◎陰謀論の実践とはこんな風に行われる
渋谷は、映画バイオハザードの冒頭の舞台となったことで、世界の有名観光地となった。渋谷区では、ハロウィーンでのトラブルが渋谷駅周辺で相次いだことを受け、路上での飲酒などを禁じる条例が、2019年10月25日から実施される。条例には罰則がないが、ハロウィーンシーズンの10月25~27、31日の午後6時から翌午前5時(27日)駅周辺の路上や公園での飲酒が禁止。大音量で音楽を流す、街路灯に登るなどの迷惑行為も禁止。
古来祭りには、無礼講というのがあって、年に一日は、酒や踊りの乱痴気騒ぎは勿論のこと、身分の上下、貧富の差を無視して、嘘や好きなことを言ってよいとか、性的放縦が見て見ぬふりをしてもらえるとか、若い男女の出会いの場を提供するとか、社会の相互監視や因習のくびきをはずす日があったもの。
そういうガス抜きの一日のない社会は、社会全体の緊張が高まり、反政府、反社会、反秩序な運動を招きがちなものであることを為政者は肌感覚で知っていた。
街頭に監視カメラが張りめぐらされ、何か珍しい事件、パフォーマンスがあれば、スマホの動画撮影が行われる稠密な相互監視の社会。キャッシュレス、ポイント制という監視も日常となった。秩序が保たれて、酒も飲めてはいるが、その息苦しさ、逃げ場のなさは、秩序を遵守する側にいてさえ耐え難いものに感じられるタイミングがあるのではないだろうか。いわんやアウトサイダーにおいてをや。
『私を見ないでください!』
バッカス祭、ワルプルギスの夜、ハロウィンなどは、心的な余剰エネルギーの爆発を無礼講にて紛らして爆発を避ける仕掛けだが、そうした『紛らす』仕掛けはどんどんなくなっていく。
禁煙、分煙の強化などもその一つ。紛らせられなければ、ストレスは、部下に向かい同僚に向かい家族に向かい、組織に向かい、隣人に向かい、家族に向かい、薬物に向かい、ギャンブルに向かい、セックスに向かい、自分に向かう。全体として見ると、それはお互いの不機嫌さが、社会全体を不安定にし、相互の争闘を頻発させ、最後は世界戦争を惹起する方向へ向かっている。
かくして『金と便利』の大義名分のもとに社会と自分の内的圧力は高まって、暴発の危険はますます人類滅亡の方向をも向く。陰謀論の実践とはこんな風に行われるのだろうとつくづく感じさせられるところである。
21世紀、この金と便利で、カタルシスなき社会よ。
渋谷は、映画バイオハザードの冒頭の舞台となったことで、世界の有名観光地となった。渋谷区では、ハロウィーンでのトラブルが渋谷駅周辺で相次いだことを受け、路上での飲酒などを禁じる条例が、2019年10月25日から実施される。条例には罰則がないが、ハロウィーンシーズンの10月25~27、31日の午後6時から翌午前5時(27日)駅周辺の路上や公園での飲酒が禁止。大音量で音楽を流す、街路灯に登るなどの迷惑行為も禁止。
古来祭りには、無礼講というのがあって、年に一日は、酒や踊りの乱痴気騒ぎは勿論のこと、身分の上下、貧富の差を無視して、嘘や好きなことを言ってよいとか、性的放縦が見て見ぬふりをしてもらえるとか、若い男女の出会いの場を提供するとか、社会の相互監視や因習のくびきをはずす日があったもの。
そういうガス抜きの一日のない社会は、社会全体の緊張が高まり、反政府、反社会、反秩序な運動を招きがちなものであることを為政者は肌感覚で知っていた。
街頭に監視カメラが張りめぐらされ、何か珍しい事件、パフォーマンスがあれば、スマホの動画撮影が行われる稠密な相互監視の社会。キャッシュレス、ポイント制という監視も日常となった。秩序が保たれて、酒も飲めてはいるが、その息苦しさ、逃げ場のなさは、秩序を遵守する側にいてさえ耐え難いものに感じられるタイミングがあるのではないだろうか。いわんやアウトサイダーにおいてをや。
『私を見ないでください!』
バッカス祭、ワルプルギスの夜、ハロウィンなどは、心的な余剰エネルギーの爆発を無礼講にて紛らして爆発を避ける仕掛けだが、そうした『紛らす』仕掛けはどんどんなくなっていく。
禁煙、分煙の強化などもその一つ。紛らせられなければ、ストレスは、部下に向かい同僚に向かい家族に向かい、組織に向かい、隣人に向かい、家族に向かい、薬物に向かい、ギャンブルに向かい、セックスに向かい、自分に向かう。全体として見ると、それはお互いの不機嫌さが、社会全体を不安定にし、相互の争闘を頻発させ、最後は世界戦争を惹起する方向へ向かっている。
かくして『金と便利』の大義名分のもとに社会と自分の内的圧力は高まって、暴発の危険はますます人類滅亡の方向をも向く。陰謀論の実践とはこんな風に行われるのだろうとつくづく感じさせられるところである。
21世紀、この金と便利で、カタルシスなき社会よ。










