葉っぱのミカタ4

100均だって!素人だって!
葉っぱと仲良くお喋りすれば
観葉植物は育ちます♪

カラテア・マコヤナ

2007-03-31 17:54:13 | 100均観葉図鑑「か」

     *半日陰が好きだけど、冬場は明るい場所へ。
       暗さにそこそこ強いので日当たりの悪い部屋でも可。

     *寒さにかなり弱い!!
       10℃以上は必要。

     *湿潤を好むので、土が乾く前に水をあげる。
       時々、葉っぱにも霧吹きで水分補給をすると良いです。


 □ 

大発見!!!

2月9日の記事、「マコセーナ?」の正体です!!

まさか本当に正体が判明するとは思わなかった・・・。
どうすればいいんだ。

と悩んだ結果、新たに記事を立ててみる。
しかも何事もなかったかのように。

何事もなかったかのようにすると、また2月9日と同じ文章になるので
とりあえず売り場での様子は2月9日を、ご参照ください。
(や、やっつけ仕事?いやいやいや)

昨日、久々に何もない休日だったので、朝から夜まで
ネットの植物図鑑を見まくっていた。
どんだけする事ないねん。
と思ったのは、何か部屋暗い?と気づいた夕方でした・・・。

おかげで、画像と見覚えのある名前がヒット!!

まさか本当に正体が判明するとは思わなかった。
おいおい、この記事で2度目ですよ、それ言うの。
というくらいの衝撃。

植物は時として、最後まで諦めない勇気を与えてくれる。
(いや、アナタ思いっきり諦めてたから!)

しかし、これだけ一人で大騒ぎしておきながら
あれ以来、マコセーナ?が入荷したことはないという物悲しさ。

多分、これからも入荷しないだろうと思われる物悲しさ。

しかし一番悲しいのは、写真の子が枯れてしまったという現実かも。
(泣くに泣けない・・・せっかく判明したのに)
(湿潤が好みだったとは。越冬のために乾燥させてたわよ。しくしく)


 □ 


てな感じでした。
マコヤナか!マコヤナだったのか!!

・・・とりあえず私に不手際はなかったようだ。

一応 「マ」と 「ア」 は似ているからな!と思い、一応
アコセーナでも検索をかけてみたのだ。当然、該当せず。

流石に 「セ」 と 「ヤ」 が似ているとは思わないでしょう!

日本人なら!!

ん?て事はこのネームプレートは日本人以外が作成しているのか?

真相は闇の中ですが、しかしそう思わずにもいられないのは
私が100円ショップの店員だからでしょうか。

まさか100円ショップで、日本語の奥深さと文字の造形について
考えるはめになるとは思いもしませんでした。
(日常生活において海外には興味ないので、経験の範囲も狭い。)

 

うちに入荷してくる商品のほとんどは
韓国製か中国製かインド製かベトナム製か、まあその他製が占めます。

外箱やJAN値札とかも向こうで作っているらしく、奇想天外なのがきます。

その① カタカナの「シ」と「ツ」の様なのものは見分けが付かないらしい。
その② カタカナとひらがなの区別も付かないらしい。
その③ とにかく見た目でぜんぜん区別が付かないらしい。

いえ。私も日本語以外もうぜんぜんダメなので(時として日本語もダメだが)
あまり大々的に笑えませんが、商品出しをしながら一人でウケてしまいます。

クリスマスシリー (言わずと知れた。ツリー)

ホワイトフェソス (園芸用品。ホワイトフェンス)

ブうツ (手強い。箱を開けて納得。ブラシ)

カットブラス (えー?似てるかなあ?カットグラス)

たんぱぱ (メーカー名を間違っちゃダメでしょう!たんぽぽ)

ディッツコスタンド (無茶するな。コは小文字にならない。ディッシュスタンド)

 

こんな感じで、様々な間違いを見慣れているはずなのに
見抜けなかったー。無念。
まだまだ私も日本語に奥深くないということですよ。
(奥深いと思っていたのか)

しかし、ある日突然、「このアラビア語の本を清書しなさい」
と言われたら私も、「ひえぇぇぇ!!」とパニックに陥り
アラビア語に堪能な人の失笑をかう様な清書っぷりをご披露するのだと思うと

ちょっとやってみたいような。

ちょっとどころか、ものすごくやってみたいような。


ペペジュリー

2007-03-30 16:50:36 | 100均観葉図鑑「は」
     *半日陰が好きだけど、冬場は明るい場所へ。
       暗さに強いので、日当たりが悪い部屋でも可。

     *寒いのはやや苦手。
       5~10度は欲しいところ。

     *水やりは普通に、土が乾いたらたっぷりあげる。
       葉っぱには水をかけないように気をつけて。



これです、これこれ!ペペジュリー!!

