goo blog サービス終了のお知らせ 

やみくも着物ライフ

突然着物に目覚めてしまったわたし。細かいことはいいの、とにかく着物が着たい!そんな乙女心を綴ったペイジ・・・

四月の雪

2005年10月25日 | 映画とか舞台とか
感想は・・・・ごめん!イマイチです。(誰に謝ってるんだ?)

もともと不倫に弁解の余地は無い!って思ってるほうなんで
これが大きくマイナス評価の要因になるのです。
いくらヨンさまでもきれいな女優さんでも、どこか薄汚さが漂うのは否めない。

その上、あんまり丁寧に描かれてないから
これは純愛なのだって言われても説得力に欠けるっちゅうか・・
でもそれが返って突っ込みどころ満載で、楽しかったりして

不倫旅行で事故を起こして、男女が昏睡状態になるんです。
で病院に駆けつけた双方のパートーナーが、やがて心を通わせて
できちゃうわけなんですが・・・
夫や妻が死にそうで、しかも裏切ってたと知ったら
普通はショックでどん底状態じゃないですか。
そんな心の余裕があるのかな~とここで第一の疑問。
でも、それを言っちゃあ、お終いなんで100歩譲る。

デートでは、何か地元の博物館みたいなとこ行って
恐竜?だったかを興味深く見てたりするの。
デートコースがダサすぎる~~~
まるで何とかサスペンスの地方ロケって感じで思わず笑っちゃいました。

ヒロインの女優さん、下着のダサさは貞淑な主婦って狙いなんだろうと
好意的に解釈するとして、
でも、左腕の肩近くに予防接種の痕だかオデキみたいなのあるのは興ざめ。
監督~~ぅ、反対側のアングルじゃダメだったの?

雑な撮り方だな~と思うことはしばしばありました。
ヒロインの夫が死んでしまった後に駆けつけるシーン。
電気ショック療法を施したようでパジャマの前が開いたまま放置されている。
しかも、大部屋。
それは無いんじゃないの?

でも、共感するセリフもありました。
もし奥さんが昏睡状態から目を覚ましたらどうするかと聞かれて、
「復讐する」と言ったヨンさまのセリフ。
ま、それが裏切られた者の正直なところなんでしょう。

でも、時間が経つにつれてそれはどうでもよくなり
妻が覚醒して「なぜ、何も聞かないの?」と尋ねたとき
「最初はいろいろ考えたけど、今はどうでもいい」と応えるの。
仏のヨンさまか~?とちょっとがっかりしたけど、
「あの人(浮気相手)は死んだよ」と妻に言って部屋を出る。
後には妻の号泣。決裂の瞬間です。

これで、婚姻解消すれば一件落着なのに、
なぜか離婚はせずに、もとの生活に戻ったみたいなのです。

彼女とは一旦別れるんだけど、ある日四月の雪を見てお互いを思い出します。
春が好きなヨンさまと、雪が好きな彼女がいつか
「じゃあ四月に雪が降ればいいんだ」と言っていたのです。

そして、ラストシーン。
雪が降る道路をクルマのフロントガラス越しに眺めている。
「どこへ行こうか?」「どこへ行きたい?」

つまりこれは、こっち側の不倫が始まったってことなのね。
やれやれ、けっきょくは最後までドロドロかよ~とがっかりする
結末でありました。

おまけ
この映画ではお葬式のシーンがあります。
韓国のお葬式のようすが見られて興味深かったです。



















コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

星になった少年

2005年08月20日 | 映画とか舞台とか
星になった・・・・と聞くだけでもう想像できちゃいます。
もう、絶対泣くな
と思ってたら、やっぱり泣きました。

小川哲夢(柳楽優弥)の生涯はたったの21年。
すごい速さで駆け抜けていってしまいました。

ゾウ使いになるため中学のときタイに一年半留学して、
帰国後は、ゾウ使いとして全国のイベントに飛び回ります。

日本初のゾウさんショーも大成功で、彼の夢は「ゾウの楽園」を作ること。
高校を退学し、いよいよ夢に向って進んでいく矢先に・・
星になってしまいました

シンプルなストーリーです。
タイの人たちは、全員演技力なしです。
常盤貴子が、20歳の子の母親?無理があります。
でも、いい映画でした。
ハンカチとメイク直し、必携です。








コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

狂言「蝸牛」

2005年08月06日 | 映画とか舞台とか
最後に囃子の人たちが出てきて、鼓の解体・組み立てと
デモンストレーションの演奏したあと、いよいよ狂言の出し物となった。
本日は「蝸牛」
かたつむり”ではなく“かぎゅう”と言うらしい。

あらすじは、いたって簡単。
主人から、長寿に効果がある「蝸牛」を取ってくるように命じられた太郎冠者が、
蝸牛と言う物を知らなくて、山伏を連れてくるというバカバカしいもの。

「頭が黒くて腰に貝を持ち、時に角を出す」というキーワードで
藪の中に分け入って、そこで昼寝をしていた山伏を見つけたのだ。
確かに、頭が黒くて腰に貝を持っていた。

山伏は、おバカな太郎冠者をからかってやろうと、
いかにも自分は蝸牛だと名乗り、一緒に行ってやるから踊っていけと命じる。
太郎冠者は教わったとおり歌って踊り、山伏は「でんでんむしむし・・」とそれに合わせる。

屋敷に着いたふたりを見て、主人は驚きあきれ果て
山伏に向って文句をいうと、山伏は短剣を向け脅した。
それを見た太郎冠者、角を出した!やっぱり蝸牛だ!と喜んで歌い踊る。

ふたりが楽しそうに踊っているのを見て、次第に主人も浮かれてきて
いっしょに踊りだし、3人で踊りながら退出していく。
後から囃子方も続き、お笑いのうちに幕となる。

やり取りの言葉もよくわかるし、掛け合いもおもしろく
客席のあちこちで笑いが絶えなかった。


3人が踊り浮かれるクライマックス

(写真はネットから拾ってきました)






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

能と狂言についてお勉強

2005年08月06日 | 映画とか舞台とか
演目は「三番叟」
3人のおじいさんという意味。
これは五穀豊穣のお祝いの能の舞いなのだそうだ。
さっぱりわからなかったが、後で萬斎さんが踊りの形の意味を面白く解説してくれた。
田んぼの泥にはまって足を抜くカッコとか、カラスが飛んでいる様子を表すジャンプとか・・
しかも、それは家(流派)によってやり方が微妙に違うそうだ。
楽しい話だった。

解説は続く。次に出てきた人も、すごく話の上手な人だった。
着付け教室のイベントだからか、能衣装の着方について実演付きで解説してくれた。

能の姿勢は背筋を真っ直ぐにして、くの字のように前かがみになるのがカッコいいらしい。
だから、後姿は袴の裾が上がってアキレス腱どころかふくらはぎまで丸見えになる。
ちと短いんではないの~?と思って見てたが、それでいいらしいのだ。

驚いたことに、能衣装の下は一年を通して綿入れを着る。
だから、夏によくある薪能などは、見てる人は涼しいかもしれないが
演ってるほうは汗だくだくなのだそうだ。

着付けは演者同士が手伝うのだそうだ。
一人に対して、前後ふたりが手伝う。
着せつけの責任は、手伝いが7分で本人が3分。
着せ付けられる人がうまいと、やはりスムーズに綺麗に着られるのだそうだ。



外見による能と狂言の違いは、面をつけるかどうかだ。
実演は女役の着せつけだった。
狂言は面をつけないので、男の人を女性に見せるため白い布で髪の毛のように垂らす。
解説の人が説明しながら器用に形作っていくと、完成したときは男の人がホントに女の人に見えた。


