アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

感情には生理的変化が伴う

2019-03-19 05:35:00 | ハタ・ヨーガ(冥想法3)
◎身体と感情

人間が、神仏に向き合っていくモチベーションを理性と感情に分けてみると、どうしても感情のエネルギーの方が勢いがあることは誰もが感じているところである。

ところで、感情と肉体は密接に絡むことを野口整体の野口晴哉が語っている。
『怒りっぽいとか、気が散るとかいうのも体と関係があって、みんな鳩尾が硬くなっています。鳩尾が柔らかければ、怒ったといってもそれは怒ったふりをしているだけで感情は発動していない。顔が赤くなるとか、心臓がドキドキするとか、手足がブルブル震えるとか、怒りには怒りの生理的変化があるのです。悲しみには悲しみの生理的変化がある。それが伴わない感情というのはないのです。

「腹が立つ」という言葉があります。直腹筋が緊張するのです。裸にして観ていますと、本当に腹筋が立つのです。こういう時は頭が草臥れた場合で、頭部第二整圧点-目の中央と耳の前からの線が前頭部で交わる処-を何かで軽くコツコツと叩くのです。叩いているうちにお腹が柔らかくなって、直腹筋の立ったのがなくなってきます。』
(愉気法1/野口晴哉P44-45から引用)

感情には肉体変化が伴うことは、ライヒも指摘したところだが、肉体をほぐして感情をもほぐすことをライヒもやった。

ライヒはオルガズム研究したが野口晴哉はやらなかったのだろうか。
コメント

リラックス技法

2018-11-12 07:04:14 | ハタ・ヨーガ(冥想法3)
◎死体のポーズ

冥想修行者は忙しい。仕事(勉強)をして家事をして、柔軟体操をして、呼吸法をして、坐る。これだけやるのでも、テレビやネットを見る時間が加われば、睡眠時間は減る。

OSHOバグワンは、健全な人間生活を営むには、適度な食事、適度な労働、そして睡眠と唱えたが、多くの人にとって過度な食事、過重な労働、不足な睡眠ではないのだろうか。

こうした分刻みのいわば殺人的スケジュールの中で、リラックスを挟む場所は、柔軟体操の中か、就寝前か。

そこでリラックス技法。死体のポーズ

仰向けに寝る。腕は身体の両側。掌は上に向け、足は少々開いて伸ばす。

目を閉じて全身の力を抜く。まぶたをゆっくり閉じ目の力を抜く。顔と頭の筋肉の力を抜く。

呼吸は自然に、だが呼く時は呼くことを意識し、吸う時は吸うことを意識して。だんだん呼吸が落ちていく。

すべての音を聞き守る。すると頭はだんだん静寂になっていく。


完全なリラックスなくして、完全な活力なし。
コメント

胃と堪えがたい感情を抑えつけること

2018-01-24 05:21:39 | ハタ・ヨーガ(冥想法3)
◎自己実現できないストレスのチャクラ

マニピュラ・チャクラは自己を社会で実現するチャクラ。ままならないこの世では、学校などで思い描いた自分の社会における人生航路がすんなり思惑どおりいくことはなく、まま予定外の障害や困難に出会って、怒ったり、貪欲さ凶暴さをあらわにしたり、嫉妬したり、憎んだり、攻撃的になったり、と様々な否定的感情に襲われる。

こうした不愉快な感情は、抑え付けられ、表に出さないようにするものだから、マニピュラ・チャクラをかき乱し、胃を痛め、吐きたい気分になったりする。

マニピュラは、自己実現のチャクラとされながら、自己実現できないストレスのチャクラにもなっている。

だから、ハタ・ヨーガでは、胃の対策として、塩の入ったぬるめのバケツ一杯の水を飲んで吐くという技があったりする。体内浄化とストレス浄化を水を吐くということで達成しようとする。

南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経、オーム、などマントラにすべてを流し込む方法も結構行われている。事上磨錬などのカルマ・ヨーガ(一つ一つの仕事、家事を精密に行う)も一行専心となっていけば、そうした効果もある。

