合いの手)」

 

を繰り返した結果なのだとしたら

 

メーカーさんでも枯らすのに素人が枯らさずにいられようか?!

 

いや、枯らさずにはいられまい!

 

と、変な自信をもたらしてくれる、凄い奴です。

おかげで、気が大きくなって(だって枯らさずにはいられまい、ですよ?)

はっはっはっ、枯れとけ、枯れとけ!!

という気構えで接しているので、今のところ、まだ切ってません。

 

人間も葉っぱも、神経質になりすぎるのも問題です。

あ、別に髪の話じゃないですよ?葉っぱです、葉っぱ。


タマツヅリ

2008-04-05 16:28:21 | 100均観葉図鑑「た」

過去の入荷では「セダム」というネームプレートで入荷していた子です。

お店での愛称は「タマ」・・・かな。

猫みたいで軽い響きが、外見の可愛らしさに合っているような気がします。

とは言え、速攻で売れるので、その愛称で呼んであげることはまずないと思いますが。

まあ呼ぶとすれば入荷時のご対面で、「お!きたなタマ!」 というくらいでしょう。

それくらい人気があり、かつ、異常に神経をつかう子でもあります。

 

*育て方*

明るさ

最強(夏でも直射日光OK!)

暗さ

弱い(何が何でも明るい場所へ)

寒さ

強い(5度まで下がっても大丈夫)

水やり

乾燥(土が乾いてから日をあけて)

葉水

嫌う(葉が落ちます!注意★)

 

■売り場での様子■

 

何に神経を使うかって、その愛らしい多肉の葉っぱが、非常に脆い!!

わずかな衝撃でぽろぽろと落ちてしまいます。

勿論、触っても落ちますし触らなくても落ちます。とにかく落ちます。

 

また、脆い上に、蔓性じゃないの?ってくらい自力で立たないので

店では「ベストオブ軟弱王!」の称号を与えたいくらい、軟弱です。

七咲としましては、なんだか同族意識が芽生えるほどに、骨のない奴め!て感じです。

骨のなさには自信があります。

 

このベストオブ軟弱ランキングを開催すれば

 

「我こそが!」

 

と勇んで駆けつけるであろう諸君は

オトメゴコロ(過去記事はコチラ)、虹の玉(未来記事はコチラ)、新タマツヅリ、でしょう。

そんなに張り切って競い合うようなものですか、軟弱さって・・・。

(ああでも、七咲もそこに混ぜてもらってもいいですか)

 

この子たちが来た時は、非常警戒警報発令!て感じで

 

触るな危険!!(アナタじゃなくて、植物が)

 

の赤い紙POPが張り付けられます。

果たしてどれほどの方が読んでくれるものか?と思ってはいるのですが

この警戒警報POPを張り出してからは、生存率が上がり、

ほぼ無傷で売れていくようになりました。ご協力ありがとうございます。

 

売場の見栄えより、葉っぱの生存!が、モットーのお店でございます。

 

 

■七咲おすすめポイント■

 

今回の入荷は写真のように、まだ大きく成長していないので、大変助かりました。

防御カバーもいらず、この見栄えのいいまま陳列できたので、好評だったようで。

 

タマはこれくらい小ぢんまりしたくらいで入荷してくれると嬉しいです。

過去には、アナコンダ並みにのたうちまわっている程、成長した子が来たりもしましたが

もう本当に、葉っぱが、秋の銀杏並木か?ってくらい落ちまくって(大げさです)

あたふたしたものです。

 

この小ぢんまりさが可愛くてお求めになられたお方様、ものすごく成長しますので

びっくりなされませんように。

小ぢんまり感を大事にしたいなら、適度に切って挿し木にして殖やせます(ご安心を)

が、まあ七咲と同様に、あたふたして楽しむのも一つの手だと思われます。

垂れさがらせて楽しむのが通らしいので、ぜひ蛇踊り見たいに

のたうちまわらせて下さいね。

 

軟弱だ、軟弱だ、と言ってはおりますが、性質自体は強健です。

外部からの衝撃には弱いですが、生存本能はたくましいのです。

 

周囲からのプレッシャーに弱く、常にストレスを感じているのに

神経性胃炎とか神経性脱毛症とは、超!無縁!みたいな感じです。

(ますます同族意識を感じる・・・)

 

ぽろぽろ落ちてしまった葉っぱは土の上に転がしておきましょう。

ほどなくして、根が生え新芽が出て、ぐんぐん成長します。

一鉢で、何鉢分も楽しめる!