右側が女役です

(写真はネットで拾ってきたものです)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国立能楽堂

2005年08月06日 | 映画とか舞台とか
門と前庭は格調高かったわりに、建物はけっこう普通。
中に入ると、他の劇場となんら変わったところはないが、
日本庭園風の中庭はとても絵になる。

わたしは、ホテルに寄ることなくここに直行したので荷物があった。
会場の両脇にロッカーがあって、なんと10円だった。

会場に入って、案内の人にチケットを見せると席まで連れていってくれた。
わたしの席は中正面。
能舞台の席は、「正面」「脇正面」「中正面」の三つの分類がある。
お値段もこの順番である。

「正面」は文句なしのいい席で、「脇正面」は舞台の左側から見ることになるが
役者が出てくる廊下に近いので通好みの席らしい。
「中正面」は、舞台を斜めの方向に見る席。
ところが、ここはひとつ問題がある。

能舞台は四本の柱に囲まれているのだが、その一本が中正面の席から見ると
役者を隠してしまうのだ。
いっそ取ってしまって欲しいと思うのが人情だけど、それは無理な話らしい。
なぜなら、柱は演者の位置確認の重要なアイテムなのだ。
舞台で舞い踊るとき、この柱をよりどころにしているのだそうだ。

だから、中正面の客は野村萬斎が当の柱に向って舞い踊るとき
柱に隠れた彼を何とか見ようとして、身体を右に左に傾けていた。
でも、見えない。
わたしは、途中からどうでもよくなった。
無理しても見えないということは、フラストレーションを感じるのだ。

わたしの隣の席の年配の女性は東京の人で、大江戸線一本で来られると言っていた。
わたしが関西から来たと知ると驚いていたが、実はその隣の人は岡山から来ていたのだ。
しかも、最初は日帰りを考えていたという。
日本和装の挨拶では、北海道から九州まで全国から集まっているとアナウンスがあった。
やっぱ、みんな頑張って来てるのだ。

でも、ところどころにある空席。
正面席の前の方などキャンセルするくらいなら、遠方から来た者に変わって欲しいくらいだ。


わたしの席から舞台を見る。柱ジャマ~~

松の絵の前にはハヤシ(音楽)方と、後見と呼ばれるお手伝いさんが並ぶ。
後見は演者にお面をつけたり、鼓の人の着替えを手伝ったりしていた。
能舞台では、裏でやることも全部舞台上でするらしいのだ。
だから、動かなくなった役者は裏に回ったことになるので、
ずっと見てても何もしませんよ~と言うことだった。

いろいろ教えてもらうと、けっこう興味深いものだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライオンキング

2005年07月24日 | 映画とか舞台とか
「新名古屋ミュージカル劇場」にやってきました。
駐車場はすぐ北隣に隣接していました。

チケットは6月はじめにネットで予約。
月に何回かある「平日マチネ」狙いで、I列の28・29番
前から7番目の通路側・・思い通りの席が取れました。

この劇場は小規模(990席)なので、こじんまりしてステージが近いです。
オケボックスも無いので、パーカッションの人が一番前の座席の下手と上手に出ています。
そのパフォーマンスも面白いです。

会場が暗くなると、アフリカンなゴスペルが始まり、通路を動物たちがステージへ向って練り歩きます。
ナマ声は聞こえるし、顔を合わせてくれるし、いたずらな人は脅かしながら通るし・・
通路側に席を取ったのは、こういう理由です。
通路を使うシーンはこのあと何回かあります。

ステージに巨大な岩山が現れ動物たちが集合すると、ステージはあたかもサバンナになったよう。
大迫力のコーラスで、オープニングから気分は一気に盛り上がりました。
子ライオンが成長していくというストーリーのディズニーの作品なので、ファミリー向けです。
夏休みが始まったこの日は、客席に子供の姿が目立ちました。

ライオンキング名物に、ご当地弁というのがあります。
ここ名古屋はもちろん名古屋弁。
ミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァがなぜか名古屋弁なのです。
特にティモン役の羽根淵章洋さんは、声が異常に高くてすごい早口。
ネーティブの名古屋人か?と思うくらいペラペラでした。