おかしいな。記憶の上では、セルペンスを撮影したと思っていたのにな。
まさかペペジュリーが撮れていたとは。
怪我の功名?

名前にぺぺと付いているので、勝手にペペロミアだと思っていますが
まるで違っていたらごめんなさい。

輪郭がほのかにピンクです。
あとは、キフとそんなに違いはありません。葉っぱがやや細長いくらいか?
肉厚で丈夫です。

とりあえずぺぺ一族3連発でした。
次の撮影は多分4月中旬くらいだと思うので、その頃に入荷していたら
また他のぺぺをご紹介します。

いや。撮影日を設定するほどご大層なことではなく(カメラマンは私だ)
普段デジカメなんか使わないので、いちいち用意するのが面倒でして。
(用意って、つまりはバッテリーを充電するだけなんだけど・・・)
今ストックしてある60枚ほどがなくなったらまた撮影開始。

そんなゆるいブログです。

 □ 

カペラータ(ペペロミア)

2007-03-30 16:38:37 | 100均観葉図鑑「か」
     *半日陰が好きだけど、冬場は明るい場所へ。
       暗さに強いので、日当たりが悪い部屋でも可。

     *寒いのはやや苦手。
       5~10度は欲しいところ。

     *水やりは普通に、土が乾いたらたっぷりあげる。
       葉っぱには水をかけないように気をつけて。


ネームプレートには「カペラータ」とだけしか記載されていないので
ブログを作成するまでは、これもペペロミアだとは思いませんでした!

前日のキフと違って、ものごっつい人気者です。

葉っぱは濃い緑で、丸っこい可愛い形がくしゅくしゅになっています。

入荷の状態によっては、花のようなものが突き出ていることもあり。
(ガマみたいな感じの・・・)

見た目が可愛いので、色々とアレンジするのも楽しいです。

お店では、球形のガラスの器にハイドロを入れてディスプレイ。
葉っぱも球形に広がっていくのでかわいらしいです。
ハンギングや和風の演出にも栄えるので、お好みでお試しください。

 □ 

ペペロミア

2007-03-29 23:13:02 | 100均観葉図鑑「は」

     *半日陰が好きだけど、冬場は明るい場所へ。
       暗さに強いので、日当たりが悪い部屋でも可。

     *寒いのはやや苦手。
       5~10度は欲しいところ。

     *水やりは普通に、土が乾いたらたっぷりあげる。
       葉っぱには水をかけないように気をつけて。



ペペロミアも結構な種類が入荷します。

一般的なのは多分、オブッシフォリア(無知な私が知ってたペペロミアはコレ)
写真の子は多分、キフペペロミア。

お店には、キフ、アルギレイア、カペラータ、セルペンス・・・が主に入荷します。

人気の順は、カペラータ、ついでアルギレイアが人気です。
ちょっと人気が落ちてセルペンス、ぐーっと人気がないのが、キフ。

ペペロミアは結構、撮影チャンスがあったので順番にいきましょう。
まず写真の子、キフペペロミア。

葉っぱは肉厚で、濃い緑に黄緑色の斑紋が入ります。
その斑紋の入り方が、いまいち美しくない(個人的に)からか不人気。

かなり丈夫な植物なんですが。

この斑紋に少々ピンク色が混じったモノも入荷しますが
それにはペペジュリーというネームプレートが付いています。
なんだペペジュリーって・・・(案の定、図鑑には載っていない)
神頼みのネット検索。

該当せず!

