遠距離ボーイズラブ ><

アメリカ・日本の遠距離恋愛、マイペースな彼『クリス』と、超ネガティブな『自分』に起こったこと。

OCAT、そして伊丹空港へ

2018年03月05日 00時40分13秒 | 日記
りそな銀行をあとにし、
御堂筋の韓国領事館周辺を歩いていると、
右翼団体の車が通りがかった。


クリス:警察がバリケード張るかも

 僕 :そんなことしないんじゃない?日本の警察、全然動かないから。


すると、街宣車は右翼の音楽を止め、
韓国人排泄を訴えるコメントを言い始めたのでした。

 
クリス:ビデオとって


僕はそう言われ、ビデオを撮ったのでした。


クリス:おもしろい


と、警察と右翼のやり取りを楽しそうに見てたのでした。
その後、道頓堀のところでりそなでもらったカレンダーで
クリスが僕の頭を叩いてる写真を撮り楽しい時間を過ごしたのでした。

その後、なんばHipsのトイレへ。
クリスは仕事前、決まってここのトイレで浣腸をして、
お尻を洗浄するのでした。
ビデオ撮影でウケができるように準備をするクリス、
そう考えるだけでツラいのでした。

トイレから出てきたクリスは


クリス:へアセットしなきゃ、東京か大阪で。
    OZが空いてたらそこに行く。
    空いてなかったら東京でする。


そう言い出し、ホスト街にあるヘアーサロンOZでへアセットをするのでした。
クリスは現金の手持ちがなかった為、僕がお金を建て替え、
クリスの横でクリスがへアセットされる様子を見てるのでした。

クリス、セットしなくてもカッコいいですが、
セットするともっとかっこよくなるのでした。

このあと、再び宗右衛門町のサンクスへ行き、
クリスはお金をおろし、僕が建て替えた分を払ってくれ、
その後、OCATへ向かった。


クリス:エイチ、伊丹空港まで一緒に来るの?


 僕 :どうしようかな~
    空港まで高いしね~、

クリス:安いよ、600円くらい


せっかくクリスが誘ってくれたのと、クリスと少しでも長くいたかった為、
伊丹空港まで行くことにしたのでした。


 僕 :じゃあ、空港まで行く

クリス:OK。東京に行く飛行機を1時間、早めるかも。

 僕 :そうなの?
    そうしたら、空港に行ってもすぐにバイバイだね。

クリス:でも、空港までは一緒に過ごせるよ。

 僕 :そうだね。
    クリスは今夜、大阪に帰ってくるかどうか分からないんだよね?

クリス:うん

 僕 :僕は今夜、大阪に泊まるかもしれない

クリス:ダメ、大阪に俺はいないよ。
    だから、エイチは今夜、名古屋にちゃんと帰ってね。

 僕 :でも、せっかく大阪に来たから、泊まってくと思う。

クリス:エイチは大阪にゲイの友達がいて悪い。
    だから、今夜はちゃんと名古屋に帰るね。俺の安心の為に。


クリスは僕がゲイの人とエッチをすることを恐れ、
僕がゲイの人とできるだけコンタクトを取らないように仕向けるのでした。
クリスも僕に内緒でゲイの人とやり取りしたり、会ったりしてるのに・・。


クリス:エイチは田舎の名古屋に帰った方がいい。
    名古屋がエイチのホーム、大阪はエイチがいる場所じゃないよ。

 僕 :じゃあ、大阪に移住しようかな~。


途中、エスカレーターの人気のない場所で、


 僕 :ちゅー

クリス:・・・

 僕 :誰も見てないじゃん。

クリス:エイチは一人暮らしをしてみると強くなっていいかもね。

 僕 :じゃあ、大阪で友達とルームシェアする

クリス:ダメ


難波の地下街を歩いていると、
中国語のアナウンスが流れてるのでした。

クリスはただでさえ非常識な人の多い中国人が嫌いですが、
それに、加え、僕の仲良しの元カレが中国人の為、中国は大嫌いなのでした。


クリス:中国語のアナウンスは必要ない。
    日本語と英語と韓国語だけでいい。
    英語は世界語だから必要だし、
    韓国語は日本の隣国だから必要だけど、中国語はいらない。

 僕 :そうかな?

クリス:中国は絶対に行きたくない。上海も北京も最低。

 僕 :(笑)


そうこう話している間にOCATに着くのでした。
僕はクリスが伊丹空港でキスをしてくれないことは分かっていた。なので・・


 僕 :クリス、トイレに行かない?
    キスしたいよ。

クリス:しない


すると、まもなく伊丹空港行きのバスが発車します!
というドライバーの声が聞こえたのでした。

僕はどうしてもクリスとキスがしたかったので、
キスできないなら、空港に行っても虚しいだけだと思ったので、


 僕 :どうしよう・・
    空港、行くの止めようかなぁ・・


すると、クリスは


クリス:エイチ、バスはもうすぐ出発だよ。
    俺はチケットさっき買ったから、あそこで早く買って行こう。早く!


クリスが必死に僕を空港へ連れていこうとしてくれたので、
僕はチケットを買い、リムジンバスで一緒に伊丹空港へ行くことにしたのでした。

バスに乗り込むと、クリスは一番後ろの席に座るのでした。
そして、僕はここでもクリスにキスを迫ったが、クリスに拒まれるのでした。


 僕 :クリスは僕のこと、嫌い?

クリス:違う。人が見てる。

 僕 :人が見てないところでだってキスしてくれないじゃん。

クリス:歯磨いてないから、口の臭いが気になる。

 僕 :僕は臭い、気にならないよ。僕のミンティア食べる?

クリス:いらない、疲れてるよ。

 僕 :キスにそんなパワーを使うの?

クリス:今日はキスする気分じゃない。

 僕 :撮影の仕事で沢山キスをするからできないの?

クリス:違う。


このバスは南海なんば駅経由で伊丹空港に行くバスで、
南海なんば駅にバスは到着した。
僕はここでバスを降りようと思い、
荷物をまとめて、席を立ったのでした。


クリス:え?どうして?

 僕 :だって、クリスは僕のこと、好きじゃないでしょ?
    それに、一緒に居たくないでしょ?

クリス:違う。一緒に空港に行く。

 僕 :ここでバスを降りるよ。

クリス:うーん、一緒に空港に行く。


僕は悩んだが、クリスは引き留めてくれたので、
バスを降りず、クリスと一緒に空港に行くことにした。

一番後ろの席の横には、
南海なんば駅から他の客が乗ってきていたが、
僕はコートを脱ぎ、クリスと僕の間にコートを置き、
クリスの膝を指でちょんちゃんとつつき、
手を繋ごう合図を送るのでした。

クリスは機嫌は悪そうで、嫌そうな顔をしていながらも、
僕の手を握ってくれたのでした。

横に人がいたため、僕たちはLINEでチャットをしながら、
空港へ向かったのでした。


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