遠距離ボーイズラブ ><

アメリカ・日本の遠距離恋愛、マイペースな彼『クリス』と、超ネガティブな『自分』に起こったこと。

イスラエルにいるクリスと電話

2020年01月17日 00時00分00秒 | 日記(ポジティブ)
僕はなんか変な胸騒ぎがした。
そして、クリスがビデオモデルをしてるサイトに行くと、
新しいビデオが配信されていた。
そこには、クリスの姿が写っていた。
しかも、髪型・服装ともに、この前、
クリスと会った時と完全に一致していたのでした。
僕は耐えられなくなり、クリスへメッセを送った。

 僕 :クリス、話したいことがあるんだ
    できれば早く話したいから、時間があるとき、教えて

すると、すぐに電話がかかってきて、30分程話をしたのでした。

クリス:もしもし

 僕 :もしもし
    今、電話、大丈夫?

クリス:うん、大丈夫

 僕 :クリス、僕のこと、どう思ってる?

クリス:大好きだよ。

 僕 :そうなの?

クリス:うん

 僕 :そっか。
    クリス、実はね、すごく悩んでることがあるんだ。

クリス:なになに?

 僕 :クリスのことなんだけどね
    でも、これを言うと、僕とクリスの関係は終わっちゃうかもしれない。
    どうしよう・・・

クリス:何?

 僕 :僕、クリスのいろんなこと、知ってるんだ。
    それで、クリスがウソをついてることも知ってる。
    だから、クリスのことを信用したくても、
    嘘ついてるクリスを知ってるから、
    すごく寂しいし、つらいし、混乱してるよ。

クリス:そうなんだ。

 僕 :うん

クリス:でも、それはエイチが監視するからでしょ?
    俺は監視されるのがいやだから、人を監視しないよ。
    でも、エイチは旅行に沢山行って、
    沢山ゲイ出会いアプリを使ってゲイと会ってるでしょ?
    エイチも悪い。

 僕 :・・・

クリス:それに、俺が旅行に行くと、エイチはいろんなことを聞いてくる。
    この前も旅行先で何をするの?とか細かい事聞いてくるし・・・

 僕 :だって、クリス、教えてくれないし、返信、くれないんだもん。

クリス:俺はFacebookでみんなに情報を発信してるよ。
    今回は観光しに来て、ロサンゼルスに住む友だちと
    スイスで合流して一緒に遊んだ。

 僕 :そうなんだね。

クリス:エイチだって、いちいち細かいことで何をしたとか言われるのは嫌でしょ?

 僕 :僕は嫌じゃないよ。それに、聞かれた方が、
    クリスは僕のことを思ってるんだって思えてハッピーになれるよ。
    僕はクリスと仲良く過ごせれるようになれたらいいなと、思ってるよ。
    それより、クリス、僕は真実を知ってるよ、クリス。
    だから、嘘つかれるのが正直、不安だし、寂しいと思ううよ。

クリス:ホストの仕事をしてる。でも、ホスピタ・・・。

 僕 :ううん、クリス、隠してることあるでしょ。
    本当のことを言って。

クリス:本当だよ

 僕 :ううん、違う。
    このまえ、大阪で会った時、
    クリスはキスをしてくれなかったじゃん

クリス:あのときは疲れてたよ、それに、歯を磨いてなかったから。

 僕 :ううん、本当は違う理由があるでしょ?
    僕、どうしてクリスがエッチしてくれなかったか知ってるよ。

クリス:エイチは彼氏でしょ?だから、エッチしないでも繋がってるよ。
    それに、会うたびにエッチするのは、
    セックスフレンドみたいで嫌だよ。
    前の彼もそうだったけど、それが嫌になったとき、
    エイチと出会ったから別れた。

 僕 :確かにクリスが言ってることも分かるけど・・。
    この前、大阪で一緒にデートしたでしょ?

クリス:うん

 僕 :クリス、僕、真実を知ってるよ。

クリス:え?何?

 僕 :クリス、この前、デートの後、東京に行ったでしょ?
    何の仕事をしたの?

クリス:ファッション撮影の仕事をした。
    大阪ではパソコンの仕事をしたり、会社の忘年会があった。

 僕 :本当にファッション撮影の仕事だったの?

クリス:うん、そうだよ

 僕 :クリス、僕は真実を知ってるよ。
    そういうの、疲れたよ。
    僕、前から、クリスの為に、思ってることも
    できるだけ言わないようにしてきた。
    それに、真実を知ってたけど、知らないフリをしてた。
    でも、そろそろ限界だよ。

クリス:思ってることは言っていいよ。
    何のこと?

 僕 :これを言ったら、クリスと終わっちゃうかもしれないから。

クリス:言って。

 僕 :クリス、大阪のデートのあと、どんな仕事をしたの?

クリス:ん~

 僕 :じゃあ、質問を変えるね。
    僕はクリスと同じことをしてもいい?

クリス:うん、もちろん、仕事でだよね?

 僕 :うん、何が?

クリス:仕事でならOK、プライベートではダメ
    絶対にダメ。

 僕 :クリス、僕、クリスは怒るかも知れないけど言うね。

クリス:あ、エイチ、他の人とエッチした?

 僕 :違う。クリス、エッチビデオ、この前、東京で撮ったでしょ?

クリス:ううん、違う。この前、友達が新しいビデオがアップされてるって言ってた。
    でも、それは1年以上前に撮ったやつ、ダイブ前の動画だけど、
    ストックされてて、最近、アップされてるよ。

 僕 :僕、そういうの聞きたくないよ。

クリス:アメリカで生活するのにお金が足りなくて困ってる。
    だから、仕事してる。

 僕 :そうなんだね。

クリス:契約期間は来年の4月まで。仕事しないと罰金が科せられる。

 僕 :クリスがその仕事をするしないは自由だけど、
    僕はクリスがそういうことをしてるのは嬉しくないし、不快だよ。
    契約があるから4月までは仕方ないけど、
    4月以降も僕の意向に反して、その仕事を続けるなら、
    僕もクリスとの関係を見直さなきゃいけなくなるよ。

クリス:契約は4月までだよ。

 僕 :クリス、僕たち、恋人同士でしょ?
    だから、嘘をつかれるのはツライよ。
    クリスを信じたいけど、何が本当で、
    何がウソかが分からなくなるから、スゴク辛いよ。

クリス:オッケー

 僕 :クリスはどうしたい?

クリス:俺はエイチのこと大好きで、一緒に付き合っていたい。
    エイチは?

 僕 :僕はクリスを失いたくない。
    クリスのことが大好きで、愛してるよ。
    だから、クリスが何してようが、そんなのどうでもいい。
    僕はクリスのことが好きなんだから、一緒にいられればいい。

クリス:僕たち、まだ付き合ってるよね。

 僕 :クリスが望むなら

クリス:エイチと付き合っていたい
    僕たち、まだ恋人だよね?

 僕 :もちろん。だって、僕はクリスのこと大好きだもん。

クリス:オッケー。バッテリーが残り3%

 僕 :ごめんね。クリス、ありがとう!

クリス:OK、またあとで電話するよ。

 僕 :気を付けてアメリカに帰ってね

クリス:ありがとう

 僕 :おやすみ


こうして通話は終わった。
クリスの口から、明言は避けられたが、
2人の中では、何か通じ合っているものがあるような気がしたのでした。
また、クリスはまだ僕のこと、好きでいてくれてるとも思えたのでした。


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