内輪だけの呼び名なのかペペジュリー。変種か?
まあ何にせよ、ジュリーも不人気なのでいかんともしがたい。

いつまでもお店に居残り組み。
そして隅っこに追いやられるのであまり気にかけてもらえず放任。
それでも不調を訴えず、いつまでも元気なので、乾燥に強いようです。

写真の赤ちゃん状態だと見目が悪いですが
大きく育つと存在感のある立派な姿になりますので、どうぞ
敬遠せず(笑)丈夫な所を見込んで買ってやってくださいまし。

丈夫さが売りです。丈夫さが。



10年くらい昔、ペペロミア・オブッシフォリアに一目ぼれして
近所のスーパーの、生花売り場で購入。
298円。

その濃い緑の葉っぱは肉厚な上、光沢があり、丸っこい形が
密集するように立ち上がっていたのが可愛かったのです。
当然、名前も性質も知らないまま適当に育てていましたが
それでも健やかに育ち、なんと丈夫な植物もいるもんだ。と
感心したのを覚えています。

2年目くらいでカビが発生し、虫が発生したので
救済を求めて母に託しました。
この場合の救済は、ペペ(私たち親子間での愛称)ではなく
ぺぺの救済をしなくてはならない私の救済をしてください!という
はた迷惑な話ですが、とりあえず母は引き受けてくれました。

・・・結婚して家を出たので、ペペのその後は不明です。
あんなに可愛がっていたのに今の今まで、忘れていました。
(今まさにこの文を作成しながら、そういえば?と思い出した)
まあ可愛がるといっても、名前を呼んで水をあげていただけなので
趣味の園芸とは程遠い可愛がり方でしたが。

今度、実家に行く機会があれば、ぺぺの存在を確かめてきます。

売り場に配属になり、ペペロミアが入荷するようになって
その姿は、過去の記憶とは程遠い品種ばかりが入荷するので
あれは実はペペロミアじゃなかったんじゃ?
と不安に駆られ、図鑑を開く。

その品種の多さに度肝を抜かれました。

これも、これも、これも、ペペロミアだったんか!!!

華麗な一族もびっくりな多彩ぶり。
色々なペペロミアが入荷して、楽しませてくれますが
唯一、私の過去の思い出のペペロミアだけは入荷しません。

なぜに?!

 □ 
 □ 

ベゴニア

2007-03-28 23:29:12 | 100均観葉図鑑「は」
     *半日陰が好きだけど、冬場は明るい場所へ。
       でも暗さには弱いので、なるべく明るい所で。

     *寒いのはやや苦手。
       5~10℃は欲しいところ。

     *水やりは普通に、土の表面が乾いたらたっぷりあげる。
       時々、葉っぱにも霧吹きで水分補給すると良いです。


 □ 


これが、アイアンクロスかバウエラエじゃないかな。
と思うのですが、果たして真実や如何に?!

私の中では、ベゴニアは「怖い系」なので、売れ行きのよさが不思議です。

怖くないですか、見た目。

ラフレシアとかハエトリグサ、ハスとかも怖い系です。
他にもイッパイ面白怖い系はありますが、名前が分かりません。
まあ、第一印象、「うわっ、こわっ」と思うのが怖い系(笑)

植物園の南国エリアとかに多いですよね怖い系。
でも怖いもの見たさで、ついつい楽しんでしまうのが怖い系。
あ、どうでもいいですね。
ベゴニアを怖いと思っていない人にはね。


ベゴニア

2007-03-28 22:36:58 | 100均観葉図鑑「は」

     *半日陰が好きだけど、冬場は明るい場所へ。
       でも暗さには弱いので、なるべく明るい所で。

     *寒いのはやや苦手。
       5~10℃は欲しいところ。

     *水やりは普通に、土の表面が乾いたらたっぷりあげる。
       時々、葉っぱにも霧吹きで水分補給すると良いです。


 □ 


ベゴニアの種類は多いです。その中でも、うちに入荷するのは

レックス、キタチ、アイアンクロス、バウエラエ

この4種だと思われます。(思われます、って何だ)

レックス、キタチはネームプレートに表示があるので確実ですが
アイアンクロス、バウエラエに至っては、私の主観と図鑑での確認
ですので、ちょっとばかり自信がないです。
(ベゴニア、とだけしか表示がない鉢がたまに入荷するので
その色と形で図鑑検索。という有様)

なんとか全種を撮影して、載せたいものです。
入荷しだいなので、いつになるかは謎ですが。
入荷も写真も気長にお待ちください。

さてさて。

ベゴニアは有名どころなので(=私でも知っているくらいなので)
お店での売れ行きもまずまずです。

公園などで植えられているのは花がメインですが
うちに入荷するのは葉っぱがメインのようです。
葉っぱの色合いが半端じゃありません。

緑、紫、赤、黄色、銀色、黒、紺、・・・などなど複雑に混ざり合い
面白い斑紋模様を浮かび上がらせます。

葉の表面には短い毛がびっしりと生えていて触るとじゃりじゃりします。

あまりお店に長居はしないので、普段の様子はあまり観察できませんが
暑からず寒からずの快適温度、暗すぎても明るすぎてもダメ
湿潤を好みながら、過湿には弱い、という、気難しい子みたいです。