こういうのは、対症療法であって、根本的な対策ではないが、こういうのが役立つタイミングもある。

最もまずいのは、アプリでゲームもその一つ。何も改善しないばかりか、さらにストレスを高めることになる。

コメント

日本人の習い事第一位がヨーガ

2017-12-20 05:26:48 | ハタ・ヨーガ(冥想法3)
◎目的を持たない冥想へ

NHKによると、日本人の習い事第一位がハタ・ヨーガだそうだ。サッカーの長友や、ゴルフの宮里藍などそうそうたるアスリートの他、片岡鶴太郎、ジョブズなど、芸人やIT長者でもハタ・ヨーガに取り組む人は多い。

しかし、スポーツ・ヒーローでも、一流芸人でも、彼らがハタ・ヨーガに取り組んでいるとしても、本当に行きついているか、本当の幸福を実感しているかどうかは、全く別のことであり、社会的に上り詰めるほど、本当の幸福を実感していないことから来るプレッシャーは強いものである。

冥想の準備として、身体の柔軟性は基本であり、体内のガス抜きもまた基本である。よって柔軟体操、ハタ・ヨーガ、呼吸法は大体日課に入っているものである。

そこで窮極を視野に入れた只管打坐かクンダリーニ・ヨーガに取り組むというのが、21世紀のスタイルだろう。

いつまでも社会的成功を目的とした邪道な冥想、それに伴うストレス解消目的冥想や、快適な生き方のみを目的としたファッション冥想をやっている場合ではないだろう。

快適な生き方は天国志向だが、社会的成功も天国志向っぽいが反面地獄も作り出す。天国志向だけでは、通用しないことを、この知性の発達した現代人は皆内心わかっている。
(天国志向で愛に出会う人もいますけれど。)

そこで天国と地獄の結婚とか、無用の用が待望されるのだが、これはなかなか知的理解の及ぶところではない。


さて禅には呼吸法はあってもヨーガはない。そのせいか老冥想家は、しばしばちゃんと足を組めない。

天童如浄は、他人の只管打坐指導ばかりしているが、自分はちゃんと坐れないと言っているし、大燈国師は、足が曲がらないので、逝去時は、足を骨折出血させながらも足を組んで坐ってみせた。
コメント

屍体のアーサナ

2017-06-19 03:25:12 | ハタ・ヨーガ(冥想法3)
◎ストレス人間は呼吸が浅い

働いていると、ストレスがたまる。これを落とす技法として、オームの念唱完全呼吸法があることは紹介した。

タレント・片岡鶴太郎氏のようにヨーガに一日7時間を充てられる人なら別だが、働いていては、いわゆる自由時間はせいぜい1、2時間であり、その貴重な時間を冥想と、その前段としてのストレス、緊張緩和に充てる必要がある。

ストレス、緊張緩和プロセスなくいきなり坐れる人もいるが、なかなかいきなり坐るのは大変だと思う。

冥想の準備として簡単な柔軟体操をやるが、疲れにかまけて手抜きしていたところ、きつくなってきたので、
改めてハタ・ヨーガのメニュー見直して追加するように考えている。

帰宅して頭と身体がホットな時は、まず柔軟系から初めて数種のアーサナの最後に呼吸を落としながら屍体のアーサナに行く。屍体のアーサナは適当にやると全然身心がリラックスしないままなのだが、全身の部位を「脱力、リラックス」を身体の各部位に念じながら、かつまた息を吐きながら繰り返していくことでリラックスが深まる。

完全なリラックスは完全な活力を生む」

呼吸を落としていけば心も静まっていくのだが、頭と身体がホットのままでは、呼吸も落ちにくい。その点で屍体のアーサナは効果絶大である。

ハタ・ヨーガの最後には、屍体のアーサナを必ず入れなさいと言われているのだが、改めて不徹底を反省させられた。

ストレス緩和、解消だけでは、何も本質的なものはないが、目的を持った冥想もまた邪道である。


コメント

イチローは筋トレしない

2017-05-06 05:59:17 | ハタ・ヨーガ(冥想法3)
◎冥想に必要なトレーニング

イチローは40歳超えても外野からレーザー・ビームの返球を投げて捕殺する。驚くべき筋トレぶりかと思いきや、ウェイト・トレーニングはあまりやっておらず、ほとんどが柔軟体操とストレッチらしい。特に筋肉を付けるトレーニングはやっていないようだ。
その理論はライオンや虎は筋トレしないからというもの。

