葉っぱのミカタ4

100均だって!素人だって!
葉っぱと仲良くお喋りすれば
観葉植物は育ちます♪

ポーチュラカリア

2007-07-31 20:21:01 | 100均観葉図鑑「は」

     *太陽大好き。夏でも直射日光OK
       暗さに弱いので、日当たりの悪い部屋は不可

     *寒さに強い
       5℃くらいまで下がっても大丈夫

     *乾燥を好むので、水やりは抑え気味に
       葉っぱには水をかけないように気をつけて


 □ 


昔に入荷しましたシリーズ、その3。

白っぽい緑色の葉っぱは、丸く小さく、やや厚みがあります。
多肉植物です。

この子は、わりとあちこちのメーカーさんから入荷してくる子でした。
この写真の丸鉢、あと四角鉢、そしてミニ鉢、の3種です。
もしかしたらこの先、四角鉢のメーカーさんから

入荷するかも!知れません。(可能性は希望の輝き)

人気のほどは、あるんだか?ないんだか?という感じですが
まあ丈夫なので、例によっていつまでもいてくれて構わない子でしたが

いかんせん、衝撃で葉が落ちやすい!
これはもう多肉の宿命です。

過去、ミニ鉢で入荷した時、お客様の品定めのありとあらゆる摩擦で
葉が落ちた、と推測される子が、・・・丸裸になっていました。
一本の幹のみが残った姿はシュールです。

そうなるまで何故ほっといた!! 

って感じですが、ミニ鉢はものすごい人気なので、お客様の争奪戦です。
そうして人気のある子から続々と戦場から足抜けしていき

人気のない子が丸裸で放置される。

という悲しい現実をさんざん目の当たりにし、陳列の試行錯誤を繰り返しましたが
もはや打つ手なし、という諦めの境地に達した末の行動は

極力、発注しない。

という不毛の選択肢。
泣く泣く発注を間延びにしていたら、そのうち廃番になってしまいました。
売り場の奮闘にも匹敵するような何かが、生産側にも何かしらあって
・・・割があわない商品だったのでしょうか。 

その頃はまだ写真撮影という概念がなかったので惜しい限りです。
撮影していれば、有名どころの多肉はほとんど網羅していたと思われます。
図鑑を開けばほぼ見覚えがある子ばかりでした。

そんな思い出のポーチュラカリア。
過去のミニ鉢より二まわりほど大きい今の鉢なら安全なので
いつ入荷してきてくれても

一向に構いませんので!!

どうぞ、この声が届きますように。


  □ 


過去、というか・・・7/31。
おもいっきり思いのたけをぶちまけていたらアッサリ記事が消滅し
打ちひしがれてふて寝して、そのまま

スッカリ、忘れさっていました。

というわけで今、11月なんですけど(笑)

念願かなってか、入荷してきてますよ。ガラクノマイが。

そうです。
過去、マルギナリスとポーチュラカリアとガラクノマイが
3者入り乱れて入荷していた時

さっぱり見分けがつきませんでした。

似てませんか?先のマルギナリスとポーチュラカリア。

いや、「似てませんか?」ってこの写真で一体何を察しろというのか。
まったく無茶をいう奴よ。(他人事のように批判してみる)

などと類似のほどを訊ねるまでもなく、当時の私はとても混乱しておりました。
同時にマルとポーが入荷していれば、違いもおのずと知れるというものですが
これが同時に入荷することがなかったので

あれ?前はなんか赤っぽかったのにな?

とか

あれ?こんな丸っこかったけな?