手間がかかる子ほど可愛いわ!と思える方か
私もそういうぬるま湯な環境が好きだから気が合うわ!という方向き。
だと思われます。


 □ 


ん~。この写真の子は、見た目フユザキベゴニアじゃないかなあ?
と思うのですが、図鑑では花がメインに写っているので確認しづらいです。
違ってたらすみません。

お買い上げのベゴニアのネームプレートが「ベゴニア」のみの記載の場合
花が咲く品種かどうかは大きく育ってからの賭けです。

勿論、ベゴニアに詳しい方ならこの状態でどのベゴニアか分かるのですが
詳しくない方には、その経過と結果をお楽しみいただけるという、
ある意味、おみくじのような要素があるベゴニア。

夢のある話じゃないですか!
ないですね。すみません。

よく公園などに植えられているのは、エラチオールベゴニアじゃないかなあ?
と思うのですが、これもまた確証がありません。

本当に色々な種類があって、ネームプレートがないと
同じベゴニアだとは思えません。
そういうド素人の店員の為にも、せめてもう少し詳しく名前を載せてくれないものか
と思わずにもいられません。

まあ名前を知ったからと言って、店での管理状態が
変わるわけでもなく(無念ですがそこまで細かく管理できません)
単に私の欲求を満たすだけの要求なんですが。


ラブリーハート

2007-03-27 22:29:09 | 100均観葉図鑑「ら」

     *太陽大好きだけど、夏場は直射日光を避けて。
       暗さにそこそこ強いので、日当たりの悪い部屋でも可。

     *寒いのは、やや苦手。
       5~10℃くらいは欲しいところ。

     *乾燥を好むので、水やりは抑え気味に。
       葉っぱには水をかけないように気をつけて。


 □ 


結局、見た目が第一!シリーズ第二段。(いつの間にシリーズ化したのか)

ホヤという種類の木ですが、葉っぱがハートの形をしている点に着目され
葉っぱだけを土に挿して商品化したものです。

もともとは、多肉の木の、一枚の葉っぱなんですが。
ただ形がハートだというだけで大人気。

植物にとってみれば、「ハート=可愛い」という概念さえもない次元の所で
人間たちの脚光を浴びるのです。
これは、自然の造形美云々、というより、その形に着目し、
この発想をした人間側に軍配があがった、といったところでしょう。

大体において多肉植物は生存能力が高く、
葉っぱのみを土に転がしておいても、根が出て成長するものが多いので
この形で売られていても何の不思議もないんですよね、実は。
(そんな言い方だと、商品、というより、葉挿しで増やしてる途中
・・・といった感は否めませんが)

土に植えられたバージョンが入荷するようになったのは、ここ1年~くらいのこと。

それまでは、根っこを木の皮のようなもので包んで縛ったような形で
葉っぱのみが入荷していました。(まさに葉挿しの途中経過、といった風体)

そちらをメインに取り扱っていたのですが、
この春から、このメーカーさんでの取り扱いが終了してしまいました。
(100円ショップでは良くあることで)

次回から入荷させる場合は、写真のような鉢植え状態での取り扱いになります。

ただし、こちらの入荷条件は40鉢以上、なので容易にはいきません。
上手く売り場のスペースを確保して、なんとか入荷するように頑張ります。

入荷しているのを見かけたら、どうぞよろしく。

40鉢ありますので。どんどんお買い上げください。
どんどん。



初めて、この子が入荷した時はなんだか分かりませんでした。
何せ、ハートの葉っぱの下に、木の樽みたいなものがくっついている。
(まあ、いわゆる前述の状態。お見せできないのが残念だ)

これは・・・植物、か?

という疑問のもとにネット検索開始。
素晴らしい世の中になったものです。分からないことはまずない。
正体から管理方法までを網羅し、その日のうちに順調に販売開始。

しかし、どうしても分からなかったのが、「その後」です。
葉っぱのみの写真はもちろん、木の状態の写真まで探しましたが

この葉っぱを育てるとどうなるのか?