これは、ハタ・ヨーギのトレーニングにも似ている。アクロバット・ヨーギのポーズの中には片足一本で全体重を支えたり、ほとんど片手ともう一点だけで全体重を支えるすごいのがある。こういうのは、それに必要な筋肉が必要になるのだろうが、冥想修行者はそこまでは筋肉は必要ない。全身の円滑な血行と内分泌腺の活性化が目的なのだから。

禅は坐りっぱなしなので、経行(ちょっとダッシュみたいな)や作務で血行を促すようになっている。

けれども只管打坐などの固定姿勢を長時間するタイプの冥想では、背骨を起こし続けるのに相当筋力が必要であることは、修行者がよく語るとおりである。

またイチローのトレーニングではどこまで呼吸法を取り入れているのかはわからないが、ハタ・ヨーガでは動作の中に、ここで吸ってここで吐いてなどの呼吸法併用が含まれることがある。

老化では筋肉量の減少が問題になるが、50歳を超えたサッカーの三浦カズを見ると、相当筋トレもやっている。野球の野手は走り続けないし、サッカーは走り続けるという違いは大きいのだろう。

大燈国師の最期では、脚を折ってもらって打坐するシーンがあるが、脚が曲がらなかったのだろう。最後は脚が曲がる曲がらないは問題にしない境地であったと思うが、冥想修行者は、できるだけ柔軟体操、ストレッチは必要なものだと思う。

イチローの熟年パワーの秘密は、毎朝のカレーライスにあるのかと思いきや、柔軟とストレッチの方に秘密がありそうだ。私も柔軟をするメニューを追加しようと思う。
コメント

体癖

2017-03-30 05:39:27 | ハタ・ヨーガ(冥想法3)
◎時計を見て食べ、眠っているような生活

整体野口晴哉の体癖についての文章。

『体癖というのは無意運動の偏ったり歪んだりする習性をいうのであるから、大抵の人は持っていても、それに気づかないでいる。

それでいていつの間にかその支配を受け、その影響を受け、いつも偏った体の使い方をし、歪めて体を使う習慣を持つようになり、そのため疲労が、体の余分に使われる一部の処に偏って、その一部が疲労しているのに全体が疲れたように感じ、その疲労感によって休んだり眠ったりしている。

だから、実際の体の状態からだんだんかけ離れて、自分の体の要求を感ずることにも鈍くなって、時計を見て食べ、眠っているような生活につい陥ってしまうから、いつも体の全力を発揮して生き生きしているとはいえない暮し方をしてしまう。

簡単な体の偏りでも、長い間には体を歪めたり、偏って発達させてしまっていることは珍らしいことではない。ある体癖を有する人は共通した姿勢をしやすく、その体形も類似している。このことは体癖が体形をもたらしたとの言えるのである』
(体癖2/野口晴哉/全生社P5-6から引用)

日々体操をやっているのだが、柔軟系と筋力回復系である。その中に姿勢を直す体操も入っているのだが、なかなか顕著な効果というほどまでには至らない。

また、勿論体操だけで精神のストレスが解消するものでもない。

仕事では日常的に同じ姿勢をとることを強要されるのだが、その蓄積体癖が影響を与えるのは、健康面もさることながら、精神面でもある。

過労死とは、その極みだが、ようやく社会全体で、(外国による日本弱体化施策という面もあろうが)それに取り組もうという動きになってきた。

肉体には体操を、精神には冥想を。ただし効果を求めて冥想をしてはならない。


コメント

その健康で何を成し遂げるか

2016-06-18 06:18:11 | ハタ・ヨーガ(冥想法3)
◎聖の面と俗の面

1950年代から60年代にかけて大気圏内で核実験が繰り返されて以降、確実に乳がんの発生は増えた。そのうえ福島原発事故を経て、日本人は放射能による脅威にさらされている。
日本人の健康を脅かすものはそれ以外にもあり、水も空気も汚染された中国産の農作物、加工食品であり、外食産業、冷凍食品、加工食品を中心に膨大な中国産食品が日本で消費されているが、その汚染ぶりを描いた本を読むと、絶望的な気分になる。要するに野菜栽培ではどぶ水にもならないような汚れた水をかけて野菜を育てるみたいな生産段階から悲惨な中国農業なのである。