実にお買い得感があるのが、何にも勝る「売り」です。


トラディスカンチア

2007-11-19 18:44:33 | 100均観葉図鑑「た」
     *太陽大好きだけど、夏場は直射日光を避けて。
       暗さにそこそこ強いので、日当たりの悪い部屋でも可。

     *寒さには強い!
       5℃くらいまで下がっても平気。

     *水やりは普通に、土の表面が乾いたらたっぷりあげる。
       時々、葉っぱにも霧吹きで水分補給すると良いです。


□ 
□ 


今回「トラディスカンチア」、というネームプレートで入荷しましたが
今まで「ゼブリナ」というネームプレートがついていました。

この「ゼブリナ」(ブログ7/1)は
正式には、トラディスカンティア・ブロスフェルデアナといいます。

どうしてゼブリナというネームプレートがついていたのかと推測すると

トラディスカンティア・ゼブリナ(ブログ3/4
という植物繋がりだったと思われます。多分。
(他にゼブリナでひっかかる子がいない)

この両者は、姿形は瓜二つ、しかし色違い。という感じです。

紫ゼブリナの緑バージョン。だから「ゼブリナ」で。

くらいの認識で刺されたネームプレートが、今回なぜか

「親分、こいつは違うのにゼブリナの名前はまずいっすよ!」

てな声が聞こえるくらい迅速に(?)
トラディスカンチアのネームプレートに差し替えられている。と推測。

なんだろう。お上の手が入ったのかな。

「ゼブリナと偽ってブロスフェルデアナを売りさばいた輩をひったてい!」

・・・。

賞味期限の改ざんやら地鶏の偽りじゃあるまいし、あるわけないですか。
そんなこと。

などと一人でもやもやしてしまうくらい
前回までの「ゼブリナ」と今回の「トラディスカンチア」は同じ者ですので
(という風に思いますので)
これからは、「トラ子(愛称)」と呼ぶ事にします。
皆様方にも、どうぞ、よしなに。

(今まで「(ゼブリナの)ニセ子」と呼んでいた事を鑑みるに
随分と、その処遇は改善されたのではないかと)


□ 


ゼブリナ、というネームプレートで入荷してたじゃないか!今まで!!

と、入荷時、開箱一番に絶叫(内心で)したものの、自分の過去の記憶に
イマイチ自信がなかったので、帰って図鑑で調べてみよう。と帰宅。

どう見ても同じ植物にしか見えないのだが、もしかしたら
今まで入荷してた子と、今日入荷した子は微妙な違いがあるのかもしれない。
たとえば裏が縞縞だったとか。産毛があるとか。

その微妙さ具合を図鑑で確かめよう、と帰宅して図鑑の写真を見るものの、
昼間見た子はしましまだったっけな?とか、産毛はどうだったっけか?と
今度は図鑑の写真を前に、昼間の記憶が定かでない。

いやだ!こんな脳!!

いやだけど、自分の脳。嘆いても始まらないので、翌日、再び確認。

するとここでまた、

実物を前に、昨日見た図鑑の写真の微妙な記憶が定かでない!

とかいうと

童謡か!!(白ヤギさんとー黒ヤギさんがー・・・)

ってな話になるのですが、さすがにそれはありませんでした。

・・・いやだ、こんな妄。

トラディスカンチア(トラディスカンティア・ブロスフェルデアナ)

□ 

ディッキア

2007-09-16 17:08:46 | 100均観葉図鑑「た」

     *太陽大好き。夏場も直射日光OK!
       暗さに弱いので、日当たりの悪い部屋は不可

     *寒さに弱い
       10℃以上は必要です

     *水やりは普通に、土の表面が乾いたらたっぷりあげる
       葉っぱには水をかけないように気をつけて


 □ 


新顔です。

ネットで検索したところ、まったく同じ写真を発見したので
疑いようもなく「ディッキア・ブレビフォリア」だと思うのですが、如何でしょう?

アロエと不夜城を足して二で割ったような印象です。
いきなり足されるアロエと不夜城にはいい迷惑でしょうか。

厚みのある三角の葉を縁取るように鋭いトゲが生えています。
これが半端でなく痛いです。
それが、もうものすごく密集して生えているのでどこを触ってもトゲとげです。
おまけに葉が硬いので、触るものすべてに容赦ない感じ。

「俺に触ったらトゲ刺すゼ」みたいな危険な香り漂うワル男のよう。
隣に、箱入り娘のような他の子らを配置するのが、恐ろしくてなりません。
あってはならないことがありそうな。
昼メロの世界のように、荒唐無稽な何かがありそうな。
(いえあれはあれで、常識も感服する何かがありますが・・・)

えー。そんな感じで
とりあえず場所を確保してから、売場に出そうかな、と思っております。
(隣接する子の安全の為、2列分スペースを取るべし!)

て事で、以下はネットで調べた事ですが。

寒さに弱いので注意、という事と
サボテンと同じ感覚でいると危険、という事ですね。
水切れに弱いようなので、冬でも土が乾いたら水をやってください。
その時は暖かい午前中に。(鉢内で水が凍結しないように)

しかし、この写真で見てお分かりいただけるかと思いますが。

どっから水やればいいのか?!

と問いかけたくなるほど、葉っぱが。それも「痛い!」と私に定評のある葉っぱが
鉢を覆い尽くして水がやれません。
次の出勤ではもう入荷して5日になるので
いいかげん観念して水の様子を見ないといけないのですが
どうやって土が乾いているか確かめるか?

そこから始めないといけません。



新顔にしては顔がでかすぎやしませんか?
新人のくせに幅をきかせすぎじゃないですか?
おまけに、馴れ馴れしくするな、と言わんばかりに攻撃的じゃないですか?

入荷から3日たった今までの触れ合いで掴んだ感触は

「痛い」

この一言に尽きます。

初めて顔を合わせた時は、物珍しさから、「おおー!ようこそ我が店へ!」と
喜び勇んで、よく眺めようと箱から取り出したのですが
あまりの痛さに飛び上がったほどでございます。

中年の波が押し寄せているなと体力的に実感するこの頃。
瞬時に飛びあがる程の運動神経、もしくは反射神経が働くことなど
滅多にあることではありません。

それを思えば
久々に、若かりし頃の神経を活動させてくれた礼を、述べるべきなのかどうなのか。

それはともかく。

よくぞまあ、メーカーさんはこれを箱に

みっち満ちに詰めてくれたものだぜ!

と感嘆せずにはいられません。
出したら最後、もう元には戻せません。

その勢いよく張り出した剣が元の鞘に収まるのを拒んでいるからです。

本当に、どうやって詰めたんでしょう? まさに神業!
いやもう、最大の謎です。

したがって、今現在倉庫にいる事はいるのですが
てんでばらばらに置かれています。だって箱に入らないんですもの。

しかも不規則に点在しているので、如雨露を取る時に、「イテー!」
トレイを仕舞う時に、「イテー!」、バケツを入れる時に、「イテー!」 ・・・と、
ありとあらゆる動作に、これでもかといわんばかりに剣を突き立ててくる。

動作の邪魔にならないところに置けば済む話ですが。狭いので(泣)

まあ、じゃれて甘噛みされていると思えば可愛いものです。
ええ、本当、可愛い奴です。

あ。あと一つ。

葉っぱの裏は、白い筋が入ってとてもきれいです。
(毎度毎度、写真では解りにくいのが恐縮です)
その為か、とても多くの名前を背負っている子です。

剣山の縞、縞剣山、浦島、裏縞。
ひとつに統一してもらえませんか・・・。
(特に裏縞と浦島は口伝の間違いかとも思える)

ディッキア(ディッキア・ブレビフォリア、剣山の縞、裏縞)

 □ 

トックリラン

2007-07-15 22:21:41 | 100均観葉図鑑「た」

     *太陽大好き。夏でも直射日光OK!
       暗さに弱いので、日当たりの悪い部屋は不可

     *寒さに強い
       5℃くらいまで下がっても平気

     *乾燥を好むので、水やりは抑え気味に
       葉っぱには水をかけないように気をつけて


 □ 


道端の草シリーズ・・・。

とはいうものの、写真ではまったくわかりませんが
(このカメラマンのへっぽこさはいい加減なんとかならないものか)

ぽっこりした幹から、細く長い葉っぱが伸び、しなやかに垂れ下がっています。
この幹のぽっこり具合が、徳利に似ていることから
トックリランという名前がついているようです。

しかし、うちに入荷する時点では、徳利みたいには見えません。
いずれ成長して、徳利になるのでしょうか?
お店にいる時点では、土の表面から丸い頭がのぞいているだけです。

それが、あまりトックリランの良さを生かし切れていないのか
人気のほどは、いまいち。いまいち、というか、正直、あんまり・・・。

確かに、この写真の状態では
あまり心惹かれるものがないかも知れません。
(個人的には、雑草系だわ~。と思って見るんですが・・・)

この子を一躍人気者にするためには、何が必要なのか。

毎朝、売れ残っている姿をみるたびに思案するのですが
何も思い浮かばず、「まあ好きなだけお店にいなさい」と
適度に気にかけてやっていると、いつの間にか売れています。

枯れるとこを見ていないので、たぶん、売れているのでしょう。

寒さや、乾燥に強く、丈夫です。
直射も年間を通していけるので、あの無駄に長い葉っぱを
風にたなびかせてみてはいかがでしょう?

そよそよと葉先をそよがせる様は、涼しげかも知れません。

・・・クーラーで締め切る現代では、涼しげもなにもないですか。
(本当に、これといったセールスポイントが浮かばないんですう)


 □ 


今、図鑑で見て驚愕したのですが。

「トックリラン」、というより、「ノリナ」という名前のほうが知れ渡っているそうです。

驚愕は二つ。

その1。
嘘だ!うちにくるお客様は「トックリラン」には反応するけど
「ノリナ」には全く無関心だったぞ?!

そう。過去、ノリナ、という植物が入荷したことがあります。

云わずと知れた、その2。

トックリランとノリナは同一植物だったのかー!!!?

まったく気がつかなかった!

いやー困ったもんです。

トックリランを見て、変な草。とか思っているのに
ノリナを見て、変な草。とか思っているんですよ。

脳がつながっていない!?大丈夫か、脳!

まあ私の脳の不安要素は今に始まったことではないのでいいとして。

過去に撮りためた写真からノリナを探しました。
このブログに使っている写真よりは、まあ徳利っぽい幹が写っていたので
そっちに差し替えようかとも思ったのですが

今現在、そのメーカーさんとは取引をしていないので
その徳利っぽい幹で入荷することは、この先ないだろうと思い
現在の入荷に従って、写真はそのままにしておきます。

が、葉っぱのミカタHPの方で、2種の写真を紹介しますので
いつか、気が向いたらご覧になってくださいね。

・・・ちがう。いつか、の使いどころを間違った。

いつか、写真を紹介しますので
気が向いたらご覧になってくださいね。

 

いつかって、いつだよ!!

 

とヤルセナイ叫びを放ったところで、もう一声。

過去のノリナと現在のトックリランを見比べてみましたが

やっぱり同一植物とは思えませんでした!!

いやー摩訶不思議。

 

トックリラン(ノリナ、エレファント・フット・ツリー) 


ディフェンバキア

2007-06-11 23:20:59 | 100均観葉図鑑「た」

     *半日陰が好きだけど、冬場は明るい場所へ。
       暗さに強いので、日当たりの悪い部屋でも可。

     *寒さにかなり弱い!
       10℃以上は必要です。

     *湿潤を好むので、土が乾ききる前に水をあげる。
       葉っぱにも霧吹きで水分補給をしましょう。


 □ 


大き目の葉は柔らかく、鮮やかな緑色です。

ですが、これもまた図鑑の写真と姿が違います。
いやもう。
当店に入荷する子は、将来どう化けるのかわからない子が
多いのがウリです!(・・・そうきたか)