というのが最大の疑問でした。もちろん、お客様にだって聞かれます。

「これどうなるんですか?」

「私も知りたいんです!買って育てて、ぜひ教えてください!!」

・・・とはサスガに言いませんでしたが、ものすごく言いたかった・・・。

まあ葉挿し状態であると考えると、
普通に根が育って、いつかはそこから新芽が出てくるのでしょう。
新芽が出たら、そのうちいつかは木になるのでしょう。

という仮定形で語ってます。そうです、まだ謎は謎のままです。

自分で買って確かめればすむ話なのですが
世間の人気とは裏腹に、私は、好みじゃないのであまり購買意欲が・・・。
いや別に、見た目が第一じゃないぞ!というむなしい抵抗をしている
わけではないのですが(笑)

お買い上げいただいた皆様のご好意で謎が解き明かされるのを
気長に待ちます。
他力本願は大得意でございます。

あ。
さっきから、木、と言ってますが、「木」というか蔓性の植物です。
先に紹介したグリーンネックレスなどの蔓の、頑丈版。
写真で見ると、かなり大きな植物です。

それから写真の葉っぱは緑一色ですが
葉っぱの周りに、黄色のふちどりが入るバージョンもあります。
どちらが入荷するかは時の運でございます。

 □ 

グリーンネックレス

2007-03-26 23:23:25 | 100均観葉図鑑「か」
     *日光はそれ程いりません。半日陰で育てます。
       暗さに強いので、日当たりの悪い部屋でも可。

     *寒さに強い!
       5℃くらいまで下がっても大丈夫。

     *乾燥を好むので、水やりは抑え気味に。
       葉っぱには水をかけないように気をつけて。


□ 


前日紹介した三日月ネックレスを上回る人気のグリーンネックレスです。
ホントに、葉っぱが丸いか三日月かの違いだけなのに・・・。

写真写りもこちらの方が良いですな。
つくづく要領の悪い三日月ネックレス。
(撮影の日に限って、容姿の飛びぬけた子が入荷しないとは)

多肉の葉っぱは真円に近い形で、これぞ自然界のネックレス。
こちらも生存本能が旺盛で、他の鉢にまで出張して
伸び伸びとテリトリーを増やしていく自由奔放さには脱帽です。

三日月ネックレスと違って、お店にはめったに入荷しません。
入荷しませんが、ガーデニング愛好家には大人気なのか
二鉢入荷すると二鉢ともお買い上げされるパターン続出。
入荷してから三日とお店にいたためしがありません。
恐るべしグリーンネックレス。

これだけ人気があるのに、あまり入荷しないということは
価値を高めるためにわざと生産数を少なくしているのか?と疑ってみる。

繁殖能力の凄まじさをみていると、育成が困難だとは思えない。
現に、三日月ネックレスは度々来る。

謎です。

たかが葉っぱが丸いか三日月かの違いなのに・・・。
(まだ言うか)

欲しい方は

そうよ!結局(人も植物も)見た目なのよ!!

と力いっぱい願掛けして、年末ジャンボを引き当てるような気持ちで
気合で!ご来店ください。
もしかしたら、奇跡の確率で、居るかもしれません。

(予約をお約束できない程の希少入荷です。ご容赦下さいませませ)


□ 


植物の入荷日は、水曜日か土曜日。
しかし、毎週というわけではありません。隔週というわけでもないです。
それは売れ行き如何によります。

多くのお客様がご来店される休日に合わせて入荷。(土)
その休日に売れまくって在庫が減ったら追加。(水)
という感じ。

わかりませんか。わかりませんよね。
まあ、要は私の気分で入荷します。(おいおいおいおー)

入荷予定を店頭に掲示してもいいのですが。
誰も見てくれてないだろうな、と思うと悲しいので掲示してませんが。
(それを言うならこのブログだって悲しいったら)

さて。
初めてこの子を見たのは、やはりお店に入荷したのがきっかけです。

自然の造形美には感服しっぱなしですが
この子は更に、繁殖能力の凄まじさを特筆しなくてはならないでしょう。

初めて入荷した時は、特別大サービスだったのか(メーカーさんのご好意?)
いきなり30鉢(!)きました。

数量も含め、初めて見た姿に驚き感嘆しましたが、問題はその後。

箱から1鉢取り出すと、2~3鉢くっついてくる。
というか、蔓が絡み合って取り出せない!!
どこからどう絡み合っているのか、複雑すぎて解くのに一苦労。
何せ相手は紐と違って生き物なので、呆気なく蔓が切れてしまいます。
細心の注意を払って、格闘すること30分。

蔓より先に私の血管が切れそう!!