こうした中、一病息災やら無病息災やら人間は健康を求めていく。健康とは人間にとって何か。

インドで沖正弘の出会った130歳以上の長寿者は、割と食べていたが、笹目秀和の出会った500歳の仙人は、木の実などを食するがほとんど食べないに等しい。

中国の禅者趙州は120歳の長寿だったが、その生活は質素を極めた。インドのババジは千年を越えて生き、サンジェルマンは数百年を越えて生きる。

消化器官をある程度退化させてまで、異常な長寿を求めるのは、別の天命のある人たちだけ。

普通の人は、この危機の時代にわが天命を果たすべくとりあえず健康を求める。その天命をわかっている人もいればそうでない人もいる。自分にとって最高の伴侶に出会うチャンスは一生のうちに何度もあるものではないが、今や離婚率3割だ。天命をわかっている人の割合は、これだけでも少ないことがわかる。

ハタ・ヨーギ沖正弘は、病気とは異常なバランスのとり方であり、健康の秘訣はアンバランスを作らないこと、換言すれば無理をしないことだとする。

その無理とは、

1.からだのかたよった使い方
2.くつろぎの不足
3.運動不足
4.栄養の過不足
5.不要物の停滞と必要物の不足
6.感情の執着や欲求不満や消極的な思考作用による心理的かたよりと混乱のつづき』
(ヨガによる病気の治し方/沖正弘/白揚社P38-39から引用)

長年健康の道に携わってきた人の言であり、これで尽くされているのだと思う。問題はその健康でもって、今生で何をするかである。人間は聖と俗の両面を有し、聖とは、精神であり、悟りであり、太陽の側、俗とは物質であり、肉体と生活の維持であり、月の側。

イチローは、毎日カレーを食べて猛烈なトレーニングを繰り返して日米通算4257安打を放ったが、それで成し遂げたのは俗の側のことだった。
コメント

長寿者の2種

2016-06-14 17:32:10 | ハタ・ヨーガ(冥想法3)
◎長い平和の時代と動物的長寿者

沖ヨーガの沖正弘は、インドで念入りに長寿者のことを観察し、長寿者には2種あることに気が付いた。それは、動物的長寿者と人間的長寿者。

人間的長寿者の条件は、
1.頭がぼけていないこと。
2.どんな環境にも適応していける工夫と能力が身についていること。
沖正弘は、インドで152歳を筆頭に何人もの長寿者に出会ったが、体は老化しているが、ほとんど老人ボケを感じなかったという。

動物的長寿者の条件は、
1.魂の抜け殻のようにぼけていること
日本では動物的長寿者が多い。

152歳の長寿者の生活スタイルの特徴として彼は以下を挙げる。
1.少しづつ小刻みに眠る。
2.生活の大半は冥想で、体操もする。
3.小食であり、一日の食事は小皿に一杯くらいで、主食は玄米やアワ、そば粉の蒸したのなど。食事時間は一定せず、空腹になったら食べる。
4.ほとんど全裸で生活(陰部は隠す)。カシミールで寒さに慣れるには裸体が一番と思い、以来裸体だそうだ。
5.ときどき身体をぐっと締めたり、クンバカをやったりして血行をよくする。

この長寿者によると一生の食べ物の量と呼吸をする空気の量は決まっているので、できるだけ時間をかけて食べ、ゆっくり呼吸や脈を打つのが長寿の基本だそうだ。

138歳の長寿者からは、食べ過ぎると身体は固くなる、また便秘すると身体は固くなると、沖氏は聞いた。ハタ・ヨーガはまず小食と快適なお通じから。冥想修行もしかりだ。


一日中坐れるというのは、それだけでも只者ではないが、若いときからその重要性を意識し、励行するのは、長寿そのものを目的としていたからではないし、152歳の長寿者も長寿を目的として生きているわけではないことを認めている。彼らは時事問題にも現代社会の問題にも大いに関心を示していた。