とか

見る時々で、いちいち訝しまなくてはならない体たらく。
しかもコレに雅楽の舞が加わって、ちっとも残像が一致しない有り様。

ガラクノマイとは、漢字で「雅楽の舞」と表すそうです。
雅楽の舞はポーチュラカリアのバリエガータだそうです。
バリエガータとは、ラテン語で「斑入り」だそうです。今ぐぐってきました。
(どうりでありとあらゆる植物に「バリエガータ」ってくっついてるはずだよ)
(バリエガータ一族が地下で暗躍しているのかと思ってたよ)

嗚呼ネット世界様様。

知りえないことなどこの世にないんじゃないか!?
と思えるくらい、こんなに呆気なく色々な事が解るって恐ろしい。
(労力も使わずしてブログ書いてるくせに罰当たりな感想・・・)

つまり。

マルギナリスとポーチュラカリアは似てるだけ!(個人的な視点により)
ポーチュラカリアと雅楽の舞は同じなだけ!(その言い方もあんまりだが)

という結論に達した時

なんだ!単純に3種類だったのか!

と、ようやく肩の荷を下ろした思いで一息ついたのでした。

それは、武士が敵に対峙した時(何故か私の例えは大概時代劇調)

目の前にいきなり10人も現れ、絶対絶命を覚悟した時に
横合いからおせっかいな町人が、「あれ分身の術ですよ」と耳打ちし

なんだ!単純に一人だったのか!!

と知ったその安堵感にも似ていると思います。

そして無駄な私の例え話の中では、実は分身の術で作り出せる幻影は一人分
というオチが着き、結局武士は5人と対峙しているんですが。

まあ武士は実質敵が二分の一と知っただけでも良しとしましょう。
私なんか、3倍に増えたんですから。(なんの慰め?)

ポーチュラカリア(銀杏木、レディーアフラ)


マルギナリス

2007-07-30 07:23:55 | 100均観葉図鑑「ま」

     *太陽大好き。夏でも直射日光OK!
       暗さに弱いので、日当たりの悪い部屋は不可

     *寒さに強い
       5℃くらいまで下がっても大丈夫

     *水やりは普通に、土の表面が乾いたらたっぷりあげる
       葉っぱには、水をかけないように気をつけて


□ 


昔に入荷しましたシリーズ、その2。

やや厚めの緑の葉っぱは小さく丸く、周りに桃色の縁取りがあります。

金のなる木やワカミドリと同じ仲間です。
この情報がなければ、多肉仲間だとは夢にも思わなかった私です。
それほど厚みは気にならなかったので。

そういえば、多肉系は大体、葉水を嫌います。
葉っぱから水分を吸収しないんでしょうねえ。

しかし写真のように、鉢からいっぱいに枝を広げられると
葉に水をかけないように水やりするのは大変です。
それも忙しい時期だと、焦燥感2倍!

どうも土の上を這いながら成長するようですね。
怒っちゃだめですね。ダメなんですけどねえ。

葉水をしない、って難しい・・・。

この子も、入荷の見込みは限りなく無いに近いといってもいいかもしれません。
(言質をとられない発言丸出し・・・)


□ 


多肉って、どこからどこまでが多肉なのさー!

というのが、正直な感想です。

そういやなんか見た目、金のなる木に似てるな、ってなわけで
この情報を得た当時、管理を乾燥気味に切り替えようとしたところ
「水やりは普通の植物と同様に行う」との事。

多肉なのに!!実は多肉じゃないのか!

金のなる木は乾燥系なのにな・・・。

そういやこの子に葉の厚みが似ているホヤは、多肉っぽいのに多肉じゃないし。
とか思いながらその境界線を探していると

この子も多肉じゃありませんでした。

どーすりゃいーのー!!

・・・まあ、多肉とサボテンの境界線もよくわかってなかったので
致し方ございません。
調べても調べても膨大に広がる植物のフィールドに、ただただ
途方にくれるばかりでございます。
(なんかやるせない政治家釈明会見みたいな口調になるのは何故)

そんな致し方ない過去の不甲斐なさを述べましたが、実は

マルギナリスとポーチュラカリアと雅楽の舞の区別もつきませんでした。

次回はそのからくりのポーチュラカリアです。
お楽しみに。

クラッスラ・ペルシダ・マルギナリス

□ 
□ 

マドカズラ

2007-07-29 20:31:06 | 100均観葉図鑑「ま」
     *半日陰が好きだけど、冬場は明るい場所へ
       暗さに強いので、日当たりの悪い部屋でも可