とか思ったのは、絡み合ってるだけでなく、その根っこは
他の鉢に根を下ろし、「鉢という垣根がなんだ!我ら一族一心同体!」状態。

そんな美しい結束を、非情にもてきぱきと引き剥がし個々にばらばらにし
さくさくと売り払っていく鬼のような店員の所業。
すまん。これも商売。

しかしその時、やはり幾本かは、ちぎれた蔓がありまして。
不憫なので、適当な鉢に土をつめて寝かせていたら
あっというまに根を下ろし、ちぎれた事実などなかったかのように
ここは初めから私の家。といわんばかりに成長し、あっけなく売れました。

どうなんだ、この生命力。

こんなに簡単に増えるのに、ちっともお店に入荷しないのが解せないよ。

と疑心に駆られたとしても、誰が責められるというのだろうか。
いや責められまい。(反語)

□ 
□ 

ミカヅキネックレス

2007-03-25 22:57:15 | 100均観葉図鑑「ま」

     *日光はそれ程いりません。半日陰で育てます。
       暗さに強いので、日当たりの悪い部屋でも可。

     *寒さに強い!
       5℃くらいまで下がっても大丈夫。

     *乾燥を好むので、水やりは抑え気味に。
       葉っぱには水をかけないように気をつけて。


□ 


またもや、カメラマンの腕を疑いたくなる写真で恐縮です。

蔓性の多肉植物です。
長く伸びる蔓に、次々と肉厚の葉っぱをつけますが
その形が三日月のような形をしているので、こんな名前がついています。

という特徴が、写真からはわかりませんね。申し訳ございませぬ。
いや、この子自体もちょっと容姿がおとなしい感じだったので
撮影時は、一体全体どの方向から撮れば最高の写真になるのか?!と
散々、悩んだ記憶があります。悩んだ末に

どの方向から撮っても、所詮私の腕では変わり映えしない

という事に気がついて、こんな有様であります。

自己弁護ですが(開き直り)、この子も入荷時によって容姿が多様です。
短い蔓が幾本も入っている事もあれば、長~い蔓が数本の事も。
どちらにしても、葉っぱの形や大きさはそう変わりません。

私的に言えば、短い蔓が幾本も入っている方が好みです。
見た目の問題、というよりは、だらだらと長い蔓を延ばされると
今にも切れそうで、たまらなくその身の上を心配してしまうからです。
あと、あまりにも長いと、他の鉢にまで蔓を伸ばしているからです。

堂々と他人の敷地内に侵入し、あまつさえ我が物顔で根を下ろす。
地上げ屋でもそう簡単に根を引っこ抜けまい。

みごとな生存根性!!

その旺盛な成長っぷりは、お店でも健在です。
大量に入荷しても、枯れたことはまずありません。
いやまあ、乾燥を好み、半日陰が好き。という性質からして
お店向きの子と言えます。健在も何も、居心地いいのでしょう。多分。

入荷時はバランスが少々悪く、見た目にもあまり冴えない感じですが
挿し木で簡単に増やせますので、是非蔓を増やして
ハンギングなどでお楽しみください。
三日月がたくさん連なったネックレスは可憐ですよ。


□ 


意図的だとはいえ、紹介の順番を間違えたような気がしないでもないですが
実はこの子よりも、同じ仲間の「グリーンネックレス」の方が人気です。

ただ葉っぱが丸いか三日月か、というだけの違いなのに
その売れ行きの速度は桁違い。

要は、人間も植物も、見た目第一ということですか。そうですか。

などと心している場合ではなく。

その葉っぱは三日月というよりバナナみたいです。
おさるのバナナ、とかなんとかいうチョコレートのお菓子がありますが
(正式名称がわかりませんスミマセン好きなのにな)
それにそっくりだ!と初入荷のときは感動したものです。
(そのチョコは黄色ですが)
(おいしいですが勿論)

三日月というより、青いバナナみたいで可愛いのにな。なんで売れないのかな。
名前もいっそバナナの方が良かったんじゃないかな。そうすると

バナナネックレスか・・・。

いや、三日月ネックレスで正解です。断然ロマンチックです。
命名センスがないことをご披露してどうする自分。

多肉系の植物は大抵、乾燥を好むので水やりを控えるのは周知の事実ですが
成長期にはどんどんあげてください。
(勿論、土が乾いてからたっぷりあげる!これ基本ですよ)