長寿そのものが重要な時代ではないことが、要介護者がこれだけ多いことにも表れている。如何に自立して老後を生きるかが問題なのだ。老後健康であることは、若年中年から意識して努力しないと実現できないものなのではないかと思う。

日本は長寿社会だが、学校教育で健康な老後を送る知恵を知らしめる必要があるのではないか。
小食(飽食は不可、菜食中心)、体操(筋肉系でない呼吸法を伴うやつ)、呼吸法、そして冥想(リラックスだけが狙いではない)など、追加すべきカリキュラムは多い。

長寿者が多いことは平和の時代が長く続いた配当であるが、その恵みを浪費している感があるのは遺憾なことである。
コメント

沖正弘が地中で冬眠明けの人をさする

2016-06-13 05:38:35 | ハタ・ヨーガ(冥想法3)
呼吸停止脈拍停止

沖ヨーガの沖正弘が、昭和20年代にインドに渡って、14日間ほど地中に埋められたヨーガ行者を地下2メートル付近の土中から掘り起こした。

世間では、よく土中生活を何日かして生還した人が英雄の如く喧伝されるが、たいていは、土中で生存者として生活して、地上に上がって来たケースのようだ。ところがこれは、土中で生存生活したのではなく、仮死状態に陥り、蘇生措置を他人によって施されながら、運よく生還したケース。

当時インドで自己冬眠のできるヨーギは3人おり、その一人が実演した。このヨーギは50歳に近く2回目のチャレンジ。

行者の入った白布でぐるぐる巻きの木箱を暗いテントに運びこみ、布をはがす。木箱の中には、顔色も手足も死人のように青い冬眠行者。

周辺の20人の行者は、呪文を唱えながら彼の全身脂に油をすりこみ、塩水に浸した布で全身マッサージを開始。手足から始まって腹、胸、顔を移っていった。七人1セットで10分交替でやった。

沖氏もさするのに参加。肉体はひんやりして死体をさわっているようで、これで生き返るのだろうかという思いがよぎった途端、他のヨーギから、沖氏が生き返らないかもしれないという消極心のあることを見抜かれて、肉体マッサージからはずされた。

これを1時間半。続いて人工呼吸みたいなこともやり、冬眠者の痙攣が簡潔的に起こり、ふーっとため息のような呼吸が始まった。・・・・・・・呼吸していなかったのだ。

冬眠からの生還率は2割程度の由。
(以上出典:ヨガの楽園/沖正弘/カッパブックスP139-148)

沖氏は、このときヨーガには素人で、この行者の体験まで踏み込んでいないので、この行者が何を体験し何を語ったかは書かれていない。

それにしても、それにしてもクンダリーニ・ヨーガの究極は呼吸停止、脈拍停止だが、ハタ・ヨーガでも本当に呼吸停止・心拍停止までやるのですね。

コメント

ホット・ヨーガのビクラムにレイプ疑惑

2016-02-05 05:06:21 | ハタ・ヨーガ(冥想法3)
◎求道者には求道者のルールあり

ホット・ヨーガは、熱い部屋でハタ・ヨーガをやるもので、ここ10年ほどで日本にもターミナル駅を中心に拠点を増やしてきた。ビクラム・ヨーガもその一つ。

「ホットヨガ」の考案者として知られる人気ヨガ講師のビクラム・チョードリー氏(69才)が、女性レッスン生に性的暴行などしたとして6件の民事訴訟を起こされている。ある女性とのセクハラ裁判では、アメリカ・ロサンゼルスの裁判所から、740万ドルの賠償金を支払うよう命じられた。

彼のビクラム・ヨーガは、世界60カ国1,500以上のビクラムヨガスタジオを展開、本人はアメリカの高級住宅地・ビバリーヒルズに、プールつきの豪邸や数々の高級車を持つセレブ。

覚者はセクハラはしないが、未悟の求道者は世俗の成功者であろうがなかろうがセクハラはするってことか。

さる有名人やスーパーリッチ専門の業者の人から「有名人、必ずしもその私生活は有名人ならず」という格言めいたものを聞いたことがある。これは有名人だからと言ってその私生活は聖人君子のような私生活であるどころかその逆のことがあるという意味。

一般にはそうだろうが、その有名人がスピリチュル・リーダーであった場合は、その罪は格別に重い。ハタ・ヨーガも究極を目指すものである以上は、求道者として真摯に謙虚に自分に向き合うべきだが、自由の国アメリカは、人を富と名声によって簡単に堕落させてしまうのだろう。

チョードリーの崇拝者からは、信頼を裏切られたという声が多く聞こえてきているそうだ。日本でも教団の教祖や重鎮によるセクハラは、当然昔からあるものだが、男尊女卑基調の社会ではあまり大問題ともされてこなかったのだろう。

改正男女雇用機会均等法によるセクハラ防止は法律による規制だが、求道者には求道者のルールが古来からある。

一休は乱倫だったかもしれないが、覚者には未悟者に測り知れない覚者のルールがある。未悟者はそれを真似るわけにはいかない。そのためにどの宗派でも修行者向けの戒律がある。こうした規範のないホット・ヨーガは、いわゆる悟りに重きを置かない“ファッション冥想”に分類され、益もあろうが害毒もある残念な冥想手法ということになるように思う。
コメント

ヨーガの歴史

2016-01-16 06:30:05 | ハタ・ヨーガ(冥想法3)
◎健康やフィットネスだけでは

ヨーガの歴史は、ヨーガの効果探求の歴史。ヨーガの効果を通俗的に並べるとあまりにもヨーガ本来の狙いとはかけ離れたものなる。効果を期待しないヨーガこそ本流のはず。

5世紀:パタンジャリがヨーガ・スートラを著す。
6世紀:インドにタントリズム出現
10世紀:インドのカジュラホにエロティック彫刻群登場。

15世紀頃:ハタ・ヨーガ・プラディーピカー成立
1837年:放浪中のヨーギがパンジャブのマハーラージャ、ランジット・シンの宮廷で40日間の生き埋めを行い生還した。

1931年:ムンバイ(ボンベイ)の南にアシュラムを持つジャガンナート・G・グネイが“Asanas”を刊行、本書は、健康やフィットネスに焦点を当てた。
1937年:イェール大学のベハナンが「精神機能の遅延」を生じさせるヨガ呼吸法の実験を報告
1938年:心理学者ユングが、クンダリーニについて「意図的に誘発された精神異常の状態」で、「真の精神異常」を招くおそれがあると論じる。

この辺までは、普通だが、1970年代以降は、肉体機能研究が多い。
・ヨガによってテストステロンが増加し性的能力が増強するという研究が出る。
・クンダリーニは、精神を高揚させるが、精神異常を招くものではないと結論付けた研究が出る。

・アメリカ国立衛生研究所が、糖尿病、関節炎、不眠症、抑うつ、慢性痛などの疾患を対象にヨーガ研究に資金投入開始。
・消費者製品安全委員会によって、ヨーガによる負傷の急増が判明。
・コブラのポーズによりテストステロンの血中濃度上昇を確認。
(以上 ヨガを科学する/ウィリアム・J・ブロード/晶分社P18-25から抜粋)

現代科学はどうしても肉体からスタートするので、健康や肉体機能に関するキャンペーンや研究ばかりとなるが、クンダリーニ・ヨーガの本丸に取つくには研究手法自体が変わらねばならない。そのためには、アストラル感性(霊能力)が一般的になり、多くの人が神を知らねばならない。神知らぬままの霊能力では、「意図的に誘発された精神異常の状態」で、「真の精神異常」を招くことになりかねない。戦前の大本教では、憑依(帰神)をさんざんやってうまくいかなかった例もあることでもあるし。
コメント