当然名古屋の人にはバカ受けで、客席はドッカンドッカン湧いてました。
それと、ザズという鳥が歌う歌が「中日ドラゴンズ」の応援歌になってたりで、
名古屋モード満開でした。

ストーリーはシンプルだし、ミュージカルなので歌やダンス満載で気軽に楽しめました。
アフリカンビートがいいですね。心揺さぶられるものがあります。
特に、ラフィキというマントヒヒ(平田曜子)が冒頭で歌うシーン、
スクリーンいっぱいの赤い大きな太陽と重なって感動的でした。

それと、ハイエナのダンスがとってもカッコよかった。
嫌われ者って設定だったんだけど、このダンス一番好きだったかも・・・

カーテンコールは、実に何度も繰り返されて・・最後は割れんばかりの拍手でした。
・・その割には立つ人が無かったのは、前に座っていたから見えなかっただけなのかな?
他所の劇場では、当たり前にスタンディングオベーションの盛り上がりだっただけに
どうしていいかわからず・・

羽根淵さんが、おどけて最後まで笑わせていました。
サービス精神旺盛な方です











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電車男

2005年07月02日 | 映画とか舞台とか
アキバ系とか2チャンネルとか・・ちょっと苦手ワールド。
でも、ストーリーは超ド級純愛です。
最後、泣いちゃうかもよ~

山田孝之くん演じる主人公の「電車男」は22歳。
生きてきた年齢がそのまま彼女いない暦なんだって!
うまい事言うなぁ(笑)

そんな、冴えないアキバ系ヲタクがある日電車の中で
綺麗な女性(中谷美紀)に心奪われるのです。
そして、何としたことか彼女が酔っ払いに絡まれる。
電車男は、内心とっても恐いんだけど、
勇気を振り絞って酔っ払いに向かっていくの。

その姿、ビクビクしてぜんぜんカッコよくないけど、
彼女は、みんな知らん顔の中で勇気を出して助けてくれた
電車男に好意を持つのね。
お礼に、エルメスのカップを電車男に送ってきた。

電車男は、もうどうしていいかわからなくてパニック!
2チャンネルにヘルプの書き込みをするの。
それに対して、応援やら嫌味やらのレスがあるんだけど・・
その辺のやり取りが、ネットの掲示板そのままで
あるある!って感じで思わずニヤッ。

最高にリアルだったのが、エルメス(彼女をそう呼ぶ)から
電話がかかってきたときの、電車男の書き込み「kた」
もう慌てっぷりありあり。

電話に出てる間にも、掲示板の書き込みはドンドン進んで行く。
「食事に誘え!」の文字を横目で読み取った彼は
しどろもどろにめっちゃ早口で食事に行きませんか?と言うの。
そのへんの上ずった声や、しどろもどろさがモテない君そのままで
山田くん、うま過ぎ。

でも、みんなのアドバイスに従い髪を切って服を買い換えると
見違えるほどカッコよくなったのは、いけませんな~
それでもダサいのが、ヲタクでしょ。

ここで、やっぱ映画は映画よね~と波に乗れず。
それと、ちょっと腑に落ちないのがエルメスさん。
電車男の初対面は正義の味方だったかもしれないけど、
それがぜんぜん色あせずに、ずっと電車男に好意を寄せたままなのが
どうもわからない。そんなワケあるかい!と突っ込みたくなる。

電車男は、せかせかと歩く。
彼女を置いて先に行ってしまったり、
段取りどおりいかないと、パニクッて彼女を置いたまま
長時間、ネットカフェで仲間にヘルプの書き込みしたり・・
そういうこと、デートでしょっちゅうやられたら
いい加減うんざりするでしょ、普通。

不器用さが、微笑ましさを通り越して
怒り出しそうになりましたよ、わたしは。

彼女は、外資系のOLさんみたいで海外出張なんかあるの。
美人で仕事もできて・・それなのになんで他の人から
誘いがないのか・・(不思議)