特にこの子は成長著しいので、物凄い勢いで増えます。
挿し木でぐんぐんいけます。素人の挿し木でも全然大丈夫!
何せ、入荷時ほかの鉢に根を下ろして、その根を引き剥がすのに
苦労したくらいですからねv

成長期以外は乾燥期間を長めにとって、様子を見て下さい。
冬はさらに乾燥状態を維持して、春まで待ちます。

大体の多肉植物の水やりはこんな感じです。
多肉の水やりは月に1~2回でいいのよね?という思い込みは忘れてください。

乾燥も、色々パターンを盛り込んで、植物と付き合っていきましょう。

□ 
□ 

アルミプランツ

2007-03-24 22:01:41 | 100均観葉図鑑「あ」

     *あまり光を好まない。半日陰で十分。
       暗さに強いので、日当たりの悪い部屋でも可。

     *寒さに強い!
       5℃くらいまで下がっても大丈夫。

     *水やりは普通に、土の表面が乾いたらたっぷりあげる。
       時々、葉っぱにも霧吹きで水分補給するといいです。


□ □ 


お店に入荷する種類では、わりと定番な方です。
人気もまずまず。

濃い緑の葉っぱに白い斑紋が鮮やかで、グリーンの中では際立つ存在です。
寄せ植えなどのアクセントにも人気です。

暗い室内にも強く、寒さにも強いので、お店でもそれほど手がかかりません。
売れ残っていても、衰弱した様子を見かけたことはないので
ある程度の乾燥にも耐えてくれると思われます。
いや、本来は多湿を好むので水は重要です!
ですが、ついうっかり水やりを忘れて、慌てて水をあげても持ち直します。

朝、出勤して第一に植物たちの状態をチェックするのですが
その時に

うおお!陸に上がったワカメか!

と見紛うくらい、しおしおになって鉢から垂れている状態で発見!
心の中で土下座しながら、必死で水やり。
(心情的に必死。行動はただ水をかけてるだけ)
仕事帰りに様子を見ると、朝のワカメ状態は何だったのかと
目を疑うほどに、びしーッ!と直立している凄い奴です。

復活するにも程がある!
(うそうそ。復活してくれてありがとう!)

へべれけワカメ状態から、背筋の伸びた直立大復活を果たすアルミプランツ。
その奇跡の生還をどうぞその目でお確かめください!

(いや!!そんなことをやってると枯れますから!水やりサボるのも程ほどに・・・)


□ □ 


先日、ものすごく育ったアルミプランツが入荷しました。
その葉の大きさは、通常入荷してくる葉のサイズの約二倍、背丈も2倍。
大体どの植物も、同じような成長具合で入荷してくるので「ミニ観葉」
なのですが、たま~に、あからさまに大きさの違う子が来ます。

出荷のタイミングを逃したのか、行き遅れか(失礼)
買う側にしてみればお得でしょうか?
いや・・・私は、この子の倍の大きさの姿を見て

「怖・・・っ」 (模様が際立って戦隊モノに出てくる怪人みたい)

と思ってしまったので、なんとも言いがたいです。
(やはり小さい子は小さいままに・・・いや、即売れたんですが)

さてさて、この容姿から、「アルミプランツ」の名前がついたようですが
この葉っぱを見てアルミニウムを想像するのは稀かと・・・。

緑の中に銀(白の斑紋)がある!という事で、アルミなのか。

「金のなる木」やら「幸福の木」やら、色々な商品名があるわけですが
それらが広く流通して、本来の植物の名前を知らなかったりするというのも
不思議です。

商品名は誰がつけるんでしょう?
生産元か、販売元か。とりあえず言った者勝ちなのか。
周りに認知されれば、それでオッケイ!なのか。登録商標なのか。
興味は尽きませぬ。

この仕事を始めてから、初めて「商品名」と「植物名」があると知りました。
本気で「金のなる木」っていう植物だと思ってました。

どうみてもその葉っぱは金には見えんが昔はこれが通貨の替わりで・・・

とか

この木のおかげで幸福が訪れるのを目の当たりにする人がどこかに・・・

とか

思ってたんですよ、若気の至りといいますか。
(いや単に無知なだけ)

まあそんなこんなで(どんなだ)
馴染みのある商品名だけでなく、その植物の本当の名前を知ってみるのも
案外、面白いものなんですよね。

(ちなみにこの子の本名は 【ピレア】 でした)