背骨をまっすぐにする技術

2015-09-24 04:34:53 | ハタ・ヨーガ(冥想法3)
◎日課への組み込みと継続

精神状態坐相、つまり坐った姿勢を決めるという側面はあるが、冥想時に背骨をまっすぐに立てるのは基本中の基本である。

クンダリーニ・ヨーギ本山博が、背骨をまっすぐに矯正する体操を説いている。たとえば、一日中マウスを握る仕事だと、右肩が下がりがちなものだ。

彼の背骨矯正体操は以下4種
1.飛び出した背骨をもとに戻す。
(1)手足を伸ばしてうつぶせに寝る。
(2)両足首をつかみ、身体を反らして2、3秒止める。
(3)元に戻す。

2.引っ込んだ背骨をもとに戻す。
(1)手足を伸ばしてあおむけに寝る。
(2)手を使わないで、腹筋だけで上体を起こす
(3)そのまま上半身を前に倒し、額を膝につけ、2,3秒止める。
(4)元のあおむけに戻る

3.背骨の左右のズレを直す。
(1)片足は伸ばし、もう一方の足を尾てい骨の下にかかとを敷くように折って坐る。
(2)右足を折っている場合は、右手、左足を折っている場合は、左手を、伸ばした方の足の膝の外側に当てる。
(3)反対の手は、背中に回す。
(4)右足を折っている場合は、左側にはずみをつけて、上体をねじり2、3秒止める。 
左足を折っている場合は、右側にはずみをつけて、上体をねじり2、3秒止める。
(左右同じ回数やる)

上記1から3の体操を日に数回、2、3か月継続することで、背骨が矯正されるという。
(出典:自分でできる超能力ヨガ/本山博/宗教心理出版P68~73)

あおむけ・エビぞりと上体ねじりは中高年でもできるが、額に膝が付くのは少々時間がかかるかもしれない。中高年にあっては、筋力の衰えを自覚するものだから、筋肉増強系を第一に考えがちなものだが、冥想にあっては内分泌系の活性化が一番なので、こうした柔軟系の体操を根気よく続けることが必要。自分にとっては、出勤前のボディ・チューンアップ・メニューにさらに追加することになるが、年齢的にも必要性は感じる。

老境の禅者が、臨終近くになって、骨折?しても無理やり足を折って坐るようなシーンを時々読むことがあるが、そうならないように冥想修行者ならあたりまえの身体の柔軟性メンテナンスは、老境であるからこそ必要だと思う。
コメント (2)

スポーツと老化

2015-02-06 05:20:14 | ハタ・ヨーガ(冥想法3)
◎筋肉の痩せと冥想修行

老化に伴い全身の筋肉が痩せていくのは知られるようになった。私も老化に伴う筋肉の喪失を自覚するところがあり、そこで筋力の復活を目論んで昨秋より少々のジョギングを始めた。

もともとスポーツは、肉体の健康維持あるいは健康増進とは何の関係もない。よって冥想修行者の修行カリキュラムには、いわゆるスポーツは入っていないものだ。

ただし、禅宗の専門道場での若干の作務とその他は坐禅冥想修行というカリキュラムにおいてすら、経行という猛ダッシュによる全身血行の促進メニューが入っている。若い時は、これも、気分転換にもなるし、冥想中に沈滞しがちな血行を回復するのは良いことだと思っていた程度なのだが、今思えば、肉体の健康が精神の修行を支えるという大原則に則ったものだと確信できる。

クンダリーニ・ヨーガは、三昧などの深い冥想に入った後ほど全身の血行の回復が問題になるのだが、そこで激しい全身運動を行うのだということを聞いたことがある。クンダリーニ・ヨーガのカリキュラムは、その危険性ゆえに開示される部分は少ないのだが、深い冥想であればあるほど、この世に帰って来ない確率が上がることも知られているのだが、生還した後ノーマルな社会生活を営むためには、スポーツとは言わないまでも、ある程度の激しい運動が必要な冥想シーンが必ずあるものだと思う。

エーテル体が痩せずに肉体だけが痩せていくと、肉体からはみ出たエーテル体は、いわゆる霊能力のアンテナみたいなことになって、心ならずも霊能力が開顕するようなことになりがちなのだろうから、肉体の衰えというものは自然といえば自然なのだが、微細身も含めてトータル・ボディとして何が起こっているかを推察し対応することは必要なのだと思う。

クンダリーニ・ヨーギ本山博のハタ・ヨーガ・テキストで全身各部位の軽運動みたいなのが沢山入っている。若い時はそれらに何の必要性をも認めなかったのだが、最近になって、それらが筋力維持のためのメニューであったことに気づいた。クンダリーニ・ヨーガのメニューは柔軟系と呼吸系が多いのだが、中高年ハタ・ヨーギのために筋力維持系も含まれていたわけだ。

釈迦が四禅からニルヴァーナに出たように、人間は肉体があって悟る。肉体もちゃんとしないといけません。
コメント

覚醒に値する肉体

2012-08-24 05:50:31 | ハタ・ヨーガ(冥想法3)
◎戦争に肉体も心理も耐えられないこと

OSHOバグワンの見立てでは、現代人は覚醒に値する肉体を持ちうるに至った。つまりハタ・ヨーガで何生もかけてアレンジして手に入れる肉体を現代人は持つことに至ったわけである。

そのことは出口王仁三郎も、かつては神意を伺うのに天津金木
、太占など肉体外の道具が必要だったのに現代人はその肉体でもって神意を伺うことができるようになったとしている。

さらにダンティス・ダイジも、肉体に関する言及ではないが、現代人は少々坐ればたちまち光明を得ることができるようになっているというような発言があり、精神ももちろんだが、肉体の準備も整ったことを示唆している。

現代のテーマとは、メンタル体における、自己実現のマニピュラ・チャクラから愛のアナハタ・チャクラへの上昇なのだが、最深層の愛、慈悲、大慈大悲に触れた人間は、生きとし生けるものを殺すことなどできなくなる。

ニューズウィークの記事『帰還後に自殺する若き米兵の叫び』(2012年08月07日(火)17時11分)によると、アメリカでは毎日18人前後の元兵士が自ら命を絶っている。アフガニスタンとイラクからの帰還兵だけでも自殺者は数千人にも上り、戦闘中の死者数(6460人)を上回るとみられている。

また米軍でイラクかアフガニスタンのどちらかに送られた兵士の数は推定230万人。このうち80万人は2回以上派遣されている。 ポートランド州立大学(オレゴン州)のマーク・カプラン教授(地域保健学)が、全米暴力死報告システムのデータに基づき語ったところによると、男性帰還兵の自殺増加率は一般男性の2倍、女性帰還兵の自殺率は一般女性の3倍に上る。

更に、ベトナム戦争時代から帰還兵を診てきたジョナサン・シェイ医師によれば、現代の兵士は戦場に2回以上送られることで、道徳観念にダメージを受けると言う。
戦場で失敗をしたり、上官から適切な指示が与えられなかったりすると、兵士は戦場の強烈なストレスに対処するため、仲間への信頼や善悪の観念を捨てる。

連続的な派遣でそれが繰り返されると、その心理状態は一種の癖になる。だから平和な生活に戻っても、異常に警戒心が強く、誰も信用しない。そして生きていくのがつらくなる。スタンフォード大学ストレス保健センターのデービッド・スピーゲル医師によると、「帰還した兵士たちは、自分が理解されていないと感じている」。孤立感や孤独感にさいなまれて死にたくなるのだそうだ。

退役軍人省と軍は、戦場で人を殺すことが兵士の心や社会性にダメージを与え、自殺の引き金になり得ることを認めたがらない。だがアフガニスタンとイラクからの帰還兵に自殺者が多く、それが大きな懸念事項であることは否定できない。
以上が記事の中で目に留まった部分。

シェルショックが言われたのは第一次世界大戦からであって、日本でも日清日露に参加した兵士で、半狂乱になって白兵戦で突撃する心理を語る古老もいた。19世紀の終わり頃には人間の肉体と心理は戦争に耐えられなくなりつつあったのだろう。17世紀以前の血を見るのに人々のほとんどに抵抗がなかったり、戦うことや戦闘で人を殺すことが社会心理的に是認されていた時代と今は違う。本当の愛、アナハタ・チャクラが開きかけている人々は、もはや戦闘に耐えられないのだ。
それは、現代人は覚醒に向かって肉体の準備ができているということの反証であるように思えるのだ。


人気ブログランキングへ

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


悟りとは何か
コメント (2)