そうそう、韓国ドラマに似てるね、この辺。
デティールにこだわっちゃ、入り込めなくなるとこ。

そんなこんなで、物語はクライマックスへ。
彼女との格差を感じた電車男は、自分から別れを言い出します。
雨の中、さ迷う秋葉原の町で転んでびしょ濡れの電車男・・
その後は、ホロっとしますよ。

この映画はレディースデイに一人で観たんですが、
さすがに女の人多かったですね~。
一つ置いてとなりの女性、終わったあともすすり泣いてました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミリオンダラーベイビー

2005年06月16日 | 映画とか舞台とか
重いです。
サクセスストーリーとか、男の友情とか、師弟愛とか・・
素晴らしい要素を全部ひっくり返して、最後はドーンと落とされます。
終わってすぐは、席を立つ人はいませんでした。

いわゆる尊厳死の問題なんですよね。

マギー(ヒラリー・スワンク)
社会の底辺にいるような30過ぎのウエイトレス。
お客の残したステーキを自分のポケットに入れて、
1人暮らしの安アパートでむさぼり食う。
彼女の唯一の楽しみは、ボクシングなの。

フランキー(クリントイーストウッド)は、「血止めの名手」
わかります?
ボクシングの試合中怪我をして出血したボクサーの血を
短時間で止めることができるのです。
彼は自分の貧乏ジムで、トレーナーとしてボクサーを育てているのだけど、
「自分の身は自分で守る」を鉄則として無茶な挑戦はさせない。
その慎重すぎるやり方に、チャレンジングな者は去っていく・・

スクラップ(モーガンフリーマン)は、フランキーのジムの下働き。
昔はボクサーだったけど、109回目の試合で片目を失明したの。
そのとき試合についていたのがフランキー。
彼は、怪我の状態をみてスクラップを止めたのだけど、
スクラップは彼の制止を聞かず戦い続けて、人生を棒にフッタ。

フランキーは、そのことをずっと引きずっている。

そのフランキーに志願するマギー。
はじめは嫌がっていた彼も、彼女の熱意に負けて
トレーニングを始める。応援者はスクラップ。

そして、どんどん頭角を現して
彼女は100万ドルを稼ぐボクサー目前まで登り詰めていくの。
フランキーから送られたガウンの背中には「モ・クシュラ」
ゲール語で書かれた意味を彼女は知らないけど、
ファンは彼女をモクシュラ!モクシュラ!と声援するの。

世界チャンピオンのドイツ女。
汚い手を使うけど、客には人気らしい。
その対戦で、形勢不利になった相手から反則のパンチをくらい
マギーは植物人間に・・・

マギーの運命と共に、観ているわたしたちまで
一気に落とされる瞬間。

その後は、フランキーの葛藤の日々・・
後悔・・後悔・・後悔・・
八つ当たりされても何も言わないスクラップの悲しい顔。
自分の人生を呪うことなく、自分を守れなかったとフランキーに誤るマギー

愛情のない彼女の腐った家族が絡んできて、
空気はずっしり重くなります。

モ・クシュラ「愛する者よ、お前はわたしの血だ」

最後は、愛するマギーの希望通り、
安らかな死を与えて去っていくフランキー。
その背には、今まで以上の十字架を背負って・・

全編を通して、モーガンフリーマンのナレーションで進行します。
淡々と静かに・・
終わったあと、ズシーンと鉛を飲んだような感覚になります。
単に泣ける映画ってわけじゃないですよ。






コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京タワー

2005年03月03日 | 映画とか舞台とか
江國香織の原作ってことで、ちょっとどーかな~って思ってたんだけど、
黒木瞳見たさに映画観てきました。

江國香織は「冷静と情熱のあいだ」を映画で観てすごくよかったので
原作を読んだのだが、けっきょく好きになれなかった。
辻仁成のほうは、すごくよかったけど・・・

登場人物のレベルが高すぎて、一般人としてひいてしまったのかもしれない。
とにかく、出てくる人全部が人生の勝ち組代表!みたいな人ばっかりなのだ。

この「東京タワー」もまさにそうだった。
黒木瞳演じるヒロインも、相手役の大学生岡田准一も
窓から東京タワーがでっかく見えるマンションに住んでいる。

それから、もう一組のカップル、
公式HPによると「ちょっと親しみを覚えるカップル」なのだそうだが・・・
そのふつーの主婦のはずの寺島しのぶはシトロエンを乗り回し、
相手役の松潤は医者の息子という設定。

ふ~~ん。
すごいですね。

まるで、ブランドモノばっかの雑誌をペラペラめくっているような映画です。
映像もきれいで、最高のものを見せてくれます。
音楽はノラ・ジョーンズと山下達郎。

レベルの高いスタッフとキャスト。
ヒロインは、黒木瞳さん以外には考えられません。
こんなセレブ且つ美人のありえない人物を現実化できる人はそういないでしょう。

岡田准一くん、カッコいい。
別荘に夫が踏み込んできて、服と靴を持ってはけるシーンも、
すごくカッコよかったです(爆)

ストーリー的にはどーなんでしょう・・・
つまり不倫なんですよね。
一昔前なら、中年のおっさんと女子大生・・みたいな。
そういう意味では、男女同権もここまできたと喜ぶべきか。

「恋はするものじゃなくて、落ちるものだ」
ってキャッチフレーズもわたしにはぜんぜん響かない。
これは潤いがないのか、それとも現実に満足しているからなのか。



割引券で観て、よかった。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スタレビのライブ

2005年02月20日 | 映画とか舞台とか
スターダストレビューのライブに行ってきました。
誰それ?
って感じですよね・・・あ!あ!熱烈ファンの方すみません。

実は知らなかったんですよ、この人たちのこと。
いつだったかBS2でライブ中継やってたのを見たのです。
めっちゃおもろいMCでダーリンとゲラゲラ笑ってみてました。

で、このおっちゃん(根本要って言うんだって)歌唱力もすごいんです。
いわゆる実力派?だけど、ブレークしてない・・・
あ!あ!ごめんなさ~~い(・_・;)

で、ある日、新聞の下のほうにライブの広告見つけたの。
ひらめいて、これに行きたいってダーリンに言うと、
「何でスタレビ?」って感じだったけど
発売日にはローソン行ってチケット取ってくれました。

発売スタート時間で既に17列目・・・ウソ
てっきり一桁台だと信じてたのに、お見それしました。
人気あるんだ~(10へえ)

予備知識が何もなくては、ステージが楽しくないと
その後、新しいアルバム「AQUA」のCDでお勉強。
当日に備えました。


小さい会場だったので、ステージが近くてよかったです。
すごいグループです。
もう最初から聞かせます。後半はずっと総立ちで飛んでました。
汗ぐっしょりになりました、着物だったのに・・・

スタレビって、バラードがいいんですよね。
きっとファンの年齢層も高いはずだから、
ぜったい椅子に座って見られると踏んでいたのだ。

ところが、2曲目から早くも立つ人が・・・
「お~い」と内心苦々しく思ってたら、3曲めで早くも総立ち・・・ガビ~ン!
でもここまでがオープニングで、このあと改めて挨拶があり、
根本さんが「次の曲はどうぞ座って聴いてください」と言ってくれたので、
みんなホッとして席についた。(みんな若くないんだから・・)
さすが、長いこと生きてはるだけありますな。
このへんの気遣いは、若い歌手にはできないことです。

このスタレビ、ヴォーカルだけでなく全員歌がうまいので、
ゴスペルも素晴らしいのだ。
そして、演奏テクニックもすごい・・・なぜかヴォーカルまで、すごいギターテク(◎o◎)

と、細々書いてもしかたない(?)ので、ここで曲目をど~んと紹介しちゃおう。
ネタバレで、嫌がられるかな?(抗議はスタレビメンバーのみ受け付けます)