成長した姿は、葉脈にそって白い模様が入る葉で、とても奇麗です。
園芸家の間では、結構な人気らしいのですが、

悲しいほどに売れません。

やはり、この幼い姿ではディフェンバキアと気付かれにくいのか。
名札がないと、ただのしなしなした緑の葉っぱか。

そう、この子も先のコリウス同様、しなしなです。
しなやかな、とか、柔軟な、とか、褒め言葉ではあるのですが
まあ、見た目がしなしなだと、弱っていると思われがち。
しかも、湿った感じにしなしな。湿っぽいしなやかさ。(褒めてます一応)

一見湿っている感じなので、葉水の水分補給をためらっていると(怖くて)
葉っぱが一気に黄色く変色して枯れます。早いです。
かと言って、土をじめじめにしておくのも怖いので、その辺は

勘ですね。

って、そんな職人ぽく言ってますが、勘に頼れるほど道を極めていないので

運ですね。

と言った方が、正直者です。

正直者の告白に免じて、一緒に運を試してみませんか?
今なら、在庫がてんこもり。
しかも、みにくいアヒルの子が、白鳥になる様を実感できます。
この緑の葉から、白い模様入りの葉に生え変わるのはいつ?!


 □ 

 
さあ、きましたよ。

ディフェンバキアが。

と低音で唸ってしまうほど(こぶしもきかせて)、今現在てんこもり。
だれか買ってぇ~。(超!哀願)

えー。のっけからすみません。今40鉢あるので、気も動転してしまいます。

3回連続で10鉢ずつ入荷、さらに過去5鉢入荷が2回。
どうですか、これ。なんでそんなに納品したかったんですかメーカー様。

そりゃやっぱり、人気者だからでしょうか。

ディフェンバキアという、いかつい名前(個人的感想)に似合わず
しなやかな葉っぱ。繊細な葉脈に添うように流れる白い模様。

さあこの別嬪さんをてんこもり売ってくれ!!
という、育ての親の熱い魂の主張だとすると。

だとすると、その熱い魂を無にしている私のほうこそ、

どうですか、これ。なんでそんなに売れないんですか店員さん。

と言われざるを得ないですな。
無力さを痛感!反省!
明日からばりばり売るぞー!

手始めに、アレンジ見本をいっぱいつくって販売します。
(在庫だけはてんこもりあるので。作り放題ですよ、ひゃっほう)

 


テイカカズラ

2007-02-20 23:29:55 | 100均観葉図鑑「た」

テイカカズラの基本情報

陽光 強い(直射OK)
暗所 弱い
温度 寒さに強い
潅水 普通(土が乾いたらたっぷりと)
別名 ゴシキカズラ?ハツユキカズラ?



  

野山などでも見かける、ツル性の植物。
葉の緑は薄い色と濃い色のまだらになっていて、とても綺麗です。

初めて入荷したときは、うちの新人の売れっ子になるだろう!
と期待していたのですが、残念ながら、
不人気ワースト3に食い込んできそうな勢いです。

おかしいなあ?私の見る目はなっていないのか??
(というか、なってると思っていたのか?)

図鑑で見ると、しっかりとツルが延びて、みっしり葉が茂っている姿が
非常に素晴らしい。生け花とかの趣。
いや生け花には通じてないので雰囲気だけで語っていますが。

春の終わりごろには薄い黄色の花をつけるそうです。
その匂いは甘く、形は可憐です。

葉も花も楽しめる観葉植物は珍しいので、ぜひともオススメしたい!!

いや、売れ残っているから必死で賛辞を並べているわけでは・・・
決して・・・。

と動揺してしまうほどに、売れません。(泣)

和風のお部屋に、和のアイテムと合わせて侘寂の一角を設け
日本の情緒を楽しみませんか?

(この言葉で売れるならいくらでも賛辞を並べてみせる。いくらでも)



  

さてこのテイカカズラ、見た目は何の変化もないのに、ある日いきなり

枯れてたのか!!

と気づく有様。

というのも、緑の葉っぱは緑のままで枯れているから、手で触れると、
はらはらと落ちます。

これは、枯れているのか?

と疑心暗鬼になるほど、見た目では分からず
しばらくそのまま売り場においておくと(わりと復活する子もいる為)
振動やら接触やらで、葉っぱが落ちまくって

丸裸になります。

枯れたんだな・・・。すまん。
と思ってもまだ未練があるので、しばらくそのまま置いていたりします。

すいません。一応、お客様の目に触れないようなギリギリの場所に置いて
復活するかどうかの賭けに出てしまうのには訳があります。

ウチの倉庫は暗く寒いので、植物の保管には適しません。

売り場は、営業時間の11時間ほどは暖房と照明があるので、
少なくともまだ、植物向きの環境だろう。と売り場で復活祈願をしております。

よくよその100均にいくと、これは売りものじゃないだろう!!と憤然とする事もありますが
当店では観葉の売り上げに全ての情熱を注ぐ店員が(ここに)いますので
放置ではなく、育成だと受け止めていただけるとありがたいです。
(非売品の札がついてるのはそういう理由でもありますので)

売り場でそういうみすぼらしい子がいたら

自力で頑張ってるんだな

と見てみぬふりしてやってください。 

じゃなかった、励ましてやってください。


ツキトジ

2007-02-06 20:24:47 | 100均観葉図鑑「た」

ツキトジの基本情報

明所 つよい(夏場の直射はNG)

暗所 つよい

温度 寒さにそこそこ強い

潅水 乾燥を好む




  

これまた植物の良さが伝わらない写真で恐縮です。

この先も延々、そんな写真ですから(いや、自慢ではなく)
この上の一文を脳内再生してくださると、大変ありがたいです。

ではでは、気を取り直して。

この子は、葉っぱの表面に産毛が生えていて、ほんのり白く
柔らかな緑のビロードで造られたかのような印象です。

葉っぱの先端は、朱に染まって、ほのかに灯りが点っているかのよう。

この造形芸術を生む自然界って素晴らしい!!

と、初めて見た時は感動したのですが、残念ながら
あまり人気の種ではありません。

・・・なんでかなあ?

しかし、かなり放任環境に強いので、売れ残っていても
あまり気になりません。

「お前の良さを気に入ってくれる人が現れるまで好きなだけここにおったらええわい」

と、嫁入り前の娘を見守るような気持ちになります。



  

うちのお店には、A社さんとB社の2件から入荷します。

A社さんは、種類が多く、1種の入荷数が少ない。
B社さんは、種類は少ないが、1種の入荷数が多い。

というそれぞれの特徴を使い分けて月4回ほど発注します。

で。

この子は、どちらからも入荷する定番な子なのですが。

A社さんは「ゲットジ」、B社さんは「ツキトウジ」、と表記されています。

どうみても、同じ植物なんだが?

それとも園芸に携わる人にだけ見分けられる何かがあるのか!?

と、図鑑をめくって写真で発見!


これだ!!(珍しく一発で解った。素人に易しい子だ)


と、画像から発見したその図鑑では、「ツキトジ」、とふり仮名が!!


そう、ふりがながふってある、ということで、表記は漢字でした。
漢字では「月兎耳」と書きます。

カタカナではなんの事やら分からなかった名前も
図鑑で初めて真相をしって、納得!
(ツキトウジとでもゲットジとでも、好きなように書いてるんだな、という事も判明)

そして、なんていいネーミングセンスなんだ!と、しみじみ。

確かに、うさぎの耳みたいなんですよ。この葉っぱ。
手触りが。


…その葉っぱが、しなしなとしぼんでいくようにして枯れます。

多肉植物はお世話が簡単、というのが定番ですが
七咲は苦手です。

水はやりすぎない、しかしやらないと枯れる。
この辺りはもう、長い付き合いの感覚で調整していくしか。



開き直ったら、案外うまくいきます。

おおらかに構えて、「月のウサギの耳」という名前の
芸術品を愛でてみませんか?

ツキトジ(月兎耳、ゲットジ、ツキトウジ)