     *寒さに弱い
       10℃以上は必要です

     *水やりは普通に、土の表面が乾いたらたっぷりあげる
       時々、葉っぱにも霧吹きで水分補給をすると良いです


□ 
□ 


昔に入荷しましたシリーズ、その1。

まあるい葉っぱに、不揃いな穴が開いている面白い植物です。
葉の色は濃い緑、大きくなると密集します。

人気もまあそこそこあるので、売れ残りの心配をしたことはありません。

が、たまに数日間売場に居残ることがあると
葉っぱの端の方が、くるくると巻くように枯れてきます。
乾燥に弱いみたいです。

乾燥に弱い上に寒さにも弱い、という子の冬は
日中の温かい時に葉水をあげましょう。
土に水をあげると、土中の水分が、温度が下がるにつれ
冷えて根を傷める原因にもなるので大変危険です。

虚弱な印象ですが、部屋の中での鑑賞に良く適しているので
日当たりが悪くて・・・と、躊躇っている方に一押しです。

とはいうものの、今後入荷するかどうか、限りなく可能性は低いですが。


□ 
□ 


葉っぱに穴があいているだけで大人気!って

どういうこと?!

いや、もう、「見た目が第一!」 を王道で堂々と行く子ですね。
というのが世話をしていた時の感想なんですが。

大体、虫食って、穴が開いた葉っぱは嫌われ者なのに。
自分から進んで穴が開くのはいいのか!
(そういう問題か?)

金がなくて風呂に入れないのは不潔だけど。
風呂なし健康法が編み出されて、一躍ブームなのはカッコいいのか!
(そんなブームこないから)

などと、くだらんことで絡んでしまう酔っ払いなみに世話をしておりました。

前述通り、人気があるのであまり手がかからなかったせいもあり
見た目の印象は強いものの、それ以外の愛着はあまり
育まれませんでした。

いや、面白いとは思いますよ?

このマドカズラの祖先は
一体どうして、自力で葉っぱに穴を開けようと思い立ったのか。

やっぱり、虫に食われてばかりいる葉っぱだったのか。

丸くて艶々して、濃い緑の葉はマドカズラ(まだ穴開いてないけど)の
自慢だったが、それがあまりにもおいしそうなので、虫たちの垂涎の的。

美しい容姿があだになり、毎日毎日、虫たちにお食事されてしまっては
何のために美しくあるのかわかりゃーしない。

ってことで、ある日いきなり、キレて叫んだ。

そんなにこの葉がおいしそうに見えるならこうしてやるわい!!
(なぜか私の妄想の中では、葉っぱは大概じいちゃんキャラ)

と、自力で穴を開けまくったマドカズラの葉は、見た目
おいしいところを食いつくされた葉のようで、虫たちには大不評!
いつの間にか、餌場は他の植物へ。

自慢の容姿をかなぐり捨て、虫たちを追い払ったマドカズラは
安泰の日々を手にいれ、後々の教訓を叫んだという。

植物も人間も見た目じゃないぞい!!

 

あ、あれ?

冒頭の「見た目が第一!!」から趣旨が外れてしまったぞ?

いやあ・・・お話を作るってむつかしいなあ・・・。
(え?そういうこと?!)

マドカズラ、モンステラ


入荷

2007-07-21 23:24:33 | 業務日誌

観葉植物の通常入荷です。

 

ゴムノキ(6/16) なんか最近、急激に売れたんだよね。まあ良し(5鉢)

シュロチク(5/23) ちょっと入荷の間が空いたから売れるか心配だ(10鉢)

プミラ(2/24) でかいなオイ!!邪魔で仕方な・・・いやいやいや(5鉢)

フォエチダ(6/27) 調査も進んでないのにまたキター!(5鉢)

シンゴニウム(6/1) 大きいのと小さいのの2種混合攻めだ(各5鉢)

ブライダルベール(6/17) また君たちは睦まじく絡まりおって~(10鉢)

アイビー(4/29) 葉が大きめ、色が淡めな感じ(10鉢)

コーヒーの木(2/10) 土汚れで目も当てられない洗わなきゃー!(5鉢)

コリウス(6/10) うおー!しなしなだー!!見慣れてるだけに危機感倍増し!(5鉢)

ゼブリナ(3/4) 今回のは銀紫の方ですよ(5鉢)

ディフェンバキア(6/11) しまったー!しばらくこなかったから油断したー!(5鉢)

クッカバラ(5/18) 特に思う事もないなんて・・・他の問題児が多すぎた(5鉢)

 

あと優待セールの特別入荷で、クワズイモ、ガジュマルが各40鉢

 

今回のクワズイモはでかいです!!
これ105円で売っていいのか?!ってくらいにはでかいです。
(298円でも売れそうな子がいる・・・)

あとでかいといえば、プミラもでかかった!!
一皿に4種並べるのに、こいつの一列が邪魔で邪魔で(・・・無理やり並べたが)。
即日で完売しました。

コーヒーの木は葉っぱを奇麗にしてから出します。
が、葉がかなり小さくまだ未成育なのであまり期待はしてないですが。

コリウスは土が悪い。水はけがよくない感じです。
私が購入したとしたら即、他の土に植え替えますね。

8月頭に棚卸があるので、植物発注抑え気味です(他の品もですが)。
(次回入荷は、たぶん、8月第一土曜くらいかと予測)


トックリラン

2007-07-15 22:21:41 | 100均観葉図鑑「た」

     *太陽大好き。夏でも直射日光OK!
       暗さに弱いので、日当たりの悪い部屋は不可

     *寒さに強い
       5℃くらいまで下がっても平気

     *乾燥を好むので、水やりは抑え気味に
       葉っぱには水をかけないように気をつけて


 □ 


道端の草シリーズ・・・。

とはいうものの、写真ではまったくわかりませんが
(このカメラマンのへっぽこさはいい加減なんとかならないものか)

ぽっこりした幹から、細く長い葉っぱが伸び、しなやかに垂れ下がっています。
この幹のぽっこり具合が、徳利に似ていることから
トックリランという名前がついているようです。

しかし、うちに入荷する時点では、徳利みたいには見えません。
いずれ成長して、徳利になるのでしょうか?
お店にいる時点では、土の表面から丸い頭がのぞいているだけです。

それが、あまりトックリランの良さを生かし切れていないのか
人気のほどは、いまいち。いまいち、というか、正直、あんまり・・・。

確かに、この写真の状態では
あまり心惹かれるものがないかも知れません。
(個人的には、雑草系だわ~。と思って見るんですが・・・)

この子を一躍人気者にするためには、何が必要なのか。

毎朝、売れ残っている姿をみるたびに思案するのですが
何も思い浮かばず、「まあ好きなだけお店にいなさい」と
適度に気にかけてやっていると、いつの間にか売れています。

枯れるとこを見ていないので、たぶん、売れているのでしょう。

寒さや、乾燥に強く、丈夫です。
直射も年間を通していけるので、あの無駄に長い葉っぱを
風にたなびかせてみてはいかがでしょう?

そよそよと葉先をそよがせる様は、涼しげかも知れません。

・・・クーラーで締め切る現代では、涼しげもなにもないですか。
(本当に、これといったセールスポイントが浮かばないんですう)


 □ 


今、図鑑で見て驚愕したのですが。

「トックリラン」、というより、「ノリナ」という名前のほうが知れ渡っているそうです。

驚愕は二つ。

その1。
嘘だ!うちにくるお客様は「トックリラン」には反応するけど
「ノリナ」には全く無関心だったぞ?!

そう。過去、ノリナ、という植物が入荷したことがあります。

云わずと知れた、その2。

トックリランとノリナは同一植物だったのかー!!!?

まったく気がつかなかった!

いやー困ったもんです。

トックリランを見て、変な草。とか思っているのに
ノリナを見て、変な草。とか思っているんですよ。

脳がつながっていない!?大丈夫か、脳!

まあ私の脳の不安要素は今に始まったことではないのでいいとして。

過去に撮りためた写真からノリナを探しました。
このブログに使っている写真よりは、まあ徳利っぽい幹が写っていたので
そっちに差し替えようかとも思ったのですが

今現在、そのメーカーさんとは取引をしていないので
その徳利っぽい幹で入荷することは、この先ないだろうと思い
現在の入荷に従って、写真はそのままにしておきます。

が、葉っぱのミカタHPの方で、2種の写真を紹介しますので
いつか、気が向いたらご覧になってくださいね。

・・・ちがう。いつか、の使いどころを間違った。

いつか、写真を紹介しますので
気が向いたらご覧になってくださいね。

 

いつかって、いつだよ!!

 

とヤルセナイ叫びを放ったところで、もう一声。

過去のノリナと現在のトックリランを見比べてみましたが

やっぱり同一植物とは思えませんでした!!

いやー摩訶不思議。

 

トックリラン(ノリナ、エレファント・フット・ツリー) 


リボンカクタス

2007-07-14 20:35:28 | 100均観葉図鑑「ら」

      *太陽大好き。夏でも直射日光OK!
       暗い場所は苦手なので、日当たりの悪い部屋は不可

     *寒いのはやや苦手
       5~10℃は欲しいところ

     *水やりは普通に、土の表面が乾いたらたっぷりあげる
       葉っぱには水をかけないように気をつけて


 □ 


リボンカクタス、というネームプレートですが
大銀龍というのが、古くからの呼び名のようです。

しっかりと太い幹から、葉っぱを規則正しく左右に付けます。
その葉は密になっていて、なんだか百足を連想します。
(百足嫌いな人はごめんなさい。いや私も別に好きではないですが)

幹にたくさんのリボンを括りつけているような姿ですね、
リボンカクタス、という名前から連想すると。

わりとよく入荷します。
人気もほどほどによく、順調に売れます。
売場に居る限りでは、とても丈夫で、不調になったことがありません。

しかし、こうゆう優等生な子は、あまり印象に残りませんね。
多少手がかかるとか、手がつけられないほど問題児、とかの子の方が
語るべき恨み事が多々あってノリも良いのですが・・・。

入荷は稀ですが、お目にかかることがあったらヨロシク。
奇抜な姿なのできっとわかると思います。


  □ 


私は売り場専門なのでレジを打つことがありません。

なので、お買い上げくださる姿を見かけた時は、「ありがとうございます」
と言えるのですが、言えないことの方が多いです。

このブログを始めた時は、お買い上げくださる皆様にお礼を言いたい!!
という気持ちからだったのですが、よく考えたらお買い上げくださる皆様全員が
このブログを見てくださるわけがないんですよねぇ。
と、最近気づいた次第です。

なんか抜けてる自分に、がっくしきますが(笑)
それでも、「ありがとうございます」の気持ちを最大限に込めて
写真をアップしております。が、私的には超能力パワーはないので
受け取ってくださる皆様のご協力をお願いしたいところでございます。
平にご容赦。

で。

えー、なんでしたっけ。・・・あ、そうでした。
なんでレジの話を持ち出し方というと
(脱線したまま終わりそうでしたよ。危ない危ない)

昔、レジ打ち部門の人が飛んできて

「今、虫みたいな葉っぱがきたんやけど!あれ何なん?!」

と、今しがたお客様に買われた植物があまりにも気になって
売り場まで見にきたことがありました。

私はその興奮も当然わかるわー!!と思ったので
我が人生で初めて見た奇妙な植物、その名もリボンカクタスをわしづかみ、

「これでしょー?!」

と意気揚揚答えました。が、しかし!

「違う違う、これやん、これ!!」

と彼女がバーンとわしづかんだのは

マザーリーフでした。

ええー?!!!

驚愕する私を余所に、彼女は怖々とマザーリーフを遠目に見
どこがどのように虫のようで気持ち悪いかを語ってくれました。

マザーリーフのブログ紹介は、えーっと、まだでしたね確か。
葉っぱの縁から新芽がちょろちょろ生えてくる植物です。
この葉っぱの縁から新芽がびっしり出ていて、虫の足みたいで気持ち悪!
かったらしいのですが。
コダカラベンケイソウみたいな感じで・・・って、コダカラベンケイソウもまだですね。
不死鳥のような・・・って、不死鳥もまだですね・・・。

・・・。

意外と多いな!!うちに入荷する植物!!!


(そして以外と書いてないな、ブログ・・・)

 

いや、人の感性って様々で面白いなあ。と思った事件でした。
すいません、それだけです。

(リボンカクタスについて語ることがないのもここに極まれり・・・)

 

リボンカクタス(大銀龍、ペディランツス・ティティマロイデス)


ボストンタマシダ

2007-07-13 21:56:48 | 100均観葉図鑑「は」

     *半日陰が好きだけど、冬場は明るい場所へ
       暗さに強いので、日当たりの悪い部屋でも可

     *寒さに強い
       5℃くらいまで下がっても大丈夫

     *水やりは普通に、土の表面が乾いたらたっぷりあげる
       時々、葉っぱにも霧吹きで水分補給をすると良いです


□ 
□ 


今回初めて入荷した、新顔です。

しかし、6月18日のネフロレピスと同じセイヨウタマシダです。

ネフロレピスが親分で、その品種改良がこのボストンタマシダ
のような気がします。おそらく。多分に。

葉っぱの形も、大きいか小さいか、だけの違いな感じも・・・。

初めて見た時はまずその大きさに、お!新種!と思ったのですが
調べてみると、もとは同じだった、という事で。

シダは人気種で、この子も例外ではなく、気がつけば完売していました。

あまりお世話できなかったのが、ちと寂しいですが
顔見せの新顔さんとの付き合いは、まあこんな感じです。

次回入荷で親睦を深めたいと思います。


□ 
□ 


って、白状します!見分けがつきません!すいません!

ネフロレピスより枝が大ぶりで、葉も大きいですが
それは成長時期の違いで、ネフロレピスも大きくなるのかも知れませんし
一概に言えないのがツライところです。

図鑑の写真を見比べる限り、私には見分けがつきませんでした。

さてそんな、へっぽこな世話師がしばらくは面倒を見ていたのですが

加湿を嫌う(ネフロレピス事件)ということで
その点には気を使っていたのですが、乾燥気味にしていると

葉の先から枯れてきました。

どーしろってんだ!!!

と嘆くしかない、シダの世話。

枯れたところを刈りこんでほっといたのですが、気がつけば
売れてしまっていました。

そこで気づく。

あ!写真撮ってないし!!

心のメモリーに刻み込んで満足したまま、すっかりその存在すらも
忘れ果てていました。
(この無関心さが枯れる原因ではないのか?)

願わくば、次回の入荷でうちの店に来てくれますように・・・。

(写真のためだけにな・・・ほんとに無関心な・・・)

 

P.S. 10月に再入荷!無事写真も撮れました。
    このブログに祈願すると大抵叶います。いやあスゴイ。
    (とはいえ叶わない事象は叶いません。…そりゃそうだ)

ボストンタマシダ(ボストンファーン、セイヨウタマシダ、ネフロレピス)


ハートファーン

2007-07-11 23:33:54 | 100均観葉図鑑「は」

     *半日陰が好きだけど、冬場は明るい場所へ
       暗さに弱いので、日当たりの悪い部屋は不可

     *寒さに弱い
       5~10℃は欲しいところ

     *水やりは普通に、土の表面がかわいたらたっぷりあげる
       時々葉っぱにも霧吹きで水分補給するといいです


 □ 


ネームプレートは「ハートファーン」ですが
イヌアミシダという名前の方がメジャーなようです。
(ハートファーンではご愛用の図鑑に載ってませーん)

新顔です。

濃い緑の葉っぱはハート型です。
(ん~ハート型の葉っぱって、結構多いですねぇ)
その葉っぱに細かい毛が生えています。
そして、今は地面を這うような感じで土に張り付いています。

調べた限りでは、特に湿潤環境にするようなことは書いていなかったので
それほど気をつかっていなかったのですが
休日を挟んで、翌朝見てみたら

葉っぱが、くちゃくちゃちりちりに!!!

ひー!!どういうこと?!

どういうも何も、こやつ乾燥に弱いのか!!しまった!

まるで鼻をかんだあとのティッシュの様!!!(例えがヒドイ・・・) 
という状態の子が3鉢。
必死の救急救命!水をやれ!ひたすらに水をやれ!!
と水をやり、葉水をほどこし、それでも復活の兆しが見えないので
バケツに水を張って浸しておきました。しかし。

もーうーだーめーだー・・・。

新顔は侮れません!図鑑の知識では追いつかない、その実態。
今度入荷したら必ず一鉢の脱落者も出さないと誓う!!

誓うから、ごめんなさい。廃棄します。(ドライ)

とバケツを覗いたら

ばーん!!復活!!

なんじゃそりゃー!!!

 

すみません。この事件を伝えたかったがためだけに
写真も載せずにアップしております。(平謝り。いろんな意味で)

2鉢は無理だったのですが一鉢が、まるで「今入荷しましたよーん」
という顔でばーんと、枯れた葉っぱを復活させていたので、一瞬

お買い上げされた子が返品で戻ってきたのか?

と記憶の錯乱を起こす程でございました。
(そこに置いたのはアナタです、アナタ。しっかり!自分)

まさに、ぎゅうっと丸められたティッシュのような姿から奇跡の生還!

同じ植物なのに、生還する鉢としない鉢の違いは解明できませんが
・・・運でしょうか。

生還するほど強い鉢を御手にとられた(かもしれない)お客様
枯れかけていたら救急救命をほどこしてください。

ばーん!と復活しますよ。ばーん!!、っとね。


□ □ 


7月6日の「入荷のお知らせ」で

>今回の驚きは、ハートファーン15鉢入荷!ですね。
>葉っぱにもかもかと毛が生えてます。シダ類でした。ほほぅ。

とか書いていたところ、それを見たらしい友人が駆けつけ、開口一番!

「毛ぇ生えてへんやん!!」

と、クレームをつけてきたので、ここに訂正させていただきます。

葉っぱに、産毛があります。

これで、いいですか?
すみませんね、ケイトウの花みたいな葉っぱを想像させてしまって。
(でもそれって、…そんなのはもう、葉じゃないんじゃ?)

しかしいきなり鉢をつかんで、あの一言ですよ?(どんだけ毛ぇ好きだ)

彼女は変わり種マスターです。
ヘンな植物を求めて、来店します。
その彼女のお眼鏡にかないませんでした。

あまりヘンじゃなかったようです。

まあ、「変」とはどこにも書いてないのですが。(新顔、とは書きましたけど)
驚いたのは、15鉢もきたからです。
すみません、いろいろ誤解を与えてしまって。

他の皆様にもヘンな誤解を与えそうなので、早く写真アップしてください自分。

 

ハートファーン(またはイヌアミシダ、ヘミオニティス)


シノブ

2007-07-08 23:25:33 | 100均観葉図鑑「さ」

     *半日陰が好きだけど、冬場は明るい場所へ
       暗さに強いので、日当たりの悪い部屋でも可

     *寒さに強い
       5℃くらいまで下がっても大丈夫

     *水やりは普通に、土の表面が乾いたらたっぷりあげる
       時々、葉っぱにも霧吹きで水分補給すると良いです


 □ 


シダの仲間、シノブです。

細い枝に細かい葉っぱがみっしり茂って、三角状になります。
色は濃い緑。

大変な人気者で、入荷すると勢いよく売れていきます。

もう入荷しないの?とか(直接のご質問で)
こないだこの店にシノブがあったんよ…とか(お連れ様との会話で)
私も欲しいって言う友達を連れてきたのに!とか(申し訳ございません)

生の反響が一番、多いのも特筆すべきことかと思われます。
他の植物ではあまり見られない光景です。

常に品揃えのある園芸店と違って

何か良い物あったらめっけもの!

みたいな100円ショップで、こうまで、特定の植物が固執されるのは
よほどの人気種であるとみましたが、どうでしょう?

(いや、私は店に入荷するまで知らなかったもので・・・)

まあ、そんな感じであまり店にいないのですが
性質はかなり丈夫らしいです。

丈夫らしいのですが、水がきれると葉っぱの先端から
茶色くなって枯れていきます。

写真の右上の方などが、そのいい例ですが。

良い例ですが!?

(って、枯れるのを肯定しないでくださいよ、店員さん)

この状態でも売れます。

他の子がこの状態になった時は、さすがに買い渋られて売れ残ります。
なので、暇を見て、枯れた枝を切って見栄えよく仕立て直します。
(いや生き物なので。別に詐欺行為ではないですよ?)

しかしこの時ばかりは忙しく、「もう少し耐えてくれ!!」
と願掛けをしているその日のうちに売れていなくなってしまいました。

天晴!!

お客様のお家で、見栄え良く仕立て直されてください。

 

 

ちょっと前から苔玉がブームですね。
園芸店だけでなく、雑貨店やらインテリア売り場やら
ありとあらゆるところで苔玉を目にしたものですが。

このシノブ、しのぶ玉という名前で古くから有名だそうで。

シノブでつくった苔玉なんですが

「それを軒下につるしさらにその下に風鈴をつるして
視覚と音とで涼を呼びこんでいた」

という文を目にして、一言。

いやあ、風流ですね!

というのが正しき感想なのかもしれませんが

すみません。風流・・・かなあ?と思ってしまいました。
感性が著しく鈍いんですかね・・・。

いやいや。
苔玉をつるすのは、自然の涼を感じて風流ですし
風鈴をつるすのは、風を音で感じることができて風流です。
その二つを、わざわざくっつけなくてもいいんじゃないかな。
と思ってしまったりしまわなかったり。

それは、風鈴の音がする苔玉と思えばいいのか?
それとも、植物が生えている風鈴と思えばいいのか?

と、次元の低いところで悩んでいた時に
シノブ玉の風鈴仕立ての写真を発見してしまいました。

風流でした!!

どうです、この変わり身の速さ(笑)

伊右衛門のCMとかで、仕事に汗しているもっくんの元に(もっくん言うな)
りえちゃんがそっとシノブ玉の風鈴を吊るしてあげたりする。
お決まりのナレーションの後に、冷やしたお茶をかたわらに
二人寄り添ってシノブ玉を見上げながらフェードアウト。

よっしゃあ!!!(太もも平手うち)良いじゃないか!!

オヤジな反応ですみません、あのCM大好きなんです(恥)
あののれんが欲しいくらいに、好きです!
(以前、電車のつり広告が伊右衛門ののれんだったことがあって)
(本気で、「あれ飛びついてかっぱらってもいいかな?」と友人に聞きました)
(どこに飾るかとか、まあそういう事は置いておいて、好きでっす)

てな妄想を御披露するくらいには、まあ風流だったので
でも平凡な我が家には釣り合わない風流でございましたので
伊右衛門のようなたたずまいのお宅様

どうぞ、「これぞ日本の美!」という風流を知らしめるために
軒先に吊るしていただけたら、と思います。

風で鳴るシノブ玉を。

もしくは、葉っぱが成長する風鈴を。

日本の夏、苔玉の夏。
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