Find My Way
メビウスの瞳
RUNNING
木蓮の涙
ふたり
Baby、It’s You
南風吹く丘で
本日のスープ
明日へ

Thank You
何やってんだろう
もう一度ハーバーライト
STAY MY BLUE
君のすべてが悲しい
AVERAGE YELLOW BAND
Babyとりあえずもっと
Keep On Rollin’
と・つ・ぜ・ん Fall In Love
銀座ネオン・パラダイス
夢伝説

あと、最後に「オルフェスの恋」

すごくよかったのは「もう一度ハーバーライト ピアノバージョン」
もう、会場には自分と根本さんしかいないと錯覚するくらいでした。
「AVERAGE YELLOW BAND」から最後までは
もう椅子は邪魔です。腕を振り上げ飛びました。


今日、会場にはもう一人着物の人がいました。
けっこう年上じゃないかな?
こげ茶系の小紋に明るい茶の名古屋帯で、すごく地味なコーデ。

わたしは、ヤフオクゲットコンビの塩鮭色ウールと半幅帯。
椅子にもたれることを考慮して、吉弥結びに・・
写真は、ライブのあと行ったイタメシ屋さんで。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイーダ

2005年02月02日 | 映画とか舞台とか
劇団四季のミュージカル「アイーダ」を観にいった。
大阪MBS劇場での公演は、今月の20日に千秋楽を迎えるので、
駆け込みセーフで観ておこうということになったのだ。
次は京都に来ることが決定しているんだけど・・・(笑)

アイーダ役の濱田めぐみさんは、ずば抜けています。
もうホントのアイーダみたいです。
感動しました。

でも、わたしが涙したシーンは、裏切られたことを知った王女が静かに歌うところ・・
いろんな舞台を観てるけど、感動したことはあっても泣いたのは初めてです。
引き込まれる作品でした。

四季では、「ハムレット」が一番いいと思ってます。
今もその意見はかわらないけど、でもアイーダも素晴らしいです。

さて、今日のわたしの着物は・・・
朝から大雪で電車遅れまくり~でも、根性で着物着ました。
当然、またポリエステル。
も~、今年何回目だ?
早く、ポリの手持ち充実させたほうがいいかも・・

オレンジ色の鮫小紋に、ブルーの袋帯。
小物は、最近お気に入りの抹茶シリーズ。
そして、茶色の和装コートにパープル系のショールは洋服用。

朝は、雨コートを中に着こんで足元すっかりガードしてました。
バックには、折りたたみ傘と草履カバーが入ってます。
今日は忘れたけど、白足袋の替えを持っていれば万全だと思いました。
(電車でおっさんに足踏まれて汚れたのだ。帰りでよかった・・)

防寒もばっちり。
ババシャツを前後逆に着てえもんを抜き、前は首から胸まで安全ピンで縫い縮めています。
カイロを付けた肌襦袢はニット。
裾よけの下にキュロット型のペチコートを履き、パンストはもちろん履きます。
(親指と人指し指の間をぐっと押さえながら足袋を履く)
足袋の中には、靴用のカイロ。これでばっちり(^_-)-☆

でも、館内は暑いんですよね~。
温度調節できるから、羽織よりやっぱコートのほうがいいと思う。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

火火

2005年01月23日 | 映画とか舞台とか
映画にいきました。火火
信楽の、実在する女性陶芸家とその息子(白血病で死亡)のお話。

もう10年くらいになるだろうか、
「賢一くんを救う会」が設立されて、脊髄のドナーを集める運動がありました。
うちの会社でも、多くの人が検査を受けました。
でも、条件に適合する人は一人も見つからなかった。
そして、彼は若くして死んでしまったの。

映画の冒頭で、早くも涙がこぼれました。
でも、全体的に笑いが多い映画です。
神山清子さんの人柄が、すごくいいです。
ゲラゲラ笑って、そしていっぱい泣きました。

とてもいい映画でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする